<   2011年 01月 ( 16 )   > この月の画像一覧

2011年 01月 28日
今日買った本
今日は帰りにあうん堂さんに行こうとおもって、行ってみたらお休みだった。そういえば、しばらく冬休みを取られるというようなことがHPに書かれていたような。2月になったら再チャレンジしてみよう。

花の金曜日なので、アフターファイ「ブ」を満喫しに行く。

・出久根達郎 『古本夜話』 (ちくま文庫)
・坂口安吾/ロジャー・パルバース訳 『英語で読む 桜の森の満開の下』 (同上)
・水木しげる 『ねぼけ人生 <新装版>』 (同上)
・庄野潤三 『山田さんの鈴虫』 (文春文庫)
・ブッツァーティ 『神を見た犬』 (光文社古典新訳文庫)
・マルセル・プルースト 『抄訳版 失われた時を求めて Ⅱ・Ⅲ』 (集英社文庫)
・紀田順一郎 『謎の物語』 (ちくまプリマーブックス)
・穂村弘 『もしもし、運命の人ですか。』 (メディアファクトリー)
・アリス・マンロー 『イラクサ』 (新潮クレスト・ブックス)

-----------------------------------------------------------------------------
新潮社から『村上春樹 雑文集』というのが出たようだが、ちょっと興味あり。あと、『苦役列車』と『きことわ』も読んでみたい。
[PR]

by anglophile | 2011-01-28 19:06 | 古本 | Comments(0)
2011年 01月 25日
『十蘭万華鏡』(河出文庫)情報
河出書房新社のHPに、2月8日発売予定の『十蘭万華鏡』に関するデータがアップされた。
【内容紹介】
フランス滞在物、戦後世相物、戦記物、漂流記、古代史物…。華麗なる文体を駆使して展開されるめくるめく小説世界。「ヒコスケと艦長」「三笠の月」「贖罪」「川波」など、入手困難傑作選。
頁数は、304頁。なんだか、またまた面白そうな内容で、期待がふくらむ。「入手困難傑作選」という一言が、なんとなく古本魂をくすぐってくれたりもする。出版社の方も、くすぐり方を心得ていらっしゃる。

問題は、バルガス=リョサがそれまでに終わるかどうかだけだ。のんびりしていられなくなった。

※収録作品のデータがアップされたので追記しておく。(1/25)

<収録作品>
・花束町一番地
・贖罪
・大竜巻
・ヒコスケと艦長
・三笠の月
・少年
・花合せ
・再会
・天国の登り口
・雲の小径
・川波
・一の倉沢
[PR]

by anglophile | 2011-01-25 15:15 | 読書 | Comments(2)
2011年 01月 25日
文人タイム
某ブログで紹介されていた産経新聞の記事「1日30分の文人タイム」を私も楽しく読んだ。これは、前警視総監だった米村敏朗氏が書かれた文章である。そこには、社会人や家庭人をしながらも、同時に日々読書を続けていくことがいかに困難であるかが書かれている。米村氏は、京都大学在学中、勝田吉太郎という教授の講義を受講していた。最終講義の際に、勝田教授は教室にいる学生たちに、こう話したという。
「私の講義はこれで終わります。諸君はこれから社会人としてそれぞれの道に進むわけですが、1日30分だけ本を読むようにしてほしい。その時々に話題となった小説や歴史物、あるいは評論やエッセー集、何でもいいのですが、ただし中身のある本を1日30分だけでいいから読む、そして大事なのはそれを毎日続けてください」
しかし、学生たちは「30分」と聞いて苦笑いした。すると、教授はこうも付け加えた。
「1日30分だけと聞いて皆さん笑いましたね。学生というのは本を読むのが仕事のようなものですが、いざ社会人となって仕事に就き、いろいろな人との付き合いも生まれ、そして結婚をして家庭人となる。その時1日30分といえども、自分の時間をつくって本を読む。これは至難の業です。就職して1週間もすれば分かります。でもやってください」
これを読み、最近はめっきりペースが落ちてしまった自分の読書をおもふ。何かに、誰かに、邪魔されずに読書をするということは、最近では稀である。

