タグ:阿部和重 ( 13 ) タグの人気記事

2016年 02月 11日
念願の図録を入手する
昨日は夕食後、定例の用事ついでにブックオフへ。5冊買ったが、珍しく108円の本はなかった。ジョージ・エリオット『世界文学全集 30・31 ミドルマーチⅠ・Ⅱ』(講談社)は2冊で400円。講談社文芸文庫で四分冊にもなっていた。でもこれ読むのかなあと買ったあとで思う。後藤明生『小説の快楽』(講談社)は760円。最晩年のエッセイ集。92年から97年までの群像新人賞の選評が収められていて、もちろん94年の受賞作「アメリカの夜」のも載っている。懐かしい。辞書コーナーで見つけた中村明『日本の作家 名表現辞典』(岩波書店)はお買い得の500円。岩波からはこれの前に『日本語 語感の辞典』というユニークなのも出ていて、ほんとはそっちが本命なんだけど、ま、いいや。そして5冊目が、ずっとほしいなあと指をくわえて見ているだけだった2008年ハンマースホイ展の図録『ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情』(日本経済新聞社)だ。ソフトカバーだと思っていたら、ハードカバーなのだな。そんなことより、これがまさかの500円! 帰ってきてからしばらく見惚れてしまった。値札シールにではなく、絵に。
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by anglophile | 2016-02-11 10:27 | 古本 | Comments(0)
2015年 06月 01日
先週の古本を振り返る
c0213681_21211537.jpgぱっとしないまま月末となってしまった5月の古本修行。そのまま終わるのもアレだったので、先週1週間は積極的に攻めてみた。写真はその収穫の一部である。

<5月25日(月)>
最近気づいたのが、野々市ブックオフの本の一部に200円の値札シールが貼られるようになったこと。それほど多くはないが、単行本半額棚の方に何冊か見つかった。今のところ108円棚の方には変化はないが、今後108円が200円になっていくのかどうか。この日買ったのは、『アントニイ・バージェス選集② 時計じかけのオレンジ』、『同⑦-1 エンダビー氏の内側』、『同⑧ MF』(早川書房)の3冊(各200円)。持っているような気がしたが、こんなマイナーな外国文学本がブックオフにあったということに感動してついつい。

<5月27日(水)>
棚にほとんど変化なし。かろうじて、半額棚から下りてきたらしいJ.M.クッツェー『マイケル・K』(ちくま文庫)を拾う。これは先月岩波文庫で復刊されてます。原書も持ってるけどまだ読んでない作品。

<5月30日(土)>
心を解き放つため、思い切って南方遠征を試みる。まず小松のブックオフで単行本350円セールを漁る。せどらーの方々の漁り方がものすごくて度肝を抜かれた。ある人などはおそらく前日に棚の様子を写メっておいたのだろう、それをプリントアウトしたものを持ってきて、それを見ながら高く売れそうな本を抜いている。荒技にもほどがあるが、あまりにも堂々としており、開いた口がふさがらなかった。口を開けながら自分が買ったのは、アレクサンドル・グリーン『消えた太陽』(国書刊行会)、アン・ファディマン『本の愉しみ、書棚の悩み』(草思社)、皆川博子『皆川博子作品精華 伝奇時代小説編』(白泉社)、阿部和重/伊坂幸太郎『キャプテンサンダーボルト』(文藝春秋)各350円の4冊。『キャプテンサンダーボルト』は阿部和重と伊坂幸太郎の合作小説。私が阿部の、妻が伊坂のファンなので、刊行当初より購入機会をうかがっていた。ついに入手!

