カテゴリ:一箱古本市( 48 )

2013年 09月 29日
9月が過ぎていく
<9/14>
加能屋書店に寄ると、100円均一ワゴンに一昔前の創元推理文庫が大量に並んでいた。これらはひと月以上前まで店の隅の方に積み上げられており、まだ値付けされていなかったのを目撃していた。結局100円で放出ということになったようだ。待った甲斐がありました。絶版久しいアンソロジーがいろいろとあり、興味に任せて、その中からジュディス・メリル編『年刊SF傑作選1~5』ジュディス・メリル編『SFベスト・オヴ・ザ・ベスト 上下』ベリャーエフ他『ロシア・ソビエトSF傑作集 下』オットー・ペンズラー『魔術ミステリ傑作選』を買う。傑作選は全7巻のうちの5冊。あと、レジ前の文庫棚にあった田村俊子『木乃伊の口紅/破壊する前』(講談社文芸文庫)もあわせて購入する。合計1100円。

<9/16>
小雨の降る朝。道路の真ん中にカタツムリがいて、車に轢かれるといけないので脇によけてやった。野呂邦暢『野呂邦暢小説集成2 日が沈むのを』(文遊社)が出たらしいので、ビーンズに買いに行く。第1巻よりもボリュームアップしている。装幀の色調は緑がかった水色。美しい。帰りに、BO北町店に寄り、手塚眞『夢みるサイコ』(新書館)四方田犬彦『叙事詩の権能』(哲学書房)を105円棚で。帰ってきてから、『野呂邦暢小説集成2』の最初の2編を読む。

<9/18>
忘れた頃に思い出しては、ときどきイギリスの季刊文芸誌 GRANTA のHPをのぞいている。最新号の特集は「旅」。村上春樹のエッセイ「神戸まで歩く」('A Walk to Kobe')が翻訳されている。最初の部分がHP上にアップされていたので読んでみた。すーっと英語が頭の中に入ってくる感じがいい。残りも読んでみたくなり、アマゾンで注文しようかとも思ったが、数週間かかるようなのでどうしようかと迷う。またHPにもどって、ページ下の説明書きを目を凝らして見てみたら、なんと全編無料でアップされていたのだった。さっそく続きを読む。なんというサービス精神! アマゾンで注文しなくてよかった。いや、むしろこの雑誌はけっこういい特集を組むので、ほんとは定期購読すべきなのかも。

<9/24>
思うところあって、退勤後、BO諸江店へ。「思うところ」については解決しなかったが、かわりにいい本が買えた。単行本通常棚にM・プイグ『リタ・ヘイワースの背信』(国書刊行会)1450円があった。去年出た新装版。それから105円文庫棚で三島由紀夫『黒蜥蜴』(学研M文庫)『三島由紀夫文学論集Ⅰ』(講談社文芸文庫)『三島由紀夫文学論集Ⅲ』(同)を手に入れる。これら3冊はしばらく前まで半額棚にあったように記憶しているが、105円棚に落ちてきたのだろう。運がよかった。

<9/25>
久しぶりに金澤20世紀書房へ。と思ったら定休日だった。すでにスイッチが入ってしまっているので、かわりに野々市のBOへ。漫画105円コーナーで山上たつひこ『玉鹿市役所 ええじゃない課②~⑥』(秋田書店)を見つける。1巻目がないのがもどかしい。小学生のころに『ドカベン』を愛読していたので、この時代のチャンピオンコミックスには強い愛着を感じている。

<9/26>
森開社に予約注文していた詩集が届く。『左川ちか全詩集』(100部限定折本仕立)と『千田光全詩集』(100部限定)の2冊。前者は3年前に出た普及版を購入済みだが、新資料やヴァリアントが加わった今回のものも思い切って購入した。こういうのは値段どうこうではなくて、手元に置いておきたいという気持ちの強さが大事。後者の装幀も文句のつけようがないほどすばらしい。「ミランダ紙」という言葉をはじめて知った。詩は素人だが、左川ちかの詩篇には強い魅力を感じる。小樽文学館ではじまっている「左川ちか展」にも行きたいが、さすがにその余裕はちょっとなさそう。ちなみに、職場に小樽出身の方がいて、小樽までの行き方や経費について教えてもらったが、やはりどう考えても小樽は遠いということがわかった。遠くから見守るだけ。

<9/27>
今度こそ、久しぶりに金澤20世紀書房へ。ブログを遡ってみたら2月以来。玄関にご主人がいらっしゃり、ご挨拶申し上げる。店内には松井秀喜のレアグッズが展示されていた。少しお話してから本を見せてもらう。やはり漫画が充実していて、珍しいコミックなどを手に取りそのたたずまいを目に焼き付ける。いろいろと迷った本もあったけど、結局、均一コーナーから太宰治『文豪ミステリ傑作選 太宰治集』(河出文庫)田山花袋『東京近郊 一日の行楽』(現代教養文庫)各100円を買うことにした。