そのほかのエピソードで、米村氏は故・小渕首相の秘書官を務めていた時に、神保町の古本祭りに首相を連れ出すという作戦に成功したらしい。そのとき首相が買われたのがジョージ・オーウェル全集だった。
そして帰りに車の中で「あれを読むのも(総理を)辞めてからだな」と言われた。
その後の急逝をおもうと、なんだかしんみりしてしまう。小渕恵三とオーウェルというマッチングも意外だったので、このエピソードだけでもこの文章を読んだ価値があったというもの。あとで調べてみたら、小渕氏は、早稲田一文の英文科出身だったことがわかって、「へぇー」を連発してしまった。
[PR]

by anglophile | 2011-01-25 05:45 | 読書 | Comments(0)
2011年 01月 22日
今日買った本
・松下竜一 『狼煙を見よ―東アジア反日武装戦線“狼”部隊』 (教養文庫)
・高村智恵子 『智恵子紙絵』 (ちくま文庫)
・福田恆存 『私の幸福論』 (同上)
・横尾忠則 『見えるものと観えないもの―横尾忠則対話録』 (同上)
・ケストナー 『飛ぶ教室』 (光文社古典新訳文庫)
・山田風太郎 『天使の復讐 風太郎傑作ミステリー』 (集英社文庫)
[PR]

by anglophile | 2011-01-22 23:13 | 古本 | Comments(0)
2011年 01月 21日
今日買った本
古本と戯れたいのだが、なんだか最近は「ブ」が手詰まり気味で、なかなか気持がそちらに向かない。今日は気分を変えて、ちょっとちがう方面へ。

・ミュリエル・スパーク 『邪魔をしないで』 (早川書房)
・W.チャーチル 『わが半生』 (角川文庫)
・アポリネール 『一万一千本の鞭』 (同上)
・川端康成 『千羽鶴・山の音 現代日本名作選』 (筑摩書房)

スパークの本はあれば買っておく。チャーチルの文庫本は、汚れがひどかったが、まあよかろう。チャーチルは、The Second World War あたりを読んでみたいともおもうが、まだそのタイミングではないようだ。川端康成の本は、装幀が恩地幸四郎だったので買ってみた。

-----------------------------------------------------------------------------
来月、筑摩書房から青木正美さんの『詩人と古本屋 風雲児ドン・ザッキーを探せ』という本が出るらしい。古本道場に入門したての数年前、『石神井書林日録』から『古本探偵追跡簿』というルートを経て、このなんだか魅力的な名前の人物に興味を持ったのだった。内容が『追跡簿』のものと重複するのかどうなのか気になるところ。
[PR]

by anglophile | 2011-01-21 23:46 | 古本 | Comments(0)
2011年 01月 18日
中学生までに読んでおきたい日本文学
中学生までに読んでおきたい日本文学の数々を完全スルーで過ごしてしまった未成年時代の穴埋めをしたいと私は常々おもっている。でも、基本ナマケモノなので、その穴が埋まる様子がまったくない。穴の縁の土がボロボロボロボロ崩れていくから、むしろ穴は大きくなるばかり、か。

何気なく開いた『新刊ニュース 2月号』(トーハン)に、角田光代さんと松田哲夫さんの対談が載っていた。対談のメインテーマである角田さんの近作『ツリーハウス』についての話はおいといて、昨年11月から刊行が始まっているらしい松田さん編集の『中学生までに読んでおきたい日本文学』(全10巻)というアンソロジーのことを知って、大いに興味をそそられた。出版元は、あすなろ書房という児童書関係の出版社である。こういうのが出ていたなんて知らなかった。現在第4巻まで出ていて、今月下旬には第5巻と第6巻が出る。来月と再来月も2巻ずつ出て完結するそうだ。

