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2016年 06月 27日
6月の読書と古本
慢性的な金欠のため、思うように新刊が買えないものの、国書から出たドーキー・アーカイヴの2冊は真っ先に買いに行った。デイヴィス『虚構の男』は、ある村に住む平凡な男の話が徐々にSFに発展していく摩訶不思議な展開。もう一方のサーバン『人形つくり』は現在ちょっと苦戦中。はたして読了できるかどうか。サーバンを中断して読んだ町田康『ギケイキ』はおもしろく読んだ。これは全4巻らしいが、完結するまで興味が続くかどうか。今月買った古本は可もなく不可もなく。

・シュルツ/ゴンブロヴィッチ 『現代東欧文学全集6 肉桂色の店/クレプシドラ・サナトリウム/コスモス』 (恒文社) ¥200
・カルヴィーノ 『レ・コスミコミケ』 (早川書房) ¥108
・連城三紀彦 『夜よ鼠たちのために』 (新潮文庫) ¥260
・連城三紀彦 『宵待草夜情』 (新潮文庫) ¥260
・安西水丸 『70パーセントの青空』 (角川文庫) ¥108
・安西水丸 『東京美女散歩』 (講談社) ¥960
・小松左京/かんべむさし編 『さようなら、ロビンソン・クルーソー』 (集英社文庫) ¥108
・湯川豊 『須賀敦子を読む』 (新潮文庫) ¥108
・池島信平/嶋中鵬二 『文壇よもやま話(上)(下)』 (中公文庫) ¥216
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by anglophile | 2016-06-27 14:45 | 古本 | Comments(0)
2015年 08月 27日
買わずにはいられない本
午後から駅西方面で仕事。終了後、ちょっと気になっていた『この作家この10冊』(本の雑誌社)をチェックしにビーンズへ。新刊棚にそれはあったが、立ち読みで済ませ、その代わりに一月遅れで入荷していた山田稔『天野さんの傘』(編集工房ノア)を迷わず購入した。少し遅れてでも、こういう本を並べてくれるのはうれしい。
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by anglophile | 2015-08-27 23:32 | 読書 | Comments(0)
2014年 02月 03日
1月後半に買った新刊本と古本
c0213681_0205315.jpg通信販売を利用したり、うつのみやに出向いて買ったりした本。

・『ぽかん 03号』 (ぽかん編集室)
・『ぽかん別冊 昨日の眺め』 (ぽかん編集室)
・堀江敏幸 『戸惑う窓』 (中央公論新社)
・ミシェル・ウエルベック 『地図と領土』 (筑摩書房)

『ぽかん』はいくつかのブログで取り上げられていた大阪発の雑誌。ずっと前に1号を買おうかと思っていて結局買いそびれた雑誌だったが、今回のこの3号には読んでみたい記事がたくさんあったので買うことにした。判型の異なる大小4冊の冊子群。ちょっと類を見ないお楽しみ感がある。小学生の時に買ってもらっていた付録のある子供月刊誌を思い出した。『戸惑う窓』は窓に関する考察群。ワイエスの「海からの風」とかマチスの「夕方のノートルダム」などをネットで調べながら読んでいるのでなかなか進まない。『地図と領土』はすでに積読棚へ。

次は古本をもとめていつものコースを巡回してみる。可もなく不可もなくといったところ。

・日下三蔵 『ミステリ交差点』 (本の雑誌社) ¥300
・ウィリアム・バロウズ 『シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト』 (思潮社) ¥105
・ミラン・クンデラ 『生は彼方に』 (ハヤカワepi文庫) ¥105
・残雪/パオ・ニン 『暗夜/戦争の悲しみ』 (河出書房新社) ¥1000
・種村季弘 『江戸東京《奇想》徘徊記』 (朝日文庫) ¥240
・野村宏平 『ミステリーファンのための古書店ガイド』 (光文社文庫) ¥240
・横尾忠則 『8時起床、晴。』 (佼成出版社) ¥400
・橘外男 『橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇』 (中央書院) ¥800

c0213681_0325539.jpgブックオフ野々市店ではバロウズとクンデラを買う。クンデラのこういう文庫は見たことがなかった。次に諸江店に行くと、河出の池澤版世界文学全集が5冊ぐらい出ていた。残雪の初訳短篇集が入っているこの巻はぜひともほしかったのでうれしい。帯も付いていた。不思議だったのは、値札の上に「少々難あり」という楕円のラベルが貼られていたこと。そしてあるべき「難」がどこにも見当たらないこと。でも、そのおかげで500円くらい安く手に入ったのでオッケーである。下の4冊はラブロの古本コーナーで購入。今月から20%オフになったようだ。横尾忠則の日記がけっこうおもしろい。1978年から80年にかけてのことが事細かに書かれている。当時はインベーダーゲームが流行っていた時代で、横尾忠則もどうやら一時期ひまを見つけてはゲーセンに通っていたことがわかる。「またゲームセンターに行ってしまった」とか「我が家は子供より親が熱中している」とか「今日は自己最高点を記録」とかの言葉に親近感を覚えた。

