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2010年 06月 30日
今日買った本
・小野寺健 『心にのこる言葉3』 (河出書房新社)
・鴻巣友季子 『翻訳のココロ』 (ポプラ文庫)
・東野圭吾 『容疑者Xの献身』 (文春文庫)
・鏑木清方 『随筆集 明治の東京』 (山田肇編、岩波文庫)
・十川信介編 『藤村文明論集』 (同上)
・吉本隆明 『源実朝』 (ちくま文庫)
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by anglophile | 2010-06-30 17:51 | 古本 | Comments(0)
2010年 06月 29日
今日買った本
今日のブックオフは単行本が五〇〇円均一であった。

・フィッツジェラルド 『夜はやさし』 (森慎一郎訳、集英社)
・古井由吉 『人生の色気』 (新潮社)
・古山高麗雄 『セミの追憶』 (同上)

『セミの追憶』は署名入りだった。地方にいるとなかなか署名本に出会えないけど、たまにこういう出会いに恵まれることがある。どういう経緯でこの本がブックオフの棚に収まることになったのか、前の所有者はどのようにしてそれを手に入れたのか、などと考えるのが楽しくてたまらない。
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by anglophile | 2010-06-29 20:28 | 古本 | Comments(0)
2010年 06月 28日
セールはまだまだ続く
今日は文庫本二〇〇円均一へ。

・横光利一 『上海』 (岩波文庫)
・結城信孝編 『岡本綺堂 怪談選集』 (小学館文庫)
・阿部謹也 『中世を旅する人びと-ヨーロッパ庶民生活点描』 (ちくま学芸文庫)
・『井伏鱒二文集3 釣の楽しみ』 (ちくま文庫)
・穂村弘 『現実入門』 (光文社文庫)
・開高健 『開高健ルポルタージュ選集 ずばり東京』 (同上)
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by anglophile | 2010-06-28 14:25 | 古本 | Comments(0)
2010年 06月 27日
半額セール   
ブックオフの「半額セール」がまだ続いている。今日は通常棚の書籍も半額だった。

・松浦弥太郎 『日々の100』 (青山出版社) 500
・庄野潤三 『自分の羽根 庄野潤三随筆集』 (講談社文芸文庫) 375
・室生犀星 『あにいもうと/詩人の別れ』 (同上) 275
・『日本探偵小説全集<3> 大下宇陀児・角田喜久雄集』 (創元推理文庫) 275
・正岡容 『圓太郎馬車 正岡容寄席小説集』 (河出文庫) 250
・尾崎翠 『第七官界彷徨』 (同上) 175
・寺山修司 『あゝ、荒野』 (角川文庫) 175
・開高健 『開高健ルポルタージュ選集 サイゴンの十字架』 (光文社文庫) 150
・安藤元雄編 『北原白秋詩集(下)』 (岩波文庫) 200
・『芥川龍之介全集 1/2/4/6』 (ちくま文庫) 225*4

ついつい買いすぎてしまった。
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by anglophile | 2010-06-27 20:59 | 古本 | Comments(0)
2010年 06月 26日
今日買った本   
「一〇五円棚が半額セール」で買った本など。

・井伏鱒二 『厄除け詩集』 (講談社文芸文庫)
・『長田弘詩集』 (ハルキ文庫)
・『夏目漱石全集 2』 (ちくま文庫)
・E・ブロンテ 『嵐が丘』 (鴻巣友季子訳、新潮文庫)
・吉行淳之介訳 『好色一代男』 (改版、中公文庫)
・野坂昭如 『ひとでなし』 (同上)
・佐伯一麦 『草の輝き』 (集英社)
・尾辻克彦 『出口』 (講談社)
・向井豊昭 『BARABARA』 (四谷ラウンド)
・日本文芸家協会編 『文学2001』 (講談社)

『古書の森 逍遙』が届いた。きれいな本だ。知らない名前がたくさん出てくる。さっそくグラシン紙で包んだ。
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by anglophile | 2010-06-26 16:34 | 古本 | Comments(0)
2010年 06月 23日
無題
・今月から来月にかけて、古本関連本の出版が目白押しである。まずは、黒岩比佐子さんの『古書の森 逍遙』。今日アマゾンで注文した。楽しみ、楽しみ。