読書とは無縁の未成年時代をすごした私にとっては、このタイトルはストライクだ。ぐいぐいとこちらを引っぱろうとする力が感じられるし、文学的に空虚だった未成年時代の穴埋めができそうにもおもえてくる。このタイトルについて、上の対談ではこんなやりとりが交わされている。
角田 ラインナップを見て、読んだつもりでいても全く知らない短編がいくつもあるなと思いました。一つ一つの話の並べ方によっても、読み手の側にもう一つの物語ができますよね。
松田 それぞれ独立して面白い短編をテーマにそって並べていくと、そこに違うものが見えてくる。南の海の『島の果て』と北の大地の『鶴』を並べると、戦争末期の空気がにわかに漂ってくるんですね。編集の楽しいところです。
角田 「中学生までに」と限定しなくてもいいのに(笑)。
松田 逆にそういうタイトルにすると、「中学生までに読んでおけばよかったなあ」という人も買ってくれるかなと思って(笑)。
これは、私のことだと解釈する。気になるラインナップは以下の通り。
①悪人の物語
囈語(山村暮鳥)/昼日中老賊譚(森銑三)/鼠小僧次郎吉(芥川龍之介)/毒もみのすきな署長さん(宮沢賢治)/悪人礼賛(中野好夫)/少女(野口冨士男)/善人ハム(色川武大)/ある抗議書(菊池寛)/停車場で(小泉八雲)/見えない橋(吉村昭)/山に埋もれたる人生ある事(柳田国男)

②いのちの話
表札(石垣りん)/碁石を呑んだ八っちゃん(有島武郎)/梨花(吉野せい)/山椒大夫(森鴎外)/島の果て(島尾敏雄)/鶴(長谷川四郎)/夏の花(原民喜)/魚服記(太宰治)/極楽急行(海音寺潮五郎)/チョウチンアンコウについて(梅崎春生)

③おかしい話
夜までは(室生犀星)/蝗の大旅行(佐藤春夫)/虫のいろいろ(尾崎一雄)/カンチク先生(小沼丹)/泥坊三昧(内田百閒)/自転車日記(夏目漱石)/対話(砂について)(山本周五郎)/村のひと騒ぎ(坂口安吾)/あたま山(林家正蔵)/酢豆腐(桂文楽)/芝浜(桂三木助)/大発見(森鴎外)/日本人の微笑(小泉八雲)/来訪者(星新一)

④お金物語
告別式(山之口貘)/経済原理(山本周五郎)/塩百姓(獅子文六)/小さな王国(谷崎潤一郎)/マネー・エイジ(星新一)/貧の意地(太宰治)/寝押(中戸川吉二)/清貧の書(林芙美子)/陶古の女人(室生犀星)/無恒債者無恒心(内田百閒)/高瀬舟(森鴎外)

⑤家族の物語
おばあちゃん(金子光晴)/蜜柑(芥川龍之介)/洟をたらした神(吉野せい)/小さき者へ(有島武郎)/終焉(幸田文)/唐薯武士(海音寺潮五郎)/母を恋うる記(谷崎潤一郎)/風琴と魚の町(林芙美子)/同居(吉村昭)/かわうそ(向田邦子)/夫婦の一日(遠藤周作)/葬式の名人(川端康成)/へんろう宿(井伏鱒二)/黄金風景(太宰治)

⑥恋の物語
練習問題(阪田寛夫)/うけとり(木山捷平)/初恋(尾崎翠)/燃ゆる頬(堀辰雄)/人間椅子(江戸川乱歩)/カチカチ山(太宰治)/三原色(三島由紀夫)/好色(芥川龍之介)/藤十郎の恋(菊池寛)/土佐源氏(宮本常一)

⑦こころの話
自分の感受性くらい(茨木のり子)/多摩川探検隊(辻まこと)/少年の悲哀(国木田独歩)/童謡(吉行淳之介)/あくる朝の蝉(井上ひさし)/清兵衛と瓢箪(志賀直哉)/ひとり博打(色川武大)/山月記(中島敦)/入れ札(菊池寛)/志賀寺上人の恋(三島由紀夫)/刺青(谷崎潤一郎)/(幸田文)/おくま嘘歌(深沢七郎)/雀(太宰治)/ある(共生)の経験から(石原吉郎)