<9/29>
数週間前に回覧板で、「ブックECO金沢 まちなかフェスティバル2013」が開かれるのを知った。今日はその日で、楽しみにしていた。昨年は10月開催だったが、今年は9月開催。秋晴れの中、10時頃に柿の木畠にあるうつのみや書店へ行く。会場では市内の古本屋さんが準備をされており、オヨヨさんもいらっしゃった。さてさて今年はどうでしょう。本の量は昨年と同じくらい。少なくもなく、多くもなく、ちょうどいい感じ。じっくり見て回って、森銑三『偉人暦 続編 (上)(下)』(中公文庫)山田修爾『ザ・ベストテン』(新潮文庫)メルヴィル『世界の名作・30 白鯨』(集英社)松下竜一『砦に拠る』(筑摩書房)伊井直行『さして重要でない一日』(講談社)レイチェル・カーソン『海辺 生命のふるさと』(平河出版社)池澤夏樹編『21世紀文学の創造9 ことばのたくらみ 実作集』(岩波書店)を得た。『白鯨』は珍しいかもしれない新書版。『砦に拠る』の単行本も嬉しい収穫。そして次に向かうは一箱古本市@源法院。去年と同じコースだ。源法院に行くと、お客さんで賑わっていた。出店者はフルエントリーの17名。出品本もみなさん様々で、見ていて楽しかった。内堀弘『古本の時間』(晶文社)をさっそく出品されている方もいてびっくり。今回のお目当ては、あうん堂さんがおそらく持ってこられるだろうと予想していた広瀬洋一『西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事』(本の雑誌社)。予想通り、あうん堂さんの箱に数冊置かれていた。早く買わないと売り切れになりそうな勢いだったので1冊確保する。その後みなさんとしばし立ち話。今後の楽しみな話も聞けてよかった。来月は今年最後なのでなんとか出店したいものだ。と、今年は毎回そんなことを言ってきた気がする。
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by anglophile | 2013-09-29 22:51 | 一箱古本市 | Comments(0)
2013年 07月 07日
先週から今週にかけての古本
<6月29日(土)>
久しぶりに何にもない土曜日であることよ。床屋に行こうかと思ったけど、考え直してやっぱりブックオフに行くことにした。例によって「20%オフセール」をやっていたが、だからなんだというのか。まず105円棚で、齋藤愼爾『寂聴伝』(新潮文庫)小林泰彦『日本百低山』(文春文庫)山本健吉『詩の自覚の歴史』(ちくま学芸文庫)を拾う。次に半額文庫棚で、堀江敏幸『一階でも二階でもない夜 回送電車Ⅱ』(中公文庫)を見つける。新刊でも買えるんだけど、半額で買えないかとずっと探してた。この本には「古書店は驢馬に乗って」という文章があって、早稲田の古本屋で小沼丹訳の『旅は驢馬をつれて』を買う場面が出てきて古本心をくすぐられる。はたして堀江さんはその本をいくらで買ったのだろう、ということが気になってしかたがない。

<6月30日(日)>
本日は一箱古本市@源法院の日。もう24回目。昼から仕事があるので、その前にちょこっと寄ることにした。源法院に足を運ぶのは3月末以来。実に久しぶり。会場に着くと、皆さん門前に勢揃い。初出店の方も何名かいらっしゃるようだった。
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まずは上関さんにご挨拶し、先週の「BOOKDAYとやま」のお礼をあらためて申し上げる。箱の本を見せてもらいながら、いろいろと話をうかがう。今後も楽しいイベントを期待しております。そういえば、ブックエンドにも前に1回行ったきりご無沙汰しているなあ。
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そのあと、NYANCAFEさん、なつめ舎さん、でっぱさん、あうん堂さんにご挨拶。あうん堂さんが大通りのある向こう側を指さすので、その方向を見ると、何か不思議なモノが目に入った。新登場らしい。そして動くらしい。ちょっとリアクションに困ったので、とりあえず写真を撮っておくことにする。
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そろそろ仕事に行く時間となったので、上関さんの箱からボラーニョ『野生の探偵たち(上)(下)』(白水社)3200円を買うことにした。妻に読ませよう。

<7月4日(木)>
某所で古めの文庫を買う。古山高麗雄『私がヒッピーだったころ』青木日出夫編『ニューヨーカー短編集』野坂昭如『騒動師たち』安岡章太郎『自叙伝旅行』(以上、角川文庫)安岡章太郎『舌出し天使』(中公文庫)野呂邦暢『落城記』(文春文庫)の6冊。ブックオフの棚には絶対に並ばないくらいみな状態が悪いが、6冊で300円だから文句はなし。『私がヒッピーだったころ』と『ニューヨーカー短編集』はうれしい収穫。後者には、マラマッド「夏の読書」、ベロー「未来の父」、ナボコフ「ランス」、エリザベス・テイラー「生涯のはじめての死」などが収められている。
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by anglophile | 2013-07-07 21:38 | 一箱古本市 | Comments(0)
2013年 06月 24日
BOOK DAY とやま
幸い、朝方に中継されるコンフェデレーション・カップのメキシコ戦を見ようなどという気も起こらず、十分に睡眠時間を取って、体調は万全、遅刻の心配もなし。ということで、昨日は富山で初開催された一箱古本市に参加してきた。暑い日ではあったが、文句を言ってはいけませんね、最高の一日となりました。オヨヨさん、上関さん、そして初めてお会いしたブックスシマさんはじめ、スタッフの方々にも大変お世話になりました。コインパーキングを案内してもらったり、本のかたまりを運搬してもらったりと本当にありがとうございました。

会場は、総曲輪通りの西端を抜けたところに位置する富山市民プラザというところ。富山駅にもまあまあ近い。プラザ前にこじんまりとした広場があって、そこにテントをたてて2店舗が共同で出店するという形。出店数は40を超えていたようなので、けっこうぎゅうぎゅうづめだったが、そのぶん熱気が感じられてよかったと思う。到着後、上関さんに受付をしてもらい、京都からいらっしゃったダンデライオンの中村さんに紹介していただく。2年前に訪れた名古屋の一箱古本市に中村さんが出店されていて、そのときにちょっとだけ話をさせていただいたのだった。あのときの一箱の中身の濃さには驚嘆したものだった。今回はけっこう話をさせていただき、いろいろ勉強になりました。「本好き」を極めていらっしゃる方はすごいですね。いずれ京都のお店を訪れたいと思いました。
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市民プラザは大通りに面していて、月に一度こういう催し物が開かれているそうで、そのため食べ物の屋台テントも出ていて、昼食に困らないのはありがたい。おろおろしながら準備を済まして、開始時間までのあいだ、皆さんの準備の様子を見に行く。金沢からはあうん堂さんやNYANCAFEさんご夫妻、源法院のメンバーの方々がたくさんいらっしゃていて、皆さんにご挨拶申し上げる。出店用の箱も貸していただきありがとうございました。地元の古本よあけさんもいらっしゃっていて、お目当ての「古本よあけ通信 vol.18」をさっそくいただいた。私もこういうフリーペーパーみたいなの作ってみたいけど、続けられそうにないのでなかなか作るまでにはいたらない。
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出店者はくじを引いて店舗場所を決める。私は奥の方のテントになった。同じテントには金沢の一箱にも出店されているADLIFTさんがいらっしゃり、今回は屋号を「かえる書林」に変えて出店されていた。建築関係の本とシブいCDを出品されていた模様。私の方はといえば、いつも通り文学中心。半年ぐらいのあいだにたまった本を出品した。
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始まってほどなくして、龜鳴屋さんと中日新聞のMさんがいらっしゃったのでびっくり。何でも龜鳴屋さん関係の重要な取材があるということで足を運ばれたようだった。Mさんとは3月の山本善行さんのトークイベントのときにお会いしたが、龜鳴屋さんとは2年ぶりくらいだったので、またお目にかかれてほんとによかった。新しい本を見せてもらいに、近々またお邪魔させていただきます!

