<   2012年 07月 ( 15 )   > この月の画像一覧

2012年 07月 31日
今日は200円均一
夏バテ防止には古本を。

・ジョン・ファウルズ 『魔術師(上)』 (河出文庫)
・中島敦 『中島敦全集3』 (ちくま文庫)
・山尾悠子 『歪み真珠』 (国書刊行会)
・ビル・クロウ 『ジャズ・アネクドーツ』 (新潮社)
・ジャック・ロンドン 『火を熾す』 (スイッチ・パブリッシング)
・ローレンス・ノーフォーク 『ジョン・ランプリエールの辞書』 (東京創元社)

以上、1200円也。『魔術師』の下巻はどこかにあるのか気になるし、『ジャズ・アネクドーツ』という片仮名は『グレート・ギャツビー』の「オールド・スポート」と同じくらいありえへんと思ったが、『歪み真珠』が200円だったのでオッケーである。
[PR]

by anglophile | 2012-07-31 19:59 | 古本 | Comments(0)
2012年 07月 29日
第17回一箱古本市@源法院
夏らしい一日となった本日、毎月恒例の一箱古本市@源法院に出場してきた。ちゃんと頭に麦藁帽子を装備して。17回目の今回は、初出店の方もたくさんいらっしゃり、たのしい一日となった。以下、写真で綴る一箱古本市。

開始時には、このように隊長のあうん堂さんの号令で門前に一列横隊を成し、本堂にお参りした後、古本市が始まる。今回は、オリンピック開幕直後ということで、お客さんは訪れるのか!?みたいな雰囲気だったが、その影響は心配なかったようだ。天気は、最初のうちは曇り空だったので、ムギワラは不要であったか、とおもったが、昼頃からものすごく暑くなっていった。流るる汗は滝の如し。
c0213681_18194036.jpg

スマホからブログが投稿できるので、実況中継風に、写真を撮って随時載せていこうとおもっていたのだが、写真をアップロードしようとしたらアイコンが反応しなかったり、いざアップロードしたら写真が横になったままだったり、そうこうしているうちにバッテリーだけがどんどん減っていき、結局おもうように行かず、途中で断念したのでした。

さて、私の準備不足気味の箱内容は以下の通り。いつものごとく、外国文学はほとんど売れません。しかし、右隣のなつめ舎さんはラテンアメリカ文学がお好きなようで、1冊買っていただきました。ムーチャスグラシアス。
c0213681_1841012.jpg

今回の出店位置はちょうど折りたたみ椅子を置くスペースがあるベストポジションだった。でも、暑さはいよいよ増すばかり。水分補給は欠かせません。あと、顔を拭く爽やかシートみたいなやつ。なつめ舎さんから1枚もらったのだが、なかなか気持のよいものでした。ありがとうございました。
c0213681_1865698.jpg

昼ちょっと前くらいがお客さんの数のピークだったかもしれない。売れ行きは、前半好調、後半穏やかといった感じ。途中いらっしゃったご夫婦の奥様の方が、このブログを見て来ました、とおっしゃっていた。ありがたし。
c0213681_180495.jpg
少し時間ができると、他の出店者の方々の箱を偵察することも怠らない。まず、でっぱさんの箱からティム・オブライエン『カチアートを追跡して』(新潮文庫)300円を購入。この文庫はあんまり見かけない。つづいて、おろおろさんからは鈴木信太郎『美術の足音 今は昔』(博文館新社)300円を購入。いい本が買えて幸せな気分。
c0213681_182243.jpg

