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2014年 09月 06日
ここ2週間くらいの古本
<福野アミュー古本市>
・ハンス・ヘニー・ヤーン 『鉛の夜』 (思潮社) ¥300
・徳永康元 『ブダペストの古本屋』 (ちくま文庫) ¥400
・尾崎一雄 『まぼろしの記/虫も樹も』 (講談社文芸文庫) ¥210
・ジョン・マグリーヴィ編 『グレン・グールド変奏曲』 (東京創元社) ¥320

<ブックオフ>
・蛭子能収 『正直エビス』 (新宿書房)
・ボルヘス他 『書物の王国1 架空の町』 (国書刊行会) ¥700
・南方熊楠 『南方熊楠コレクションⅢ 浄のセクソロジー』(河出文庫)

<ブックマーケット>
・洲之内徹 『芸術随想 しゃれのめす』 (世界文化社) ¥300

先週、福野アミューでまた古本市があった。初日にちょうど会場から比較的近いところに出張があったので、それが終わってから寄ってきた。文圃閣の雑多な品揃えが楽しかった。『グレン・グールド変奏曲』はもうずいぶん前に出た本。持っていたかどうかわからなかったが、安ければ買っておく。家に帰って確認してみたら持っていなかったことがわかった。

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9月28日(日)にまた「BOOK DAY とやま 一箱古本市」が開かれるとのこと。今回は募集箱数が20箱といつもの半分で、早めに申し込んでおかないとすぐにいっぱいになりそうだったので、さっそく申し込みを済ませた。ちょうど今月はこの日曜日だけがあいているので参加しない手はない。本の整理もかねて準備をしていこう。
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by anglophile | 2014-09-06 23:47 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2014年 08月 16日
大阪で買った本
今週はあれやこれやで大阪三昧。以下、古本レポートである。新刊もあるでよ。

<阪神夏の古書ノ市>
・『別冊幻想文学 中井英夫スペシャルⅠ・Ⅱ』 (幻想文学会出版局) ¥1200
・カルロス・フエンテス 『アルテミオ・クルスの死』 (新潮社) ¥2500
・草森紳一 『マンガ考』 (コダマプレス) ¥3000
・草森紳一 『マンガ・エロチシズム考』 (誠文堂新光社) ¥3000

たまたま泊まったホテルの近くに阪神百貨店があってそこで古本市が行われていた。何を措いてもまず足を運びますね。中古レコード市との同時開催。名前を聞いたことのある関西の古本屋がいくつか参加していた。古本スペースはそれほど広いわけではないが、出されている本がなかなかの品揃えで、とても刺激的だった。あれもこれも買えるほど値付けは甘くはないが、それでも探求本だった『アルテミオ・クルスの死』(カバーの状態はあまりよくない)などは良心的な値段で迷わず購入した。草森紳一の最初期本2冊は、「古本屋ツアー・イン・ジャパン」でかつて紹介されたときに興味を持った。『マンガ考』のイラストは真鍋博。

<丸善&ジュンク堂梅田店>
・野呂邦暢 『兵士の報酬 随筆コレクション1』、『小さな町にて 随筆コレクション2』 (みすず書房)
・北園克衛 『記号説 1924 ‐1941』、『単調な空間 1949 ‐1978』 (思潮社)

大都会のでっかい書店に行ってみよう企画を自分でこしらえて実践。梅田のジュンク堂に行ってみた。よくわからんが、丸善と合同出店なのか? さっそく品揃えをチェックしてみると、あるわ、あるわ、手に取ってみたかった新刊があれもこれもあって、ふるさとの書店とは異次元の空間。ほしかった上記4冊を迷わず購入。いやあ、すごかった、購入金額が。

<ブックオフ各店>
・開高健監修 『洋酒天国2』 (新潮文庫)
・多和田葉子 『雪の練習生』 (同上)
・西江雅之 『旅は風まかせ』 (中公文庫)
・津原泰水 『蘆屋家の崩壊』 (ちくま文庫)
・グレゴリ青山 『新装版 旅のグ』 (同上)
・木山捷平 『耳学問・尋三の春 他十一編』 (旺文社文庫)
・車谷長吉 『物狂ほしけれ』 (平凡社)
・風間完 『さし絵の余白に』 (文化出版局)
・ジョン・ファウルズ 『フランス軍中尉の女』 (サンリオ)
・坪内祐三 『変死するアメリカ作家たち』 (白水社) ¥210