新しい試みとして「3冊500円コーナー」を設置してみることにした。前日、部屋をガサコソしていたら、モンティ・パイソンの下敷きが出てきたので、身長196cmのジョン・クリーズに「3冊500円」と言わせてみたが、反応があんまりなかったのでちょっと残念。この下敷きは非売品だが、もし売って下さいというお客さんがいたらどうしよう、などという心配は無用であった。
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反応がなかったモンティ・パイソンに比べ、今回一番ウケがよかったのはこちらのCDだった。ちょっとアクセントになればと思い、持っていったのだが、かなりのお客さんが反応してくれてうれしかった。手に取られるお客さんの反応をいちいち伺うのがおもしろかった。売れなくても別にいいのだけどと思っていた後半、年配の男性の方が買っていかれた。
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いや、でも本の方も本当にたくさん買っていただきました。とにかくお客さんが多くて多くて。流れが途切れた合間を利用して、数分間だけ他のお店を見に行くのが精一杯。ヒマだったらこっそり抜け出してブックエンドに行ってみようなどと作戦を立てていたのだけれど、ぜんぜんそんなふうにはならなかった。わずかな時間を利用して、ちょっとずつ全体を把握することに努め、自分なりに厳選して買った本は以下の3冊。
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ロッジ(600円)がでっぱさんから、田中小実昌(800円)がダンデライオンさんから、木山捷平(1300円)が北條さん/夏葉社・島田さんの箱から。値引きもしてもらったりしてありがとうございました。でっぱさんの箱には、他にジェニファー・イーガンの新刊があって興奮した。さすがでございます。あれはやはり買っとくべきだったかなあ、と後悔している。あと、岐阜の徒然舎さんのところにあった細野晴臣の文庫もほしかったけど、次に行ったときにはもう売れていて後悔。やっぱり、そうだよなあ。

時間はあっというまにすぎ、いつのまにか終了の16時になった。売り上げは絶好調で、予想をはるかに超える。40冊以上売れた「3冊500円コーナー」が大健闘だったが。それ以外の本も好調で、買ってもらえるとうれしいと思っていた本がよく売れた。藤子不二雄の漫画もやはり人気があり、特に『魔太郎』を買ってくれたおばあさんと『カンビュセスの籤』を買ってくれた少年のことが強く心に残っている。あと、最後にADLIFTさんが『野呂邦暢作品集』を男前な感じで買って下さった。いい本がほしかった人のもとにおさまっていくのがうれしいですね。

3冊500円コーナー以外で売れた本の記録はなんとか取っていたので以下それらを記しておく。

・常盤新平 『銀座旅日記』 (ちくま文庫)
・ガルシア=マルケス他 『エバは猫の中 ラテンアメリカ文学アンソロジー』 (サンリオ文庫)
・ガルシア=マルケス 『百年の孤独』 (新潮社)
・武田百合子 『富士日記(上)(中)(下)』 (中公文庫)
・出久根達郎 『作家の値段』 (講談社)
・ジョージ秋山 『WHO are YOU 中年ジョージ秋山物語』 (小学館)
・都築響一 『TOKYO STYLE』 (ちくま文庫)
・開高健 『開高健全ノンフィクション(5) 言葉ある曠野』 (文藝春秋)
・ブラッドベリ 『恐竜物語』 (新潮文庫)
・吉田秀和 『世界のピアニスト』 (新潮文庫)
・藤子・F・不二雄 『ドラえもん 巻頭まんが作品45』 (小学館)
・小津安二郎 『僕はトウフ屋だからトウフしか作らない』 (日本図書センター)
・台所でよむ村上春樹の会 『村上レシピバリューセット』 (飛鳥新社)
・阿部了/阿部直美 『おべんとうの時間』 (木楽舎)
・小沼丹 『黒いハンカチ』 (創元推理文庫)
・堀江敏幸 『もののはずみ』 (角川文庫)
・ボルヘス 『幻獣辞典』 (晶文社)
・カズオ・イシグロ 『夜想曲集』 (早川書房)
・佐藤雅彦編 『教科書に載った小説』 (ポプラ社)
・栗原亨 『廃墟の歩き方 探索篇』 (イースト・プレス)
・藤子不二雄A 『魔太郎がくる ①~⑧』 (中公文庫)
・『ドラえもんひみつ道具大事典』 (小学館)
・久生十蘭 『顎十郎捕物帳』 (朝日文庫)
・手塚治虫 『人間昆虫記』 (大都社)
・佐藤泰志 『そこのみにて輝く』 (河出文庫)
・『つげ義春作品集』 (日本文芸社)
・久世光彦 『蕭々館日録』 (中央公論新社)
・大竹昭子 『須賀敦子のヴェネツィア』 (河出書房新社)
・『向田邦子 暮しの愉しみ』 (新潮社)
・荒川洋治 『日記をつける』 (岩波現代文庫)
・深沢七郎 『言わなければよかったのに日記』 (中公文庫)
・山田正紀/恩田陸 『読書会』 (徳間文庫)
・角田光代 『いつも旅のなか』 (アクセス・パブリッシング)
・深沢七郎 『盆栽老人とその周辺』 (文春文庫)
・吉田篤弘/フジモトマサル 『という、はなし』 (筑摩書房)
・多和田葉子 『光とゼラチンのライプチッヒ』 (講談社)
・藤子不二雄 『藤子不二雄SF全短篇 第1巻 カンビュセスの籤』 (中央公論社)
・車谷長吉 『文士の魂・文士の生魑魅』 (新潮文庫)
・マッケン 『白魔』 (古典新訳文庫)
・ブローティガン 『愛のゆくえ』 (ハヤカワepi文庫)
・西崎憲編訳 『短篇小説日和』 (ちくま文庫)
・TOWER RECORDS 『NO MUSIC, NO LIFE. AD collective』 (マガジンハウス)
・奥泉光 『シューマンの指』 (講談社)
・エドワード・ゴーリー 『ギャシュリークラムのちびっ子たち』 (河出書房新社)
・松下竜一 『汝を子に迎えん 人を殺めし汝なれど』 (河出書房新社)
・タモリ 『TAMORI』 (ソニー)
・ボルヘス/カサレス 『ボルヘス怪奇譚集』 (晶文社)
・『野呂邦暢作品集』 (文藝春秋)
・田中小実昌 『世界酔いどれ紀行ふらふら』 (知恵の森文庫)