そういえば、ラブロに行く途中にパティオの地下に移動したらしいヴィレッジヴァンガードを久しぶりに訪れた。ヴィレッジヴァンガードは前はラブロにあったのだけれど、ラブロが閉店するのでこちらに移ってきたのだろう。移転激しき竪町界隈。ところでヴィレッジヴァンガードって、地下がお好き? パティオでもやはり地下に店舗があった。中に入っていくと、以前よりはスペースが小さくなったのか、漫画コーナーがなくなっていて残念。しかし、あいかわらず破天荒な品揃えで、見ていて度肝を抜かれる。例えば、かつてインベーダーゲームにはまっていた美術家の全装幀集が10冊ぐらいかたまって柱を成していた。1万円近くもするのに! 財布に余裕があれば、1冊ぐらい買ってしまいそうなくらい感動した。ここには他の新刊書店では手に取れないような本があったりしてついつい応援したくなる。外国文学の棚も大きくはないが、なんだかあやしげなラインナップで、もしかしたら八木敏雄『マニエリスムのアメリカ』(研究社)なんて本が置いてありはしないかと思ったが、残念ながらなかった。でも、もう少しでそれが置かれていそうな雰囲気があるのが好ましい。そうそう、別の棚には、山本善行さん編集の『故郷の本箱 上林曉傑作随筆集』(夏葉社)が面陳されていた。もう、こういう本が置いてあるだけで合格なのである。
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by anglophile | 2014-02-03 22:47 | 古本 | Comments(0)
2013年 01月 27日
1月27日(日)
朝刊一面の三八に出ていた『イチョウの大冒険 世界でいちばん古い木』(冨山房インターナショナル)という絵本のタイトルを見て、その最後を「古い本」と読んでしまったのは私だけでしょうか。

今日は午前中、息子をそろばん検定の会場まで送っていき、検定が終わるまで、周辺の本屋(新古書店含む)でひまつぶし。金沢ビーンズに行ってみた。とりあえず新刊の武田泰淳『武田泰淳中国小説集 淫女と豪傑』(中公文庫)を買うことにして、それから講談社文芸文庫の棚へ。このビーンズの棚には絶版になった文芸文庫がちらほらあって見ていて楽しい。いつだったか、あるはずのない野呂邦暢『草のつるぎ/一滴の夏 野呂邦暢作品集』があったりしてびっくりしたこともあった。ずーっと置かれている本も多いので背が日焼けしていたりする。よほどでないと買おうとは思わないが、それでも今日はずーっと前からある気がする小山清『日日の麺麭/風貌』(講談社文芸文庫)を買うことにした。背が焼けて変色しているがまあいいや。この文庫は一昨年おとずれた阿佐ヶ谷のコンコ堂に800円であったけど、そのうち半額ぐらいで見つかるだろうと高を括って買わなかったが、ぜんぜん見かけない。やがて品切となってしまった。このあと、まだ時間があったので、ブックオフ北町店へ。司修『幻想童話館 青猫』(東京書籍)¥300と山田太一編『土地の記憶 浅草』(岩波現代文庫)を買う。『青猫』はいい買い物。美しい挿絵がたくさん入っていて思わず見入ってしまう。

帰ってきてから、朝刊一面三八に出ていた広告でもう1つ気になってきた『書聖 王羲之の書』(二玄社)をチェックするの忘れていたことに気づいた。
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by anglophile | 2013-01-27 22:27 | 古本 | Comments(4)
2013年 01月 14日
3連休の記録
<1月12日>
『みみずく古本市』をぱらぱら読む。「戦後、哲学科に入って分かったのは、日本の西欧学の御節料理のような主著主義だった。つまり、その時代に西欧の大古典とされた思想家の主著だけを読むのをカリキュラムにされる日常である。これは実に下らなかった。主著ぐらいは原典に即して明るくあるべきだし、時には暗記すべし。だが、それに終わってはダメ。雑書こそ発想源として親しめ。これが分かると、自分の生き方の方針が固まった。英文科に進んでも、その方針を自分で貫いた。書誌にもない雑書奇書のなかに玉と石とを分けてゆく眼を自分のリスクで養うこと。これが僕にとって最大の試練だし、これがまた実に心愉しい。」(363~364頁)という言葉にシビれた。さすがでございます。

