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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

今日買った本

今日もあちこち行ってきた。もはや自制する術を持たないかのよう。

<一軒目:一〇五円>
・武田百合子 『富士日記(上)』 (中公文庫)
・武田百合子/野中ユリ 『ことばの食卓』 (ちくま文庫)
・ヴァージニア・ウルフ 『ヴァージニア・ウルフ短篇集』 (同上)
・佐藤正午 『小説の読み書き』 (岩波新書)

<二軒目:二冊四〇〇円>
・西村賢太 『暗渠の宿』 (新潮文庫)
・新藤兼人 『三文役者の死 正伝 殿山泰司』 (岩波現代文庫)

<三軒目:一〇五円>
・町田康 『テースト・オブ・苦虫2』 (中公文庫)
・古今亭志ん朝 『志ん朝の落語Ⅰ 男と女』 (ちくま文庫)
・山口瞳 『山口瞳「男性自身」傑作選 熟年篇』 (新潮文庫)
・『中央公論 2009年11月号』  ※善行堂さんの記事が載っている号をやっと見つけた!

<四軒目>
最後に帰り道にある「ブックマーケット」に寄ってみた。「ブックオフ」ほど品揃えも多くなく、あまり期待していなかったのだが、なんと久生十蘭があった。絶版になっている朝日文芸文庫二冊(『十字街』『魔都』)である。予想外の十蘭出現に胸が高鳴った。これが一〇五円なら文句なしだったが、そんな贅沢は言ってられない。手に持ったらもはや棚に戻すことなどできなかった。
by anglophile | 2010-06-20 20:17 | 古本 | Comments(0)