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2014年 01月 22日
古本初め以後
c0213681_21245841.jpg1週間ほど前だったか、野々市のブックオフに行って105円単行本棚を漁っていたら、一冊が少し薄めの見慣れぬホームズ全集を発見した。よく見ると、ベアリング・グールドによる注釈がついたシリーズで、去年の夏、これのちくま文庫版を買ったのだった。出版社は東京図書というところ。80年代に出ていたようだ。数えてみたら、全21巻のうち17冊あった。ありがたく買うことにして、お正月にもらった20%割引券を使ったら全部で1428円だった! 今年最初の掘り出し物。それにしてもなんで4冊だけ抜けていたのか。

『本の雑誌』(本の雑誌社)の2月号を買った。特集が「古本屋で遊ぼう!」で、最初に載っているブックオフのみで仕入れをされている古本屋さんに大いに共感した。私も迷うことなくブックオフに通い続けることにしよう。

先週末、御経塚のブックオフが閉店になるというので仕事帰りに寄ってきた。この店自体は好立地のはずだが、思ったほど利益が上がらなかったのだろうか。県内から少しずつブックオフやブックマーケットがなくなっていくのはさびしい。最終セールとして本が半額になっていて、棚にはもうだいぶ隙間ができていた。最後の買い物として、堀江敏幸『未見坂』(新潮文庫)¥125、森山大道『昼の学校 夜の学校+』(平凡社ライブラリー)¥275、高野文子『絶対安全剃刀 高野文子作品集』(白泉社)¥150、ジョン・レノン『らりるれレノン ジョン・レノン・ナンセンス作品集』(筑摩書房)¥500を買った。『らりるれレノン』は佐藤良明訳。

ちくま文庫の新刊2冊を買った。岩本素白『素湯のような話:お菓子に散歩に骨董屋』高原英理編『リテラリーゴシック・イン・ジャパン:文学的ゴシック作品選』。素白はあとまわしにして、今は後者をぽつぽつ読んでいる。編者渾身の一冊。十年に一冊のアンソロジーではないかと思う。贈呈用にも適している。日本文学における「ゴシック」とは何かを知りたければこの本を読めばよい。続編を切望します。

お正月にもらった20%割引券がもう1枚あるので、別に行かなくてもいいのに、まんまとブックオフに吸い寄せられてしまう。ほしい本がなければ買わんぞ!と乗り込んだが、ほしい本があったのでよかった。よかった? 森見登美彦『聖なる怠け者の冒険』(朝日新聞出版)¥680、ミシェル・ウエルベック『素粒子』(ちくま文庫)¥520、加藤郁乎『後方見聞録』(学研M文庫)¥320、谷沢永一『紙つぶて(完全版)』(PHP文庫)¥360、滝田ゆう『滝田ゆう落語劇場(全)』(ちくま文庫)¥400、August Sander, Face of Our Time (Schirmer Art Books)¥84を買う。

昨秋出たシマウマ書房さんの『なごや古本屋案内』(風媒社)を探しているが書店では見つからず。そろそろアマゾンで購入かと思っていたら、大桑のカボスにあったのでびっくりした。旅行案内コーナーに置かれていたため、なかなか見つけられなかったけど。名古屋にまた行きたくなった。
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by anglophile | 2014-01-22 21:31 | 古本県外遠征 | Comments(5)
2012年 01月 02日
百年文庫
ポプラ社から出ている百年文庫は先ごろ全100巻が完結したようで、アンソロジー好きにとってはぜひとも一家に1セットほしいところ。仮に1冊ずつ集め始めたとしたら、けっこう時間がかかるだろうなあ。それに自分は古本メモをあまりマジメに付けていないので、どれを持っていてどれを持っていないかでそのうち余計な混乱が生じそうだ。したがって、狙うはでっかい化粧箱入りのセットとなる。

現在、第1期(50冊)、第2期(20冊)、第3期(30冊)と3つのセットが流通している。個人的には、ブックオフでこれまで2度第1期の50冊セットを見かけたことがある。1回目に見たものは、セット価格が15,000円(1冊300円)だった。定価が39,375円(税込)だから、これは半額以下になる。結構リーズナブルな値付けだなあとおもっていたが、さすがに即断できず見送った。次に行ったときにはもう売れていた。2回目に見たときは、20,000円(1冊400円)だった。これはもちろん高すぎるので問題の外だった。私としては、1冊200円以下で手に入れたい。となると、セットで10,000円以下ということになる。