午後、ブックオフへ。3連休はお決まりのセールをやっている。あんまり期待していなかったけど、澁澤龍彦『澁澤龍彦 西欧文芸批評集成』『澁澤龍彦 映画論集成』(河出文庫)高城高『函館水上警察』(創元推理文庫)ヴァージニア・ウルフ『オーランドー』(ちくま文庫)を2冊500円×2で購入することができた。

<1月13日>
Vintage から出ているラルフ・エリスンのカバーデザインが気になっている。すっきりしたデザインが好感触。衝動買いの誘惑に駆られる。

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<1月14日>
小雨は明日には雪に変わるかもしれない。午後から、石川県立美術館に「村田省蔵展」を見に行く。県立美術館に行くのは何年ぶりだろうか。もしかしたら今世紀初かも。村田省蔵という画家を知らなかったが、職場に貼ってあった展覧会のポスターを見て興味を持った。そのポスターには新潟県に見られるという稲架木(はさぎ)という木を描いた絵が使われていた。画家は近年この木をモチーフにした絵をたくさん描いている。真っ赤な夕陽に染まった稲架木を描いた「凛として」という一枚が印象に残った。

帰りに、買おうと思っていたウラジーミル・ナボコフ『ナボコフの文学講義(上)(下)』(河出文庫)モーリス・ブランショ『来るべき書物』(ちくま学芸文庫)フェルナンド・ペソア『新編 不穏の書、断章』(平凡社ライブラリー)をまとめ買い。4冊合わせると結構な金額になったので、妙な達成感があった。ついでに、古本でアラン・シリトー『見えない炎』(集英社)¥150も1冊買った。シリトーのこの本はちょっと珍しいみたい。
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by anglophile | 2013-01-14 22:04 | 古本 | Comments(0)
2012年 10月 31日
紀伊國屋書店~オヨヨ書林せせらぎ通り店
昨日、片町で飲み会があった。一九時開始だったので、慣例にしたがって、ちょっと早めに香林坊に行き、大和内の紀伊國屋書店を偵察することにする。どうやら『2666』が入荷しているらしいのだ。あまり訪れる機会がないのだが、数ヶ月前だったかに行ったとき、本棚の整理なのかなんなのか、文庫本がすごく少なくなっていたことがあった。それを見て、こちらは勝手に、あらら、なんか売り場を縮小しているのか、ああ残念、と思ったのだが、それは勘違いだったらしい。行ってみると、売り場が少し横へ移動し、さらに面積が以前の約2倍になっていた。思いこみはいけませんねえ。本の品数自体はさほど変わっていないようだったが、以前よりも全体のスペースにゆとりができていた。

さっそく『2666』をひと目拝もうと海外文学の棚に行ってみるが、見あたらない。そのかわり国書刊行会フェアを小規模ながらもやっていて、普通の本屋では見ることのできない分厚い本や大型本を見ることができた。無料配布の『国書刊行会 図書目録 2012』と『新編 バベルの図書館』のパンフレットがあったのでありがたく頂戴する。これらを手に入れられただけでも、来た甲斐があった。ささやかな喜びである。さて、『2666』だが、どう見ても外国文学棚にない。しかたがないので、レジにいた店員に訊ねてみた。すると、新刊棚にあったらしく、わざわざ持ってきてくれた。分厚い本はビニールにくるまれていた。それを外してもらってから、ぱらぱらと中身を確認する。本文は二段組になっているのだなあ。本文と訳者あとがきの冒頭に目を通した。ボラーニョの魅力を伝えるなかなかいい解説だと思った。この流れで行けば、本当は買うべきだったが、生憎雨が降りそうだったので今回は見送ることに。気持に余裕ができたときに買うことにしよう。その他、小冊子の『scripta』(紀伊國屋書店)と『星星峡』(幻冬舎)も1部ずつもらってきた。後者には、東浩紀の短篇「マーメイド・イニシエーション」が載っている。あと、編集後記に小沼丹の『白孔雀のいるホテル』のことが書かれていたので、なんか得した気分になった。