もれなくブックオフにも行かねばならぬ。新潮文庫から多和田葉子が出てたのは知らなかった。なんか新鮮。というか、彼女の本はあんまり文庫化されていない。ドイツに住んでいるからなのか? 西江雅之や木山捷平の本は久しぶり。ポストモダニズム小説『フランス軍中尉の女』も掘り出しもの。表紙のメリル・ストリープの顔はすでにおなじみだが、映画のわりにこの本はまったくと云っていいほど見かけない。

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by anglophile | 2014-08-16 23:35 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2014年 04月 03日
福野アミューへ
c0213681_21423950.jpg昨日は早々に仕事を切り上げて福野アミューへ行ってきた。去年の8月に続き、また古本市が始まっている。金沢からは比較的近いので助かります。会場に着くと、オヨヨさんとせせらぎさんが作業をされていた。ざっと見たところ、出店されている古本屋さんは、オヨヨ書林、上関文庫、金沢文圃閣、宝の本の4店だったか。残念ながら加能屋さんのコーナーは見当たらず。まずは上関さんのワゴンを見ていくことにする。カービー・マッコーリー編『モダン・ホラー書下し傑作集 闇の展覧会1・2』(ハヤカワ文庫)各¥260と『夜想16 ボルヘス/レゾートル はみだした男』(ペヨトル工房)¥300を選ぶ。『闇の展覧会』にはけっこう面白そうな短篇が入っている。続いて、オヨヨさんのコーナーへ。ここでは、ピート・タウンゼント『四重人格』(晶文社)¥300と梅本洋一『映画はわれらもの』(青土社)¥300の2冊を選んだ。奥の方の文圃閣は品数が多かった。山田稔『スカトロジア』(福武文庫)¥210、近藤健児/田村道美/中島泉『絶版文庫三重奏』(青弓社)、中子真治『SFX映画の世界 完全版4』(講談社X文庫)¥105、アイザック・アシモフ『アシモフの雑学コレクション』(新潮文庫)¥105、中井英夫『黄泉戸喫』(東京創元社)¥315、中井英夫『磨かれた時間』(河出書房新社、線引きあり)¥525、『ぐりとぐら』シリーズ6冊(各¥260、カバ欠)とこまごまとたくさん買ってしまった。でも大満足。この中で掘り出し物だったのが、中井英夫の『黄泉戸喫』。題名は「よもつへぐい」と読むらしい。この本は中井の死後まもないころに出版された随筆集のようで、普及版も発売されたみたいだが、今回手に入れたのは函入りの限定300部の非売品の方だった。道理で函などに値段の表記がないわけだ。中井を象徴する薔薇の模様が箱や本体カバーにあしらわれていて瀟洒なたたずまい。裏見返しに助手だった本多正一による送付礼状が貼ってあった。これによると、関係者や会葬者らにこの限定版の本が配られたことがわかる。ちなみに、この本には100部限定本もあるらしい。
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by anglophile | 2014-04-03 21:53 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2013年 08月 28日
福野アミューの古本市
暮れなずむ晩夏の空を見ていた勤務時間終了直前、富山の福野アミューで恒例の古本市が今日からはじまっているという情報を入手しパチンと目が覚めた。この古本市には4、5年前に一度行ったことがあった。そのときはどこにでもありそうな文庫本を1冊買うに終わってしまい、なんだかなあとブツブツ言いながら帰ってきたのだったが、今思い返すと、「なんだかなあ」なのはこちらの古本探知能力(推定レベル2)だったことに気づく。そのときの徒労感が尾を引いて、それ以来、定期的に古本市が催されているのは知っていたが、足を運ぶのをためらっていたのだ。なのに、今日は無性に行きたくなってしまったのだから古本心はよくわからない。古本スイッチがいったんカチッと入ってしまったら、古本を買うまではスイッチがオフにならないので、これはもう行くしかありません。高岡や富山だったら遠くてさすがに車を走らせる気力はないが、福野だったら高速の小矢部ICを下りてちょっと行ったところだから、妻に怪しまれない時間に行って帰ってこれる距離だ。己の身の不自由さをかこちながらも、今ある状況下でできるかぎりのことをすればいいじゃないかと自分を励ましていざ出陣。はたして今回はいかに。