売れた冊数を数えてみたら、100冊を超えていたことがわかった。プラスチックケースが軽くなってブラボー。この達成感、プライスレス。

次回、源法院にて。
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by anglophile | 2013-06-24 23:46 | 一箱古本市 | Comments(4)
2013年 06月 22日
【BOOK DAY とやま】に参加します!
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明日はいよいよ富山の一箱古本市。今年初めての出店で、県外遠征は初めてなので、少々興奮気味。空回りしそうなほどの気合いで参加してきます。天気は大丈夫、のはず。今降っている雨は止むよね? 準備の方はまだプラスチックケースに本を詰めただけ。値札貼りは今晩する予定。

どうしても文庫本が多めになってしまいますが、こんな感じのラインナップ。ワンパターンといえばワンパターン。気合いが空回っている証拠か。
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富山なので藤子不二雄の漫画も少し持っていきます。発想が短絡的なのは、やはり気合いが空回っているから? 単行本はこんな感じ。やはりワンパターンかも。
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余裕があれば、CDなども少し持っていくかもしれません。あと、家宝のひとつがなぜか2冊あるので、そのうちの1冊を出品します。よろしければ会場でお手にとってみて下さい。
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by anglophile | 2013-06-22 04:09 | 一箱古本市 | Comments(0)
2013年 05月 26日
麦藁帽子を忘れた日
本日の修行内容。午前9時から午後3時まで日陰少なき山の頂で炎天の下じっと耐えること。暑いのなんのって。去年一箱古本市のために買った麦藁帽子を持っていくべきだった。いつもの無計画が仇となる。半分仕事を放棄して時間が経つのをただじっと待った。こんがり日焼けしたところで任務終了。

午後3時に解放され、下山後、新刊のフジモトマサル『聖なる怠け者の冒険【挿絵集】』(朝日新聞出版)を探しに香林坊大和内の紀伊國屋書店へ。森見登美彦の小説の方はあって、こちらもイラストが満載されていて楽しそうだったけど、肝心の挿絵集が見つからない。おかしいな。そんじゃ、ということで、うつのみやに行ってみた。ここにも小説の方はあるけど、挿絵集が見当たらない。レジのお兄ちゃんに訊いてみたら在庫がないとのことだった。果たして入荷自体があったのか。しょうがないので、店内のオヨヨ書林古本コーナーだけチェックしておこうと思って、棚を見てみたらダール他『異色作家短篇集18 壜づめの女房』(早川書房)を発見! これだけ復刊されなかったやつだ。800円だったので、ぽんぽこ仮面のことはすっかり忘れて、気持ちよく精算してもらった。

水分補給のため、スターバックスみたいなとこでナントカカフェラテを注文して一息つく。相変わらず暑いが、次はがんばってオヨヨさんに行ってみよう。せっかく香林坊まで来たのだからね。まずタテマチ店の100円均一で皆川博子『変相能楽集』(中央公論社)を入手。このタイトル、いつも『変態~』と読み違えてしまうのは、私の心が邪だから?

つづいて久しぶりのせせらぎさんへ。せせらぎさんがいらっしゃりご挨拶。店の入り口のコーナーには芸術新潮とか別冊太陽などが大量に並んでいた。店内の棚とかの配置も前に来たときからちょっと変わっているようだった。いろいろと見て回って加藤郁乎『半風談』(九藝出版)800円を手に取る。柳瀬尚紀についての短文があって、巻末を見てみると、柳瀬訳の『シルヴィーとブルーノ』の栞のために書かれた文章であることがわかる。この本はちくま文庫にもなっていたと思うが、加藤郁乎の文章もその文庫に収められているのかどうか。今度チェックしてみよう。

帰りのバスの中で買ったばかりの『半風談』を開いたら、なんと見返しに種村季弘宛の献呈署名が入っていた! こういうのはうれしいねえ。
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by anglophile | 2013-05-26 22:59 | 一箱古本市 | Comments(0)
2013年 04月 01日
三月も 古本買って 過ぎていく
<3月30日(土)>
妻と息子が中国地方に小旅行に出かけるため、早朝金沢駅まで2人を車で送る。ほんとは私も古本目的でそれに同行したかったのだけど、今晩は職場の送別会があって私は「送られる方」だから欠席することはできず、やむなく金沢に残ることとなった。しかしそのおかげでこの土日に行われる金沢での古本イベントに顔を出せることになった。まずは本日14時から山本善行さんのトークイベントがあり、明日は山本さんも出店する一箱古本市@源法院がはじまる。一古本ファンとして、一箱古本市実行委員の方々のご尽力に感謝致します。

