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2016年 12月 31日
今年の収穫
年末ということで、既に供給過多の状態にある部屋の本棚整理などを気まぐれにしてみるが、ゲームオーバーがないかわりにゲームクリアもない「倉庫番」をやっているようでまったく達成感が感じられない。ただぐるぐるぐるぐる本の塊を右から左へ動かしているだけ。

古本整理しながら、今年手に入れた本を思い返してみた。基本的にブックオフばっかだが、古本屋でも何冊かいい本が買えた。まず、佐藤有文『世界妖怪図鑑』と木谷恭介『地獄大図鑑』の2冊。去年ぐらいからジャガーバックスが何冊か復刊されていて、上記2冊もそれに含まれているが、オリジナルに優るものはなし。いずれも500円だった。長門芳郎『パイドパイパー・デイズ 私的音楽回想録1972-1989』をちょうど読んでいた時期に見つけた北中正和『風都市伝説』(音楽出版社)400円とか、署名入りの古井由吉『仮往生伝試文』(河出書房新社)が200円だったのもいい買いものだった。

ブックオフでの収穫。もはやかつてのブックオフとは似ても似つかない営業形態になってしまったわけだけども、足を運ぶ頻度をキープすればそれなりに得るものはある。なんといっても図録『ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情』(日本経済新聞社)が手に入ったのが今年のハイライト。500円。ヤフオクでもけっこう出ているが、軒並み4、5000円はしていて手が出なかった。他には、200円だった加藤周一編『近代の詩人 別巻 訳詩集』(潮出版社)は、詩よりも加藤周一自身の解説(訳詩雑談)が印象に残っている本。

文庫方面でもうれしい収穫があった。菅野昭正編『石川淳短篇小説選』(ちくま文庫)、カルヴィン・トムキンズ『優雅な生活が最高の復讐である』(新潮文庫)、皆川博子『水底の祭り』(文春文庫)の3冊。いずれもしばらく前から探していたもの。108円だったのもうれしい。あとは、ハヤカワ文庫のディクスン・カー/カーター・ディクスンを20冊くらいとハルキ文庫の小松左京を15冊くらいまとめて買ったりした。どちらも背が緑なんだな。それらはどこに置いてしまったのか、今目につく本棚のどこにも見つからない。

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by anglophile | 2016-12-31 17:15 | 古本 | Comments(0)
2016年 08月 29日
富山遠征
先週末は高岡のブックオフと福野アミューの古本市へ。

・都築響一 『珍世界紀行 ヨーロッパ編』 (ちくま文庫)
・殿山泰司 『三文役者のニッポンひとり旅』 (ちくま文庫)
・遠藤周作 『作家の日記』 (講談社文芸文庫)
・三好達治 『月の十日』 (講談社文芸文庫)
・伊藤整 『日本文壇史6』 (講談社文芸文庫)
・伊藤整 『日本文壇史8』 (講談社文芸文庫)
・伊藤整 『日本文壇史9』 (講談社文芸文庫)
・伊藤整 『日本文壇史12』 (講談社文芸文庫)
・酉島伝法 『皆勤の徒』 (創元SF文庫)
・江戸川乱歩 『江戸川乱歩全集 第26巻 幻影城』 (光文社文庫)
・皆川博子 『幻夏祭』 (読売新聞社) 300円
・北中正和 『風都市伝説 1970年代の街とロックの記憶から』 (音楽出版社) 400円

文庫は2冊で500円セール。いろいろ買ったが、胸ときめくものはほとんどなし。でも『皆勤の徒』はちょっと気になっていた本。読めるかどうかは別として。凄まじい造語の嵐が吹き荒れている。下の2冊は福野アミューの古本市にて。ちょうど長門芳郎『パイドパイパー・デイズ 私的音楽回想録 1972-1989』を読んでいたのだった。この時代の音楽夜話は興味が尽きない。