小松からさらに南下して福井まで羽根をのばしてみた。数店まわったが、全体的にはいまいちだった。ただ、唯一ある店舗でなつかしい顔した一昔前の文庫をたくさん発見できたのがとても楽しかった。ここで買ったのが、上の写真にあるようなもの。モラヴィア『海辺のあいびき モラヴィア短篇集1』、山口瞳『世相講談(上)(下)』、殿山泰司『JAMJAM日記』、庄野英二『メルヘン諸島』(角川文庫)、小松左京『さらば幽霊 自選短編集』、P・セルー『鉄道大バザール(上)』(講談社文庫)、常盤新平『フランス風にさようなら』(旺文社文庫)、深沢七郎『流浪の手記』(徳間文庫)、サリンジャー『フラニーとズーイ』、アップダイク『カップルズ(下)』、ラッセル・ブラッドン『ウィンブルドン』(新潮文庫)、ウィル・ハリス『殺人詩篇』(ハヤカワ文庫)、東雅夫編『少女怪談』(学研M文庫)、『アイデア No.310 大特集:日本のタイポグラフィ 1995-2005』(2005年5月号、誠文堂新光社)などすべて108円。上巻とか下巻しかないのがあいかわらず謎である。

帰ってきてから、間髪入れず『キャプテンサンダーボルト』を読みはじめた。積んでおくと、先に読まれて結末などを言われてしまいそうなので。ちなみに、伊坂は読んだことがないが、冒頭部分は確実に阿部の文体である。

<5月31日(日)>
野々市のブックマーケットに行ってみると、閉店セールをやっていた。ついにここも閉店か。たしかにブックオフの一人勝ち状態ではある。本がすべて半額だったが、先週から始まっていたようで、棚にはだいぶ隙間が見られた。かろうじて比較的新しい文庫を手に入れられた。須賀敦子『塩一トンの読書』(河出文庫)¥150、土屋耕一『土屋耕一のガラクタ箱』(ちくま文庫)¥200、ヘレン・マクロイ『歌うダイアモンド』(創元推理文庫)¥300の3冊。
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by anglophile | 2015-06-01 18:20 | 古本県外遠征 | Comments(4)
2012年 08月 05日
クエーサーと13番目の柱
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阿部和重の最新作を読んだ。キンキラキンのカバーが禍々しい。『シンセミア』以降の作品(『グランド・フィナーレ』や『ピストルズ』)では、少女たちを主人公に設定することも多く、そのためなのか展開がややまったりとしていたように思うが、本書は阿部作品の中でも随一かもしれない疾走感に乗っておもしろく読めた。やっぱそうでなくちゃね。次回作もそんな感じでお願いします。
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by anglophile | 2012-08-05 23:52 | 読書 | Comments(0)
2012年 05月 16日
久しぶりの古本
今日は仕事が終わってから、延滞していた本を返しに県立図書館へ。新しく借りた本はなし。その帰りに、久しぶりに古本を買ったりする。

・佐々木敦 『SOFT&HARD』 (太田出版)
・武藤康史編 『里見弴 秋日和 彼岸花』 (夏目書房)
・石牟礼道子 『椿の海の記』 (朝日文庫)
・長田弘 『死者の贈り物』 (みすず書房)
・長田弘 『すべてきみに宛てた手紙』 (晶文社)

上3冊は文圃閣のガレージ3冊500円にて。佐々木敦本には、既読のものもあるが、阿部和重関係の文章がいくつか収められている。文学、音楽、映画、漫画ごったまぜの内容がなかなか刺激的な一冊だ。外国文学もたくさん出てきて興味をそそられる。例えば、「『筑摩世界文学大系68・ジョイス=オブライエン』(筑摩書房)を読む。普段はこの種の全集ものはまったく買わないのだが、これは書店で見つけるなり即購入。何しろ『スウィム・トゥー・バーズにて』の全訳が入っているのだ。その昔、あの伝説のラジカル純文学雑誌『海』で抄訳を読んで、『フィネガンズ・ウェイク』と同年に出版された、このメタフィクションの基本中の基本にハマった人は多いのではないだろうか。」(139頁) 里見弴の短篇集は、表紙がちょこっと草臥れているが、探していた本だったのでうれしい。カバーのミシンのイラストは和田誠。石牟礼道子のこの文庫本はあまり見かけないかも。長田弘の2冊はブックオフの105円棚にて。
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by anglophile | 2012-05-16 23:54 | 古本 | Comments(0)
2012年 01月 09日
風邪をひいて
年明けに風邪をひいてしまい、ここ1週間ほどずっと体調がすぐれない。妻は「富山なんかに行くからやん」と非難するが、あのときはいい本が買えたので体調はさほど悪くならず、むしろ恢復の一助となったのだった。が、そのあとまた微熱が出てしまったよ。こっそり買った古本はとりあえず車に隠しておけるが、微熱に伴う体調の悪さだけは隠しようがないので困った。マスク着用を義務づけられた。