今回初出店のお一人、古本よあけさんは富山県魚津市から参戦されていらっしゃった。このブログをときどき見ていただいているそうでありがたいことです。よあけさんの箱に「古本よあけ通信」という手作りのA5サイズのフリーペーパーが置かれていたので1部(限定30部のうちの19番)いただく。今回の一箱にかける意気込みと先週末に石巻ブックエイドに参加されたときの模様をレポートされている。裏面には、「古本よあけ出品目録」がびっしりと印刷されていて圧倒された。書名、著者、出版社、値付け、レア度、店主一言が細かく書かれている。すばらしい! こういうの、私も作ってみたい。そのよあけさんからは黒田硫黄『大金星』(講談社)200円を衝動買い。『茄子』というのもオススメであることを教えていただいた。よあけさんは漫画も詳しそうだった。終了間近には、先日おじゃました古本ブックエンドさんからジェイムズ・ジョイス『フィネガン徹夜祭』(都市出版社)900円も購入した。ほとんど堀内誠一の装幀目当て。これもうれしい一冊だった。
c0213681_18193359.jpg

さて、水分をペットボトル4本分摂取したころに、午後4時をむかえ、終了となった。暑い日だったが、なんとか乗り切ることができてよかった。

売れた本は以下の通り。

・内澤旬子 『世界屠殺紀行』 (角川文庫)
・村上春樹編訳 『バースデイ・ストーリーズ』 (中央公論新社)
・澁澤龍彦 『フローラ逍遙』 (平凡社ライブラリー)
・『ちくま日本文学全集 内田百閒』 (筑摩書房)
・『おしまいのページで』 (文春文庫)
・谷崎潤一郎 『潤一郎ラビリンスVII怪奇幻想倶楽部』 (中公文庫)
・庄野潤三 『絵合せ』 (講談社文芸文庫)
・吉田健一 『金沢・酒宴』 (同上)
・谷崎潤一郎 『潤一郎ラビリンスⅠ初期短編集』 (中公文庫)
・ガルシア=マルケス 『悪い時』 (新潮社)
・クラフト・エヴィング商會編 『猫』(中公文庫)
・久生十蘭 『久生十蘭集』 (創元推理文庫)
・町山智浩/柳下毅一郎 『ベスト・オブ・映画欠席裁判』 (文春文庫)
・淀川長治/横尾忠則 『淀川さんと横尾さん』 (ちくま文庫)
・堀江敏幸 『子午線を求めて』 (講談社文庫)
・井上ひさし 『日本語教室』 (新潮新書)
・桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 (東京創元社)
・仁木悦子 『林の中の家 仁木兄妹の事件簿』 (ポプラ文庫ピュアフル)
・近藤富枝 『本郷菊富士ホテル』 (中公文庫)
・茨木のり子 『倚りかからず』 (筑摩書房)
・松浦弥太郎 『今日もていねいに。』 (PHP研究所)
・松浦弥太郎 『あたらしいあたりまえ。』 (同上)
・庄野潤三 『庭のつるばら』 (新潮文庫)
・庄野潤三 『せきれい』 (文春文庫)
・『暮しの手帖 300号記念特別号』 (暮しの手帖社)
・セリーヌ 『夜の果てへの旅(上)(下)』 (中公文庫)

次回は、8/26(日)だそうです。当初は9/2(日)の予定だったようですが、変更になった模様。お間違えなく。

c0213681_18191999.jpg

[PR]

by anglophile | 2012-07-29 22:59 | 一箱古本市 | Comments(2)
2012年 07月 28日
第17回一箱古本市@源法院のご案内
明日(7月29日)は第17回一箱古本市@源法院です。昨年は流しそうめんとのコラボイベントでしたね。今年は流しそうめんはない模様です。出店者情報はこちらになります。初出店の方もいらっしゃり、楽しい一日になりそうな気配です。

c0213681_22382689.jpg

天気予報:晴時々曇(降水確率30%&予想最高気温31℃)
[PR]

by anglophile | 2012-07-28 23:59 | 一箱古本市 | Comments(0)
2012年 07月 27日
今日も古本日和
・山岸外史 『人間太宰治』 (ちくま文庫)
・皆川博子 『花の旅 夜の旅』 (扶桑社文庫)
・永井荷風 『日和下駄』 (講談社文芸文庫)
・伊藤整 『日本文壇史2 新文学の創始者たち』 (同上)
・伊藤整 『日本文壇史3 悩める若人の群』 (同上)
・細野晴臣 『細野晴臣 分福茶釜』 (平凡社ライブラリー)
・上村一夫 『関東平野1~4』 (道草文庫)
・荒川洋治 『チューリップ時代』 (てらむら)