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by anglophile | 2016-08-29 14:40 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2016年 07月 03日
買わないで後悔するより買って後悔したい
昨日は駅西に行ってみた。まずブックオフ諸江店で、108円文庫棚からシンシア・アスキス他『淑やかな悪夢 英米女流怪談集』、レ・ファニュ他『恐怖の愉しみ(上)』、デ・ラ・メア他『恐怖の愉しみ(下)』(創元推理文庫)の3冊を買った。『恐怖の愉しみ』は上巻を新版で持っている。なので、下巻だけ買えば済むのだが、昨日見たのは背表紙に帆船マークの付いた旧デザインだったので、デザインが違えばそれはもう別の本なのだな。このあと北町店にも寄ってみたが、ここに関しては特記事項なし。行くだけストレスがたまるわ。これで帰ろうかと思ったが、あまりにもストレスフルなので、それを解消しにせせらぎさんに行くことにした。やはり定期的に行かないと。雨がぱらつきはじめていた。せせらぎさんの店内の雰囲気はいつ行っても癒されるなあ。スペースがゆったりしていて、本がほどよく溢れているのがいい。さて、奥の壁面棚を見ていたら、赤い背表紙が目についた。龜鳴屋の本だとすぐわかった。『稚兒殺し 倉田啓明譎作集』である。これは気になってはいたが定価が若干高くて買わずにいたらいつしか完売していた本。値段をちらと見ると定価よりちょっと高いくらい。ページ角折れがあるのが気になったのとそもそも金欠のはずだったことを思い出したが、皆川博子の「序」(旧字旧仮名で記されている)を読んだらもうそんなことはどうでもよくなったのでした。
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by anglophile | 2016-07-03 22:55 | 古本 | Comments(0)
2016年 05月 29日
先週から今週にかけて買った本
・伊藤整編 『百田宗治詩集』 (新潮文庫) ¥100
・マーガレット・ミラー 『見知らぬ者の墓』 (創元推理文庫) ¥460
・リチャード・ブローティガン 『チャイナタウンからの葉書』 (ちくま文庫) ¥410
・日下三蔵編 『怪奇探偵小説名作選(2)渡辺啓助集 地獄横丁』 (ちくま文庫) ¥710
・横溝正史 『金田一耕助のモノローグ』 (角川文庫) ¥108
・夢野久作 『ドグラ・マグラ(上)』 (講談社文庫) ¥108
・多和田葉子 『尼僧とキューピッドの弓』 (講談社文庫) ¥108
・水谷準 『殺人狂想曲』 (春陽文庫) ¥108
・レオノーレ・フライシャー 『天国から来たチャンピオン』 (ヘラルド出版) ¥108
・ダニエル・プール 『ディケンズの毛皮のコート/シャーロットの片思いの手紙』 (青土社) ¥108
・野村胡堂 『胡堂百話』 (中公文庫) ¥108
・泡坂妻夫 『ダイヤル7をまわす時』 (光文社文庫) ¥108

百田宗治だけ文圃閣で。それ以外はブックオフ。ブローティガンのちくま文庫は気づけば品切れで焦って探していた。日下三蔵編怪奇探偵小説シリーズのコンプリートはまだまだ先。『金田一耕助のモノローグ』はあんまり見かけたことがないので買ってみた。これはエッセイ集なのだな。ほほー、こういうのも入っていたんだ。講談社文庫の『ドグラ・マグラ』は初めて見たかも。黒背がいいな。『天国から来たチャンピオン』は同名映画のノベライゼーションもの。この映画は、むかし大学に入学したての頃にリスニング演習の授業で使われていた映画。字幕がないので苦労したが、懐かしい1本だ。

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by anglophile | 2016-05-29 20:44 | 古本県外遠征 | Comments(4)
2016年 03月 22日
年度末でバタバタ
今年はこまめにブログを更新しようと思っていたのに、はや3月にして停滞気味。仕事の方は年度末で忙しくなくはないが、更新がままならないというほどではないから、結局ブログに対する気持ちの問題なんだろな。

