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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

出張の帰りに

今日は市外に一日出張。帰りにブックオフへ行くが、いまいち。気を取り直して3冊500円の某所へ。

・『松本竣介展』 (日本経済新聞社)
・雑誌『文学』編集部 『翻訳』 (岩波書店)
The Stories of Raymond Carver (Picador)

『松本竣介展』は昭和52年に新宿小田急百貨店で開かれた没後30年記念の図録。残念ながら赤線が数ヶ所に引いてあるが文句はありません。『翻訳』は雑誌『文学』の2つの翻訳関連特集号をまとめたものらしい。中野好夫と大岡信の対談から始まる、なかなか豪華な面々による文章が収められている。カーヴァーの短編集はHarvill Press から出ている分厚いのを持っているが、これはPicador 版。大きなヨレがあったので迷ったが、表紙のイラストがよかったので買った。
出張の帰りに_c0213681_20454135.jpg
うん、やっぱり買ってよかった。こういう絵は好きだ。左上の、人がテレビ画面の前に座っている絵はおそらく「大聖堂」を描いているのだろう。その下のテーブルに座っている男性の絵は「ささやかだけれど、役にたつこと」かな。ちなみに、このイラストを描いているのはClifford Harper という人。調べてみたらホームページのようなものがあった。ほかにどんな小説のイラストを描いているのか興味がある。
by anglophile | 2010-11-11 21:36 | 古本 | Comments(0)