2010年 11月 16日
Herman Melville: A Biography
こちらは、先日アマゾンのマーケットプレイスでいろいろ注文してしまったもののうちのひとつ。

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メルヴィル評伝の(おそらく)決定版 Hershel Parker, Herman Melville: A Biography Volume 1, 1819-1851 (The Johns Hopkins University Press, 1996) と Volume 2, 1851-1891 (2002) である。著者のハーシェル・パーカーはメルヴィル研究の権威の一人。どちらもハードカバーで、二冊あわせて二千頁近くになる超重量級の書物。今回購入したのは右のVolume 2 の方。Volume 1 は八年ほど前にちょっと入り用で購入してあった。そのときはVolume 2 も出版されたばかりで、二冊まとめて買おうかともおもったが、さすがに一冊五千円の書物を二冊も買うだけの勇気はなかった。八年を経て、五千円が千五百円ほどで買えるようになったので、自分で自分にゴーサインを出した。

内容は詳細を極めている。微に入り細を穿つとはこのことをいう。どのページを見ても、メルヴィルが何月何日に何をしたかが描かれている。百年も前に亡くなった作家の人生について、一人の学者がどうすればこれほどまで克明に描き出すことができるのかを私はうまく想像できない。晩年にはほとんど忘れ去られた作家となっていたメルヴィルであれば尚更である。私にとっては異次元空間といったところ。

これら二冊を前にしてみると怯んでしまう。さすがに、最初から最後まで通読できるとはおもえない。まあ、こういうのは持っていることに意味があるのだ(と自分に言い聞かせてみる)。それでも『白鯨』の出版前後の様子などは興味深く読んだし、あとはメルヴィルが晩年をどういうふうに送ったのかも知りたいところだ。そのうち読めるだろうか。
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by anglophile | 2010-11-16 22:29 | 読書 | Comments(0)


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