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2010年 10月 31日
今日買った本
今日もいくつかの店をまわってきた。なかなか単行本が買えない。今日も文庫本ばかり。

・井村君江 『ケルトの神話』 (ちくま文庫)
・三上寛 『愛と希望に向って撃て 〈反逆の唄〉』 (現代教養文庫)
・池内紀 『ゲーテさん こんばんは』 (集英社文庫)
・カフカ 『変身/掟の前で 他2編』 (光文社古典新訳文庫)
・カズオ・イシグロ 『浮世の画家』 (ハヤカワepi文庫)
・坂口安吾 『明治開化 安吾捕物帖』 (角川文庫)
・山内久明編 『対訳 ワーズワス詩集』 (岩波文庫)

三上寛の文庫はけっこう珍しい本のようだ。この人のことはほとんど知らないが、あんまり見かけない本だなあとおもって手にとったら、カバーデザインが超インパクトあり。一瞬、蛭子能収のイラストかとおもったよ(ちょっとちがうか、失礼)。佐伯俊男という人の絵らしい。表紙見返しには、深沢七郎の「現代の若者たちは社会体制に反抗する。三上寛は呪いの詩を歌って訴える。文学にはまだ現われていない分野だ。」という言葉が載っている。こういう本が現代教養文庫から出ていたんだなあ、とおもった次第。

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by anglophile | 2010-10-31 21:21 | 古本 | Comments(0)
2010年 10月 29日
『男の隠れ家』12月号
本屋で『男の隠れ家』(12月号)を立ち読みし、欲しくなったので買ってきた。

丸ごと「本」の話で、ものすごく充実している。特に、「第3章 古本屋を巡る」がいい。神保町と京都の古書店がとても詳しく紹介されている。あと、「日本全国“超厳選”古本屋ツアー」もおもしろかった。全国には魅力的な古本屋さんがたくさんあることがわかる。すべてを放擲し、私も全国行脚してみたいなあ。

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by anglophile | 2010-10-29 14:40 | 読書 | Comments(2)
2010年 10月 28日
車谷長吉三昧   
風邪で2日間自宅療養している間、ふだんよりも少しだけ本を読むことができた。

何気なく手にした井伏鱒二の『珍品堂主人』(中公文庫)を読み終えたあと、日曜日に運良く買うことができた車谷長吉の『雲雀の巣を捜した日』(講談社)と『文士の魂・文士の生魑魅』(新潮文庫)を斜め読みし、さらに『銭金について』(朝日文庫)と『反時代的毒虫』(平凡社新書)と続き、氏の小説以外の著作の多くに広く浅く目を通すことができた。広く浅くなのにお腹がいっぱい。この人のエッセイ集はまだ何冊か出ているようなのでそのうち購入しなければならない。

上記4冊は内容的には重複している部分もあるのだが、それでも小説を読むことと書くことが氏の人生と直結しているところに鬼気迫るものを感じ、圧倒されてしまう。車谷長吉という作家の個人史のようなものをうかがい知ることもできよう。「ブックガイド」と言ってしまうと安っぽくなるが、そのような機能も果たしていて、これから読みたいとおもうような小説がいろいろ紹介されているのはとても勉強になる。一方で、これらで触れられている小説(おもに短篇小説)が元となって『文士の意地-車谷長吉撰短編小説輯』(作品社)という究極のアンソロジーができあがったのだろう。この上下2冊のアンソロジーは、やはり車谷長吉が編むべくして編んだものだったということが、上記の本などを読むと理解できる。

ところで、この人の書き言葉は小説だけでなくエッセイにおいても独特だが、対談集である『反時代的毒虫』を読むと、話し言葉は普通であることがわかる。意図的にあのような文体を使っているということなのだろう。このなかには、江藤淳、白洲正子、水上勉らとの対談が収められている。新書でこういう対談が読めるのだから贅沢である。