それからはほとんど家でごろごろしていたのだが、数日前に誕生日がやってきたので、家族でちょっとだけ外出して、新刊書店で山田稔『残光のなかで』(講談社文芸文庫)などを誕生日プレゼントとして買ってもらったりした。

今日は、久生十蘭の新しい短篇集『十蘭レトリカ』(河出文庫)がもう並んでいるはずだと思い、再度新刊書店に足をのばした。あいかわらず渋いカバーで、しかも毎回ネーミングが秀逸である。単に『久生十蘭短篇集4』とかにしないところがすばらしいと思う。あとビミョーに頁数が増えていっているのもうれしい。

あと、『群像』(2月号)に阿部和重の最新小説「クエーサーと13番目の柱」の第1回目が連載されているらしいが、今日行った書店には『群像』だけなかった。きっとわざとだな。「短期集中連載」らしいが何回続くのだろう。
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by anglophile | 2012-01-09 23:55 | 読書 | Comments(4)
2011年 09月 07日
悶々々
今週に入り、愈々仕事が忙しくなってきた。怠け者に徹したいところだが、なかなかそういうわけにも行かぬ。明日、明後日は徹夜になるだろうか。おまけに今週末は休みがないので、出口の見えない真っ暗な洞窟を手探りで進んでいるようだ。そんな折、来月大阪に出張に行きませんか、という突然の申し出があった。8月に行ったばかりだったので、ちょっと迷ったが行くことにした。そのあと、こっそり調べてみたら、ちょうど10月初めに大阪では「四天王寺秋の大古本祭り」と「天神さんの古本祭り」があるじゃあないですか。カラダが1つじゃ足りません。日帰りだとキツいので、1泊できればいいんだが、果たしてそれはどうなのか。

今日帰りに本屋に寄ってきたが、荻原魚雷さんの『本と怠け者』(ちくま文庫)はまだのようだ。明日かな。あともう1つ、家に帰ってきたから知ったのだが、『群像』の10月号が特集「群像と私」というのを組んでいて、阿部和重が寄稿しているようだ。こちらも内容的に楽しみである。

今日のBGMはこちら。


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by anglophile | 2011-09-07 21:09 | 雑記 | Comments(0)
2010年 10月 13日
谷崎潤一郎賞   
先日、阿部和重の『ピストルズ』が今年度の谷崎賞を受賞したことについてふれたが、『中央公論』11月号に選評と著者の受賞の言葉が載っていたので、さっそく読んでみた。選考委員は、池澤夏樹、川上弘美、桐野夏生、筒井康隆、堀江敏幸の5氏。それぞれの言葉について私なりの印象を記しておきたい。

<池澤夏樹>
最初に「受賞に敢えて反対はしないが、しかし全面的賛成ではない」という微妙な言い方をしている。そして過去の阿部作品のおもしろさにもふれながら、「けれども『ピストルズ』には戸惑った」と述べている。この「戸惑い」は多くの人が感じたところだろうとおもう。かくいう私もまったく同じ感想を持ったのだった。また、「連載が好評で二十巻くらいまで本になってまだ続きそうなコミックを読む感じに似ている」という指摘はおもしろい。これは、強い敵を倒してもまたそれよりも強い敵が次から次へと出てきて、終わるタイミングを失した『ドラゴンボール』のことを言っているのだろうか?(ちなみに、『ドラゴンボールはいつ終わるか?』という本がある)しかし最後には、「阿部氏が次作でどんな方法を用いるかとても興味がある」とあり、戸惑いながらも阿部作品のさらなる飛躍を期待していることがわかる。

<川上弘美>
この人の選評にはこれといった印象を受けなかった。ただし、池澤同様、「語られた主体である菖蒲みずきの“別所での報告”がいつか書かれるとしたら、その物語は、いったいどのような物語となるのか。刮目して待ちたく思います」と述べている。

