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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

週末の古本

昨日は午前中がっつり仕事をしてから、午後から文圃閣へ。久しぶりなので、なんかいい本が補充されていないかなあと。すると、店頭棚にほしかった文庫が並んでいた。久生十蘭『魔都 久生十蘭傑作選Ⅰ』(帯付、現代教養文庫)¥300、『死者は語らず 「宝石」傑作選集Ⅰ=本格推理編』『月下の殺人鬼 「宝石」傑作選集Ⅲ=怪奇幻想編』『天球を翔ける 「宝石」傑作選集Ⅴ=ハードボイルド・SF編』『モダン殺人倶楽部 新青年傑作選集Ⅱ推理編2』『骨まで凍る殺人事件 新青年傑作選集Ⅲ推理編3』(角川文庫)各¥150。これくらいの値段だと迷いなく買えます。

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今日は昼頃からふらふらと香林坊へ。宇宙軒で恒例の豚バラ定食を食べてから、まずはオヨヨさんへ。店頭の均一本がけっこうがらっと入れ替わっていたかも。前回寄ったときは空振りしてしまったが、今回はほしい本がありました。獅子文六『悦ちゃん』(角川文庫)葛西善蔵『椎の若葉・湖畔手記』(旺文社文庫)佐伯彰一『日本人の自伝』(講談社文庫)『東京人 1998年6月号 特集・神田神保町の歩き方。』『東京人 2002年2月号 特集・神田神保町の歩き方。Part2』などを各100円で。

そのあとラブロの古本市へ。本の量は少し増えているようだったが、時代物や歴史物の文庫本なんかが多くて、あんまり買えそうな本がないなあと思っていたら、そんな本の中にほしかった上林暁『武蔵野』(現代教養文庫)¥300がまぎれ込んでいた。ブラボー! だいぶくたびれていて、カバーの背のところが破れたりしているが、グラシン紙でくるめばそれも気にならないはず。50年前の文庫本に出会えてしあわせ。

このあと最後にうつのみやに寄って藤本義一『鬼の詩/生きいそぎの記 藤本義一傑作選』(河出文庫)バルドゥイン・グロラー『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(創元推理文庫)の2冊を購入して本日の古本漁りは終了。

帰り道、ふと思い出して、ムラハタに寄った。洋梨ケーキが1個しかなかったので、残りの2個はさくらんぼケーキにしてみた。

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気づいたら、来週もう一箱古本市だけど、仕事があるのでまたしても出店申し込みができなかった。おまけに来月も仕事とかぶっていてレレレのレ。6月にはなんとか参加できるといいんだけどなあ。
by anglophile | 2013-04-21 23:32 | 古本 | Comments(0)