相変わらず古本は買っている。この三連休は名古屋に行く用事もあり、不真面目路線継続中である。以下、いつもの如く。

・会田誠 『青春と変態』 (ちくま文庫) ¥108
・庄野英二 『ロッテルダムの灯』 (講談社文芸文庫) ¥108
・コードウェイナー・スミス 『シェイヨルという名の星』 (ハヤカワ文庫) ¥108
・木村毅 『大衆文学十六講』 (中公文庫) ¥100
・岩阪恵子 『雨のち雨?』 (新潮社) ¥200
・マルセル・シュウォッブ 『少年十字軍』 (王国社) ¥1260
・『世界文学全集 短篇コレクションⅠ』 (河出書房新社) ¥1130
・ミシェル・ウエルベック 『プラットフォーム』 (角川書店) ¥100
・連城三紀彦 『夜よ鼠たちのために』 (新潮文庫) ¥108
・日下三蔵編 『怪奇探偵小説名作選(8)日影丈吉集 かむなぎうた』 (ちくま文庫) ¥650
・ロバート・ブロック 『アーカム計画』 (創元推理文庫) ¥360
・諏訪哲史 『りすん』 (講談社文庫) ¥87
・原武史 『レッドアローとスターハウス』 (新潮文庫) ¥108
・大原富枝 『ベンガルの憂愁 岡倉天心とインド女流詩人』 (ウェッジ文庫) ¥108

コードウェイナー・スミスは最近知ったSF作家。ハヤカワ文庫から再編集されて出ることになっている「人類補完機構」シリーズ(全3巻)は買うつもりでいる。ちくま文庫の日下三蔵編集怪奇探偵小説シリーズは、久しぶりに未所持のものを手に入れられた。日影丈吉といえば、去年河出文庫から『日影丈吉傑作館』というのが出た。重複するものは数編しかないので、両方とも買って損はないはず。望むらくは、河出文庫からもう何冊か出るといいなと思うけど。
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by anglophile | 2016-03-22 21:01 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2016年 02月 16日
古本番組
荻原魚雷さんを特集したスカパー番組を見た。『活字と自活』に載っていた写真で目にしていた古本風景。倉庫用としてもう一部屋借りているというのもしかしすごい話だ。汗牛充棟、本の量は我が部屋の比ではなかった。でも、うちもそろそろもう一部屋必要になってきたかも。番組は妻も一緒に見ていたが、パラフィンをかけたり、値札を剥がしているシーンで、私が日常的に同じことをしているからだろう、クスクス笑っていた。古本屋の映像としては、都丸書店や音羽館が映っていたかな。京都の映像もあった。シリーズ化してほしいと思った。さて、今日は久しぶりに行ったあっち側のブックマーケットで香山滋『ゴジラ』(ちくま文庫)を買った。450円也。
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by anglophile | 2016-02-16 21:38 | 古本 | Comments(0)
2016年 02月 07日
古本トラップ
2月になって気になる新刊がいろいろと出ているが全部買っていたらたちまち破産しそうなので、ここしばらくは書店に近づかないようにしている。古本だとあれこれ買ってもたかが知れているから破産などするものかと思うが、長い目で見れば、結局それらの新刊が全部買えるくらいに散財していることに愚かにも気づいていない現象を古本トラップにハマっているという。昼すぎに出かけたら古本トラップにハマってしまった。小一時間ほど古本と戯れ、チャトウィン『パタゴニア』(めるくまーる社)、ルシュディ『ムーア人の最後のため息』(河出書房新社)、滝田ゆう『昭和夢草紙』(新潮文庫)を計1290円で買った。ラシュディがルシュディなのはおいといて、『パタゴニア』は数年前に原書を買って少し読みかけたが意外に読みづらくそのままになっている。チャトウィンはここ数年復刊されたりしているが、結構いい値段で手が出ないんだな、これが。『パタゴニア』は池澤版世界文学全集にも入っているが、やはり元の単行本で持っていたい。と思ってしまうのが第二の古本トラップである。
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by anglophile | 2016-02-07 20:38 | 古本 | Comments(0)
2016年 01月 31日
1月最終日
本日は襟巻きも要らぬほどの陽気だった。午後、駅近くで用事を済ませてから、久しぶりにオヨヨ書林せせらぎ通り店へ。入り口にはずらっと雑誌コーナーができていた。そういえばテレビコマーシャルに何度かこのお店が使われていたのをふと思い出した。せせらぎさんにご挨拶してから本を見せてもらう。文庫の品揃えに変化があった。保坂和志『アウトブリード』(河出文庫)、マードック『魅惑者から逃れて』(集英社文庫)、幸田露伴『滑稽談』(市民文庫)を450円で買う。保坂和志のこのエッセイ集は知らなかったなあ。露伴の文庫は昭和28年発行。こういう文庫は持っていたい。
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by anglophile | 2016-01-31 21:21 | 古本 | Comments(0)
2016年 01月 30日
車を東へ走らせる
昨日は仕事の予定を我田引水気味にやりくりし、高岡のブックオフセール&福野アミューの古本市という古本ダブルヘッダーに、二兎追う者十兎を得るくらいの勢いとパッションで駆けつけた。ブックオフの方は久々の「文庫2冊で500円&単行本2冊で1200円」というやつ。いつぞやのときほどの大収穫はなかったが、それなりの本は買えたので足を運んだ甲斐はあったかな。高岡の2店舗では、ジュノ・ディアス『こうしてお前は彼女にフラれる』(新潮クレスト・ブックス)、井上ひさし『笑劇全集 完全版』(河出書房新社)、ジャン・ジュネ『ブレストの乱暴者』(河出文庫)、水上勉『壺坂幻想』(講談社文芸文庫)、小川国夫『流域』(集英社文庫)を1808円で買った。ディアスは『オスカー・ワオ』が積ん読である。『壺坂幻想』は名作「寺泊」と同時期の短編集らしい。水上勉の世界にときどき浸ってみたくなるのは、北陸に住んでいるからかもしれない。小川国夫の文庫だけ108円。こういう集英社文庫は無視するのがむずかしい。解説を藤枝静男が書いている。

