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2015年 10月 15日
揃いました。
今月は大阪などで古本まつりが開催されていて、何年か前に自分も行ったよなあ、うらやましいなあと指をくわえていたところ、偶然にも某所でとある古本情報を小耳に挟み、にわかに心がざわつきはじめた。絶妙なタイミングでその場に居合わせたものだ。

翌日、さっそく偵察に向かった。会場に着くと、古本ワゴンが並べられていた。文庫特価ワゴンもあり、そこの本は1冊100円らしい。むむむむーっと見ていくと、特価ワゴンのひとつに背が黄緑色した旺文社文庫の塊を発見した。「百閒発見!百閒百円!」と心のなかで韻を踏みながら数えてみたら、39冊のほとんどがあった。驚いたねえ。内田百閒の文庫は、揃いものということになると、旺文社文庫、福武文庫、ちくま文庫とあって、これまで安ければぽつぽつと買ってきたが、ブックオフばっかり行ってるせいか、まあ揃わない。5年ぐらいで揃うんじゃね、と若葉マークの頃は思っていたが絶対無理だということがわかった。ちくま文庫のはまだ新しいのでときどき見かけたりするが、福武文庫や旺文社文庫になるとまあほとんど見かけない。旺文社文庫は80年代初め頃の文庫だからなおいっそう見つけにくく、39冊すべて揃えるのは大変困難だと思う。

そんな希少種がほとんど揃いでぼーんと目の前に現れた。これは買わねばなるまいと思って、財布を見たらば2千円しか入ってないもんだから、慌てて郵便局に資金を下ろしに行く羽目に。郵便局に行っている間に全部売れていたらどうしようと思ったがそんなことはなかった。最初の方の巻は持っていたはずなので、6巻目以降をまとめて買うことにした。それ以外に平山三郎の2冊や藤枝静男『志賀直哉・天皇・中野重治』(講談社文芸文庫)、庄野潤三『早春』(中公文庫)などもあわせて買った。いや、すごかった。

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by anglophile | 2015-10-15 23:29 | 古本 | Comments(2)