c0213681_232995.jpg福野アミューは中型のショッピングセンターみたいなところ。正面入り口を入っていくと、すぐ目の前の催事スペースで古本市が展開されていた。オヨヨさんの「古本300円均一」が目をひく。今回の出店はオヨヨ書林、加能屋書店、アテネ堂古書店、上関文庫、宝の本、一誠堂能瀬書店だったかな。北陸3県にまたがっている。わくわくしながらオヨヨさんの均一から見ていく。ある特定の作家の本がいろいろとかたまって出されていた。奥の方には、オヨヨさんの「特選コーナー」みたいなのがあって、500円~2000円ぐらいの本が出ていた。そこからマルグリット・ユルスナール『ピラネージの黒い脳髄』(白水社)1000円を買うことにする。ユルスナールもいろいろ読んでみたいと思っているけど、なかなか見つからない。この本は小説ではなく評論集。ピラネージの図版がたくさん入っていて見入ってしまう。時がたつのを忘れそうになるが、そうなると帰宅時間がまずいことになるので時間は気にしています。次に加能屋さんとアテネ堂のワゴンを見ていく。脇目もふらずに本の背を見ていたら、とつぜん声をかけられた。なんと古本よあけさんだった。魚津から仕事を終えて来られたとのこと。びっくりしました。よあけさんもびっくりされていた。ほんとはもっとゆっくり話したかったのだけど、時間制限があるので、少しお話ししてから、よあけさんも私も探索を再開。アテネ堂の棚からは前からほしかった矢内原伊作編『辻まことの世界』『続・辻まことの世界』(みすず書房)各500円を買うことにする。カバーのヤケが強かったけど、この値段ならためらわない。次に一誠堂ワゴンで、見たことのない内田良平『みんな笑ってる』(河出文庫)200円を手に取ってみた。カバーのイラストがいい。この人は俳優らしいが、自分は知らなかった。

c0213681_23255100.jpgこの時点で、残る古本スペースは3分の1。最後にレジの横から裏側にあるワゴンを見ていき、このときになってはじめて上関さんが出店されていることを知った。文芸関係のほかに、釣り関係の本や絵本・漫画もあっただろうか。文芸書を中心に見ていくと、まず飯吉光夫編訳『ヴァルザーの詩と小品』(みすず書房)1200円を見つける。毎度おなじみ「大人の本棚」シリーズ。ほしかった本が半額ならば買わないわけにはいかない。ヴァルザーはここ数年作品集がいろいろと出ていて、ちょっと気になっている作家。これで十分と思ったが、あっちの棚に行って、もう1回上関さんのワゴンに戻って見落としはないかとチェックしたら、題名の書かれていないボール紙の函に入っている本があって、なんだろうと思って抜いてみたら杉山平一『声を限りに』(思潮社)800円だった。これも買うことにする。あと、ほんとは写真右側に映っている吉増剛造の2冊のエッセイ集もほしかったが、買いすぎを気にして控えることにした。

ずいぶんと買ってしまったが、納得いく本がこんなに買えるとは思っていなかったので大満足。来た甲斐がありました。よあけさんに挨拶をして、店を出たのが7時ちょっと前。制限時間ギリギリの古本行脚となった。この古本市は9月3日までの開催だそうです。
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by anglophile | 2013-08-28 22:59 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2013年 08月 10日
東京の古本まつり②
東京滞在2日目。午前8時過ぎにホテルを出て、まだ開店していない古本屋の前を指をくわえて通り過ぎる。もったいないなあ、せっかく神保町に宿を取ったのに。でもまあ、出張先が市ヶ谷なので、神保町からは近くて便利でしょ、と自分に言い聞かせた。仕事の方は地味な講義だったが、得るものは多かった。講師の方は著名なアメリカ文学の翻訳家で、某著書から推測するに怖い人かなあと思っていたが、その話しぶりからするとなかなか温厚な方のようだった。読んだ英文のなかに Zadie Smith のエッセイがあって、これがとてもいい文章だった。名前しか知らなかったこの作家に興味を持つことができただけでも収穫。新潮クレストブックスから翻訳も出ていたのだなあ。今後チェックしなければ。

