2014年 05月 19日
5月中盤戦
ブックマーケットにふらふら行き、H・P・ラヴクラフト『ラヴクラフト全集(4)(5)(6)(7)(別巻上)(別巻下)』(創元推理文庫)を各210円で購入。これで創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』が揃った! 幸先がいい。何の?
<5月11日(日)>
久しぶりに竪町のオヨヨ書林へ。たくさん仕入れをされているようで、店先にも店内にも段ボール箱が山積みされている。ここには夢がありますね。店頭均一棚から、深沢七郎『笛吹川』(新潮文庫)、駒田信二/菊村到/尾崎秀樹編『現代小説ベスト10 男と女のいる風景』、『同 夜の回転木馬』、『同 水に映る雲』、『同 窓辺の孤独』(角川文庫)を各50円で購入。もっと頻繁に来たいと思った。うつのみやにも寄って、日下三蔵編『ミステリマガジン700 【国内篇】』、杉江恋松編『ミステリマガジン700 【海外篇】』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、『新潮 6月号』(新潮社)を購入。『ミステリマガジン700 【海外篇】』には、友人が翻訳したジョイス・キャロル・オーツの短編が収められている。めでたいことだ。『新潮』の最新号は創刊110周年記念特大号となっている。創作も対談も随筆もものすごく充実していて、立ち読みで済ませられるような内容ではなかった。文芸誌を買うのは久しぶり。「未来に届けたい一篇の小説」にあった青山真治の「金沢」に共感。こういう文章は手元に置いておきたい。
<5月13日(火)>
昼から駅西に出張。終わってから金沢文圃閣へ。いっぱい買ってしまう。栃折久美子『製本工房から』(冬樹社)、柳原良平『良平の横浜みなとスケッチ』(NTT出版)、和田芳恵『ひとつの文壇史』(新潮社)、島尾敏雄『内にむかう旅 島尾敏雄対談集』(泰流社)、リチャード・ド・ベリー『フィロビブロン 書物への愛』(函欠、大阪フォルム画廊出版部)、アシモフ他『恐怖のハロウィーン』(徳間文庫)、マードック『砂の城』(帯付、集英社文庫)、吾妻ひでお『アズマニア②』(ハヤカワ文庫)。手が真っ黒けじゃ。島尾敏雄の対談集には、つげ義春との対談が収められている。
<5月17日(土)>
ブックオフで、赤江瀑『獣林寺妖変』(講談社)と泡坂妻夫『ヨギガンジーの妖術』(新潮文庫)を買う。『獣林寺妖変』は赤江瀑の処女作品集。残念ながら3刷だったが、帯が付いていたので購入した。何よりもカバーがいいなあ。
<5月18日(日)>
ふと思い出して、金澤表参道で「よこっちょポッケまーと」をやっていることを思い出す。天気が良く、家族で出かける。「ポッケまーと」はいつ以来だろう。あうん堂さんやNYANCAFEさんが出店されているとばかり思っていたが、行ってみると一箱古本市常連のでっぱさんともう一人別の方が古本コーナーを担当されていた。ついにでっぱさんが古本屋に!と思ったが、どうやらそうではなかったらしい。3冊500円ということで、フォークナー『響きと怒り』(講談社文庫)、国枝史郎『八ヶ嶽の魔神』(講談社大衆文学館)、レイ・ブラッドベリ『メランコリイの妙薬』(早川書房)、マイケル・ヴェンチュラ『動物園 世界の終わる場所』(学研)、アントニイ・バークリー『ジャンピング・ジェニイ』(国書刊行会)、『桜庭一樹 ~物語る少女と野獣~』(角川書店)を選ぶ。なかなかの収穫。でっぱさん、ありがとうございました。表参道を行ったり来たりしながら気になったのが、スピーカーから流れてくるいい感じの音楽。最初BGMかと思ったが、お寺のところでやっているライブの様子を流していることに気づいて、それを聴きに行く。Asanogawa Sessionというバンドの方々。これがなかなかいい。自分が好きな曲ばかり演奏してくれるのでついつい最後まで聴き入ってしまった。そのうちの1曲にボブ・ディランの曲があったのだが、曲名が思い出せなかった。今も思い出せない。何だっけなあ。
ところで万歩計さん、最近かなり収穫量が増えているようで、うらやましいような恐ろしいような・・・。また6月が楽しみですね。