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2014年 03月 15日
ちょっと遠出して
・川端康成 『夕映え少女』 (新風舎文庫)
・ジョン・アップダイク 『ケンタウロス』 (白水社)
・キャシー・アッカー 『血みどろ臓物ハイスクール』 (同上)
・レイ・ブラッドベリ 『さよなら、コンスタンス』 (文藝春秋)
・レイ・ブラッドベリ 『死ぬときはひとりぼっち』 (同上)
・丸谷才一 『無地のネクタイ』 (岩波書店) ¥300
・平出隆 『ウィリアム・ブレイクのバット』 (幻戯書房) ¥1450
・ジュリアン・バーンズ 『終わりの感覚』 (新潮クレストブックス) ¥400
・泉鏡花/柳田國男 『柳花叢書 山海評判記/オシラ神の話』 (ちくま文庫) ¥300
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by anglophile | 2014-03-15 23:27 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2014年 03月 14日
野呂邦暢 随筆コレクション
ときどき届く「Publisher's Review みすず書房の本棚」に以下のような近刊告知が!!!
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by anglophile | 2014-03-14 21:06 | 読書 | Comments(0)
2014年 03月 07日
今日の古本
帰りに野々市のブックオフに寄る。ここ最近、3月だからかどうかはわからないけど、棚の動きがめまぐるしいように思える。半額棚から下りてきたらしい本が105円棚に何冊か目に付いた。

・車谷長吉 『飆風』 (文春文庫)
・星野博美 『謝々!チャイニーズ』 (同上)
・星野博美 『転がる香港に苔は生えない』 (同上)
・伊井直行 『さして重要でない一日』 (講談社文庫)
・古井由吉 『雪の下の蟹/男たちの円居』 (講談社文芸文庫)
・吉田篤弘 『パロール・ジュレと紙屑の都』 (角川書店)
・松村映三/村上春樹 『辺境・近境 写真篇』 (新潮社)
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by anglophile | 2014-03-07 23:58 | 古本 | Comments(0)
2014年 03月 05日
ラブロふたたび
加能屋書店の古本コーナーが鳴和からラブロに移動してきたのが昨年の2月だったか。この1年あまりでいい本をたくさん買わせてもらった。どれだけ心が満たされたことか。そのラブロの閉店が間近に迫っている。

先月の終わりに職場の懇親会が香林坊であった。その日の夕方、慣例にしたがって早めに香林坊入りし、ちょっとだけラブロに寄った。一見して品揃えが変わっていないように思えたが、よく見ると全集物がいくつか運び込まれていた。『石田波郷全集』、『富士正晴作品集』、『瀧井孝作全集』(1~5巻のみ)などなど。そうして見ていくと、奥の方の棚の前になんと『上林暁全集』が置かれていてびっくり。しかも全19巻の増補改訂版である。なかなかの日焼け具合とシミだったが、函に割れはなくしっかりしている。値段は9000円。ほしいと思った。が、何冊か取り出して中を調べてみると、月報を欠いていることがわかった。むほーん、悩ましい。迷い始めたのと、飲み会の前に全集の塊を手にぶら下げていくのはあまりにもシュールすぎるのとで、そのときはひとまず保留とした。

京都の山本善行さんの著作に慣れ親しんできた自分にとってはこの全集の存在は特別だ。山本さんが古本市でその端本を1冊100円で5冊買った話はとても印象的。いつか私もそれの1冊でもいいから安く買えないかとこれまでアンテナを張りめぐらしてきた。一度だけ、数年前に東京の音羽館をたまたま訪れた際に、店内に増補改訂前の『上林暁全集』(全15巻)が6000円で売られていたのを目撃したことがある。1冊平均400円というあまりの安さによほど買おうかと思ったが、すでに手持ちのカバンが古本でパンパンだったのと、全集の塊を手にぶら下げて東京の街を歩くわけにはいかないのとで断念した。が、その後やっぱりあのとき買っておけばよかったという後悔がいつまでも頭の中にもやっと残った。以来、ブックオフばかり行っているせいか、ぜーんぜん見かけない。ブックオフで見つけようとしている時点でちょっとちがうのはわかってはいるのだけど、いつも何かを期待している。

そんなこんなで出現した今回の全集だった。引っかかるのは月報が付いていないという一点のみだが、そのためだけに見逃すのはあまりにも惜しいような気がした。増補改訂版で9000円という値段も決してわるくないし、閉店セール中につきそれがさらに2割引になるのだから文句を言ってはいけない。何日間か、買うべきか、買わざるべきかをずっと思案し、やっぱり買うことに決めた。はたして売れ残っているだろうか。もし逆に売れてしまっていても、それはそれでいいとも考えていた。日曜日、ふたたびラブロに向かうことにした。

徐々に閑散としてきた店内に入っていくと、壁の貼り紙に「古本30%オフ」の文字が! 3月になって値引きがさらに10%増になっている。ダッシュで階段を駆け上り、3階にたどり着くと、古本コーナーだけはけっこうお客さんがいた。すでに誰かに買われていたらどうしようというドキドキ感を楽しむため、あえて全集が残っているかどうかはすぐには確認しに行かない。気持ちを他の本に集中させてみる。棚にはもうだいぶ空きができていて、閉店が近いから新しい本はあまり期待していないが、それでも文庫棚に少しだけ追加があった。岩波文庫が何冊かあって、持っていない菊池寛『無名作家の日記 他九篇』(岩波文庫)と水上滝太郎『銀座復興 他三篇』(岩波文庫)をまず買うことにする。100円の文庫本はすべて70円だ。その他に、藤沢周平『一休』(文春文庫)、山田風太郎『人は死んだらオシマイよ。』(PHP文庫)、内田百閒『東京焼盡』(中公文庫)も手にし、文庫はこんなところかと思いながら最後に棚の右隅に目をやると、な、なんと小山清『日日の麺麭/風貌』(講談社文芸文庫)を発見!! 思わぬ収穫にうっとりしてしまう。が、今回のお目当てはあくまでもこれらの文庫ではない。

そろそろこちらの気持ちが熟してきたので、全集とご対面。置かれているはずの棚の前におそるおそる近づいてみると、売れずにちゃんと残っていた。心配は無用だった。30%オフなので6000円ほどで購入できた。1冊平均ほぼ300円は限界に近い安さだろう。

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家に帰ってきてから、19冊をずらりと並べて一人悦に入る。なんという日焼け具合。最近の全集物ではこのような味わいは出ないだろうなあ。昭和の全集ここにありき。第1巻の最初に収められている「澁柿を囓る少年」を旧字旧かなで久しぶりに読み返してみた。以前は、主人公の少年高樹に同情する気持ちの方がずっと強かったが、今ではその父親の気持ちにより近しいものを感じてしまう。
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by anglophile | 2014-03-05 23:31 | 古本 | Comments(0)