・ワールドカップは各グループの予選最終戦が始まった。明日は日本対デンマーク戦だが、その前に今夜のイングランド対スロベニア戦は見逃せない。ここまでのイングランドの予選二試合は、両方とも時間帯が午前三時とか四時だったので、生中継を見ていないのである。今夜は絶対に見れるはず。だから麦酒はよしておこう。

・七月一一日(日)に東京へ「出張」することが決まった。出張という文字に鍵括弧が付いているのは、それは自費だから。仕事場の財政状況がよろしくないためとはいえ、なんだかなあという感じ。このモヤモヤを払いのけるためにも前日に上京し、古本屋を巡ってみたいと考えている。ちなみに、古本屋に行きたいから、出張しようと思ったわけではありません。
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by anglophile | 2010-06-23 17:35 | 雑記 | Comments(0)
2010年 06月 20日
今日買った本
今日もあちこち行ってきた。もはや自制する術を持たないかのよう。

<一軒目:一〇五円>
・武田百合子 『富士日記(上)』 (中公文庫)
・武田百合子/野中ユリ 『ことばの食卓』 (ちくま文庫)
・ヴァージニア・ウルフ 『ヴァージニア・ウルフ短篇集』 (同上)
・佐藤正午 『小説の読み書き』 (岩波新書)

<二軒目:二冊四〇〇円>
・西村賢太 『暗渠の宿』 (新潮文庫)
・新藤兼人 『三文役者の死 正伝 殿山泰司』 (岩波現代文庫)

<三軒目:一〇五円>
・町田康 『テースト・オブ・苦虫2』 (中公文庫)
・古今亭志ん朝 『志ん朝の落語Ⅰ 男と女』 (ちくま文庫)
・山口瞳 『山口瞳「男性自身」傑作選 熟年篇』 (新潮文庫)
・『中央公論 2009年11月号』  ※善行堂さんの記事が載っている号をやっと見つけた!

<四軒目>
最後に帰り道にある「ブックマーケット」に寄ってみた。「ブックオフ」ほど品揃えも多くなく、あまり期待していなかったのだが、なんと久生十蘭があった。絶版になっている朝日文芸文庫二冊(『十字街』『魔都』)である。予想外の十蘭出現に胸が高鳴った。これが一〇五円なら文句なしだったが、そんな贅沢は言ってられない。手に持ったらもはや棚に戻すことなどできなかった。
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by anglophile | 2010-06-20 20:17 | 古本 | Comments(0)
2010年 06月 20日
「詩人」   
久生十蘭を読み継ぐ合間に、上田三四二の短篇集『祝婚』をふと手にとった。表題作に続いて「詩人」という短篇が収められている。これを読み、しばし十蘭のこと、サッカーのこと、を忘れた。

この短篇は「世の中にはすくなくとも一人、自分そっくりの人間が居るという」で始まる。上田三四二の場合、尼崎安四(あまがさきやすし)というほとんど無名のうちに死んでいった詩人の姿に自分を重ね合わせる。
 詩人とは魂の定義において生き難い人の謂であろう。純粋詩人とはもっとも生き難い人のことだ。私がこの初めて名を聞く人の上に見出したのは、そういう純粋詩人のありようであった。
 短歌にかかわって生きてきた私は、とうてい、純粋詩人ではあり得なかった。そと目にはこれといった波瀾もなく世間と妥協しながら六十を過ぎるまで生きてきたことが、その何よりの証拠だと言っていい。
 だが生き難い思いは私のなかに生得のものとしてあった。高等学校は理科を選んだが、職業はどれひとつ私に似合いそうになかった。戦争がはじまっていた。いずれ兵隊にとられるだろう。この考えは私の気持を軽くした。戦況が長びくにつれて、先の見通しはますます暗く、勤労動員やら、繰上げ卒業やら、学業どころではないどさくさのうちに医学部に入ったが、大学を出るまで戦争が持ちこたえられるとは思えなかった。
 戦争が終わって生きていかねばならないと決ったとき、研究者の道に進む自信の持てないまま、臨床を選び、臨床を選びながら開業医になる気ははじめからなかった。
 自分は何になりたかったのか。気の進まぬ勤務医の生活のかたわら、趣味のつもりではじめた短歌がいつしか身について、歌人と呼ばれることを不思議に思わないまでになったいまなら、こう言うことが出来る。私は歌人-詩人になりたかったのだ、と。だが詩人になれるとは思えなかった。この自分が詩人だなどと、どうして信じられただろう。けれども、職業への不適格の思いと、職業をもって暮しを立てねばならないこの世での生き難さの思いは、才能の有無ということとは別に、魂のありようにおいて、と言うのが大げさなら、心の持ちかたにおいて、自分が詩人であり、詩人であるよりほかはなかったことを告げていた。屈折し、妥協した生き方ながら、結局は詩人としての道をしぶとく歩いてきたのだという感慨がいまの私にはある。
 尼崎安四は、私が生半可な詩人などではなく混りけのない詩人であったなら辿ったであろうと思われる人生の道を、私より十年先に歩いて、見せてくれていた。
「生き難さ」という言葉が骨身にしみる。
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by anglophile | 2010-06-20 04:01 | 読書 | Comments(0)
2010年 06月 18日
「ノンシヤラン道中記」
ようやく『久生十蘭全集1』に取りかかった。最初の作品は「ノンシヤラン道中記」である。最初の一〇頁くらいはなんだかよく分からず、行ったり来たり。読み慣れない言葉やら、息継ぎの長い文章やら、いきなり出端を挫かれた。何回かそういうのを繰り返し、なんとなくどういう話なのかが分かってくる。粘り勝ち。