さて、購入チャンスというのは不意に訪れるものである。年が改まり、現在、近くのブックオフでは本の半額セールを実施している。ただそんなに頻繁に品が入れ替わる感じでもないので、ここ最近は足が遠のいていた。今日もあまり期待せずに家族でそこを訪れた。私たちが入っていくとちょうどタイムセール実施直前だったらしく、過剰なアナウンスが鳴り響いていた。タイムセールの内容は、半額の対象となっていない105円の本が10分間だけ50円になるというもの。一応は105円棚を見て回るがときめくような本はない。と、ふらふら店内を逍遙していたら、文庫コーナー近くの別テーブルのところに大きな塊を発見。それは百年文庫の第1期50冊セットだった。

ここからはクールかつリアルに手順をふんでいかなければならない。この時点ですでにタイムセールのことはどうでもよくて、問題はこの百年文庫の塊を今回の半額セールというチャンスを活かして手に入れられるかどうかということになってきた。値札には19,500円とあった。ちょうど定価の半額ぐらい。もちろんそのままだったら買えないが、これがさらにセールで半額になるとすれば話は別である。次に確認すべきは、この塊が半額対象商品かどうかということ。というのも、ブックオフの半額セールは、なんでもかんでも半額ということではなさそうだからだ。そこには但し書きがあって、

1.105円の商品
2.値札に蛍光ペンで印が付けられている商品
3.高額商品

は半額の対象にならないことが多い。今回の場合、1はすでにクリアしており、2の蛍光ペンに関しても値札を見るとマーキングされていないのでクリア。問題は3の高額商品かどうかである。19,500円は明らかに高額商品のような気がするが、はたしてどうなのか。とりあえず、近くにいたまだ経験の浅そうな女性店員に塊が半額対象商品であるかどうか訊いてみた。ブックオフの店員というのはその対応が一様でないことがときどきある、ような気がする。ある店員はAだといい、別のセクションにいる別の店員はAではないということもある。さて、この女性店員はといえば、塊を様々な角度からチェックしおえてから、「半額になりますよ」といってくれた。とりあえず彼女の言質はいただいたので、あとはレジでの最終戦を突破できるかどうかとなった。

さて、レジにでっかい塊を持っていった。レジにはできるだけベテランの店員がいないほうがいい。さいわい、普通の男性店員がいてくれた。でも、気が小さい私は「これ、半額になりますか」とそのまま訊いてしまった。すると、その男性店員はちょっと迷っている。すかさず私は「向こうにいた方に訊いたら、半額になるといわれたんですが」と気の小さいことをとりあえずはいっておく。結局その男性店員はまわりの店員にいろいろ確認しながら、しかし最終的にはこともあろうか店長らしき男性店員を呼んできたよ。万事休すかとおもったが、塊を精査しながら店長らしき人物は「半額になりますね」といってくれた。ありがてぇ、とカイジならいったかもしれない。

ということで、19,500円(1冊390円)が、半額の9,750円(1冊195円)になり、さらに1dayサンクスパスが利用できたので、さらに10%割引で、8,775円(1冊175円)まで値下げすることに成功。うれしい買い物になった。
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by anglophile | 2012-01-02 23:20 | 古本 | Comments(0)
2011年 03月 07日
『戦争×文学』試し読み
帰りに、文芸文庫を3冊ばかし。

・中原中也 『中原中也全訳詩集』 (講談社文芸文庫)
・倉橋由美子 『反悲劇』 (同上)
・阿部昭 『大いなる日/司令の休暇』 (同上)

しめて760円也。

そのあと新刊書店にも寄ったのだけど、全集物の『戦争×文学』(集英社)の新しいパンフレット(前のよりもページ数が増えてより詳しい内容がわかる)と「試し読み」用冊子みたいなのがあって、またまたもらってきた。なんだか力の入れようが尋常じゃないかも。「試し読み」用の冊子なんて初めて見た。

