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2013年 02月 28日
2月、その他の古本
今月のブログは3日分しか書いてなかったが、その他こまごまと秘密裡に古本を買っている。以下、その記録を。

・東雅夫編 『怪奇小説精華』 (ちくま文庫) ¥680
 ※これは野々市のブックマーケットにふらっと寄って見つけた。買おうと思っていた新刊に近い本があると得した気分になる。

・諸星大二郎 『ぼくとフリオと校庭で』 (双葉社) ¥300
・レイ・ブラッドベリ他 『宇宙SFコレクション② スターシップ』 (新潮文庫) ¥105
 ※ブックオフ諸江店がリプレイスオープンしたので行ってみた。スペースは広くなったものの、期待とは裏腹に品揃えは前の状態からほとんど変わっておらず肩すかしをくらう。今後に期待といったところか。

・柴田元幸 『代表質問』 (新書館) ¥300
・川本三郎 『郊外の文学誌』 (新潮社) ¥300
 ※ブックオフ諸江店で10冊くらい買おうと思っていたのに2冊しか買えなかったという心の空虚を満たすべく、その帰りに加能屋書店に寄る。加能屋さんの値付けはほんとに良心的だ。

・及川正通 『及川正通イラストレーションの世界』 (ぴあ株式会社) ¥1000
 ※ブックオフ小松店で見つけた1冊。著者のサイン入り。大学時代、『ぴあ』はよく買っていた。五木寛之を怒らせたというイラストには笑った。

・チェスタトン 『探偵小説の世紀(上)』 (創元推理文庫) ¥650
 ※ブックオフ北町店にて。ずっとまえに下巻だけを野々市のブックオフで見つけたが、首尾よく上巻も見つかった。こういう場合、ある人が下巻はA店に売り、上巻はB店に売ったということはまずないはずだが、それでももしかしたらそういうふうな売り方をしたのではないかと思ってしまう。絶版の本であればなおさらである。

・庄野潤三 『御代の稲妻』 (講談社) ¥200
 ※久しぶりに二十世紀書房へ。入り口近くに均一コーナーができていた。ご主人はこのブログのことをご存じのようで、楽しく話をさせていただいた。

・Cynthia Kadohata, Weedflower (Simon & Schuster) ¥300
・Orhan Pamuk, The Black Book (Faber & Faber) ¥300
 ※何かの用があって香林坊へ。うつのみや書店をのぞいてみた。2階の一角にある洋書コーナーに行くと、旬をすぎたペーパーバックが300円均一で売られていた。こういうパターンのワゴンセールではほとんど買うものがないのが一般的だが、パムクの英訳本があってびっくりした。この本はまだ翻訳されていないみたい。

・トロワイヤ 『ドストエフスキー伝』 (中公文庫) ¥150
・中島暢太郎 『パタゴニア氷河紀行』 (リブロポート) ¥300
 ※所用で金沢駅へ。久しぶりに本の広場をのぞく。多様な品揃えと多様な値付け。なかなか楽しめました。本の広場は今月でおしまいのようだ。

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by anglophile | 2013-02-28 23:02 | 古本 | Comments(0)
2013年 02月 23日
The Alphabet Chest
先週から今週にかけてなんか忙しかったな。その反動で、床屋に行こうと思っていたはずなのに、気づいたらブックオフに行っていた。おそらく、床屋は明日でもいいが、古本は今日じゃないとダメ、ということなんだろう。たしかに、髪の毛は今日切ろうが明日切ろうがどっちでも同じだが、今日買うことができた本は明日にはもうないかもしれないからね。

<105円本>
・生田耕作 『黒い文学館』 (中公文庫)
・堀江敏幸 『ゼラニウム』 (同上)
・丸谷才一 『ウナギと山芋』 (同上)
・稲垣足穂 『宇宙論入門』 (河出文庫)
・増田みず子 『麦笛』 (福武文庫)
・中野重治 『中野重治評論集』 (平凡社ライブラリー)
・カート・ヴォネガット 『パームサンデー』 (ハヤカワ文庫)
・アンブローズ・ビアス 『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』 (光文社古典新訳文庫)
・ロアルド・ダール 『こちらゆかいな窓ふき会社』 (評論社)