c0213681_20581712.jpgさて、仕事が終わり、あとは残り時間を利用して見聞を広めることとしよう。まず、高田馬場のBIGBOXへ。事前の即売展情報によって、ここで今日から「古書感謝市」が始まっている。前にも一度来たことがあったが、そのときは1階玄関前の広場で行われていた。今回はビル9階の特設会場で開かれ、暑くなくて好都合。会場にはほどよい数のお客さん。それにまじって私もしばし古本タイム。昨日の池袋よりは少し規模が小さいが、これくらいがちょうどいいかなあという感じだった。平台と本棚のほかに、平台の下にも本が置かれていた。下にある本はおいておいて、とりあえず目線を上に保ち見ていく。「古書現世」から大阪圭吉『とむらい機関車』『銀座幽霊』(創元推理文庫)各250円、小林信彦『袋小路の休日』(中公文庫)150円、獅子文六『胡椒息子』(角川文庫)150円、田中小実昌『コミマサ・シネノート』(晶文社)600円、保昌正夫『保昌正夫一巻本選集』(河出書房新社)1200円を買う。買いやすい値段がありがたい。それから、平台の下にある本を見ていくと、「安藤書店」のところでイヴリン・ウォー『ブライヅヘッドふたたび』(筑摩書房)500円を発見。これはうれしい。復刊版も持っているが、やはり元本の重みはちがうね。ちょうど50年前の本だ。

c0213681_23151244.jpg会場をあとにして、次の行き先をどうしようかと考える。早稲田の古本屋をまわるというのも悪くない考えだったが、飛行機の時間を考えたら、そんなにたくさん見て回ることはできない。そこで、新宿の京王百貨店で同じく今日から始まっている「東西老舗大古書市」に行くことにする。ここはデパート内なので、ものすごい人の数。出店数も昨日の池袋よりも多かったように思う。初日だけど、もはや掘り出し物なんて望めそうにない。肩の力を抜いて見て回る。何冊か買おうと手にした本があったが、いやでも今買わなくてもいいだろ、と思いとどまって棚に戻したりした。結局、ペーパーバックが少しまとまって出ていた「文雅新泉堂」から、Carson McCullers, The Member of the WeddingThe Ballad of the Sad Cafe and Other StoriesThe Heart is a Lonely Hunter (Bantam Books)各200円の3冊を購入した。60年代に出たバンタムのペーパーバック。読まれた跡がくっきりと皺になって背に刻まれている。日本の文庫本でこれくらいくたびれていたら買う気が起こらないが、むしろペーパーバックだとそういう読み込まれた跡が残っている方が似合っているように感じる。こんな感じで、最後はやや尻すぼみだが、もう必要と思われる古本摂取量はとうに超えたので、これにて終了となった。今回は複数の古本まつりがうまい具合にかぶってくれたので、ちょっとこれまでにないくらいの濃い時間をすごすことができた。しばらくは古本屋に行かなくても生きて行けそう。たぶん。
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by anglophile | 2013-08-10 02:12 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2013年 08月 09日
東京の古本まつり①
何しに行くって、仕事にきまってんじゃない。家を出るとき、「ほんとは何しに行くのか知ってるんだぞ~」という妻の声にかぶせるようにして玄関のドアを閉めたとき、自分の顔はたしかににやけていたかもしれない。久しぶりに東京出張が舞い込んできて、一昨日、昨日と東京に行って来た。妻は信じてくれなかったが、これは自分から望んだ出張だったわけではない。行けといわれたから、仕方なしに行くのである。でも、前夜、リュックサックの中に別のバッグを折りたたんで入れるのを妻には見られていた。「な、何入れるって、お、お土産にきまってんじゃない」と、彼女が何もいっていないのに、フライング気味に弁解してしまう自分。しかし、「日本の古本屋」のHPで即売展情報をチェックしていたことまでは彼女は知らないだろう。