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大きさはB6より少し大きい感じ。中身は、第1回配本の第8巻『アジア太平洋戦争』の最初の60頁ほどが載っている。したがって、太宰の「待つ」、上林暁の「歴史の日」、高村光太郎の「十二月八日の記」がまるごと読めるようになっている。なんか得した感じである。

あと、例えば、第5巻の『イマジネーションの戦争』には、伊藤計劃の「The Indifference Engine」なんてのも入っていて興味深い。
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by anglophile | 2011-03-07 17:47 | 読書 | Comments(0)
2011年 03月 06日
今日買った本
昨日2次会から帰ってきたら、偏頭痛に襲われ、苦しんだ。イヴをのんで鎮静化。風邪かとおもったが大丈夫のようだ。

今日は、コドモの用事でちょっと外出。嫌がるコドモをうまく騙くらかして1軒だけ寄ってきた。

・二畳庵主人加地伸行 『漢文法基礎』 (講談社学術文庫) ¥810
・鮎川哲也編 『怪奇探偵小説集①』 (ハルキ文庫)
・『怖い食卓』 (北宋社)
・村上春樹 『村上ラヂオ』 (マガジンハウス)
・『クロワッサン特別編集 向田邦子を旅する。』 (同上)

『漢文法基礎』は昨年出た噂の1冊か? 分厚さに魅力を感じて買ってしまった。アンソロジー物の『怪奇探偵小説集①』と『怖い食卓』は、おそらく同一人物が持ち込んだものだと思われる。後者の表紙には、アルチンボルドの絵が使われている。『向田邦子を旅する。』はレジ前のワゴンにあった。表紙の向田邦子の姿に惚れて購入。
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by anglophile | 2011-03-06 18:51 | 古本 | Comments(0)
2011年 02月 19日
戦争×文学
書店に行ったら、前にちょっとふれた『戦争×文学』のちゃんとしたパンフレットが置いてあったのでもらってきた。

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太平洋戦争だけでなく、朝鮮戦争、ベトナム戦争、米ソ冷戦、9・11などもテーマになっていて興味深い。全20巻で、集英社はかなり気合いが入っているみたいだ。装幀は、クラフト・エヴィング商會とのこと。
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by anglophile | 2011-02-19 22:37 | 読書 | Comments(0)
2011年 01月 18日
中学生までに読んでおきたい日本文学
中学生までに読んでおきたい日本文学の数々を完全スルーで過ごしてしまった未成年時代の穴埋めをしたいと私は常々おもっている。でも、基本ナマケモノなので、その穴が埋まる様子がまったくない。穴の縁の土がボロボロボロボロ崩れていくから、むしろ穴は大きくなるばかり、か。

何気なく開いた『新刊ニュース 2月号』(トーハン)に、角田光代さんと松田哲夫さんの対談が載っていた。対談のメインテーマである角田さんの近作『ツリーハウス』についての話はおいといて、昨年11月から刊行が始まっているらしい松田さん編集の『中学生までに読んでおきたい日本文学』(全10巻)というアンソロジーのことを知って、大いに興味をそそられた。出版元は、あすなろ書房という児童書関係の出版社である。こういうのが出ていたなんて知らなかった。現在第4巻まで出ていて、今月下旬には第5巻と第6巻が出る。来月と再来月も2巻ずつ出て完結するそうだ。

読書とは無縁の未成年時代をすごした私にとっては、このタイトルはストライクだ。ぐいぐいとこちらを引っぱろうとする力が感じられるし、文学的に空虚だった未成年時代の穴埋めができそうにもおもえてくる。このタイトルについて、上の対談ではこんなやりとりが交わされている。
角田 ラインナップを見て、読んだつもりでいても全く知らない短編がいくつもあるなと思いました。一つ一つの話の並べ方によっても、読み手の側にもう一つの物語ができますよね。
松田 それぞれ独立して面白い短編をテーマにそって並べていくと、そこに違うものが見えてくる。南の海の『島の果て』と北の大地の『鶴』を並べると、戦争末期の空気がにわかに漂ってくるんですね。編集の楽しいところです。
角田 「中学生までに」と限定しなくてもいいのに(笑)。
松田 逆にそういうタイトルにすると、「中学生までに読んでおけばよかったなあ」という人も買ってくれるかなと思って(笑)。
これは、私のことだと解釈する。気になるラインナップは以下の通り。
①悪人の物語
囈語(山村暮鳥)/昼日中老賊譚(森銑三)/鼠小僧次郎吉(芥川龍之介)/毒もみのすきな署長さん(宮沢賢治)/悪人礼賛(中野好夫)/少女(野口冨士男)/善人ハム(色川武大)/ある抗議書(菊池寛)/停車場で(小泉八雲)/見えない橋(吉村昭)/山に埋もれたる人生ある事(柳田国男)