⑧こわい話
蛙の死(萩原朔太郎)/夢十夜 第3夜(夏目漱石)/豹(内田百閒)/白昼夢(江戸川乱歩)/箪笥(半村良)/利根の渡(岡本綺堂)/牛人(中島敦)/三浦右衛門の最後(菊池寛)/桜の森の満開の下(坂口安吾)/瓶詰地獄(夢野久作)/鏡(星新一)/お守り(山川方夫)/剃刀(志賀直哉)/鉄路に近く(島尾敏雄)/トカトントン(太宰治)

⑨食べる話
くらし(石垣りん)/小僧の神様(志賀直哉)/鮨(岡本かの子)/芋粥(芥川龍之介)/茶粥の記(矢田津世子)/冷や飯に沢庵(子母沢寛)/(幸田露伴)/ビスケット(森茉莉)/プレーン・オムレツ(伊丹十三)/いのちのともしび(深沢七郎)/幻の料理(種村季弘)/大食いでなければ(色川武大)/冨士屋ホテル(古川緑波)/ごはん(向田邦子)/枇杷/夏の終わり(武田百合子)/注文の多い料理店(宮沢賢治)

⑩ふしぎな話
死なない蛸(萩原朔太郎)/全骨類の少女たち(寺山修司)/化粧(川端康成)/愛撫(梶井基次郎)/秘密(谷崎潤一郎)/心(夏目漱石)/尽頭子(内田百閒)/猫の踊/猫が物いう話(森銑三)/美神(三島由紀夫)/怪夢(抄)(夢野久作)/おーい でてこーい(星新一)/侵入者(梅崎春生)/どんぐりと山狸(宮沢賢治)/魔術(芥川龍之介)/立礼(豊島与志雄)/名人伝(中島敦)/黄漠奇聞(稲垣足穂)
これらの内容は、松田さんが筑摩書房で編集された『ちくま文学の森』や『ちくま日本文学』に収められたものとかぶる部分もあり、まったくの新しいアンソロジーというわけではなさそうだが、それでもなかなかのラインナップではなかろうか。対象は小学校高学年から中学生あたりだろう。特に、小学生への配慮として、小学校5年生以上で習う漢字にはルビがふられているのというのもすばらしい。息子にも読ませてやりたい。余裕ができたら、購入を検討してみようか。
[PR]

by anglophile | 2011-01-18 18:17 | 読書 | Comments(0)
2011年 01月 13日
お通夜のあとで
昨晩、実家のそばの新宅に住む親戚のおばあさんが亡くなったという知らせを受けたので、今日仕事が終わってから、能登の方までお通夜に出かけた。87歳だったという。もう何年もお会いしていなかったが、長生きされたんだなあ。その孫にあたる、私とほぼ同い年の兄弟にも久しぶりに会った。兄貴の方とは10年以上ぶりだった。子供のころ、よくいっしょに遊んだものだ。なんだかしみじみとしてしまった。

終わってから、七尾の「ブ」に寄って帰ってきた。

・向井敏 『贅沢な読書』 (講談社現代新書)
・水芦光子 『双つの顔』 (北国出版社)
・加島祥造訳編 『イェーツ詩集』 (思潮社)
・いしいしんじ 『アルプスと猫―いしいしんじのごはん日記3』 (新潮文庫)
・堀内助三郎 『冬二の風景』 (宝文館出版)
・『マルクス一番乗り』、『マルクス捕物帖』 (DVD)