c0213681_115296.jpg前泊が許されたので、一昨日の午前に小松から飛行機で羽田へ。昼前に到着し、昼食をとった後、JR乗り放題の都区内パス(730円)を購入し池袋に向かう。リブロ池袋本店でやっている「夏の古本まつり」の最終日。こういう大きな古本市は久しぶりだ。まあよくもこれだけいろんな本があるもんだなあ。最初の30分くらいはどこを見ていいかわからず、あっち行ったりこっち行ったり。買えるはずもないのに、全部見ようとするから時間もかかる。そんな下手くそな立ち回りをしながらも、少しずつ落ちついてきたので、ようやく本に手が伸び始める。聞いたことがあるような古本屋の名前もちらほらあった。まずは、ミステリ系などが非常に充実していた「ハーフノートブックス」からミステリとは関係のない八木義徳『家族のいる風景』(福武文庫)300円を買うことにする。均一コーナーみたいなのはないので、どの本もそこそこの値段が付いている。でも、よく見てみると200円くらいの本もけっこうまじっていることがわかった。そのあとも、いったん買おうと思っていた本を棚に戻したり、やっぱりあの本は買っておこうともう一度その棚に戻ったりと、古本うずまきの中で揉まれに揉まれる。一通り見終わって、買うべき本を頭のなかで思い描く。アウェーの身の故、あれもこれも買うわけにはいかない。結局、「ポラン書房」から加藤一雄『雪月花の近代』(京都新聞社)945円とフリオ・コルタサル『かくも激しく甘きニカラグア』(晶文社)735円を、「ほん吉」の棚から杉山平一『巡航船』(編集工房ノア)1575円を買うことにした。「ポラン書房」の棚はけっこう買いやすい値段で印象に残った。大泉学園にあるお店みたい。時間があれば行ってみたいな。

c0213681_13521539.jpgそんなこんなで気づけば時間はもう16時。3時間ほどいたのか。楽しかった。このあと、せっかく池袋に来たので、「往来座」にも足をのばすことにする。ここもいい雰囲気の古本屋だ。均一を見てから、店内でロレンス・ダレル『アヴィニョン五重奏Ⅰ ムッシュー』(河出書房新社)1100円と『アイデア No.314 特集・エミグレの歴史1984-2005』(2006年1月号、誠文堂新光社)2100円を購入。『アイデア』のお目当ては、ペンギンブックスから出ていた「グレート・アイデアズ(Great Ideas)」シリーズの小特集が組まれていたこと。ここ10年くらいにペンギンから次々と出たこれらの薄いペーパーバックのシリーズはどれも魅力的。全部買っていたらきりがないのだけど、私も何冊かそのデザインに惹かれて購入している。外に出ると、もう日が落ち始めている。さすがにもうホテルに行かないといけないので、ホテルのある神保町に向かうことにする。新宿経由でお茶の水まで行き、そこからホテルにたどり着いたのは19時すぎ。せっかく神保町にいるのに、もうほとんどの古本屋は閉まっていて残念無念。ホテルで一息ついてから、前から行ってみたいと思っていたカレーの「ボンディ」へ。なるほど、なかなかわかりづらい場所にありますね。でも、お客さんはいっぱいだった。濃厚なビーフカレーをいただく。さて、そのあとホテルに帰ってもすることがないので、もうひとふんばりしたくなった。神保町の古本屋は閉まっているが、ブックオフなら23時頃まで開いているはず。神保町にはブックオフはないけども、スマホで調べてみると飯田橋とか秋葉原にはあるようだ。どちらも駅前にあるようなので、わりかし行きやすそう。結局、飯田橋店に行くことにする。細長いビルだった。お客さんもたくさん来ていた。掘り出し物もさほど期待できなかったが、かろうじて、スティーヴン・キング『小説作法』(アーティストハウス)105円が買えたのでよかった。この本は、先月、小学館文庫から『書くことについて』と改題されて新訳で出たみたい。ホテルに帰ると11時近かった。もうぐったり。買った本を愛でる気力もなく、あとは泥のように眠るだけだった。
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by anglophile | 2013-08-09 14:49 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2011年 10月 11日
大阪の古本まつり本番
10月9日(日)、天満宮? 天神さん? 天王寺? 四天王寺? 「天」が多すぎて、混乱気味。でも、気分はもう古本祭り。午前中は、まず宿泊先のホテルにより近い「天神さんの古本まつり」から攻めてみた、つもり。
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大きい会場を想定していただけに、意外にこじんまりとしていた。本堂のぐるりに15(?)ほどの店がテントを広げていた。10時開始だとおもっていたが、なんかもう始まっているよ! 5分前行動が苦手な私にはつらいところ。最初は、これといった本が見つからないが、裏の方に行ってみるとなんだかいい感じのお店がたくさんあった。ハモニカ書店にはいい本がたくさん並んでいた。ちょっと見惚れてしまった。その裏側のお店に、アントニイ・バージェス選集が各500円で4冊出ていたので一括購入。
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はずみをつけていきたいところだが、そのあとは文庫などを数冊買った程度だった。100円均一コーナーもあったが、やや枯れ気味だったか。
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結局ここでの主な買い物は以下の通り。