一息つく暇もなく、高岡からそのまま南下し福野へ。アミューは買い物客でにぎわっていた。いつ以来だっけか。古本コーナーはいつもの場所で開催中だった。全体的に古本の量は少なめだったろうか。かろうじて、ロジェ・グルニエ『フラゴナールの婚約者』(みすず書房)、藤枝静男『田紳有楽/空気頭』(講談社文芸文庫)、石川淳『江戸文学掌記』(講談社文芸文庫)を見つけ買うことにした。石川淳は「黄金伝説」を読みたいのだけど、それを収録している文庫はどれも絶版のようなのでなかなか見つけられない。どこかの文学全集とかに入っていないのだろうか。
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by anglophile | 2016-01-30 23:05 | 古本 | Comments(0)
2016年 01月 16日
本日は休日出勤なり
仕事が終わってから文圃閣へ。土曜日はなんとなく文圃閣に行きたくなる。というか、土曜日にしか行けないのだけども。ガレージ均一に少し単行本が補充されていた。ユルスナール『三島あるいは空虚のヴィジョン』(河出書房新社)と朱牟田夏雄『翻訳の常識』(八潮出版社)を各200円で。前者は文庫にもなっているが見かけたことがない。後者はちょっとした掘り出し物。朱牟田には『英文をいかに読むか』という英文解釈参考書もあり、こちらは現在でも版を重ねている。数ヶ月前に、その朱牟田に師事した行方昭夫さんの『英文精読術』というのが出た。モームの短編「赤毛」を精読するといったもの。行方さんにはあまたの英文解釈指南本があるが、密度においては今回のモーム本が一番濃いかも。今の日本の英語教育に逆行するかのようなこういう本が出版される意義は大きいと思う。
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by anglophile | 2016-01-16 22:28 | 古本 | Comments(0)