というようなことを考えていたら風邪も癒えたのだった。

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by anglophile | 2010-10-28 23:26 | 読書 | Comments(0)
2010年 10月 26日
風邪をひいても古本か   
先週半ばから喉の調子が悪く、「風邪かも、風邪かも」と怯えているうちに、ついに風邪をひいてしまった。昨晩は38.4度の熱が出たので、夜更かしせずにおとなしく寝た。そして今日は一日休養日とした。

日曜日の夜がいけなかったのかもしれない。源法院の一箱古本市のあと、昼すぎに濃厚スープのつけ麺を食べたら、夕方になっても腹が空かず、夕食のタイミングがずれてしまった。やっと空腹になったのが21時すぎ。ここで普通の人なら家にあるもので簡単に済ませるのだろうが、私の場合はなぜかモスバーガーに行くことを考えてしまうのだなあ。家族はもう寝ており、しかたなくひとりで車に乗って外出することに。村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』だったかに、主人公が深夜にあてもなく車を走らせながら「ガソリンの無駄遣いだよなあ」とつぶやく場面があったのを思い出した。

さて、モスバーガーに行こうと車を走らせたのなら、そのままモスバーガーに直行するのが道理なのだが、私の場合はなぜかその途中にある「ブ」に先に寄ってしまうのだなあ。阿呆である。空腹を満たそうとしているというよりも、空腹を忘れさせてもらおうとする方向に流れていってしまう。とはいえ、実は「ブ」に寄ろうとしたのには、どうせ閉店時間が22時なのだから、今から行っても見て回れるのは15分ほどで、それぐらいだったら問題はなかろうという自分なりの計算があってのことだった。(では、このときモスバーガーの閉店が同じ22時だったらどうしようか、という問いは私の頭のなかには浮かばない)

ところが「ブ」に着いてみると、閉店は23時であることを知って、あら、そうだっけ?とおもう。こうなると急ぐ必要もなくなり、何をしに外出してきたのかも忘れて、じっくり棚を見て回ることになった。いつのまにか空腹が満たされていくような錯覚を感じながら、本末転倒男が買った本は以下のとおり。

・円満字二郎 『太宰治の四字熟語辞典』 (三省堂)
・赤瀬川原平 『少年とオブジェ』 (ちくま文庫)
・中島河太郎 『推理小説展望』 (双葉文庫)
・安岡章太郎 『夕日の河岸』 (新潮文庫)
・柳瀬尚紀 『日本語は天才である』 (同上)
・車谷長吉 『文士の魂・文士の生魑魅』 (同上)
・中公文庫編集部編 『中央公論文芸欄の明治』 (中公文庫)
・谷崎潤一郎 『潤一郎ラビリンスⅧ 犯罪小説集』 (同上)

2冊400円セールもやっていた。『四字熟語辞典』は刊行当時にチェックしていたもの。柳瀬尚紀の本は単行本で既読。ちなみに、氏が編纂しているという英和辞典はいつ完成するのだろうか。車谷本は一箱古本市の『雲雀の巣を捜した日』に続いてこの日2冊目。8月に出たばかりだが、もう「ブ」の棚に並んでいるとは驚きだった。この文庫は2冊の単行本をまとめたもので、『文士の生魑魅』の方は単行本で持っている。『中央公論文芸欄の明治』はちょっと渋いアンソロジー。定価が文芸文庫並みなのはなぜだろうか。

このあと、かろうじてモスバーガーが買えるお金だけを残して「ブ」をあとにした。こんなことしているから、やがて風邪をひいてしまうのである。
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by anglophile | 2010-10-26 23:14 | 古本 | Comments(8)
2010年 10月 24日
一箱古本市に行ってきた   
今日は一箱古本市@源法院の日。今回で3回目となる。私は出店申し込みはしなかったけど、きっといい本に出会えるはずだからと、10時スタートに合わせて家を出た。9時50分頃、フライング気味に会場に着いてしまう。開始まで脇の方で待つことにする。会場は準備をされている店主の方々の活気にあふれ、その様子を見ていると、「自分も出店すればよかったなあ」という気持になった。

