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2014年 02月 21日
財布を二月の寒風が通り過ぎる
<2月9日(日)>
昼から久しぶりに駅西のブックマーケットへ。ここはいつもはあまり買えないのだけれど、久しぶりに行ってみるとそれなりのものが105円棚に挟まっている。橋本敏男『幸田家のしつけ』(平凡社新書)村上春樹『はじめての文学 村上春樹』(文藝春秋)日下三蔵『離れた家 山沢晴雄傑作集』(日本評論社)堀江敏幸編『記憶に残っていること』(新潮クレスト・ブックス)の4冊を購入。ブックオフとは違い、値札は105円のままだった。腹が減ったので、隣接するココスで遅めの昼食。その後、ついでなので近くのビーンズにも寄る。在庫豊富な書店で新刊チェックをするのは楽しい。店の中に住みたくなってくる。ここでは、永島慎二『フーテン』(まんだらけ出版)貴田庄『西洋の書物工房 ロゼッタ・ストーンからモロッコ革の本まで』(朝日選書)の2冊を買った。

<2月10日(月)>
古本の虫がさわぐので、退勤後、久しぶりに金澤20世紀書房を訪れる。昨年の9月以来かな。等身大松井秀喜パネルに一礼し、お店に入っていくとご主人がおられ新年のご挨拶を申し上げる。以前にはなかった委託販売棚が増設されており、楽しく見させてもらう。ほどなくしてご主人が珈琲を勧めて下さり、ありがたくいただくことにした。ご主人と古本話をしていたときにふと思い出して、うちの近所にある古本屋「ユーズドブックス・リーブル」についてお聞きしてみた。このお店、石川県の古本屋マップに載っていて、私の家からは最も近い古本屋なんだが、どうもやっている気配が感じられない。ずっと前に一度だけ店の前に行ったことがあるが、入り口のドアは閉ざされ、店内は暗かった。なかばあきらめているのだけど、それでも古本屋マップには今でも載っているようなので気になってしかたがない。そんなことをご主人に話してみると、ご主人は何年も前に一度だけそこの店内に入ることに成功されたとおっしゃった。はたして今はどうなんだろう。いずれにしろ有益な情報を入手できたのは収穫だった。そろそろ帰る時間になってきたので、再度古本棚を見させてもらい、泡坂妻夫『ヨギガンジーの妖術』(新潮文庫)¥55、ピーター・ディキンスン『緑色遺伝子』(サンリオSF文庫)¥880、稲垣足穂『タルホ座流星群』(大和書房)¥600を選んで精算してもらった。珈琲ありがとうございました。

<2月13日(木)>
大桑カボスに寄って、稲生平太郎『定本 何かが空を飛んでいる』(国書刊行会)を買った。最初の方に古本屋の話が少し出てくるのでなんとなく。

<2月14日(金)>
ブックマーケットで諸星大二郎『妖怪ハンター 稗田のモノ語り 魔障ヶ岳』(講談社)¥80とブックオフで『文藝別冊 諸星大二郎 異界と俗世の狭間から』(河出書房新社)¥600を買う。後者は新刊でも買えるが、なんとなく買いそびれていたもの。『ナチュン』の都留泰作が寄稿している。『ナチュン』を読み返したくなってきた。

<2月16日(日)>
うつのみやに行って甚だしく散財。『こころ Vol.17』(平凡社)向井豊昭『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』(未来社)フリオ・コルタサル『対岸』(水声社)高橋輝次編『増補版 誤植読本』(ちくま文庫)高橋輝次編『書斎の宇宙 文学者の愛した机と文具たち』(ちくま文庫)を買う。さ、財布が...

<2月20日(木)>
仕事がころころ転がる雪だるまのようにふくれあがってきていて、火炎放射器で溶かしたろかい、とほんとは思ってます。夜、一箱古本市@源法院の案内メールがNYANCAFEさんから送られてきた。今年は4月スタートの偶数月開催で、場所も源法院から横安江町の方に移動になるようだ。名称も「金沢一箱古本市」と変わっている。1回目が4月20日(日)開催とのこと。あと、「BOOK DAY とやま」もまたあるようで、こちらは4月27日(日)開催のようだ。春先は仕事がかぶることが多いので、出店できるかわからないなあ。でも、新しい展開が楽しみである。
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by anglophile | 2014-02-21 02:43 | 古本 | Comments(2)
2014年 02月 09日
土曜日の古本
ブックオフで105円の本を5冊。値札が108円になっていた! でも、4月までは105円みたい。

