2014年 10月 09日
5日ぶりの古本
久しぶりに武蔵にある加能屋書店へ。ブルトン/エリュアール編『シュルレアリスム簡約辞典』(現代思潮社、1990年、第二版第二刷)500円など9冊買う。続いて、金沢文圃閣へ。平日の午後だったが、ガレージ均一には数人の客が手を真っ黒けにしながら古本を漁っていた。私もせっせと古本掘りに精を出す。洋書棚が一新されていてなかなか楽しかった。ジョイスとミルトンの研究書がけっこうあったが、どこかの文学研究者の蔵書なのだろう。買おうかどうか迷った本がいっぱいあったが、この手の研究書は買ってもしかたがないので自制。と言いつつ、Faber & Faber のペーパーバック数冊を含め14冊も買ってしまう。禁断症状はだいぶ治まったが、ついでなのでマックスバリュー敷地内のブックオフへ。が、邦枝完二『小説 子規』(河出文庫)を買うだけにとどまる。ここは日照り続きであんまりぱっとしないなあ。禁断症状がぶり返してきたので、野々市のブックオフへ駆け込むことにする。ここでは以前まで半額棚にあった本が108円棚に落ちているのが目についた。14冊買ったが、その一部は以下のようなもの。
・日影丈吉 『多角形』 (徳間文庫)
・深町真理子 『翻訳者の仕事部屋』 (ちくま文庫)
・文藝春秋編 『藤沢周平の世界』 (文春文庫)
・文藝春秋編 『なんだか・おかしな・人たち』 (同上)
・鷲巣力編 『加藤周一自選集1~3』 (岩波書店)
・中原清一郎 『未だ王化に染はず』 (福武書店)
・横尾忠則 『ARTのパワースポット』 (筑摩書房)
帰ってきてからピンチョンを読み継ぐ。現在、スロースロップはダンスホールのトイレにある便器に呑み込まれ、汚水にまみれながら大西洋に向かっている。
◆『重力の虹(上)』@134頁