『分福茶釜』を開くと、1枚目のページにタイトルではなく、いきなり本文(のようなもの)が始まっている。最後も、奥付のページのあとに、さらに本文が2ページつづいている。これは乱丁とかではないよね? つづいて、漫画文庫コーナーの前を通ると、『関東平野』の道草文庫全4巻(各280円)があった。第4巻を除いて、帯が中に挟まれていた。惜しいところだが、ないよりはマシだ。こういうの大事。詩集コーナーで見つけた『チューリップ時代』は、第2刷のピンク色装幀バージョン。もう30年も前に出版された本。帯・ビニールカバー付きで600円だった。文句なし。

c0213681_2131493.jpg

[PR]

by anglophile | 2012-07-27 21:46 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2012年 07月 26日
今日の105円本
仕事が一段落し、ほっと一息。今日は、以下のような本を買った。

・伊藤整 『若い詩人の肖像』 (新潮文庫)
・津島佑子 『歓びの島』 (中公文庫)
・津島佑子 『燃える風』 (同上)
・桜木紫乃 『ラブレス』 (新潮社)
・シオドア・スタージョン 『輝く断片』 (河出書房新社)
・『集英社版世界の文学(31)ドノソ』 (集英社)
・『集英社版世界の文学(35)バースⅠ』 (同上)
・『集英社版世界の文学(36)バースⅡ』 (同上)
[PR]

by anglophile | 2012-07-26 22:45 | 古本 | Comments(0)
2012年 07月 24日
Susan Hill on Dust Jackets
しばらく前に読了したスーザン・ヒルの書物随筆集 Howards End is on the Landing: A Year of Reading from Home は、本にまつわるあれこれが書かれていてとても面白かった。そのなかで、古本に関係する話が1つだけあったので、ここに紹介しておきたい。これが面白いエピソードで、夜中に読んでいて、思わずゲラゲラ笑ってしまった。

引用する短章のタイトルは 'A Book by its Cover' で、おもに本のカバー(dust jackets)についての話。本のカバーや帯などの付属品を重要と見なすかどうかは完全に個人の好みだろうが、こと古本としての付加価値ということになると、これはもうカバーや帯が完全な状態で残っているほうが望ましいに決まっている。以下に紹介するエピソードは、ヒルの友人の実にもったいなかった話。
  Some years ago a friend had a salutary lesson in the importance of dust jackets which has made me take more care of those I know to be of some value. He had a serious collection of first editions of twentieth-century poetry, including all of T.S. Eliot, and of first editions of E.M. Forster, D.H. Lawrence, Virginia Woolf and some others of equal rank. He also owned some fine private press books --- The Chaucer Head, Kelmscott. He liked to look, to handle and to read his books but he was always careful not to mark or damage them. He did, however, have a dislike of dust jackets which he regarded rather like brown paper bags for groceries or envelopes containing letters. He thought they were of no interest or significance and he preferred the bindings they concealed. So he simply tore them off as soon as he bought his books and threw them away.
  Then he came to me for advice. He needed money to help pay for his youngest son's education and proposed to sell some of his book collection. Did I know of a good dealer who would give me a fair price? I did. My friend compiled a list of what he wished to sell and sent it down. The dealer proposed an immediate visit. First editions of The Four Quartets, The Waste Land, A Passage to India, A Room with a View, To the Lighthouse, as well as a juicy selection of private press volumes, do not come the way of an antiquarian bookseller every day of the week.
  He arrived and was shown the private press books first. He named a good price. Then they crossed the room to the Modern Firsts.
  When he saw the rows of them, immaculate and in near-fine condition but every single one without its dust jacket, he wept, and when he heard that these had been torn off and thrown away, he wept again. The books were worth something, of course, but with their original near-mint dust jackets they would have been worth ten times as much. My friend was flabbergasted --- indeed, for a while, he was disbelieving, so that the dealer suggested he ask a colleague to reinforce what he had said. They contacted him by phone and my friend spoke to him, only to hear the same story. The rest of the money for his son's education had to be found some other way. (pp. 162-163)