<桐野夏生>
この人の場合は、明らかな肯定派である。「一見雑駁、実は巧緻な世界を作り上げることによって、“少女”そのものを解体してしまった。“作家の企み”程度の言葉では収まらない」とかなりの評価を与えている。作品全体を包み込む妖しい雰囲気を「映画“ピクニック・アット・ハンギングロック”の、花びらを撒きながら笑いさざめく美少女たちと、その背後に聳え立つ、不吉な赤い岩」が醸し出す雰囲気に例えている。これはなかなか鋭い指摘だとおもう。この映画は『刑事ジョン・ブック』や『いまを生きる』で有名なピーター・ウィアーのほぼデビュー作で、私もむかし見たことを思い出した。映画の道を志したこともある阿部がこの映画を見ていないはずはない。桐野夏生、恐るべし!

<筒井康隆>
筒井は、他の選考委員から指摘のあったこの作品のいくつかの欠点を同じように認めながらも、その「文学的実験の壮大さ」を評価している。また、「この作品はどんな小説でも長ければ長いほど喜ばしいという真に小説の好きな人間へのプレゼントである」と最後に述べている。「長編」ということで思い出したが、かつて阿部和重は長編『シンセミア』を連載していた頃、どこかで長編を書くことへの憧れについて語っていた。そのなかで、やはり同じ時期に『新潮』で何回かに分けて発表されていた平野啓一郎の長編『葬送』に言及し、「平野氏も現在長編執筆中らしいので自分もがんばりたい」というようなニュアンスのことを語っていた。そういう意味では、上の筒井の言葉は阿部にとって励みになるものだろうとおもう。

<堀江敏幸>
作品全体のやや停滞気味な空気の原因を、「耳で覚えた話を文字に起こす作業に特有の、再構成にともなう若干の言葉の後れと、語っている現在だけに許された創造の速度のもつれあい」と分析していて、この人の鋭い感性をそこに感じた。こんな分析はちょっと普通ではできないなあ。すごいとしかいいようがない。この言葉を頭において、再読してみるとまたちがった魅力に気づけるかもしれない。まあ、当分再読するつもりはありませんが。堀江も次作への期待を最後に語っている。

以上だが、5氏に共通するのは次回作を期待するということだったようにおもう。「神町サーガ」第3作は果たしてどのような作品になるのか。たしかに楽しみだ。

さて、今回の他の候補作は何だったのか気になったのでちょっと調べてみたが、最近は候補作を公表していないようだ。でも、谷崎賞についてのおもしろいサイトを見つけた。これは小谷野敦氏が運営されているものだった。こんなサイトがあることは知らなかったなあ。歴代の谷崎賞に関するいろんなことがわかるのでなかなか勉強になる。過去には、候補作が公表されている時期もあったようだ。2つほど興味深かったことを書き留めておく。

・2004年の第40回は、現在選考委員の堀江敏幸の『雪沼とその周辺』が受賞作だった。小谷野氏の一口コメントは、「この年は阿部和重『シンセミア』が受賞すべきだった。芥川賞をとらずに谷崎賞をとるのは村上春樹の前例がある。とっていればその後の芥川賞受賞はなかっただろうが、志賀直哉のような堀江の短編集が谷崎賞にふさわしいとは思えない」と手厳しい。でも、『シンセミア』が受賞していてもなんらおかしくはなかったともおもう。