②いのちの話
表札(石垣りん)/碁石を呑んだ八っちゃん(有島武郎)/梨花(吉野せい)/山椒大夫(森鴎外)/島の果て(島尾敏雄)/鶴(長谷川四郎)/夏の花(原民喜)/魚服記(太宰治)/極楽急行(海音寺潮五郎)/チョウチンアンコウについて(梅崎春生)

③おかしい話
夜までは(室生犀星)/蝗の大旅行(佐藤春夫)/虫のいろいろ(尾崎一雄)/カンチク先生(小沼丹)/泥坊三昧(内田百閒)/自転車日記(夏目漱石)/対話(砂について)(山本周五郎)/村のひと騒ぎ(坂口安吾)/あたま山(林家正蔵)/酢豆腐(桂文楽)/芝浜(桂三木助)/大発見(森鴎外)/日本人の微笑(小泉八雲)/来訪者(星新一)

④お金物語
告別式(山之口貘)/経済原理(山本周五郎)/塩百姓(獅子文六)/小さな王国(谷崎潤一郎)/マネー・エイジ(星新一)/貧の意地(太宰治)/寝押(中戸川吉二)/清貧の書(林芙美子)/陶古の女人(室生犀星)/無恒債者無恒心(内田百閒)/高瀬舟(森鴎外)

⑤家族の物語
おばあちゃん(金子光晴)/蜜柑(芥川龍之介)/洟をたらした神(吉野せい)/小さき者へ(有島武郎)/終焉(幸田文)/唐薯武士(海音寺潮五郎)/母を恋うる記(谷崎潤一郎)/風琴と魚の町(林芙美子)/同居(吉村昭)/かわうそ(向田邦子)/夫婦の一日(遠藤周作)/葬式の名人(川端康成)/へんろう宿(井伏鱒二)/黄金風景(太宰治)

⑥恋の物語
練習問題(阪田寛夫)/うけとり(木山捷平)/初恋(尾崎翠)/燃ゆる頬(堀辰雄)/人間椅子(江戸川乱歩)/カチカチ山(太宰治)/三原色(三島由紀夫)/好色(芥川龍之介)/藤十郎の恋(菊池寛)/土佐源氏(宮本常一)

⑦こころの話
自分の感受性くらい(茨木のり子)/多摩川探検隊(辻まこと)/少年の悲哀(国木田独歩)/童謡(吉行淳之介)/あくる朝の蝉(井上ひさし)/清兵衛と瓢箪(志賀直哉)/ひとり博打(色川武大)/山月記(中島敦)/入れ札(菊池寛)/志賀寺上人の恋(三島由紀夫)/刺青(谷崎潤一郎)/(幸田文)/おくま嘘歌(深沢七郎)/雀(太宰治)/ある(共生)の経験から(石原吉郎)

⑧こわい話
蛙の死(萩原朔太郎)/夢十夜 第3夜(夏目漱石)/豹(内田百閒)/白昼夢(江戸川乱歩)/箪笥(半村良)/利根の渡(岡本綺堂)/牛人(中島敦)/三浦右衛門の最後(菊池寛)/桜の森の満開の下(坂口安吾)/瓶詰地獄(夢野久作)/鏡(星新一)/お守り(山川方夫)/剃刀(志賀直哉)/鉄路に近く(島尾敏雄)/トカトントン(太宰治)

⑨食べる話
くらし(石垣りん)/小僧の神様(志賀直哉)/鮨(岡本かの子)/芋粥(芥川龍之介)/茶粥の記(矢田津世子)/冷や飯に沢庵(子母沢寛)/(幸田露伴)/ビスケット(森茉莉)/プレーン・オムレツ(伊丹十三)/いのちのともしび(深沢七郎)/幻の料理(種村季弘)/大食いでなければ(色川武大)/冨士屋ホテル(古川緑波)/ごはん(向田邦子)/枇杷/夏の終わり(武田百合子)/注文の多い料理店(宮沢賢治)