 ある友人が数年前に本のカバーがいかに大事かについて洗礼を受けた。その一件以来、私自身も多少貴重だと思われる本を慎重に取り扱うようになった。この友人は、20世紀の詩集を熱心に蒐集している初版本コレクターで、T.S.エリオットの全著作をはじめ、E.M.フォースター、D.H.ロレンス、ヴァージニア・ウルフなどの初版本も蒐集していた。また、彼はチョーサー・ヘッドやケルムスコットといったプライベート・プレスから発行された貴重な本も所有していた。自分のコレクションを眺め、手に取り、またそれらを読むことを彼は好んだが、一方で本に印を付けたり傷つけないように常に気をつけていた。ところが、彼には本を包んでいるカバーを嫌う習性があり、そんなものはスーパーの食品を入れる茶色の紙袋か手紙の入った封筒ぐらいにしか考えていなかった。彼は本のカバーに関心を持っておらず、その下に包まれている本にしか関心がなかった。そういうわけだから、彼は本を購入するとすぐにカバーを破り捨てていた。
 そんな彼が私の所にある頼み事を持ってきた。下の息子さんのために学費が必要になったので、コレクションの一部をお金に換えたいということだった。信頼のおける古書店を知らないかと訊かれたので、私は知っていると答えた。友人は売ろうと考えている本のリストを作り、さっそくそれを古本屋に送った。古本屋はすぐにやってきた。『四つの四重奏』、『荒地』、『インドへの道』、『眺めのいい部屋』、『灯台へ』の初版本のみならず、マニア垂涎のプライベート・プレス発行の本などは、古書店といえども、そうお目にかかれるものではない。
 古本屋が到着すると、まずプライベート・プレスの本を見せられた。提示額は十分なものだった。次に、モダニストたちの初版本コーナーへと移った。
 ずらっと並んだ本を前にし、古本屋は涙を流した。本の状態は申し分のないものだったが、すべてが「カバー欠」という状態だったのだ。それらのカバーは破って捨ててしまったということを聞き、古本屋はもう一度涙を流した。もちろん本自体にいくらかの価値はつくが、元々あったカバーが完全に近い状態で残っていれば、その価値は10倍になっただろう。開いた口がふさがらないとはこのことで、友人はしばらくわが耳を疑った。その様子を見て、古本屋はなんなら別の同業の知人に連絡を取るから、今言ったことが本当かどうか確認してみればどうかと言った。二人はその古本屋に電話し、友人の方が話をしてみた。同じ言葉が返ってきただけだった。結局、学費の残りは別の方法で調達しなければならなくなった。

あまりにも可笑しかったので、この話を妻にしてやったら、「それでは、あなたの本棚にある本のカバーも全部破り捨ててしまったら、あなたもお泣きになられるの?」などと物騒なことを訊いてきて困った。
[PR]

by anglophile | 2012-07-24 21:41 | 読書 | Comments(0)
2012年 07月 22日
古本ブックエンド訪問
土曜日、曇り。午前中は仕事、午後から突発的に富山へ。5月に開店したオヨヨさんと上関文庫さんの共同経営による「古本ブックエンド」に一度は行かねばなりませぬ。このブックエンドのツイッターがあって、ときどき新入荷本の画像がアップされたりしているので、それを眺めては楽しませてもらっている。