金沢駅から家に戻ってくるとまだ7時半。眠いので睡眠のつづき。10時頃に目が覚めて、まだ14時のトークイベントまでは時間があるので、野々市のブックオフに行ってみることにした。今日は久しぶりに「文庫2冊で500円&単行本2冊で1200円セール」をやっていた。文庫の方は、岡崎武志『女子の古本屋』(ちくま文庫)中島みゆき『中島みゆき最新歌集 1987-2003』(朝日文庫)の2冊を選ぶ。後者のまえがき「言葉と孤独」は必読かも。単行本の方は、岸本佐知子『なんらかの事情』(筑摩書房)サンティアーゴ・パハーレス『キャンバス』(ヴィレッジブックス)をとりあえず買っておく。前者はすでに新刊書店で半分ほど立ち読み済み。パハーレスはずっと前の一箱古本市で『螺旋』を購入済みだが例によっていまだ積ん読中。

さて、ほどよく時間をつぶせたので、いったん家に戻ってから、香林坊へは自転車で行くことにした。風はちょっと冷たかったが、空は晴れていてサイクリング日和。会場となる四高記念館にはちょっと早めに到着した。個人的に、今日というタイミングで四高の建物に入るのは感慨深かった。建物脇の入り口から入っていくと、せせらぎさんがいらっしゃった。今日のトークイベントは定員30名となっていて予約が要るのかどうなのか心配だったが、その必要はないということだったので一安心。会場に入り、NYANCAFEご夫妻やあうん堂さんにご挨拶申し上げる。受付を済ませてから、正面席にいらっしゃった山本さんにもご挨拶。金沢でお会いできて感激しました。

このあと、開始までまだちょっと時間があったので、受付デスクで販売されていた山本さんの著書の中からまだ買っていなかった『故郷の本箱 上林曉傑作随筆集』(夏葉社)を購入。あとでサインを入れてもらおう。
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会場がほぼ満員になってきたところで、予定通り14時からトークショーがスタート。司会の女性のナビゲーションで、前半は山本さんの高校時代の話、そして古本の魅力に取りつかれるようになるまでの話、後半は善行堂開業前後の話が中心となった。たこやき屋のことなどユーモアをまじえた話にときおり笑いがおこった。興味の範囲が広いと買える古本の範囲も広がるというのもたしかにそうだよなあ、と深く共感しながら山本さんの話を拝聴した。買えないと寂しいけど、買えたら買えたでその分だけ本の量が増えるのでそれもまた困りもの。古本の世界にハマるというのは、その両端を行ったり来たりしながらその振れ幅を楽しむことなのかもしれない。
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今朝金沢に来られてから、トークイベントの前にさっそく近八書房に行って来られたそうだ。一番最後に、そこで買われた古本を抽選で来場者にプレゼントされた。私はひそかに『露伴翁座談』(角川文庫)を狙っていたのだが残念ながら抽選にもれてしまいました。
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あっというまの90分だった。トークが終わってから、受付で買った『故郷の本箱』にサインしてもらった。楽しい時間をどうもありがとうございました。

さて、時間を見るとまだ16時。ここで、トークの終わった山本さんのこのあとの行動パターンをイメージしてみる。おそらくこのあとも市内の古本屋をまわられるにちがいない。ならば、私もこのまま帰るわけにはいかない。送別会は19時からなので、まだ少し時間の余裕がある。できれば久しぶりにせせらぎさんに行きたいところだが、帰る方向とは逆。で、しばらく訪れていない明治堂書店のことを思い出したので寄ってみることにした。こんなときでもないと寄れないし、帰り道に位置していなくもないからね。店の前に行くと、店内には灯りがついているが、入り口のスライドドアには鍵がかかっている。「ご用の方は右にあるブザーを鳴らして下さい」みたいな紙の札がぶら下がっていたので鳴らしてみたら、高齢の店主が現れて、丁寧に中に入れて下すった。店内には古本が積み上げられている。時間をかけて見たいが、体調がよろしくないと洩らすご主人に気が引けて、ささーっと短時間で見ることにした。単行本の山から真鍋博『ティータイム七五話』(毎日新聞社)¥600を、文庫本棚からジョウ・スミス『ポップ・ヴォイス スーパースター163人の証言』(新潮文庫)¥400の発掘に成功。古本心おおいに満たされ、心おきなく送別会に向かうことができたのであった。



<3月31日(日)>
日付が変わり、宿で7時半に起床。午前2時ごろまで起きていた記憶がある。もっと寝ていたかったけど、こういう宿に泊まると朝が早いんだよなあ。苦手。なんか体調もすぐれない。これで風邪でもひいたら洒落にならない。でも、朝食に出た名前を知らない魚の焼いたのはおいしかった。

さて、本日は昨日のトークイベントに続き、今年1回目の一箱古本市@源法院(通算で第21回目)である。家に戻ってきたのが10時頃だったが、軽い二日酔いでふらふらのため、ソファーに横になってしばし休息。

2時間後、いくぶん体調が回復したので、ゆらゆらと源法院へ。空模様がちょっとあやしい。源法院に着いてみると、門前にあうん堂さんと常連のおろおろさんがいらっしゃった。他の皆さんは本堂内で出店されている模様。今日は最初から本堂内での出店だったようだ。皆さんにご挨拶してから箱を見て回る。
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山本さんの善行堂箱はもうすでに半分ほどが売れてしまっていて出遅れたことを悔やんだ。買えなくてもよかったから、どんな本がそこに並んでいたのか見たかったなあ。それでもまだ残っていた本のことをいろいろ説明してもらって、その中から大野新『沙漠の椅子』(編集工房ノア)¥500を購入した。いろいろ教えてもらって勉強になりました。