開始の準備をされていたあうん堂のご主人にご挨拶し、出店者プロフィールなどが書かれた「一箱古本市通信」を一枚いただく。今回の箱は17箱。連続で出店されている方もいらっしゃれば、初出店の方もいらっしゃった。これだけの箱が毎回この金沢に集まるということはすごいことだとおもう。やはりみなさん(古)本が好きなんだなあ。

さて、10時になって、あうん堂のご主人の「開催宣言」の後、市が始まった。端の方から見ていくことにする。屋号を確認し忘れたのだが、端から2番目のお店で車谷長吉『雲雀の巣を捜した日』(講談社)をさっそく発見!この本は現在絶版(のはず)で、ずっと前に「ブ」で一度見かけたが、買い渋っているうちに誰かに買われてしまったのだった。600円以下なら買おうと思って値段を見たら300円だった。今日はもうこれで十分かもしれない、とおもった。

そのあと、いろいろと他の方の箱を見せてもらいながら、さらに次の2冊を購入。

・牧野信一 『鬼涙村』 (旺文社文庫) ¥200
・ガルシア=マルケスほか 『美しい水死人 ラテンアメリカ文学アンソロジー』 (福武文庫) ¥200

『鬼涙村』は高岡の上関文庫さんから、『美しい水死人』はおろおろ散歩道さん(だったかな?)から買った。後者は、サンリオ文庫の『エバは猫の中』をもとにしていることをあとで知った。

結局、1時間ほどしかいれなかったが、何人かの出店者の方とお話もできてよかった。次回は11月28日である。今度は出店申し込みをしようとおもう。
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by anglophile | 2010-10-24 19:46 | 一箱古本市 | Comments(0)
2010年 10月 23日
今日買った本   
今日も朝から夕方5時まで仕事。ツカレタヨ。手ぶらでは帰れません。

・中原昌也 『ソドムの映画市』 (洋泉社)
・P.G.ウッドハウス 『比類なきジーヴス』 (国書刊行会)
・P.G.ウッドハウス 『それゆけ、ジーヴス』 (同上)
・P.G.ウッドハウス 『でかした、ジーヴス!』 (同上)
・P.G.ウッドハウス 『サンキュー、ジーヴス』 (同上)
・『yom yom vol.10』 (新潮社)
・『yom yom vol.13』 (同上)
・P.オースター編 『ナショナル・ストーリー・プロジェクト Ⅰ』 (新潮文庫)
・ジョナサン・コット 『グレン・グールドは語る』 (ちくま学芸文庫) ¥600

前から気になっていたウッドハウス・コレクションの4冊がなんと105円棚に下りていた!これは僥倖。待った甲斐があったというもの。このコレクションは現在10冊出ているようだ。『yom yom』もだいぶ集まってきた。

今回驚いたのは、つい先日新刊で出たばかりの『グレン・グールドは語る』があったということ。さすがに105円ではないが、買おう買おうとおもっていたのでちょうどよかった。この本はすでに20年前に『グレン・グールドとの対話』として一度訳されているが、今回は宮澤淳一氏の新訳である。何より表紙のカラー写真がすばらしい。赤いセーターを着ているグールドなんて見たことがなかった。若い頃のカラー写真自体も珍しい。

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by anglophile | 2010-10-23 20:59 | 古本 | Comments(0)
2010年 10月 22日
第3回一箱古本市@源法院   
あさっての日曜日、源法院にて一箱古本市の3回目が開かれます。今回は丸一日時間が取れないので、私は出店申し込みをしませんでしたが、時間があればお邪魔したいとおもっています。

出店者プロフィールがNYANCAFE-BOOKSさんのブログに載っています。
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by anglophile | 2010-10-22 21:58 | 一箱古本市 | Comments(0)
2010年 10月 21日
今日買った本   
心の中にある古本の埃にまみれた指先が震えだしたので、帰りに「ブ」へ。105円棚から4冊。

・日本ペンクラブ編/赤瀬川原平選 『全日本貧乏物語』 (福武文庫)
・谷沢永一 『人生を豊かにする日本語』 (幻冬舎)
・栗林忠道 『硫黄島からの手紙』 (文春文庫)
・グレアム・グリーン 『グレアム・グリーン全集〈20〉 旦那さまを拝借 性生活喜劇12篇』 (早川書房)