夜の能登有料道路は車も少なく快適だった。外気温表示が「-4℃」になったときは、ちょっと感動した。日中は氷点下になることは最近はまれだし、朝方でも-1℃まで。それが-4℃なんていうのは、はじめて見たかもしれない。デジカメがあれば、車を止めて証拠写真を撮っていただろうな。
[PR]

by anglophile | 2011-01-13 23:47 | 古本 | Comments(0)
2011年 01月 11日
The 100 Best Novels in Spanish Language, 1981-2006
バルガス=リョサの『世界終末戦争』に取りかかった。仕事に追われる日々がはじまったので、すいすいと行かないが、それでも十分におもしろく読んでいる。ひな祭りまでに読了することを目標としよう。

ただし、ひとつ難点が。私が買ったのは、Picador のペーパーバック版なのだが、文字が小さいのだ。たぶん、限界ギリギリの小ささ。これはちょっと予想外だった。ハードカバーの方が字が大きいのなら、買い直したいところだが、と本気でおもったり。でも、ボラーニョの『2666』もけっこう字が小さかったかもしれない。

ところで、ある海外のサイトで、スペイン語で書かれた小説ベスト100なるリストがあったので、興味深く見た。これは、2007年にコロンビアの『Semana』という雑誌が企画したものだそうだ。ただし、対象となる作品は、1981年から2006年までの25年間に限定されている。81人の作家たち、及びそれ以外の編集者、批評家が投票した結果に基づいている。ベスト100のうち、ベスト25をここにも記しておこう。

◆Top 25 of the 100 Best Novels in Spanish Language, 1981-2006

1. El amor en los tiempos del cólera by Gabriel García Márquez (Love in the Time of Cholera, trans. by Edith Grossman)

2. La fiesta del Chivo by Mario Vargas Llosa (The Feast of the Goat, trans. Edith Grossman)

3. Los detectives salvajes by Roberto Bolaño (The Savage Detectives, trans. Natasha Wimmer)

4. 2666 by Roberto Bolaño (2666, trans. Natasha Wimmer)

5. Noticias del imperio by Fernando del Paso (News from the Empire, trans. Alfonso González & Stella T. Clark)

6. Corazón tan blanco by Javier Marías (A Heart So White, trans. Margaret Jull Costa)

7. Bartleby y Compañía by Enrique Vila-Matas (Bartleby & Co., trans. Jonathan Dunne)

8. Santa Evita by Tomás Eloy Martínez (Santa Evita, trans. Helen Lane)

9. Mañana en la batalla piensa en mí by Javier Marías (Tomorrow in the Battle Think on Me, trans. Margaret Jull Costa)

10. El desbarrancadero by Fernando Vallejo

11. La virgen de los sicarios by Fernando Vallejo (Our Lady of the Assassins, trans. Paul Hammond)

12. El entenado by Juan José Saer (The Witness, trans. Margaret Jull Costa)

13. Soldados de Salamina by Javier Cercas (Soldiers of Salamis, trans. Anne McLean)

14. Estrella distante by Roberto Bolaño (Distant Star, trans. Chris Andrews)

15. Paisaje después de la batalla by Juan Goytisolo (Landscapes After the Battle, trans. Helen Lane)

16. La ciudad de los prodigios by Eduardo Mendoza (The City of Marvels, trans. Bernard Molloy)

17. El jinete polaco by Antonio Muñoz Molina

18. El testigo by Juan Villoro

19. Salón de belleza by Mario Bellatin (Beauty Salon, trans. Kurt Hollander)

20. Cuando ya no importe by Juan Carlos Onetti (Past Caring, trans. Peter Bush)

21. La tejedora de coronas by Germán Espinosa

22. El paraíso en la otra esquina by Mario Vargas Llosa (The Way to Paradise, trans. Natasha Wimmer)

23. Cae la noche tropical by Manuel Puig (Tropical Night Falling, trans. Suzanne Jill Levine)

24. Doctor Pasavento by Enrique Vila-Matas

25. Herrumbrosas lanzas by Juan Benet

こういうリストは、新聞や雑誌でもよく発表される。主観的な部分もあったりするだろうが、私はこういうのは嫌いではない。このリストの1位はガルシア=マルケスの『コレラの時代の愛』、2位はバルガス=リョサの『チボの狂宴』、そして3位と4位にボラーニョの大作2つである。それ以外に名前を聞いたことのある人は、23位のマヌエル・プイグぐらいだ。あとは全然知らない。でも、英訳はけっこう出ているんだなあ。ちなみに、マルケスの『百年の孤独』は出版がずっと前なので、ここには当然入っていない。
[PR]