スマートフォゥンをナビがわりに、富山駅の南側に位置する総曲輪(そうがわ)通りにたどり着いた。最近はブックオフばっかりだったので、このような商店街に足を運ぶことはなくなっていた。屋根付きのアーケード商店街が横になが~く延びている。15年以上も前、仕事に就いて1年目の5月頃に、ここにあった老舗っぽい靴屋で、クロケット&ジョーンズの革靴を買ったことを思い出す。なつかしい。

さて、目指すブックエンドは、メインの商店街通りからちょこっと入ったところにある長屋の一角にあった。庇のテント部分に大きく「古本」とあり、なかなかワイルドな店構えである。目の前には有料駐車場があった。ちょっと離れたところに車をとめてしまったので、今度からはここにとめることにしよう。

c0213681_21223971.jpg

店の中に入っていくと、源法院の一箱古本市にも参加されたことのあるホニャララ屋さんがレジにいらっしゃった。こちらの顔を覚えていて下さった。店内はこぢんまりとした感じで、ジャンル別の本棚は整理が行き届いている。文庫、外国文学、日本文学、美術、映画、児童文学、絵本など、相当にいい本が並んでいて幸せな気分になる。残すところ『重力の虹』だけとなったピンチョン全集もいい感じで棚に収まっており、もうたまりません。

c0213681_21245254.jpg

垂れた涎を拭いていると、上関文庫さんが入ってこられた。ご挨拶申し上げる。こちらのお店は、オヨヨさんと上関さんが分担して店番をされており、ホニャララ屋さんがお手伝いに入っているとのことだった。2階にもスペースがあって、このあと、アイスコーヒーをいただきながら、2階スペースでホニャララ屋さんと歓談。2階には美術関係の本が並べられていた。しばらくして、ふたたび1階へ降りて、上関さんともお話を。すると、上関さんからおもむろに1枚のフリーペーパーが手渡された。それは「古本ナイアガラ 旅のしおり2」だった。西荻窪の盛林堂さんで行われている古本屋内古本屋「古本ナイアガラ」のフリーペーパー。いやあ、これほしかったんです! ありがとうございました。

このあともホニャララ屋さんがたこ焼きの差し入れを買ってきて下さったりと、なんだかいろいろとお世話になりました。2時間ぐらいお邪魔していただろうか。そろそろおいとましなくてはと思い、買う本を選ぶことに。ざーっと文庫棚を見てから、今東光『東光金蘭帖』(中公文庫)金井美恵子『書くことのはじまりにむかって』(同左)各200円を買うことにした。

帰り際に、上関さんがぜひ行ってみて下さいと、総曲輪通り沿いにある「今井古書堂」という古書店を紹介された。上関さんご推薦とあらば、行かないわけにはゆかない。そのあと、お礼を申し上げて、恐縮ながら、ホニャララ屋さんの案内で、今井古書堂まで連れて行ってもらう。どうもありがとうございました。お店の前でホニャララ屋さんと別れて、いざ店内へ。

入って右側の文庫コーナーを上から下へと見ていく。値付けは高めなのでホイホイとは買えないが、品揃えはなかなかのもの。レジ前には段ボールに入った単行本の良書コーナーがあった。例えば、『ユリイカ 特集・久生十蘭 文体のダンディズム』(青土社)2000円、ロブ=グリエ『幻影都市のトポロジー』(新潮社)4000円などがあった。その半値なら考えるところだが、残念ながらこの値段では買えない。

右側の文庫棚一面を眺め終わり、続いてその裏面の文庫棚へ。こちらの裏面文庫コーナーには、古い文庫の上下巻や複数巻セットがまとめられていた。もしかしてあるかも。期待をこめて1セット1セット見ていく。マナーモードにしてあるスマートフォゥンがズボンのポケットの中でブルブルしだした。きっと妻から「今どこにおるん?」という内容の電話だろう。古本屋でケータイを出すわけにもいかないので、そのままブルブルさせておく。しばらくすると、2本目の棚に探していた文庫があった、ありました。オルダス・ハックスレー『ガザに盲いて(上)(下)』(新潮文庫、昭和33年初版)。残念ながら帯は付いていなかったが、こういう文庫にはそうそうお目にかかれるわけではないので、チャンスを逃してはいけない。これを2500円で購入したのち、店を出た。