⑩ふしぎな話
死なない蛸(萩原朔太郎)/全骨類の少女たち(寺山修司)/化粧(川端康成)/愛撫(梶井基次郎)/秘密(谷崎潤一郎)/心(夏目漱石)/尽頭子(内田百閒)/猫の踊/猫が物いう話(森銑三)/美神(三島由紀夫)/怪夢(抄)(夢野久作)/おーい でてこーい(星新一)/侵入者(梅崎春生)/どんぐりと山狸(宮沢賢治)/魔術(芥川龍之介)/立礼(豊島与志雄)/名人伝(中島敦)/黄漠奇聞(稲垣足穂)
これらの内容は、松田さんが筑摩書房で編集された『ちくま文学の森』や『ちくま日本文学』に収められたものとかぶる部分もあり、まったくの新しいアンソロジーというわけではなさそうだが、それでもなかなかのラインナップではなかろうか。対象は小学校高学年から中学生あたりだろう。特に、小学生への配慮として、小学校5年生以上で習う漢字にはルビがふられているのというのもすばらしい。息子にも読ませてやりたい。余裕ができたら、購入を検討してみようか。
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by anglophile | 2011-01-18 18:17 | 読書 | Comments(0)
2010年 11月 03日
日々雑記
今日は昼すぎまで仕事。明日までに1つ書類を仕上げねばならない。昼すぎに一区切り付いたので帰宅。休日に丸一日仕事などしていられない。残りの半分は徹夜で仕上げることにして、息抜きとして、①ウトウトしながら大学野球の早慶戦をテレビで観戦し、②引き続き全日本剣道選手権を見て、③夕食前にふらっと本屋に行ってきた。①と②の間にはおそらく2時間ほどの昼寝が含まれている。

今日は「ブ」は不発。まあそうそう欲しい本があるものでもない。他の場所で以下のものを。

・岡林信康 『ぼくの歌の旅 ベアナックルレヴュー道中記』 (晶文社)
・鶴見俊輔他編 『新・ちくま文学の森』 (筑摩書房)

後者はほとんど衝動買いである。まだ車に半分置いてある。全部持って家に入る勇気がなかった。深夜以降に運び出そうとおもう。
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by anglophile | 2010-11-03 21:39 | 古本 | Comments(0)
2010年 10月 21日
今日買った本   
心の中にある古本の埃にまみれた指先が震えだしたので、帰りに「ブ」へ。105円棚から4冊。

・日本ペンクラブ編/赤瀬川原平選 『全日本貧乏物語』 (福武文庫)
・谷沢永一 『人生を豊かにする日本語』 (幻冬舎)
・栗林忠道 『硫黄島からの手紙』 (文春文庫)
・グレアム・グリーン 『グレアム・グリーン全集〈20〉 旦那さまを拝借 性生活喜劇12篇』 (早川書房)

『全日本貧乏物語』のようなアンソロジーは大切にしたいとおもう。105円棚にあった『硫黄島からの手紙』をレジに出したら、「250円です」と言われて、「えっ!?」と驚きの声をもらしてしまった。「105円棚にあったので、105円だとおもったんですが」と伝えると、店員の女性の方が丁寧に対応してくれて、結局105円にしてもらった。どっちでもよかったのだが、ラッキーといえばラッキー。こういうこともあるんだなあ。たまに105円棚に半額本が紛れ込んでいるのはやっかいだ。
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by anglophile | 2010-10-21 19:16 | 古本 | Comments(0)
2010年 01月 31日
クジラ冬眠中
週末はなんだかんだで結局ブックオフに行ってしまう私。

・倉橋由美子 『スミヤキストQの冒険』 (講談社文庫)
・倉橋由美子 『わたしのなかのかれへ (上)』 (同上)
・幸田露伴 『運命 他一篇』 (岩波文庫)
・吉行淳之介編 『文章読本』 (福武文庫)
・佐藤亜紀 『バルタザールの遍歴』 (文春文庫)
・桐野夏生編 『我等、同じ船に乗り 心に残る物語-日本文学秀作選』 (同上)
・江戸川乱歩 『江戸川乱歩全集 第8巻 目羅博士の不思議な犯罪』 (光文社文庫)

