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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

免許更新の後に

今日は午後から運転免許の更新に行き、そのあと文圃閣に寄ってみた。入り口にある「100~300円均一」が補充されているようだった。

・庄野潤三 『庭の山の木』 (冬樹社) ¥300
・永井龍男 『現代日本のエッセイ 散歩者』 (毎日新聞社) ¥150
・『喫煙室 ・くつろぎの時間』 (文藝春秋企画出版部) ¥100

『喫煙室』は『週刊文春』の連載記事をまとめたものらしい。執筆陣が多士済々で興味深い。とりあえず、内田樹、養老孟司、角田光代のエッセイを読んでみた。養老孟司の「誠心誠意」に感じ入る。
自分の家でくつろいで、庭を眺めながら、一服する。これがいまではいちばんいい。もともと煙草はそういうものであろう。近代生活は窮屈過ぎて、煙草のようにゆったりしたものとは、どうも折り合わない。煙草がゆったり吸えないような生活はヤメよう。いまはむしろそう思ったりする。それがなかなかできないのだが。
家に帰ったら、欧洲旅行に行っていた両親が土産を届けに寄っていったということだった。私への土産は、ポリーニの『平均率クラヴィーア曲集 第1巻』だった。とうとうポリーニもバッハに辿りついたのか、と感慨も深い。どうやらまだ第1巻だけで、第2巻はまだ出ていないらしいことをあとで知った。いずれにせよ、両親に深謝。
by anglophile | 2010-01-07 19:48 | 古本 | Comments(0)