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2013年 01月 31日
楽しみな新刊の話
・尾崎俊介『S先生のこと』(新宿書房)が気になる。S先生とは一昨年亡くなった米文学者須山静雄のことで、著者は須山氏の弟子にあたる方。小谷野敦氏のブログで、この方のブログの存在を知り、ときどきのぞいだりしていたが、おそらく本書はそのブログに書かれた一連の回想記事がもとになっていると思われる。カバーデザインがけっこうシブいと思った。

・幻冬舎文庫からジョージ秋山『捨てがたき人々(上)(下)』が出る。コミック版の第1巻だけ手に入れて、その続きが気になっている自分としてはナイスタイミングの復刊だ。これからの1週間はこれだけを楽しみにして生きていこう。

・3月にちくま文庫から小山清の作品集が出る。アマゾンで検索してみたら、頁数が「448ページ」となっていて、けっこう分厚そう。

・こちらはまだまだ先の話だが、9月にジュンパ・ラヒリの新刊が出る模様。今度は長篇のようで、タイトルは The Lowland となっている。インドが舞台のようだ。できれば短篇集がよかったのだが、それはこちらの勝手な思い。一応、アマゾンに予約を入れておいた。
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by anglophile | 2013-01-31 21:55 | 読書 | Comments(0)
2013年 01月 27日
1月27日(日)
朝刊一面の三八に出ていた『イチョウの大冒険 世界でいちばん古い木』(冨山房インターナショナル)という絵本のタイトルを見て、その最後を「古い本」と読んでしまったのは私だけでしょうか。

今日は午前中、息子をそろばん検定の会場まで送っていき、検定が終わるまで、周辺の本屋(新古書店含む)でひまつぶし。金沢ビーンズに行ってみた。とりあえず新刊の武田泰淳『武田泰淳中国小説集 淫女と豪傑』(中公文庫)を買うことにして、それから講談社文芸文庫の棚へ。このビーンズの棚には絶版になった文芸文庫がちらほらあって見ていて楽しい。いつだったか、あるはずのない野呂邦暢『草のつるぎ/一滴の夏 野呂邦暢作品集』があったりしてびっくりしたこともあった。ずーっと置かれている本も多いので背が日焼けしていたりする。よほどでないと買おうとは思わないが、それでも今日はずーっと前からある気がする小山清『日日の麺麭/風貌』(講談社文芸文庫)を買うことにした。背が焼けて変色しているがまあいいや。この文庫は一昨年おとずれた阿佐ヶ谷のコンコ堂に800円であったけど、そのうち半額ぐらいで見つかるだろうと高を括って買わなかったが、ぜんぜん見かけない。やがて品切となってしまった。このあと、まだ時間があったので、ブックオフ北町店へ。司修『幻想童話館 青猫』(東京書籍)¥300と山田太一編『土地の記憶 浅草』(岩波現代文庫)を買う。『青猫』はいい買い物。美しい挿絵がたくさん入っていて思わず見入ってしまう。

帰ってきてから、朝刊一面三八に出ていた広告でもう1つ気になってきた『書聖 王羲之の書』(二玄社)をチェックするの忘れていたことに気づいた。
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by anglophile | 2013-01-27 22:27 | 古本 | Comments(4)
2013年 01月 26日
Anni B Sweet's charming rendition of 'Take On Me'

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by anglophile | 2013-01-26 23:59 | 音楽 | Comments(0)
2013年 01月 25日
Faber Beckett
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by anglophile | 2013-01-25 11:17 | 読書 | Comments(0)
2013年 01月 19日
今月も調子が上向いてきた!
仕事がないので、懲りずにまたブックオフへと行ってしまう。仕事があっても行くけどね。今日はどんな本に出会えるだろう。

<105円>
・西江雅之 『マチョ・イネのアフリカ日記』 (新潮文庫)
・林芙美子 『晩菊/水仙/白鷺』 (講談社文芸文庫)
・辻邦生 『雪崩のくる日 ある生涯の七つの場所3』 (中公文庫)

ちょっとずつ集めている西江雅之の文庫本が手に入ってうれしい。

<文庫2冊500円>
・ロード・ダンセイニ 『最後の夢の物語』 (河出文庫)
・ブルガーゴフ 『悪魔物語・運命の卵』 (岩波文庫)
・リルケ 『リルケ詩抄』 (同上)
・青柳いづみこ 『六本指のゴルトベルク』 (中公文庫)
・西東三鬼 『神戸/続神戸/俳愚伝』 (講談社文芸文庫)
・有吉佐和子 『地唄/三婆 有吉佐和子作品集』 (同上)

『リルケ詩抄』は2008年に出た岩波文庫で、同じ時期に『立原道造・堀辰雄翻訳集 林檎みのる頃・窓』が異色同装幀で出ている。おついこで並べてみると、なんというか、幸せな気分になる。

<単行本2冊1200円>
・J・ワイス 『危険を冒して書く 異色作家たちへのパリ・インタヴュー』 (法政大学出版局)
・荒川洋治 『読むので思う』 (幻戯書房)