『文章読本』はかぶりだが、一〇五円でスルーするわけにはいかない。目次を見ているだけで涎が垂れる。最後の二冊は合わせて四〇〇円。文春文庫から「心に残る物語-日本文学秀作選」というアンソロジーが出ていることを知らなかった。これは昨年文春文庫が創刊三五周年を記念して企画されたものらしい。桐野夏生の他に、山田詠美、石田衣良、沢木耕太郎が編者になっている。どれもこれも魅力的な内容になっているようだ。うーん、これは是非集めたい。

桐野編には、「孤島夢」(島尾敏雄)、「その夜」(島尾ミホ)、「菊枕」(松本清張)、「骨」(林芙美子)、「芋虫」(江戸川乱歩)、「忠直卿行状記」(菊池寛)、「水仙」(太宰治)、「ねむり姫」(澁澤龍彦)、「戦争と一人の女」(坂口安吾)、「続戦争と一人の女」(坂口安吾)、「鍵」(谷崎潤一郎)の十一編が収められている。桐野さんの編集の仕方が面白い。
傑作選のタイトルは、「我等、同じ船に乗り」である。同じ船に乗るからには、その小説と対になる作品や、関係性の函に嵌り込んで生きる人々の、窮屈かつ自由な話などを、敢えて選んだ。
すべてが対になっているわけではないが、こういう編集の仕方もあるんだ!と感心してしまった。読むのがますます楽しみになってきた。ちなみに桐野さんは金沢生まれである。
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by anglophile | 2010-01-31 20:30 | 古本 | Comments(0)
2010年 01月 17日
平凡な一日   
特に用事もないが、なんとなく外出。結局いつものコース。ブックオフで、家にあったプレステ2用のゲームソフトを持ち込み、買い取ってもらう。二束三文であった。

書籍は特にセールもやっておらず、一〇五円棚のみを見て回る。

・松田優作・丸山昇一 『松田優作+丸山昇一 未発表シナリオ集』 (幻冬舎アウトロー文庫)
・門田勲 『古い手帖』 (朝日文庫)
・久間十義 『世紀末鯨鯢記』 (河出文庫)
・イングリット・フジ子・ヘミング 『天使への扉』 (知恵の森文庫)
・森鴎外 『舞姫 雁 阿部一族 山椒大夫 外八編』 (文春文庫)
・角川書店編 『犬の話』 (角川文庫)
・コナン・ドイル 『北極星号の船長』 (創元推理文庫)
・林望 『大増補 新編輯 イギリス観察辞典』 (平凡社ライブラリー)
・向井敏 『真夜中の喝采 新編読書遊記』 (講談社)

『未発表シナリオ集』には中上健次の文章があるのでチェック。『古い手帖』の裏表紙に「川端康成をして「目のさめるような文章術」と唸らせた大記者の、痛快な随筆集」とあるので素通りできず。ところで、「大記者の」の後になぜ読点があるのだろうか?『世紀末鯨鯢記』は、その徹底した『白鯨』の模倣ぶりが興味深い。久間十義は朝日新聞社から出ていた『週刊朝日百科 世界の文学』の「南北アメリカ① メルヴィル、エドガー・アラン・ポーほか」にも「反近代小説『白鯨』の語り」という小文を寄せている。本書の解説は、講談社文芸文庫『白鯨』の訳者である千石英世が書いている。鴎外の文春文庫はなんてことはないアンソロジーだが、絶版なのでついつい買ってしまう。このシリーズの中島敦と梶井基次郎が合体したやつも持っている。『犬の話』もなんてことはないのだけれど、アンソロジーものなので。そういえば、先月中公文庫に入ったクラフト・エヴィング商會編集の『犬』も気になるところ。たしか『猫』もあったはず。『イギリス観察辞典』は平凡社ライブラリーなので買っておく。ただ、この著者に興味はない。解説は丸谷才一が書いている。

帰りにラーメン屋に寄る。そこで北陸中日新聞に何気なく目を通していたら、オヨヨ書林の記事が載っていた。ご店主は富山出身の方であることを知った。
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by anglophile | 2010-01-17 20:30 | 古本 | Comments(0)