by anglophile | 2011-01-11 13:02 | 読書 | Comments(0)
2011年 01月 10日
「水芦光子-なほそして雪かとおもふ。」
c0213681_2346020.jpg
室生犀星記念館で現在開催中の企画展「水芦光子-なほそして雪かとおもふ。」に行ってきた。この企画展のポスターには、次の言葉が印刷されている。
祝福(いわい)よりはしろい天の喪を 
地にあるわたしの負ふすべもなく 
仰ぐたび消えてゆくものを 
なほそして雪かとおもふ。
私は水芦光子という人を知らなかったが、上のこの言葉には大きく惹かれた。雪が降る季節に読んだからかもしれない。これから毎年、雪が降るたびに、この言葉を思い出すことになるだろう。

水芦光子は、大正3年(1914年)金沢に生まれた。幼いころより、環境にも恵まれ、文学的素養を身につけていった。昭和12年、23歳の時に、かねてから憧れていた室生犀星に手紙を書き、師事するようになる。最初は詩を書いていたようだが、そのうち犀星に勧められ、小説を書くようになった。その後、2003年に89歳で亡くなるまで、10作以上の小説を残した。

記念館には、著書といっしょに、テープライブラリーが置いてあり、水芦さんの声を聴くこともできた。テープは、平成元年に録音されたもので、犀星のほか、立原道造、津村信夫、富士正晴、伊東静雄、永瀬清子らとの交流を回想したものである。この年、金沢で開かれた詩の会に講演者として招かれていたのだが、体調を崩し欠席せざるをえなくなり、その代わりに、このカセットテープを送られたそうだ。金沢生まれの水芦さんの方言まじりの言葉を聴いていると、なんだか亡くなった祖母を思い出し、知らない人なのに親近感を感じた。

この企画展は、3月13日まで開かれている。

-------------------------------------------------------------------------------------------
このあと、やはり気持は「ブ」のある方角へ。

・種村季弘編 『泉鏡花集成 1』 (ちくま文庫)
・平野啓一郎 『日蝕』 (初版帯付、新潮社)
・開高健 『生物としての静物』 (集英社文庫)
・坂下昇 『現代米語コーパス辞典』 (講談社現代新書)

最後の『コーパス辞典』は1200ページある分厚い講談社現代新書で、著者の坂下氏はメルヴィルの訳者として知られている。もう20年以上前のものだが、英米作家の文章がけっこう引用されていて、これは気軽な読み物としておもしろいかも。
[PR]

by anglophile | 2011-01-10 23:57 | 読書 | Comments(0)
2011年 01月 09日
「詩集 裸足」
先週、誕生日の翌日に、詩人の金子彰子さんから「詩集 裸足」が届いた。しばらく前の金子さんのブログに、手製の詩集を編まれているという話が出ていて、そのことを読んで知ってはいたのだが、まさか送っていただけるとはおもっていなかったので、そして誕生日の翌日でもあったので、勝手に「誕生日プレゼント」だと解し、うれしくなる。本当にありがとうございました。

金子さんはご自身のブログにもときおり詩を掲載されており、これまでそれらのいくつかを読んできたが、印刷された紙で読むと、当然だが、また一味ちがう。最初の二篇(「青春」と「冬至」)を繰り返し読んでいる。『詩集 二月十四日』とあわせて、大切にします。グラシン紙をかけられないので、届いた封筒のなかに入れたまま保存。永久保存、ときどき繙読。
[PR]

by anglophile | 2011-01-09 17:41 | 読書 | Comments(2)