『危険を冒して書く』は叢書・ウニベルシタスの1冊。コルタサル、フエンテス、クンデラ、サロートなど出身国が様々な9人の作家へのインタビュー集。なかなか濃い面々だ。哲学や思想関係の本が多いこの叢書とはほとんど縁がないが、こんなインタビュー本があるとは知らなかった。これなら読めそうな気がする。

さっそく『読むので思う』を読み始めた。
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by anglophile | 2013-01-19 23:12 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2013年 01月 18日
『定本 古本泣き笑い日記』を読んで
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未入手の状態でどこまで耐えられるか実験していたのだけどもう限界だ。山本善行さんの新著『定本 古本泣き笑い日記』(みずのわ出版)をようやく手に入れた。カバーを取ってみると、かっこいい角背が現れた。さっそくグラシン紙を巻いてから読み始める。青弓社版と重複する内容も含まれるが、それは最初の150ページほどで、残りの250ページほどは初めて読む日記だった。書影も満載で最高である。よく見ると、青弓社版にはなかった書影なども載っている。あっという間に読んでしまった。

山本さんの書くものが楽しいのは、買った本の値段がほぼもれなく書かれているから。うおっ、この本が105円かあ、という気持になるのが読者として楽しい。私もそのまねをしたくなって、このブログを始めた。何かを記録しておくという作業が好きなのだ。

古本パワーが満タンになったので、仕事が終わってから、雪の振るなか文圃閣へ。寒さに震えながら、ガレージの方だけ見る。金子光晴『這えば立て』(中公文庫)を1冊確保してから、単行本3冊500円として『カイエ 1979年11月号 特集・花田清輝』(冬樹社)蓮實重彦『魅せられて──作家論集』庄野潤三『おもちゃ屋』(河出書房新社)を選んだ。『カイエ』には野呂邦暢の短篇「赤毛」が入っていた。プチ家出をした妻が帰ってくるのを駅で待つ男の話。蓮實本には阿部和重論が2本入っている。既読だがまあ買っておく。

さて、普通ならここで家に帰るところだが、『泣き笑い日記』を読んだ私は、なぜか30km離れた小松のブックオフへと車を走らせてしまう。雪が降ってんのにだぜ。完全に常軌を逸しているが、やる気満々なのだからしょうがない。1冊も買えなかったらどうしよう、などとは思わなかった。

幸いにも、数冊ほしい本があった。ジュール・ヴェルヌ『チャンセラー号の筏』(集英社文庫)文藝春秋編『アンソロジー人間の情景6 奇妙なはなし』(文春文庫)ジョージ秋山『デロリンマン(上)(下)』(徳間コミック文庫)¥700の4冊。文春文庫の『アンソロジー人間の情景』のシリーズは全部で10冊出ているが、その中でもこの6番目の『奇妙なはなし』はあんまり見ないやつかも。ようやく見つけることができた。『デロリンマン』はさくらコミックス版は昔買ったが、この徳間文庫のやつはまだ持ってなかった。よしよし。

さて、明日はどうしようか。
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by anglophile | 2013-01-18 23:52 | 読書 | Comments(0)
2013年 01月 14日
3連休の記録
<1月12日>
『みみずく古本市』をぱらぱら読む。「戦後、哲学科に入って分かったのは、日本の西欧学の御節料理のような主著主義だった。つまり、その時代に西欧の大古典とされた思想家の主著だけを読むのをカリキュラムにされる日常である。これは実に下らなかった。主著ぐらいは原典に即して明るくあるべきだし、時には暗記すべし。だが、それに終わってはダメ。雑書こそ発想源として親しめ。これが分かると、自分の生き方の方針が固まった。英文科に進んでも、その方針を自分で貫いた。書誌にもない雑書奇書のなかに玉と石とを分けてゆく眼を自分のリスクで養うこと。これが僕にとって最大の試練だし、これがまた実に心愉しい。」(363~364頁)という言葉にシビれた。さすがでございます。

午後、ブックオフへ。3連休はお決まりのセールをやっている。あんまり期待していなかったけど、澁澤龍彦『澁澤龍彦 西欧文芸批評集成』『澁澤龍彦 映画論集成』(河出文庫)高城高『函館水上警察』(創元推理文庫)ヴァージニア・ウルフ『オーランドー』(ちくま文庫)を2冊500円×2で購入することができた。

<1月13日>
Vintage から出ているラルフ・エリスンのカバーデザインが気になっている。すっきりしたデザインが好感触。衝動買いの誘惑に駆られる。

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<1月14日>
小雨は明日には雪に変わるかもしれない。午後から、石川県立美術館に「村田省蔵展」を見に行く。県立美術館に行くのは何年ぶりだろうか。もしかしたら今世紀初かも。村田省蔵という画家を知らなかったが、職場に貼ってあった展覧会のポスターを見て興味を持った。そのポスターには新潟県に見られるという稲架木(はさぎ)という木を描いた絵が使われていた。画家は近年この木をモチーフにした絵をたくさん描いている。真っ赤な夕陽に染まった稲架木を描いた「凛として」という一枚が印象に残った。

