2010年 06月 10日
『Jブンガク』
と言っても、毎回番組を見ているわけではない。五分番組なので、照準が合わせにくくって。私が興味があるのは番組自体というよりもそのテキストである。様々な日本文学作品の一節を英訳とともに紹介してくれる。個人的には、ストライクな番組である。
今年扱われる作品は「近代クラシックス」である。二週間に一作品ずつ扱う。「4・5月号」では、太宰「ヴィヨンの妻」、鴎外「雁」、夢野久作「少女地獄」、子規「病牀六尺」、「6・7月号」では、漱石「道草」、荷風「濹東綺譚」、林芙美子「下駄で歩いた巴里」、堀辰雄「風立ちぬ」が紹介される。今年もおそらく半年のプログラムなのだろうが、この調子なら毎年続いてくれるのではないかと期待している。