・アントニイ・バージェス 『その瞳は太陽に似ず』、『戦慄』、『エンダビー氏の内側』、『MF』 (早川書房)
・池谷伊佐夫 『東京古書店グラフィティ』 (東京書籍)
・足立巻一 『石の星座』 (編集工房ノア)
・十返千鶴子 『夫恋記』 (新潮社)
・古井由吉 『眉雨』 (福武文庫)

2時間ほど滞在しただろうか。ここは無料で車をとめられたのでありがたかった。

続いて、南下し、「四天王寺秋の大古本祭り」へ。こちらの方は、天神さんとちがって、会場が広く、本の量が多い。め、めまいが。
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さっそく西側のクライン文庫の「3冊500円」、「3冊1000円」の棚を見て回る。100円均一もあったが、本が多すぎて全部見て回る気力がわかない。
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単行本を買いすぎたので、いったん車に荷物を置きに行ってから、今度は文庫本を中心に見て回る。均一ではない文庫棚にも、けっこう100~200円ぐらいの買ってもいいかなあとおもう文庫もあった。

結局、ここには4時間ほどいたようだ。駐車料金が... 主な購入本は以下の通り。

・金子光晴 『詩人』 (旺文社文庫)
・W・B・イェイツ 『薔薇 イェイツ詩集』 (角川文庫)
・横溝正史 『真説金田一耕助』 (同上)
・尾崎一雄 『ペンの散歩』 (中央公論社)
・栃折久美子 『森有正先生のこと』 (筑摩書房)
・中嶋宗是 『書物随筆 本の醍醐味』 (関西市民書房)
・井上義夫 『ロレンス 存在の闇』 (小沢書店)
・エイモス・チュツオーラ 『文無し男と絶叫女と罵り男の物語』 (リブロポート)
・庄野潤三 『クロッカスの花』 (冬樹社)
・虫明亜呂無 『シャガールの馬』 (講談社)
・サリンジャー 『バナナ魚日和』 (同上)
・田村隆一 『対談集 泉を求めて』 (朝日新聞社)
・四方田犬彦 『黄犬本 papers ’89~’90』 (扶桑社)
・松尾スズキ 『老人賭博』 (文藝春秋)
・『芸術新潮 1997年3月号 特集・村山槐多の詩』 (新潮社)

ホテルに戻ったころには、もう日も落ちかけていた。はげしく消耗したが、ビールはうまかった。(つづく)
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by anglophile | 2011-10-11 23:41 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2011年 08月 13日
京都で買った本
関西(古本)旅行最終日。午前11時にホテルをチェックアウトし、一路京都へ。高速道路のことはよく分からないのだが、名神ではなく第二京阪というのを使うとあっというまに京都に着いた。渋滞はなかった。そのまま下鴨神社をめざす。