・松本哉 『女たちの荷風』 (ちくま文庫)
・南方熊楠 『南方熊楠コレクションⅡ 南方民俗学』 (河出文庫)
・デレク・ジャーマン 『ラスト・オブ・イングランド』 (フィルムアート社)
・ハーバート・R・ロットマン  『マン・レイ 写真と恋とカフェの日々』 (白水社)
・ジャック・リッチー 『ダイアルAを回せ』 (河出書房新社)
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by anglophile | 2014-02-09 11:19 | 古本 | Comments(0)
2014年 02月 03日
1月後半に買った新刊本と古本
c0213681_0205315.jpg通信販売を利用したり、うつのみやに出向いて買ったりした本。

・『ぽかん 03号』 (ぽかん編集室)
・『ぽかん別冊 昨日の眺め』 (ぽかん編集室)
・堀江敏幸 『戸惑う窓』 (中央公論新社)
・ミシェル・ウエルベック 『地図と領土』 (筑摩書房)

『ぽかん』はいくつかのブログで取り上げられていた大阪発の雑誌。ずっと前に1号を買おうかと思っていて結局買いそびれた雑誌だったが、今回のこの3号には読んでみたい記事がたくさんあったので買うことにした。判型の異なる大小4冊の冊子群。ちょっと類を見ないお楽しみ感がある。小学生の時に買ってもらっていた付録のある子供月刊誌を思い出した。『戸惑う窓』は窓に関する考察群。ワイエスの「海からの風」とかマチスの「夕方のノートルダム」などをネットで調べながら読んでいるのでなかなか進まない。『地図と領土』はすでに積読棚へ。

次は古本をもとめていつものコースを巡回してみる。可もなく不可もなくといったところ。

・日下三蔵 『ミステリ交差点』 (本の雑誌社) ¥300
・ウィリアム・バロウズ 『シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト』 (思潮社) ¥105
・ミラン・クンデラ 『生は彼方に』 (ハヤカワepi文庫) ¥105
・残雪/パオ・ニン 『暗夜/戦争の悲しみ』 (河出書房新社) ¥1000
・種村季弘 『江戸東京《奇想》徘徊記』 (朝日文庫) ¥240
・野村宏平 『ミステリーファンのための古書店ガイド』 (光文社文庫) ¥240
・横尾忠則 『8時起床、晴。』 (佼成出版社) ¥400
・橘外男 『橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇』 (中央書院) ¥800

c0213681_0325539.jpgブックオフ野々市店ではバロウズとクンデラを買う。クンデラのこういう文庫は見たことがなかった。次に諸江店に行くと、河出の池澤版世界文学全集が5冊ぐらい出ていた。残雪の初訳短篇集が入っているこの巻はぜひともほしかったのでうれしい。帯も付いていた。不思議だったのは、値札の上に「少々難あり」という楕円のラベルが貼られていたこと。そしてあるべき「難」がどこにも見当たらないこと。でも、そのおかげで500円くらい安く手に入ったのでオッケーである。下の4冊はラブロの古本コーナーで購入。今月から20%オフになったようだ。横尾忠則の日記がけっこうおもしろい。1978年から80年にかけてのことが事細かに書かれている。当時はインベーダーゲームが流行っていた時代で、横尾忠則もどうやら一時期ひまを見つけてはゲーセンに通っていたことがわかる。「またゲームセンターに行ってしまった」とか「我が家は子供より親が熱中している」とか「今日は自己最高点を記録」とかの言葉に親近感を覚えた。

そういえば、ラブロに行く途中にパティオの地下に移動したらしいヴィレッジヴァンガードを久しぶりに訪れた。ヴィレッジヴァンガードは前はラブロにあったのだけれど、ラブロが閉店するのでこちらに移ってきたのだろう。移転激しき竪町界隈。ところでヴィレッジヴァンガードって、地下がお好き? パティオでもやはり地下に店舗があった。中に入っていくと、以前よりはスペースが小さくなったのか、漫画コーナーがなくなっていて残念。しかし、あいかわらず破天荒な品揃えで、見ていて度肝を抜かれる。例えば、かつてインベーダーゲームにはまっていた美術家の全装幀集が10冊ぐらいかたまって柱を成していた。1万円近くもするのに! 財布に余裕があれば、1冊ぐらい買ってしまいそうなくらい感動した。ここには他の新刊書店では手に取れないような本があったりしてついつい応援したくなる。外国文学の棚も大きくはないが、なんだかあやしげなラインナップで、もしかしたら八木敏雄『マニエリスムのアメリカ』(研究社)なんて本が置いてありはしないかと思ったが、残念ながらなかった。でも、もう少しでそれが置かれていそうな雰囲気があるのが好ましい。そうそう、別の棚には、山本善行さん編集の『故郷の本箱 上林曉傑作随筆集』(夏葉社)が面陳されていた。もう、こういう本が置いてあるだけで合格なのである。
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by anglophile | 2014-02-03 22:47 | 古本 | Comments(0)