山本さんの隣の隣ぐらいに出店されていた女性の方の箱には江國香織の本が何冊かあって、『犬とハモニカ』があれば買いたいなあと思っていたのだけど、残念ながらそれはなかった。その隣のでっぱさんの箱には古めの本からあまり見かけない本などあって少し見せてもらった。魚津から出店の古本よあけさんの箱もこだわりの本が並んでいてじっくり見せてもらった。よあけさん手製の「古本よあけ通信」を頼りに、フェリペ・アルファウ『ロコス亭の奇妙な人々』(東京創元社)¥450とイアン・マキューアン『夢みるピーターの七つの冒険』(中公文庫)¥300の2冊を買うことにした。『ロコス亭』は創元ライブラリに入ったけど単行本もいいたたずまいの本。マキューアンの中公文庫のことは知らなかった。訳者が真野泰なのでこれは要チェックということで。「古本よあけ通信」を読むと、よあけさんが一箱古本市を楽しんでいらっしゃるのがよくわかりいつも感心させられる。6月には富山でも一箱古本市が開かれるかもしれないということだった。あとであうん堂さんに伺ったら、源法院のメンバーでその富山の一箱に参加できればいいねということだったので、これは今から楽しみである。

最後に、常連のたんぽぽ文庫さんの箱に近づくと、外付けのスピーカーが売られていることに気づいた。気になったので少し説明してもらってから、値段をきくと500円ということだったので買うことにした。iPodやパソコンに接続できるらしいので、そのうちケーブルのようなものを買ってきてつなげてみることにしよう。一箱古本市でスピーカーを買うことになるとは思ってもみなかった。そういうのも一箱古本市のいいところ。

家に帰ってきてから、居間のテーブルの上にこの2日間で買った本を積み上げて、それらを見やりながら、暖かくしてふたたびソファーに横になった。
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by anglophile | 2013-04-01 23:44 | 一箱古本市 | Comments(0)
2012年 10月 29日
10月後半の古本と読書
10月後半をラップでくるんでチンしてみた。味付けに、タランティーノとか古本市とか。

<10月某日>
仕事帰りにブックマーケットへ。J・G・バラード『溺れた巨人』(創元SF文庫)フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『高い城の男』『ユービック』(ハヤカワSF文庫)を630円で。しばらく前に、バラードの短篇「溺れた巨人」に言及した文章を読んだのだったが、それが誰の文章だったのかが思い出せない。ディックのハヤカワ文庫新装幀版は目の覚めるようなかっこよさ。ちなみに、20世紀末に東浩紀の影響で『ユービック』だけペーパーバックで読んだがあんまりピンとこなかった。

<10月某日>
鳴和で宮川寅雄『秋艸道人随聞』(中公文庫)、ブックオフで菊地信義『装幀思案』(角川学芸出版)を各105円で。鳴和にはここしばらくめぼしい本が出てこないので、ちょっとさびしい。と思っているのは私だけ?

<10月某日>
久しぶりに文圃閣へ。阿部昭『人生の一日』(中央公論社)山口瞳『還暦老人憂愁日記』(新潮社)坪内稔典『坪内稔典の俳句の授業』(黎明書房)『文藝別冊 須賀敦子』(河出書房新社)『別冊映画秘宝 「キル・ビル」&タランティーノ・ムービーインサイダー』『別冊映画秘宝 「キル・ビルVol.2」&タランティーノ・ムービーインサイダー』(洋泉社)を3冊500円で買う。『別冊映画秘宝』は『キル・ビル』特集だが、町山智浩氏が『レザボア・ドッグ』と『パルプ・フィクション』について書いている。氏曰く、「90年代で最も重要な映画、それは『パルプ・フィクション』である」(17頁)。ふふふふふ。一方、『キル・ビル』を私はまだ見ていない。

<10月某日>
一日中眠かったのは、昨晩スカパーで『アウトレイジ』を見ていたから。『ビヨンド』も見たいが、まずは第1作から。なんて思っていたら、ラストシーンに来て、前に見ていたことを思い出した。おかしいなあ、一体いつ見たんだろう? 全然覚えていない。

<10月某日>
加能屋さんの武蔵店を再訪。お店の前に駐車スペースがあることが前回分かったのでそこに車を止めさせてもらった。助かります。そういえば、数日前の朝日新聞地方欄だったかに加能屋さんの紹介記事が出ていた。店番をしている若い女性の方の写真が載っていた。今回、新しい本が少しだけ増えていた気がする。きれいな状態のW・サイファー『文学とテクノロジー』(研究社)を500円で購入した。

<10月某日>
来月の新刊チェックをしていたら、河出からついにダレルのアヴィニョン・クインテットが出ることを知った。アマゾンで検索してみたら、全5巻がすでに登録されている! それによると、刊行予定は次のとおり。第1巻『ムッシュー』(2012年11月)、第2巻『リヴィア』(2013年5月)、第3巻『コンスタンス』(2013年12月)、第4巻『セバスチャン』(2014年6月)、第5巻『クインクス』(2014年11月)。半年に1冊のペースといったところか。完訳を祈りたいところ。ちなみに、昔、新聞広告に刊行予告が載った時は、訳者が宮脇孝雄となっていたが、どうやら変更になったようだ。

<10月某日>
夜、スカパーで『キル・ビル』をやっていた。ユマ・サーマンはいつもながらにキュート。栗山千秋があやつる鉄球に鎖が付いた武器もすごかった。が、映画の設定自体がかなり強引で、けっこうグダグダな印象を受けた。タランティーノはそんなこと、気にはしてないだろうけど。

<10月某日>
ブックオフ北町店へ。『文藝別冊 山口瞳』(河出書房新社)呉智英『言葉の常備薬』(双葉社)坪内稔典『カバに会う 日本全国河馬めぐり』(岩波書店)水芦光子『一筋のふしぎな糸』(北國新聞社)藤原新也『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』(東京書籍)を20%引きの420円で。