このあとまだ時間があったので、久しぶりにオヨヨ書林せせらぎ通り店へ。中に入っていくと、せせらぎさんがいらっしゃりご挨拶。今週末に開かれる『Coyote』復刊記念イベントの話をちょっとだけ伺う。まだ空きがあるそうで、どうしようか迷う。気持に余裕があったら行ってみたいと思うが、まだちょっと迷っている。こちらでは野坂昭如『妄想の軌跡』(旺文社文庫)を買った。

二二時頃、飲み会が終わって外に出ると、ざあざあの雨が降っていた。
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by anglophile | 2012-10-31 23:23 | 古本 | Comments(0)
2012年 10月 13日
今週の古本と読書(10月②)
<10月6日(土)>
三連休だというのに、風邪をひいてしまう。うううっ。夜、体調が最悪に。検温すると、38.8℃。完全にダウン。

<10月8日(月)>
体調がほぼ恢復したので外出。ビーンズにボラーニョを探しに行くが、やっぱり置いてなくって、代わりにジョージ秋山『ドストエフスキーの犬』(青林工藝舎)を買う。ボラーニョは気長に待つことにする。帰ってきてから、『ドストエフスキーの犬』を読む。これは短篇集で、最後に収められている表題作は切ない。巻末には、この「捨てがたき選集」を編集している大西祥平氏のジョージ秋山へのインタビューが載っている。あいかわらずノンシャランなのが面白い。

<10月10日(水)>
忙しい日々。暗い帰り道の途次、書店に寄って片岡義男『日本語と英語 その違いを楽しむ』(NHK出版新書)を購入。この人の英語関連書籍は必ず読まなければならない。

<10月11日(木)>
何度目かの結婚記念日ということで、家族3人で六角堂へ。満腹。帰宅後、「日本の古本屋」でめずらしく注文して今日届いた上林暁『流寓記』(博文館)を愛でる。函の天が半分ほど壊れていて、本体の方には強いシミがあったりするが、1000円は安い。函表面に傷はほとんどなく、その深緑色はきれいに残っている。注文して正解だった。収められている短篇数は12。「あとがき」は「『流寓記』は僕の第六創作集である」というようなおなじみの一文ではじまる。一冊一冊丹念に作品集を作り上げていった様子がうかがえる。

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<10月12日(金)>
今日はちょろっと仕事帰りに、『夢野久作全集1』(ちくま文庫)パトリック・ワルドベルグ『シュルレアリスム』(河出文庫)U・エーコ『前日島(上)(下)』(文春文庫)を各105円で買ったぐらい。
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by anglophile | 2012-10-13 20:00 | 古本 | Comments(0)
2012年 10月 05日
今週の古本と読書(10月①)
<10月1日(月)>
今日は加能屋書店武蔵店のオープン初日。このことは昨日の一箱古本市でも話題になっていた。HPによると、5年ぶりの店舗販売らしい。今のオヨヨさんのお店の真上の位置にあったのが思い出される。その後、転々とされて、ここ何年かは店売りはされていなかった。一方で、鳴和のスーパーに100円均一を出されてからもう何年たっただろうか。さて、私の方はそのうち行ければいいやとおもっていたが、夕方には古本心がムズムズしはじめ、仕事も早く切り上げることができたので、18時頃に武蔵ヶ辻へ向かうことにした。場所は、名鉄エムザ寄りの細い道を入ったところにある。閉店時間は19時。品揃えだが、思っていたほど多くはなく、意外な感じがした。全集類は少し高め。一方、文庫や単行本はけっこう買いやすい値段が付けられていたと思う。郷土資料の割合も高かった。今回は、中村光夫『谷崎潤一郎論』(復刊版、新潮文庫)200円、薄田泣菫『完本 茶話(上)(中)(下)』(冨山房百科文庫)500円、芥川比呂志『芥川比呂志エッセイ選集 全1巻』(新潮社)1000円を買った。今後に期待。

<10月2日(火)>
久しぶりに文圃閣へ。内田魯庵『社会百面相(上)(下)』(岩波文庫)420円。そのあとブックオフにも寄って、山口瞳『月曜日の朝、金曜日の夜』(新潮文庫)大村彦次郎『文士のいる風景』(ちくま文庫)チェーホフ『馬のような名字 チェーホフ傑作選』(河出文庫)を各105円で。

<10月3日(水)>
先日入手したジョージ秋山『ザ・ムーン①~⑥』(朝日ソノラマ)を読んだ。前半、『デロリンマン』に出てきたオロカメンが登場し大興奮。そのあと、「連合正義軍」というバイク集団になって、ババババババッと大量に出てきたのでまたまた大興奮。イナゴの大発生みたい。あれは完全に『イージーライダー』のピーター・フォンダを真似ている。結末は衝撃的だった。