『全日本貧乏物語』のようなアンソロジーは大切にしたいとおもう。105円棚にあった『硫黄島からの手紙』をレジに出したら、「250円です」と言われて、「えっ!?」と驚きの声をもらしてしまった。「105円棚にあったので、105円だとおもったんですが」と伝えると、店員の女性の方が丁寧に対応してくれて、結局105円にしてもらった。どっちでもよかったのだが、ラッキーといえばラッキー。こういうこともあるんだなあ。たまに105円棚に半額本が紛れ込んでいるのはやっかいだ。
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by anglophile | 2010-10-21 19:16 | 古本 | Comments(0)
2010年 10月 19日
『新刊ニュース11月号』   
ふと手にした小冊子『新刊ニュース』には、アンケート特集として「人気の著者が選ぶこの3冊!」といういかにもなタイトルの企画が載っていた。が、目を通してみたらけっこうおもしろかった。気になった人たちの「この3冊!」を書きとめておこう。

<岡崎武志>
①川本三郎 『いまも、君を想う』
②荻原魚雷 『活字と自活』
③マラマッド 『レンブラントの帽子』

<小谷野敦>
①佐藤春夫 『この三つのもの』 
②小島政二郎 『眼中の人』 
③加能作次郎 『世の中へ 乳の匂い』

<関川夏央>
①森鴎外 『阿部一族・舞姫』
②夏目漱石 『文鳥・夢十夜』 
③樋口一葉 『にごりえ・たけくらべ』

<長嶋有>
①久住昌之 『孤独の中華そば「江ぐち」』
②枡野浩一 『結婚失格』
③ブルボン小林 『マンガホニャララ』

<古川日出男>
①ピンチョン 『メイスン&ディクスン』
②マルカム・ラウリー 『火山の下』
③管啓次郎 『本は読めないものだから心配するな』

<保坂一志>
①カフカ 『カフカ・セレクション 1~3』
②宮沢賢治 『新編 宮沢賢治詩集』 (角川文庫)
③ミシェル・レリス 『幻のアフリカ』

<町田康>
①西村賢太 『人もいない春』
②萩原朔美 『劇的な人生こそ真実』
③野坂昭如 『アメリカひじき・火垂るの墓』
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by anglophile | 2010-10-19 12:13 | 読書 | Comments(0)
2010年 10月 18日
洋ナシケーキ   
昨日までの3日間、夜中近くまで働いていたため寝不足でフラフラだった。そこをなんとか乗り切って、本日は「救済措置」としての代休。アラーム機能不要な午前10時半起床は心地よく、寝不足を幾分か解消できた。それでも不意の電話で一時仕事場に行くことになり、ちょっといろいろあって未解決のままだったが1時間ほどで逃げてきた。すんなり行かないところがもどかしいよ。

すっきりしないので、「伝説のスーパーにある古本屋」に行ってきた。が、ほとんど収穫なし。残念。

帰りに、武蔵が辻の「フルーツむらはた」に寄る。先週も寄ったのだが、その時はお目当ての洋ナシケーキはすでに売り切れていた。私はケーキはほとんど食べないが、ここの洋ナシケーキはむかしから大好物である。人気があるのか、この洋ナシケーキは夕方まで売れ残っていることはほとんどなく、買いたければ早めの時間に行かなければならない、ということがこれまでの経験によって判明している。今日は行ったのが午後3時過ぎだったため、かろうじて3つだけ残っていた。当然、3つ全部いただく。

帰宅して、洋ナシケーキを食べながら、Colm Toibin のMothers and Sons を読み継ぐ。まだピン!とくるところに出会わない。おかしいなあ。期待しすぎだったか。でも、久しぶりに食べる洋ナシケーキはおいしかった。夕食後にも1つ食べたので、あと1つしか残っていない。
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by anglophile | 2010-10-18 23:32 | その他 | Comments(0)