<10月28日(日)>
日曜日だが仕事がある日。空には灰色の雲。仕事はあったが、空き時間を自主的に設けて、古本が集う場所へ。なぜなら、「現代社会の枠組みから少しくらい外れていてもそれなりに楽しく生きていけるぞ的な感覚が活性化され」(@穂村弘)たから。まず、柿の木畠にあるうつのみや書店横で開かれるという「ブックECO金沢 まちなかフェスティバル2012」を訪れる。市内の古書店が世話係として、家庭や施設から集まってきた古本を並べるというイベント。2週間ほど前に、家に回覧板が回ってきて、近所の公民館に不要の本があれば持ってきて下さいという案内チラシが入っていた。古本に興味のない妻が気を利かせて教えてくれたのだった。会場では、小雨がぱらつく中、テントの中に本が並べられ、けっこう賑わっていた。係の一人としてオヨヨさんがいらっしゃったのでご挨拶申し上げる。並べられていた本の量はそれほど多いわけではないが、何冊か欲しい本があってよかった。購入するというよりも、文庫本は1冊50円、単行本は100円を目安に寄付をするという形らしい。小銭を掻き集めて、植草甚一『ぼくは散歩と雑学がすき』(晶文社)深沢七郎『人間滅亡的人生案内』(河出書房新社)小林清之介『小さな博物誌』(毎日新聞社)室生犀星『舌を噛み切った女』(新潮文庫)小堀杏奴『朽葉色のショオル』(旺文社文庫)の5冊(やや汚れあり)と交換した。『小さな博物誌』の装幀は山高登。続いて向かうは源法院。今日は今年最後の一箱古本市が行われることになっている。私の方は夜の納会にも参加できないし、今年最後でもあるので、少しだけ顔を出すことにした。生憎の雨で出店者の皆さんは本堂内。あうん堂さんだけが呼び込みのために門前のテントで出店されていた。おろおろさんもちょうど外にいらっしゃり、挨拶がてらしばらく話をしていると、向こうの方からあうん堂さんがおもむろに本のかたまりを持ってこられ、箱に並べ始めたのだが、なんとそのかたまりは『別冊本の雑誌16 古本の雑誌』(本の雑誌社)だった! 実は、数日前から市内の主な書店をまわっていたのだがどこにも入荷しておらず、悶々としていたのだ。まさかここで『古本の雑誌』を買えるとは思ってもいなかったなあ。しかも1割引。なんと20冊も仕入れられたそうだ。あやうく「3冊もらいます!」と言いそうになった。あうん堂さんが本の雑誌社の本を取り扱っていることを忘れていた。ちなみに、ちょっと前に出た同社刊行の『SF挿絵画家の時代』もちゃんと入荷済みとのこと。すばらしい! ということで、県内で『古本の雑誌』を手にしたい方はあうん堂さんに行きましょう。めでたく1冊確保してから、本堂内の方も見て回る。今年最後ということで出店数は最大。常連の方々はもちろんのこと、古本よあけさんやなつめ舎さんもいらっしゃった。よあけさんの箱にちょっと気になる本があったけど、他のお客さんでけっこう混んでいて、手に取るタイミングを逸した。本堂内はなかなかの熱気で、古本の香気に十分に触れることができた。帰り際に、いつもサンドイッチなどを出していらっしゃるYaekoSanでアボカドサンドイッチを買って仕事場へと戻ることに。仕事そっちのけで、『古本の雑誌』を読み始めたのは言うまでもない。巻頭の爆笑座談会は「古本者けもの道すごろく」作成の裏話。爆笑の連続。ノリは『本棚探偵』シリーズに通じるものがある。その他にも座談会が2つ組まれており、どれも面白かった。帰宅は夜の10時を過ぎていた。
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by anglophile | 2012-10-29 23:22 | 一箱古本市 | Comments(0)
2012年 10月 03日
第19回一箱古本市@源法院(9/30)
2ヶ月ぶりに参加した一箱古本市@源法院の記録を少しだけ。

当初、この日は予定が入っていて参加できないとおもっていたのだけれど、その予定が立ち消えになって、アララララと思っていたところへ、NYANCAFEさんからちょうどお誘いの連絡があり、うまい具合に参加できることになった。出店者はほぼおなじみの顔ぶれ。アットホームな雰囲気で始まった。午前中は曇り空で、実行委員の方々は門前で箱を出されていたが、一般出店者は本堂内で本を並べた。午後に入ってから本格的に雨が降りはじめ、最後までこの雨は止むことはなかった。

オヨヨさんからの案内で、来月に『コヨーテ(Coyote)』の復刊記念フェアがオヨヨ書林せせらぎ通り店で行われることを知った。各出店者の箱のそばにその宣伝リーフレットが置かれていた。なんと柴田元幸氏がいらっしゃり、朗読会などが開かれる模様。詳しくはオヨヨさんのHPをどうぞ。

さて、今回売れた本は以下の通り。天候のわりにはお客さんもそこそこ見えられ、そこそこお買い上げ頂きました。どうもありがとうございました。

・『百年文庫42 夢』 (ポプラ社)
・内田百閒 『東京日記』 (岩波文庫)
・フジモトマサル 『いきもののすべて』 (文藝春秋)
・フジモトマサル 『終わりは始まり』 (集英社)
・穂村弘 『短歌の友人』 (河出文庫)
・クラフト・エヴィング商會 『じつは、わたくしこういうものです』 (平凡社)
・谷内六郎 『旅の絵本』 (旺文社文庫)
・高峰秀子 『台所のオーケストラ』 (文春文庫)
・高峰秀子 『コットンが好き』 (同上)
・小川洋子 『沈黙博物館』 (ちくま文庫)
・O.ワイルドほか 『ゲイ短編小説集』 (平凡社ライブラリー)
・岡崎武志編 『夕暮の緑の光 野呂邦暢随筆選』 (みすず書房)
・田中小実昌 『新編 かぶりつき人生』 (河出文庫)
・伊藤計劃 『虐殺器官』 (ハヤカワ文庫)

次回は今年最後(&20回記念?)の一箱なのだが、私の方は仕事で拘束されることになってしまったので、参加できない。途中抜け出してやろうかとたくらんでいるが、さてどうなるでしょう。トホホ。
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by anglophile | 2012-10-03 21:56 | 一箱古本市 | Comments(0)
2012年 07月 29日
第17回一箱古本市@源法院
夏らしい一日となった本日、毎月恒例の一箱古本市@源法院に出場してきた。ちゃんと頭に麦藁帽子を装備して。17回目の今回は、初出店の方もたくさんいらっしゃり、たのしい一日となった。以下、写真で綴る一箱古本市。