・1977年の第13回では、野呂邦暢の『諫早菖蒲日記』も候補になっていたことを初めて知った。このときの受賞作は島尾敏雄の『日の移ろい』だった。

谷崎賞だけあって、並んだ作家は錚々たる面々である。まあ文学賞はあくまで文学賞だが、過去の受賞作・候補作を見て、勝手に自分だけの感慨に浸るのもまた一興である。
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by anglophile | 2010-10-13 12:06 | 読書 | Comments(0)
2010年 08月 31日
阿部和重の谷崎賞
先週、谷崎賞が発表され、阿部和重の『ピストルズ』が受賞作に決まった、というニュースを今日知った。「えっ、そうなの!?」とおもわず声に出してしまったが、まあでもめでたいにはちがいない。審査委員は、池澤夏樹、川上弘美、筒井康隆、堀江敏幸、桐野夏生の5名。選評がそのうち『中央公論』に出るだろうから楽しみである。
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by anglophile | 2010-08-31 00:44 | 読書 | Comments(0)
2010年 05月 24日
Japanese Literature Publishing Project   
岩波新書の一冊に『翻訳家の仕事』というのがある。これは岩波書店編集部の編集によるもので、三七名の翻訳家のエッセイが収められている。鼓直、富士川義之、木村榮一、小田島雄志、若島正、と名前を書いていくだけでも、錚々たる面々であることがわかる。そして最後は、鈴木道彦の文章で締めくくられている。

このなかに、村上春樹の作品の英語翻訳者の一人として知られるアルフレッド・バーンバウム氏も文章を寄せていて、これを読むと、このエッセイを書いたであろう二〇〇六年時点で、池澤夏樹の『マシアス・ギリの失脚』を氏が翻訳中であることがわかる。おそらく二〇一〇年の現在も、まだ翻訳は完成していないはずである。気長に待ちたいところだ。

で、ネットで日本文学の英訳のことをいろいろと調べていたら、面白いページを見つけたので紹介しておこう。二〇〇二年に発足されたJapanese Literature Publishing Project(JLPP)のホームページである。明治以降の日本文学、特に現代の文学の中から一〇八作品をその翻訳対象に選び、これまでその多くがすでに出版されてきたようだ。右下のPDFファイルを開けば、現在準備中の作品について知ることができる。ここには一七作品が挙げられている。列挙してみよう。

・大岡信 『現代詩の鑑賞101』
・島田雅彦 『自由死刑』
・高橋克彦 『写楽殺人事件』
・立松和平 『日高』
・西村京太郎 『南神威島』
・坂東眞砂子 『曼陀羅道』
・伊井直行 『青猫家族輾転録』
・井上ひさし 『東京セブンローズ』
・江國香織 『神様のボート』
・車谷長吉 『赤目四十八瀧心中未遂』
・田辺聖子 『千すじの黒髪』
・富岡多恵子 『波打つ土地』
・日野啓三 『夢の島』
・松浦寿輝 『巴』
・リービ英雄 『星条旗の聞こえない部屋』
・阿部和重 『シンセミア』
・池澤夏樹 『マシアス・ギリの失脚』

たしかに『マシアス・ギリ』が入っている。しかし私は阿部和重の『シンセミア』が入っていることに驚いてしまった。両作品とも翻訳はバーンバウム氏ということだ。早く読んでみたいなあ。楽しみがまたひとつ増えた。
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by anglophile | 2010-05-24 19:08 | 読書 | Comments(0)
2010年 05月 20日
『ピストルズ』読了
阿部和重『ピストルズ』を読み終えた。前半はまったり、後半はすーっと読めた。評価はビミョーなところである。他の人たちがどんなふうにこの作品を評価しているのか気になるところ。さしあたって、『群像』(五月号)に掲載されていた蓮実重彦との対談が気になる。以前に最初の方だけ立ち読みしたのだけれど、けっこう面白いことを蓮実重彦が言っていて、ある意味さすがだなあと思ったのだが。近いうちに県立図書館にでも行って読んでこようと思っている。自分としては『シンセミア』の方がずっと面白かったというのが正直なところではある。

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善行堂さんに「サンポマガジン4号」を注文した。奈良の古本屋について知りたかったので。もう在庫があまりないようだが、なんとか購入できそうである。

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文圃閣に寄ってきた。文庫を五冊購入。

・田中小実昌 『乙女島のおとめ』 (集英社文庫)
・田村隆一 『小さな島からの手紙』 (同上)
・和田芳恵 『暗い流れ』 (同上)
・深沢七郎 『東北の神武たち』 (新潮文庫)
・長田弘 『箱舟時代』 (角川文庫)

集英社文庫が気になる今日この頃でした。
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by anglophile | 2010-05-20 16:54 | 古本 | Comments(0)