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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

大阪の古本まつり本番

10月9日(日)、天満宮? 天神さん? 天王寺? 四天王寺? 「天」が多すぎて、混乱気味。でも、気分はもう古本祭り。午前中は、まず宿泊先のホテルにより近い「天神さんの古本まつり」から攻めてみた、つもり。
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大きい会場を想定していただけに、意外にこじんまりとしていた。本堂のぐるりに15(?)ほどの店がテントを広げていた。10時開始だとおもっていたが、なんかもう始まっているよ! 5分前行動が苦手な私にはつらいところ。最初は、これといった本が見つからないが、裏の方に行ってみるとなんだかいい感じのお店がたくさんあった。ハモニカ書店にはいい本がたくさん並んでいた。ちょっと見惚れてしまった。その裏側のお店に、アントニイ・バージェス選集が各500円で4冊出ていたので一括購入。
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はずみをつけていきたいところだが、そのあとは文庫などを数冊買った程度だった。100円均一コーナーもあったが、やや枯れ気味だったか。
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結局ここでの主な買い物は以下の通り。

・アントニイ・バージェス 『その瞳は太陽に似ず』、『戦慄』、『エンダビー氏の内側』、『MF』 (早川書房)
・池谷伊佐夫 『東京古書店グラフィティ』 (東京書籍)
・足立巻一 『石の星座』 (編集工房ノア)
・十返千鶴子 『夫恋記』 (新潮社)
・古井由吉 『眉雨』 (福武文庫)

2時間ほど滞在しただろうか。ここは無料で車をとめられたのでありがたかった。

続いて、南下し、「四天王寺秋の大古本祭り」へ。こちらの方は、天神さんとちがって、会場が広く、本の量が多い。め、めまいが。
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さっそく西側のクライン文庫の「3冊500円」、「3冊1000円」の棚を見て回る。100円均一もあったが、本が多すぎて全部見て回る気力がわかない。
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単行本を買いすぎたので、いったん車に荷物を置きに行ってから、今度は文庫本を中心に見て回る。均一ではない文庫棚にも、けっこう100~200円ぐらいの買ってもいいかなあとおもう文庫もあった。

結局、ここには4時間ほどいたようだ。駐車料金が... 主な購入本は以下の通り。

・金子光晴 『詩人』 (旺文社文庫)
・W・B・イェイツ 『薔薇 イェイツ詩集』 (角川文庫)
・横溝正史 『真説金田一耕助』 (同上)
・尾崎一雄 『ペンの散歩』 (中央公論社)
・栃折久美子 『森有正先生のこと』 (筑摩書房)
・中嶋宗是 『書物随筆 本の醍醐味』 (関西市民書房)
・井上義夫 『ロレンス 存在の闇』 (小沢書店)
・エイモス・チュツオーラ 『文無し男と絶叫女と罵り男の物語』 (リブロポート)
・庄野潤三 『クロッカスの花』 (冬樹社)
・虫明亜呂無 『シャガールの馬』 (講談社)
・サリンジャー 『バナナ魚日和』 (同上)
・田村隆一 『対談集 泉を求めて』 (朝日新聞社)
・四方田犬彦 『黄犬本 papers ’89~’90』 (扶桑社)
・松尾スズキ 『老人賭博』 (文藝春秋)
・『芸術新潮 1997年3月号 特集・村山槐多の詩』 (新潮社)

ホテルに戻ったころには、もう日も落ちかけていた。はげしく消耗したが、ビールはうまかった。(つづく)
by anglophile | 2011-10-11 23:41 | 古本県外遠征 | Comments(0)