正午過ぎに下鴨神社到着。北側の有料駐車場に車をとめる。時間を持て余しそうな妻と息子のことが気になるが、ガイドブックに載っていた団子屋に行きたいというのですばやく指示を出してやる。私はそのまま神社内部へ。見て回る時間は2時間は必要か。2人が団子屋に2時間もいるはずはないので、とにかく急ぐことに。
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古本の量、古書店の数に圧倒されて視線が定まらない。はじめは1店1店見て回っていたが埒があかないので、均一を中心に見ていくことにした。すると調子が出てきた。
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こちらの「100円均一コーナー」はすでに枯れ気味だったので、先を急ぐ。
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赤尾照文堂では「単行本3冊500円」をやっていた。最初は1冊500円だったのだろうか。単行本、全集端本など、けっこういい品揃えだったので、3冊3セット分を購入。ツーベース。ここで団子屋から早くも引き上げてきた妻と息子に追いつかれてしまった。「ほら、お父さん、またあんなに本を抱えているよ」と妻が私の様子を息子に伝えているが、聞こえないふりをする。
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次に松宮書店。表の方は単行本200円コーナーだが、奥の方に文庫100円均一がひっそりとおかれていて、個人的にはこれが走者一掃のタイムリースリーベース。15冊ぐらい買う。妻と息子が完全に時間を持て余し始めたのであせってきた。弥縫策として、かき氷の可能性を示唆してみた。するとかき氷を探しに行ってくれた。このへんからもう均一以外は見ないようにしていく。すると、あっというまに南側の入り口付近まで来てしまった。
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竹岡書店のペーパーバックコーナーを発見。かなりの量だ。英語だけでなく、ドイツ語やフランス語のもかなりあった。蔵書印や書き込み本などもあったので、3冊1000円という値段設定がビミョーだが、せっかくだからなんか買いたい。ペンギンマークを中心にザッと見る。
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アーノルド・ベネットとか、なかなかシブいラインナップ。すぐにイタロ・ズヴェーヴォの『ゼーノ』以外の1冊を見つけた。次に、アルフレート・デーブリーンの『ベルリン・アレクサンダー広場』も見つける。これはうれしかった。最後の1冊が決まらない。レオン・エデルのヘンリー・ジェイムズ伝2巻本の第2巻だけあって食指が動いたが、なんだか中途半端なのでそれはあきらめて、結局書き込みのある分厚いシャーロック・ホームズ全集を選ぶことにした。

ここでほぼタイムアップ。駐車場で「かき氷食べ隊」と合流して下鴨神社をあとにする。ここで買った本は大体以下の通り。やっぱり文庫ばっかりだ。

・アントニイ・バージェス 『ナポレオン交響曲』 (早川書房)
・中井英夫 『薔薇幻視』 (平凡社カラー新書)
・尾崎士郎 『相撲を見る眼』 (ベースボールマガジン社)
・篠田一士 『樹樹皆秋色』 (筑摩書房)
・郡司利男 『アダムのへそ』 (桐原書店)
・池島信平 『文学よもやま話 下』 (文藝春秋)
・佐多稲子 『年譜の行間』 (中公文庫)
・中村光夫 『文学回想 憂しと見し世』 (同上)
・近藤富枝 『相聞 文学者たちの愛の軌跡』 (同上)
・安部公房 『榎本武揚 改版』 (同上)
・富岡多恵子 『さまざまなうた 詩人と詩』 (文春文庫)
・萩原朔太郎 『詩集 青猫』 (創元文庫)
・マキノ雅裕 『映画渡世・天の巻』 (角川文庫)
・井伏鱒二 『人と人影』 (講談社文芸文庫)
・種村季弘編 『東京百話 地の巻』 (ちくま文庫)
・加藤周一 『日本文学史序説 上』 (ちくま学芸文庫)
・森まゆみ 『明治東京畸人傳』 (新潮文庫)
・徳川夢声 『徳川夢声の問答有用1』 (朝日文庫)
・徳川夢声 『徳川夢声の問答有用2』 (同上)
・Alfred Döblin, Berlin Alexanderplatz (Penguin Books)
・Italo Svevo, A Life (同上)
・Arthur Conan Doyle, The Penguin Complete Sherlock Holmes (同上)