<半額本>
・堀江敏幸 『アイロンと朝の詩人 回送電車Ⅲ』 (中公文庫) ¥400
・山田風太郎 『戦中派焼け跡日記』 (小学館文庫) ¥400
・山田風太郎 『戦中派闇市日記』 (同上) ¥400
・ドン・デリーロ 『ボディ・アーティスト』 (ちくま文庫) ¥450
・ジョージ秋山 『灰になる少年 ジョージ秋山恐怖劇場』 (角川ホラー文庫) ¥400
・Rebecca Wildsmith, The Alphabet Chest (Piggy Toes Press) ¥1050

実は一番うれしかったのは最後の洋書絵本。1998年に出た本らしいが今はもう絶版みたい。日本語版も出たらしいが、こちらもまた絶版のようだ。

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パカッと開くと、AからZまでの大きさの異なる扉があり、中に1つ1つそのアルファベットを頭文字に持つものが入っている。Aなら「天使」、Fなら「カエル」といった具合。中に入っているものは些細な紙細工だが、わくわくしてしまう。むかしグリコのおまけの入った小箱を開けたときと同じ気持ちになる。ポップ・アップ絵本は子供だけのものではない。これは手放したくない1冊だ。

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by anglophile | 2013-02-23 23:42 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2013年 02月 12日
卵は冬にもらうにかぎる
3連休のうち土日が夜まで仕事だったけど、昨日の祝日は普通に休みで、今日も休みをとった。昼頃から、車のエンジンオイルを交換しに近くのイエローハットへ行く。オイル交換の待ち時間に本を読むのは気分のいいもの。待ち時間に本を読みたいからオイル交換に行くといってもいい。今日は読みかけのまま放置してあったボラーニョの Nazi Literature in the Americas を少し読み進む。変な本なので、なかなか読み終わらないが、がんばってあと20頁ぐらいのところまで来た。今月中に読了したいと思う。レジで代金を払うと、卵1パックをもらった。オイル交換先着10名様に卵1パックプレゼントキャンペーンを毎日やっているとのこと。

これが夏場なら卵が悪くなるのですぐに家に帰るところだが、今は真冬よ、真冬。このアドバンテージを利用して、古本を買いに行くことにした。まずは一番近い野々市のブックオフへ。なんと色川武大『唄えば天国ジャズソング』(ミュージック・マガジン)を発見。元版の方である。これはラッキー。なんだか今日はイケそうな気がしてきた。次は、御経塚店をスルーして北町店へ向かう。卵は真冬なのでびくともしない。北町店では、レジ前の新入荷ラックからアイリス・マードック『砂の城』(集英社文庫)を1冊拾った。『鐘』は持っているがこれは持っていなかったのでうれしい。『魅惑者から逃れて』もないかと探したがさすがになかった。単行本105円棚では比較的新しい保苅瑞穂『プルースト 読書の喜び』(筑摩書房)イザベル・アジェンデ『精霊たちの家』(河出書房新社)を見つけた。アジェンデのは池澤夏樹の世界文学全集の1冊。なんで105円棚にあるのかよくわからないが、買う方からすればありがたい。北町店ではときどきこういうことがあるので油断できない。ちなみに、アジェンデとボラーニョは仲が悪かったらしい。

車に戻って卵の様子をうかがうと、まだまだイケそうだったので、さらに一円堂にも行ってみることにした。ここは独特の雰囲気の店だが、何が見つかるかわからないのでおもしろい。今日は、岩田一男『英絵(えいえ)辞典―目から覚える6,000単語』(カッパ・ブックス)100円と氷見敦子『氷見敦子詩集』(思潮社)250円を買った。『英絵辞典』は真鍋博がイラストを描いているシリーズの1冊。