開始時には、このように隊長のあうん堂さんの号令で門前に一列横隊を成し、本堂にお参りした後、古本市が始まる。今回は、オリンピック開幕直後ということで、お客さんは訪れるのか!?みたいな雰囲気だったが、その影響は心配なかったようだ。天気は、最初のうちは曇り空だったので、ムギワラは不要であったか、とおもったが、昼頃からものすごく暑くなっていった。流るる汗は滝の如し。
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スマホからブログが投稿できるので、実況中継風に、写真を撮って随時載せていこうとおもっていたのだが、写真をアップロードしようとしたらアイコンが反応しなかったり、いざアップロードしたら写真が横になったままだったり、そうこうしているうちにバッテリーだけがどんどん減っていき、結局おもうように行かず、途中で断念したのでした。

さて、私の準備不足気味の箱内容は以下の通り。いつものごとく、外国文学はほとんど売れません。しかし、右隣のなつめ舎さんはラテンアメリカ文学がお好きなようで、1冊買っていただきました。ムーチャスグラシアス。
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今回の出店位置はちょうど折りたたみ椅子を置くスペースがあるベストポジションだった。でも、暑さはいよいよ増すばかり。水分補給は欠かせません。あと、顔を拭く爽やかシートみたいなやつ。なつめ舎さんから1枚もらったのだが、なかなか気持のよいものでした。ありがとうございました。
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昼ちょっと前くらいがお客さんの数のピークだったかもしれない。売れ行きは、前半好調、後半穏やかといった感じ。途中いらっしゃったご夫婦の奥様の方が、このブログを見て来ました、とおっしゃっていた。ありがたし。
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少し時間ができると、他の出店者の方々の箱を偵察することも怠らない。まず、でっぱさんの箱からティム・オブライエン『カチアートを追跡して』(新潮文庫)300円を購入。この文庫はあんまり見かけない。つづいて、おろおろさんからは鈴木信太郎『美術の足音 今は昔』(博文館新社)300円を購入。いい本が買えて幸せな気分。
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今回初出店のお一人、古本よあけさんは富山県魚津市から参戦されていらっしゃった。このブログをときどき見ていただいているそうでありがたいことです。よあけさんの箱に「古本よあけ通信」という手作りのA5サイズのフリーペーパーが置かれていたので1部(限定30部のうちの19番)いただく。今回の一箱にかける意気込みと先週末に石巻ブックエイドに参加されたときの模様をレポートされている。裏面には、「古本よあけ出品目録」がびっしりと印刷されていて圧倒された。書名、著者、出版社、値付け、レア度、店主一言が細かく書かれている。すばらしい! こういうの、私も作ってみたい。そのよあけさんからは黒田硫黄『大金星』(講談社)200円を衝動買い。『茄子』というのもオススメであることを教えていただいた。よあけさんは漫画も詳しそうだった。終了間近には、先日おじゃました古本ブックエンドさんからジェイムズ・ジョイス『フィネガン徹夜祭』(都市出版社)900円も購入した。ほとんど堀内誠一の装幀目当て。これもうれしい一冊だった。
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さて、水分をペットボトル4本分摂取したころに、午後4時をむかえ、終了となった。暑い日だったが、なんとか乗り切ることができてよかった。

売れた本は以下の通り。

・内澤旬子 『世界屠殺紀行』 (角川文庫)
・村上春樹編訳 『バースデイ・ストーリーズ』 (中央公論新社)
・澁澤龍彦 『フローラ逍遙』 (平凡社ライブラリー)
・『ちくま日本文学全集 内田百閒』 (筑摩書房)
・『おしまいのページで』 (文春文庫)
・谷崎潤一郎 『潤一郎ラビリンスVII怪奇幻想倶楽部』 (中公文庫)
・庄野潤三 『絵合せ』 (講談社文芸文庫)
・吉田健一 『金沢・酒宴』 (同上)
・谷崎潤一郎 『潤一郎ラビリンスⅠ初期短編集』 (中公文庫)
・ガルシア=マルケス 『悪い時』 (新潮社)
・クラフト・エヴィング商會編 『猫』(中公文庫)
・久生十蘭 『久生十蘭集』 (創元推理文庫)
・町山智浩/柳下毅一郎 『ベスト・オブ・映画欠席裁判』 (文春文庫)
・淀川長治/横尾忠則 『淀川さんと横尾さん』 (ちくま文庫)
・堀江敏幸 『子午線を求めて』 (講談社文庫)
・井上ひさし 『日本語教室』 (新潮新書)
・桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 (東京創元社)
・仁木悦子 『林の中の家 仁木兄妹の事件簿』 (ポプラ文庫ピュアフル)
・近藤富枝 『本郷菊富士ホテル』 (中公文庫)
・茨木のり子 『倚りかからず』 (筑摩書房)
・松浦弥太郎 『今日もていねいに。』 (PHP研究所)
・松浦弥太郎 『あたらしいあたりまえ。』 (同上)
・庄野潤三 『庭のつるばら』 (新潮文庫)
・庄野潤三 『せきれい』 (文春文庫)
・『暮しの手帖 300号記念特別号』 (暮しの手帖社)
・セリーヌ 『夜の果てへの旅(上)(下)』 (中公文庫)

次回は、8/26(日)だそうです。当初は9/2(日)の予定だったようですが、変更になった模様。お間違えなく。

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by anglophile | 2012-07-29 22:59 | 一箱古本市 | Comments(2)
2012年 07月 28日
第17回一箱古本市@源法院のご案内
明日(7月29日)は第17回一箱古本市@源法院です。昨年は流しそうめんとのコラボイベントでしたね。今年は流しそうめんはない模様です。出店者情報はこちらになります。初出店の方もいらっしゃり、楽しい一日になりそうな気配です。

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天気予報:晴時々曇(降水確率30%&予想最高気温31℃)
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by anglophile | 2012-07-28 23:59 | 一箱古本市 | Comments(0)