このあと念願の善行堂に向かうべく、銀閣寺方面へ。時間を持て余しそうな妻と息子に銀閣寺の可能性を示唆してみたら、興味を示した。銀閣寺手前のコインパーキングに車を置き、別行動の私はいざ善行堂へ。時間があまりないので急いだ。
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すでに写真などで見慣れた店構え。すべてが洒落ている。入り口の均一箱をチェックしてから中に入った。

店主の山本さんとお客さんが1人いらっしゃった。短い挨拶だけ申し上げて本棚を見せてもらうことに。買い取りされたとおもわれる本が所狭しと並べられていた。ときどき聞こえてくる山本さんとお客さんの会話に耳をピクピクさせながら、入り口付近の文庫棚に張り付く。やがて年配の別のお客さんが来店。常連の方のようで、下鴨で買われた本などについて話をされていた。結局20分ほど店内にいて、次の3冊を買わせていただく。

・庄野潤三 『水の都』 (河出文庫)
・『関口良雄さんを憶う』 (夏葉社)
・上林暁 『星を撒いた街』 (同上)

夏葉社の2冊、特に上林の短篇集はぜひ善行堂でとおもっていたのでうれしい。支払いを済ませるときに少し話をさせていただいた。今度はもっと時間に余裕があるときに来てみたい。

このあとコインパーキングまでもどって2人と合流。まだまだ行きたいところはあったが、今回はここまで。家に着いたのは午後10時をまわっていた。
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by anglophile | 2011-08-13 23:26 | 古本県外遠征 | Comments(8)
2010年 10月 09日
今日買った本   
3連休の初日。まずは、午前中、子供のポケモンを買いに行くついでに、近場の新刊書店の古本コーナーへ。

・近藤富枝 『本郷菊富士ホテル』 (中公文庫) ¥120

昼からは家族を(半強制的に)連れて金沢駅構内の古本即売会へ。ここでは年に何回か地元の古本屋さんが集まって即売会が開かれる。文圃閣さんも出品されていた。その文庫コーナーはいい感じだった。しばらくグルグル回っていると龜鳴屋さんがいらっしゃてました。先日のお礼とご挨拶を申し上げる。今週末開催されている大阪の古本祭りのことを龜鳴屋さんもご存じで、二人で「うらやましいですねえ」とか「こっちは金沢でほそぼそとやりますか」などとしばし立ち話。お茶でもどうですか、とせっかく誘っていただいたのに、家族同伴だったため叶わず。次回はぜひ。

ここでは以下の2冊を購入。

・堀江敏幸 『郊外へ』 (白水uブックス)
・寺山修司 『幻想図書館』 (河出文庫)

そのあと紳士服屋を経て、ブックオフへ。セールはあいかわらずの文庫250円と単行本500円というもの。ところが、今日は珍しく欲しいと思う本があって、セールに便乗してたくさん買ってしまった。

<単行本500円>
・吉田篤弘 『圏外へ』 (小学館)
・中島らも 『何がおかしい』 (白夜書房)

<文庫250円>
・『岡本かの子全集 3/4/5』 (ちくま文庫)
・林尹夫 『わがいのち月明に燃ゆ』 (同上)
・東雅夫編 『文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子』 (同上)
・都筑道夫 『都筑道夫恐怖短篇集成Ⅰ 悪魔はあくまで悪魔である』 (同上)
・長田弘 『詩は友人を数える方法』 (講談社文芸文庫)

<105円>
・澁澤龍彦編 『言葉の標本箱 オブジェを求めて』 (河出文庫)
・有本芳水 『笛鳴りやまず ある日の作家たち』 (中公文庫)
・日本ペンクラブ編 『実験小説名作選』 (集英社文庫)
・白洲正子 『近江山河抄』 (講談社文芸文庫)
・丸谷才一 『闊歩する漱石』 (講談社文庫)
・久生十蘭 『地底獣国 久生十蘭傑作選Ⅲ』 (現代教養文庫)

『圏外へ』には上林暁の「二閑人交游図」への言及あり。『何がおかしい』はCD未開封。十蘭の教養文庫とはじめてブックオフで遭遇。うーん、すばらしい。
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by anglophile | 2010-10-09 21:31 | 古本 | Comments(0)