人気ブログランキング | 話題のタグを見る

古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

『2666』進捗状況

現在読破中のロベルト・ボラーニョ『2666』がやっと半分を超えた。とはいえ、残りはまだ450頁あるわけだが。数頁しか読めない日もあったりで、遅読もいいところ。日々の雑文の最後に、わざわざ「読破メーター」なるものをつけ始めたのは、自分で自分を鼓舞するためである。今年中に読了できれば御の字といったところだろうか。

さて、数日前に5つあるパートのうちのパート4に取りかかった。このパートの副題はThe Part about the Crimes(「犯罪事件に関する話」)となっており、そのことからも分かるように、パート4では冒頭からメキシコのサンタテレサという町で次々に起こる女性を狙った殺人事件について新聞記事風に描写されていく。と同時に、合間合間に事件の捜査に関わる刑事や警官らの日常生活が描かれる。ここまで100頁ほど読み進んだが、被害者の女性も含めあまりにも多くの人物が出てくるので、「人物相関図」を作り始めることにした。むかし、ピンチョンの『V.』を読んだときも同じものを作ったことを思い出す。
『2666』進捗状況_c0213681_19303831.jpg
B5のコピー用紙にチマチマと書き始めたが、すぐにいっぱいになってしまった。このパートはまだ200頁ほど残っているのだが、はたして何枚必要になることやら。ちなみに、この作業のおかげか知らないが、スペイン語の名前(アルファベットの綴り)にはかなり詳しくなりました(笑)。

◆『2666』読破メーター:463頁
by anglophile | 2009-11-11 19:31 | 読書 | Comments(0)