<10月4日(木)>
今日はグールド没後30周年の日。これを記念して、今年はいろいろとCDやDVDが出ているようだが、あんまり興味が湧かない。『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』はなかなかよかったけど。あと、前に紹介した『On Television: Complete CBC Broadcasts 1954-1977』の日本版『グレン・グールド・オン・テレヴィジョン~カナダ放送協会全映像1954-1977』が来月発売らしいが、値段が篦棒に高いよ。定価36000円って。今アマゾンで予約すると26000円になるようだけど、それでも高すぎだ。

<10月5日(金)>
このブログを始めてから3年がたった。細々と続いている。この3年で買った本は何冊になるだろう。さて、今日はボラーニョの『2666』を求めて香林坊のうつのみやへ。勝木書店系列や明文堂系列の書店で見つけられないのはちょっとがっかりだった。ところが、うつのみやにもなかったのであきらめるしかなかった。売れた可能性もあるのだが。残る可能性はビーンズだけか。週末にでももう一回りすることにしよう。うつのみやでは、その代わりに、アンテナに引っかかったA・J・A・シモンズ『コルヴォーを探して』(早川書房)という本を購入。これは期待できます。
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by anglophile | 2012-10-05 19:32 | 古本 | Comments(2)
2012年 09月 16日
9月前半の古本と読書
今回は試験的にまとめて古本日記をつけてみた。そしたら、けっこう長くなってしまった。

<9月某日>
わけのわからぬ仕事がメジロオシの9月がはじまり、ココロはイカスミのごとくマックロケ。精神が不安定になってきたので、8月末の「今日のブックオフは一味ちがった」で気を良くした野々市のブックオフへ。なにかおこぼれはないかしらということで、音楽棚を流していたら、赤いカバーの本が目に留まった。宮本浩次『明日に向かって歩け!』(集英社)800円を捕獲。その数冊隣に同氏の『東京の空』(ロッキング・オン)800円もあったので、こちらもすかさず手に取る。よし、今日はこれで十分だ。しかし、念のために105円コーナーの音楽棚を調査してみたら、さらに『風に吹かれて エレファントカシマシの軌跡』(同前)があったから油断は禁物。きっと誰かがまとめて売ったのだろう。惜しむらくは、これら3冊に巻かれていたはずの帯がなかったということ。カバーに残るかすかな日焼けのあとで帯があったことがわかるのだ。不幸なことに、この店舗では持ち込まれた本に付いている帯は悉く捨てられてしまうことになっている。実に惜しいが、それは贅沢な話かもしれない。イカスミは完全に払拭された。

<9月某日>
最近はあんまりいい本が見つからない鳴和のスーパーへ。佐多稲子『愛とおそれと』(講談社文庫)をかろうじて拾って早々と退散。

<9月某日>
8月末に発売されたはずの東雅夫編『幻想文学講義:「幻想文学」インタビュー集成』(国書刊行会)を手にとってみたいが、KaBosや明文堂には置いてなかった。最終手段として、仕事場に出入りしているうつのみや書店のO氏に注文しておいたのだが、それが届いた。あわせて国書刊行会40周年記念の小冊子『私が選ぶ国書刊行会の3冊』も取りよせてもらった。国書刊行会への熱い想いにあふれており、こちらにまで感染しそう。

<9月8日(土)>
外食後、ブックオフ北町店と諸江店へ。前者は「本全品20%引き」らしい。これらの店で、開高健監修『洋酒天国1 酒と女と青春の巻』(新潮文庫)色川武大『生家へ』(講談社文芸文庫)白川静『文字逍遙』(平凡社ライブラリー)殿山泰司『JAMJAM日記』(ちくま文庫)米原万里『打ちのめされるようなすごい本』(文春文庫)を各105円で買う。

<9月9日(日)>
早朝から夕方まで小松へ出張。空き時間を利用して、ブックオフ小松店へ。もうね、それだけが愉しみなのよ。三島靖『木村伊兵衛と土門拳 写真とその生涯』(平凡社ライブラリー)佐藤良明『ラバーソウルの弾みかた ビートルズと60年代文化のゆくえ』(同)片岡義男『彼らと愉快に過ごす 僕の好きな道具について』(小学館)などを各105円で手に入れることができた。片岡義男の小説は読んだことがないが、エッセイは何冊か読んでいる。はじめて見た『彼らと愉快に過ごす』は1987年に出た本。なかなか凝った装幀だ。このあと、汗だくになりながら出張の続き。でも、いい本が買えたのでよしとする。