帰り道、そういえばオイル交換のあとは古本じゃなくて床屋に行こうと思っていたことに気づいたが、時すでに遅し。床屋はまたこの次にでも。
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by anglophile | 2013-02-12 19:48 | 古本 | Comments(2)
2013年 02月 06日
眠気も何処へやら
睡魔に襲われてふらふらになっていた勤務時間終了直前、ラブロ片町で加能屋さんが古本市をやっているという情報を入手し息を吹き返した。ラブロではときどきプチ古本市が行われるので気が抜けない。仕事が終わってから、ホウレンソウを食べたポパイのごとく脚をクルクル回転させ片町へ直行する。近くのコインパーキング(30分100円)に車をとめてから、雨など降っていないのになぜか小走りで裏口からラブロに入っていく。

2階にある100円ショップ(?)「楽市楽座」の一角にこじんまりと本棚が並べられていた。文庫棚から見ていったが、なんかどこかで見たような本の並びであることに気づく。あらら、これは鳴和の本棚の一部がほぼそのままこちらに移動してきたようだ。それに気づいてしまう私も私。気を取り直して単行本棚へ。こちらは鳴和の本もあったが、はじめて見る本もまあまあ多かった。でも、文学っぽい本はあまり多くない。うーん、と思いながら見ていくと、その中に村上春樹/川本三郎『映画をめぐる冒険』(講談社)を見つけた。現物を見るのははじめてだったので困惑ののち興奮。状態があまりよくないのが玉に瑕。強いヤケ、シミ、ボールペンによる丸印多数あり。しかし、紙の質を考えれば、この本の「美本」というのはほとんどないような気がした。そのような状態の悪さとあまりにも普通の顔して目の前に出現したので、一瞬棚に戻しそうになったが、かろうじて自制する。いくらだろうと思って中を見てみたが、どこにも値段が書かれていない。本棚のあちこちに「文庫本は100円」という貼り紙は貼られているのだけれど、単行本は均一ではなさそうな気配。他の単行本を見ると、裏見返しに300円とか900円という値札が貼ってある。うーん、いくらなんだろう、と気にしながら、とりあえず手に持って、別の単行本棚を見る。文学関係の本が少し置かれている棚の前に行って目をこらすと、また村上春樹の本が何冊かある。そしてその中に今度は村上春樹/村上龍『ウォーク・ドント・ラン』(講談社)を発見! マジですか。状態はカバーに汚れはあるものの、『映画をめぐる冒険』よりはきれい。でも、またしても値段が書かれていないので困ってしまう。が、棚にはやはり戻しません。

2冊の値段がわからないのでちょっと気が気ではないが、さらに他の棚を見ていく。奥の方に行くと、「宝の本」という古本屋さんのコーナーもあった。合同出店らしい。こちらは時代物とミステリー系の文庫がたくさん出ていた。うーん、と思いながら見ていくと、横溝正史の角川文庫がごっそりあり、黒い背のかたまりの中に白い背の『悪魔の手毬唄』『悪魔が来りて笛を吹く』の2冊を発見。それぞれ200円と250円という付箋が貼られていた。だいぶくたびれているが全然オッケーである。

以上、合計4冊を持って「楽市楽座」のレジへ持っていく。当然、レジにいた女性の方は2冊の村上本に値札が付いていないことに気づく。古本のことはわからないので、勝手に値段を決めることができないから、あとで訊いておきましょうかとおっしゃる。私の方は、いや、できれば今ここでこれらの本を買って帰りたいのですが、とドキドキしながら伝える。結局、加能屋さんに連絡を取っていただき、その結果、1冊300円であることが判明した。丸が1コ多かったらどうしようと思っていたのでホッとする。合計1050円を支払いラブロをあとにした。
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by anglophile | 2013-02-06 22:55 | 古本 | Comments(2)