帰りに、買おうと思っていたウラジーミル・ナボコフ『ナボコフの文学講義(上)(下)』(河出文庫)モーリス・ブランショ『来るべき書物』(ちくま学芸文庫)フェルナンド・ペソア『新編 不穏の書、断章』(平凡社ライブラリー)をまとめ買い。4冊合わせると結構な金額になったので、妙な達成感があった。ついでに、古本でアラン・シリトー『見えない炎』(集英社)¥150も1冊買った。シリトーのこの本はちょっと珍しいみたい。
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by anglophile | 2013-01-14 22:04 | 古本 | Comments(0)
2013年 01月 11日
古本始め
<1月2日>
今年の始まりは緩やか。年明けのブックオフでは20%オフというビミョーなセールをやっていて、北町店などで、なんとなく上野顕太郎『星降る夜は千の眼を持つ』『夜は千の眼を持つ』(ビームコミックス)野田宇太郎『東京ハイカラ散歩』(ランティエ叢書)¥190などを買ったが、あんまりぱっとしなかった。じたばたせず、じっと機会を待つ。

<1月5日>
年末の大掃除でこしらえた段ボール12箱を実家に持っていく。帰ったついでに久しぶりにブックオフ七尾店に行ってみたが、ロレンス『死んだ男・てんとう虫』(新潮文庫)を1冊拾っただけでムネンの退散。せっかく部屋の本棚整理をして本を置くスペースがまたできたというのに! じたばたせず、じっと機会を待つ。

<1月8日>
結局じたばたと、ふたたび北町店と、あとついでに諸江店にも行ってみた。正月セールで多少生じたであろう棚の隙間に新たな本が置かれていることを期待して。店に入っていくと、レジ前の新入荷ラックに何冊か文庫本が並んでいる。その中から、今さらビートルズでもなかろうと思ったが、片岡義男訳『ビートルズ詩集2』(角川文庫)を拾う。カバーの状態が悪いのに、よく廃棄処分にならなかったものだ。次に単行本棚で、田中小実昌『香具師の旅』(泰流社)『文藝別冊 佐野洋子』(河出書房新社)宮本浩次『明日に向かって歩け!』(集英社)を見つける。『明日に向かって歩け!』が105円棚にあってびっくり。見つかる時は見つかるもんだなあ。古本の女神様が微笑みはじめた感じ。最後に、外国文学棚に行くと、見たことのない本がずらりと並んでいるのに気づいた。ビニールカバーの付いた「アメリカコラムニスト全集」というシリーズ。1週間前に来た時はなかったはずだから、ここ数日の間に新しく入荷したのだろう。そのうちの1冊を手に取って、巻末を見てみると、全部で19冊出ていたことがわかる。名前を知っている作家のも何冊か入っている。アメリカの雑誌に載ったコラムを集めたもののようだ。半額棚なのでどうしようか迷ったが、素通りするのはもったいない気がして、1冊だけポーリン・ケイル『今夜も映画で眠れない』(東京書籍)¥850を買うことにする。これは80年代後半の映画評集で、最近はあんまり映画を見なくなったけど、ここに取り上げられている80年代映画には見たものが多い。最初に取り上げられているのが『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で、他にも、『ブルー・ベルベット』、『未来世紀ブラジル』、『プリティ・イン・ピンク』とか懐かしい! 買ったのは1冊だけだったけど、なんか得した気分になった。

<1月10日>
帰りにブックマーケットに寄って、内田百閒『サラサーテの盤』『旅順入城式』『冥途』『贋作吾輩は猫である』(福武文庫)小松英雄『徒然草抜書』(講談社学術文庫)ロナルド・ピアソール『シャーロック・ホームズの生れた家』(河出文庫)ヒラリー・ウォー『ながい眠り』(創元推理文庫)を買う。ヒラリー・ウォーのことはまったく知らないが、この創元推理文庫のカバーが気に入っていて全部集めてしまうことになった。7冊並べてみると、やっぱりいい感じ。

<1月11日>
あうん堂さんのHPを見たら、夏葉社の新刊『冬の本』が入荷しました、とあったので、大急ぎで車を走らせた。ネットで買うことはどれだけでもできるけど、実際に手に取ってみたい。お店に入っていくと、あうん堂さんがいらっしゃり、新年のご挨拶を申し上げる。しばし立ち話。年末に一箱メンバーで餅つき大会があったようだ。あと、今年の一箱古本市はこれまで通り3月スタートとのこと。さっそくお目当ての『冬の本』を見せていただく。新書を一回り大きしたほどのサイズ。和田誠の絵がいい。人へのプレゼントにもなりそうな雰囲気を持つ本だ。それ以外の本も見せていただき、田村義也『ゆの字ものがたり』(新宿書房)¥1800も合わせて買うことにした。帰り際に、あうん堂さんに「まっすぐに家に帰らないとだめだよ」と言われてしまったが、こっそり新刊書店で由良君美『みみずく古本市』(ちくま文庫)だけ買って帰ってきた。
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by anglophile | 2013-01-11 23:08 | 古本 | Comments(2)