<9月12日(水)>
帰りに新刊書店へ。楽しみにしていた『本の雑誌』(本の雑誌社)。普段は立ち読みですましているけど、読みたい記事や特集がかぶると買うことにしている。10月号の特集は国書刊行会。この出版社ならこんな本も出してくれるだろうという願望が詰まった「この本を出してくれえ!」では、山崎まどかがデヴィッド・フォスター・ウォレスの Infinite Jest を挙げている。個人的には、その前にウィリアム・ギャディスでしょ、とおもう。その他、講談社文芸文庫の新刊から、葛西善蔵『贋物・父の葬式』『個人全集月報集 安岡章太郎全集 吉行淳之介全集 庄野潤三全集』を買う。全集の月報を1つにまとめて文庫で出す、というのはおもしろいアイディアだとおもう。

<9月13日(木)>
ここ最近は梅崎春生をずっとちびちび読んでいた。読んだのは、『ちくま日本文学全集 梅崎春生』(筑摩書房)『春日尾行』(近代生活社)の2冊。どちらも絶品であった。一番好きなのは「春の月」だろうか。登場人物が次から次へと変わっていくところがとてもいい。いわゆる映画的手法のひとつだろうとおもわれる。書き出し部分もなかなかよかった。夜、だれかのツイッターで紹介されていた「”あなたってる”という言葉の意味」というのをやってみた。「古本万歩計ってる」と入力してみて、その結果に大爆笑。その【言葉の意味】は、(1)すっかりやる気を失っているさま、(2)裏表が激しいようす、(3)心が病んでいる状態。(1)は大正解、(2)はそうかも、(3)は半分正解といったところか。

<9月14日(金)>
用事はないけど、香林坊へ。いや、ほんとはうつのみや本店に寄りたかったのだ。大型書店のどこにも見当たらない丸谷才一/池澤夏樹・編『怖い本と楽しい本 毎日新聞「今週の本棚」20年名作選(1998年~2004年)』(毎日新聞社)があるかどうかを確認しに。で、入荷しているかどうか調べてもらったら、ちゃんとありました。ビューティフル。これを確保してから、外国文学棚もチェック。興味をそそる新刊が何冊も並んでいる。それほど広い棚ではないけれど、いい品揃えだとおもった。アチョーッと気合いを入れて、その中から一番分厚いC・R・マチューリン『新装版 放浪者メルモス』(国書刊行会)をレジに持っていく。いつのまにか国書刊行会熱に罹っていたようだ。ピースしながら退店。フィーバー状態のまま、さらにその帰りに某所に寄ると、平凡社ライブラリーが大量に放出されているのを発見。が、学術系が多いので、興味を惹かれるものはあんまりないんだよなあ。おまけに105円ではなくて半額なのが惜しいよなあ。それでも、2冊だけ買うことにする。チャールズ・ラム『エリアのエッセイ』735円と多田智満子『神々の指紋 ギリシア神話逍遥』630円。それと、105円棚にあった村上春樹/安西水丸『ランゲルハンス島の午後』(光文社)も買った。言い訳を考えながら、帰途につく。

<9月16日(日)>
外食後、ブックオフ北町店と諸江店へ。これらの店で、田中小実昌『新編 かぶりつき人生』(河出文庫)出久根達郎『作家の値段』(講談社文庫)一海知義/林香奈/筧文生『漢語的不思議世界 空巣老人と男人婆』(岩波書店)山口瞳『草競馬流浪記』(毛筆署名・落款入り、新潮社)ヤスミナ・カドラ『テロル』(早川書房)を各105円で買う。
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by anglophile | 2012-09-16 23:34 | 古本 | Comments(0)
2012年 08月 20日
新刊2冊と古本4冊
・グスタフ・ルネ・ホッケ 『文学におけるマニエリスム 言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術』 (平凡社ライブラリー)
・植草甚一 『植草甚一コラージュ日記 東京1976』  (同上)

・オルハン・パムク 『父のトランク』 (藤原書店)
・エリザベス・ボウエン 『エヴァ・トラウト』 (国書刊行会)
・ニック・ケイヴ 『キング・インクⅡ ニック・ケイヴ詩集』 (思潮社)
・チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 『アメリカにいる、きみ』 (河出書房新社)
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by anglophile | 2012-08-20 22:15 | 古本 | Comments(0)