十蘭お得意のルビもものすごいことになっている。容赦ないルビの雨あられ。フランスが舞台なので、特にフランス語のルビが多い。「師走」に対するルビは「デツサンブル」など日本語に対してフランス語があてられている。しかし一方で、「一〇八八粁」のルビは「にひやくななじふり」となっており、メートル法に対して尺貫法になっている。なんかすごいぞ、これは!あっちに振られたかと思ったら、今度は容赦なくこっちに思いっきり振られている。作品名からも分かるように、フランス的なもの(「ノンシヤラン」)と日本的なもの(「道中記」)が入り乱れている。その混在ぶりに圧倒される。

大笑いした文章があったので書きとめておこう。主人公のコン吉とタヌがオンボロ車に乗って旅に出る件である。
北は巴里を基点として、南は仏伊の国境マントンに至る、こゝは仏蘭西の4/5を縦に貫く坦々たる国有道路(ルウト・ナシオナアル)。この大道を、磨き上げられた宝石の如きPeugeot-"103"、海驢の如きRenaultのLes stella、さてはロオルス・ロイス、イスパノスユイザ、-おのがじし鮮やかな警笛(シツフル)と香水の匂ひを残して、風の如く爽やかに疾駆する中に、模様入りの考古学的な自動車が、大いなる蝙蝠傘を差した二人の東洋人を乗せ大工場の移転の如き壮大な爆音を立て、蒙々たるギヤソレンの煙幕を張つて、宛も病上りのロイマチス患者の如き蹌踉たる歩調で、大道狭しと漫歩してゐるのは、誠に荘重類ない眺めであつた。進むと見れば忽ち退き、右によろめき左にのめくり、一上一下、転々反側。さればコン吉は、手鍋(キヤスロオル)の中で炒られる腸詰の如く、座席の上で転げ廻りながら、こゝを先途と蝙蝠傘に獅噛みついてゐる様子。(二三頁)
腹が捩れそうになった。「考古学的な自動車」というのがいいなあ。私の乗っている車も今夏で一〇年目を迎えるが、外見やエンジン音はかなり「考古学的」になってきたかなあ、と思ってうれしくなった。
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by anglophile | 2010-06-18 09:37 | 読書 | Comments(0)
2010年 06月 14日
今日買った本
・色川武大 『寄席放浪記』 (河出文庫)
・古今亭志ん生 『びんぽう自慢』 (ちくま文庫)
・佐藤良明 『ラバーソウルの弾みかた』 (ちくま学芸文庫)
・フィリップ・ロス 『背信の日々』 (宮本陽吉訳、集英社)
・『坂口安吾評論全集(1) 文学思想篇1』 (冬樹社)
・『坂口安吾評論全集(3) 社会風俗篇』 (同上)
・『坂口安吾評論全集(4) 歴史紀行篇』 (同上)
・『坂口安吾評論全集(5) 人物観戦篇』 (同上)
・『坂口安吾評論全集(6) 巷談随想篇』 (同上)

すべて一〇五円也。安吾の全集は実は持っている。一方、こういう評論全集があるということは知らなかった。
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by anglophile | 2010-06-14 20:20 | 古本 | Comments(0)