そのまま総曲輪通りをUターンし、上関さんにお礼を述べるために、再度ブックエンドに立ち寄る。お店の写真を撮るのを忘れていたので、お願いして店内の様子を一枚撮らせてもらった。ありがとうございました。また寄らせてもらいます。

そのあと、帰り道にあったわけではないブックオフ山室店へ。今回はセールをやっていたが、さほどの恩恵は受けられなかった。殿山泰司『三文役者の無責任放言録』(角川文庫)105円、梶山季之『せどり男爵数奇譚』(ちくま文庫)250円だけ購入。

金沢に戻ってくると、日はもうとっぷりと暮れていた。来週は一箱古本市@源法院である。
[PR]

by anglophile | 2012-07-22 12:15 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2012年 07月 20日
吉井由香
c0213681_20315298.jpg

[PR]

by anglophile | 2012-07-20 20:34 | 読書 | Comments(0)
2012年 07月 18日
今日の中公文庫
いうまいと思えど今日の暑さかな。こんな古句も思い出される。ああ暑い。涼をもとめて古本屋に寄ることにした。

・大宅壮一 『青春日記(上)(下)』 (中公文庫) ¥300
・吉田健一 『書架記』 (同上) ¥210
・辰野隆 『忘れ得ぬ人々』 (講談社文芸文庫) ¥210
・サイ・リバコブ/バーバラ・リバコブ  『ボブ・ディラン』 (角川文庫) ¥210

大宅壮一についてはまったく何にも知らないが、この中学時代(大正4~7年)に書かれていたという日記にはついつい引き込まれてしまった。とても面白い。大人が書く日記の大人臭さといったものがないからなのかもしれない。解説によると、大宅壮一は生前に日記や手記をほとんど残さなかったそうで、唯一残されていたのが、この若き日々を綴った日記であったらしい。誤字などもそのままにしてあるところが逆に好ましい。谷内六郎の素朴なカバー画も申し分ない。

c0213681_21501426.jpg

もう1冊の中公文庫である『書架記』は去年改版が出ているが、今日買ったのは旧版。参考書のひとつである『古本泣き笑い日記』の190頁にはこの旧版カバーの写真が載っていて、かっこいいなあと思っていたのだった。

c0213681_21502950.jpg

改版よりもこちらの方が断然いい。
[PR]

by anglophile | 2012-07-18 21:54 | 古本 | Comments(0)
2012年 07月 14日
ブックオフあれこれ
しばらく続いた繁忙期が今日で一段落したので、一呼吸入れにブックオフとかブックオフとかブックオフとかへ。

一件目、野々市店。来週の水曜日から改装に入るらしく、セールをしていた。が、セール内容が「本全品20%引き」というなんとも非魅力的なもの。半額なら買ってもいいものはあったのに。スルー。

二件目、御経塚店。「文庫2冊で~」とかのセールをしていたが、ほしい本自体がなく、またしてもスルー。一件目とセール内容を逆にする道具をドラえもんは持っていないものかね。

ここで、明日祖母の三回忌と祖父の七回忌があるので、実家に帰る。夕食は、両親と妹家族で焼き肉を食べた。久しぶりの焼き肉だった。その後、妹に賄賂を渡し車を運転してもらい、雨のなか本日三件目となる七尾のブックオフへ。クロード・シモン『フランドルへの道』(新装復刊版、白水社)1450円が半額棚にあったので喜んで手に取る。このシリーズは、他に『三枚つづきの絵』をたしか持っていたはず。その他、あんまり見かけない気がする糸井重里/村上春樹『夢で会いましょう』(冬樹社)山本容子『わたしの美術遊園地』(マガジンハウス)を買った。
[PR]

by anglophile | 2012-07-14 23:39 | 古本 | Comments(0)