カテゴリ:古本( 353 )

2016年 01月 16日
本日は休日出勤なり
仕事が終わってから文圃閣へ。土曜日はなんとなく文圃閣に行きたくなる。というか、土曜日にしか行けないのだけども。ガレージ均一に少し単行本が補充されていた。ユルスナール『三島あるいは空虚のヴィジョン』(河出書房新社)と朱牟田夏雄『翻訳の常識』(八潮出版社)を各200円で。前者は文庫にもなっているが見かけたことがない。後者はちょっとした掘り出し物。朱牟田には『英文をいかに読むか』という英文解釈参考書もあり、こちらは現在でも版を重ねている。数ヶ月前に、その朱牟田に師事した行方昭夫さんの『英文精読術』というのが出た。モームの短編「赤毛」を精読するといったもの。行方さんにはあまたの英文解釈指南本があるが、密度においては今回のモーム本が一番濃いかも。今の日本の英語教育に逆行するかのようなこういう本が出版される意義は大きいと思う。
[PR]

by anglophile | 2016-01-16 22:28 | 古本 | Comments(0)
2016年 01月 15日
雪積もらず
自分より年下の同僚のみなさんが、パワポを駆使して華麗なるプレゼンテーションを展開しているのを見て、こりゃダメだ、かなわんわ、と。独り孤島に取り残された感を引きずって、ブックオフに救いを求める。が、何も買うものがなかったので、久しぶりにブックマーケットへ。あいかわらず棚がだぶついていたが、比較的新しいブルガーゴフ『巨匠とマルガリータ(上)(下)』(岩波文庫)があったので、950円で購入。岩波文庫といえば、十蘭の新しい短編集が明日くらいに出るらしい。楽しみだ。
[PR]

by anglophile | 2016-01-15 23:20 | 古本 | Comments(0)
2016年 01月 14日
風つめたし
夕食後、外に出る用事があったのでブックオフへ。隙あらばブックオフ。加藤周一編『近代の詩人 別巻 訳詩集』(潮出版社)を200円で買った。帰ってから、編者による「第一部 訳詩雑談」を読んだ。
[PR]

by anglophile | 2016-01-14 23:02 | 古本 | Comments(0)
2016年 01月 12日
雪ちらつく
癒しを求めて仕事帰りにブックオフ。本日も何もなし。仕事を家に持ち帰る。本を読む暇なし子ちゃん。目が死んだ魚のそれのよう。
[PR]

by anglophile | 2016-01-12 23:25 | 古本 | Comments(0)
2016年 01月 06日
ブックオフの正月セール
何かを削除してしまったのだろう、パソコンの調子がずっとおかしい。ネットにはとりあえずつながるが、一太郎やエクセルなどが立ち上がらない。メールも開けない。年賀状を作ろうと思ったが印刷できない。だから今年は年賀状を出していない。嫌になったので、年末年始はブックオフ通いに終始していた。ということにしておこう。

・天沢退二郎 『オレンジ党と黒い釜』 (ブッキング) ¥830
・天沢退二郎 『魔の沼』 (ブッキング) ¥830
・佐藤正午 『鳩の撃退法 上・下』 (小学館) ¥516
・稲垣足穂 『稲垣足穂コレクション 全8巻』 (ちくま文庫) ¥3664
・アンナ・カヴァン 『氷』 (ちくま文庫) ¥108
・赤川次郎/中井英夫/竹本健治他 『幻影城 【探偵小説誌】不朽の名作』 (角川ホラー文庫) ¥108
・大塚康生 『作画汗まみれ』 (文春ジブリ文庫) ¥86
・皆川博子 『光の廃墟』 (文春文庫) ¥86
・皆川博子 『少女外道』 (文春文庫) ¥86
・高橋和己 『邪宗門 上・下』 (河出文庫) ¥172
・松谷みよ子 『日本の伝説 上・下』 (講談社文庫) ¥172
・連城三紀彦 『宵待草夜情』 (新潮文庫) ¥86
・片岡義男 『日本語の外へ』 (角川文庫) ¥86

108円以外は2割引セールの勢いにまかせて買ったもの。元日の野々市ブックオフでは先着400名に500円分の割引券がもらえたりもした。『鳩の撃退法』は妻用。カヴァンの『氷』が108円なのはうれしかったが、家に帰ったらすでに新刊で買っていたことが判明。記憶が錯綜しはじめている。
[PR]

by anglophile | 2016-01-06 00:39 | 古本 | Comments(0)
2015年 12月 05日
怪奇SFミステリ祭
c0213681_22545389.jpg

今週初め、ブックオフで、何の気なしに半額文庫棚を回遊していると、明らかに同じ人が売ったであろうよさげな創元推理/SF文庫群に遭遇。探していた『東欧SF傑作集』のほか、『ロシア・ソビエトSF傑作集』、『M・R・ジェイムズ怪談全集』、『真夜中の檻』などの入手困難本が多数あり、半額上等でみんなカゴに詰め込んでやった。他にもまだ何かありそうな気配がしたので、108円コーナーを凝視してみると、さらに『小栗虫太郎傑作選』(教養文庫)の揃いを発見。この魅惑のシリーズもなかなか見かけない。この日はちょっとしたお祭りさわぎだった。

[PR]

by anglophile | 2015-12-05 18:52 | 古本 | Comments(2)
2015年 11月 23日
ここ1ヶ月ほどの古本
ブックオフでは単行本で拾えるものが激減中。畢竟、文庫本が多くなる。

・大庭萱朗編 『色川武大・阿佐田哲也エッセイズ③ 交遊』 (ちくま文庫)
・菅野昭正編 『石川淳長篇小説選』 (ちくま文庫)
・皆川博子 『結ぶ』 (創元推理文庫)
・荒俣宏訳編 『ダンセイニ幻想小説集」 (創土社)
・平山三郎編 『百鬼園の手紙』 (旺文社文庫)
・酒井潔 『日本歓楽郷案内』 (中公文庫)
・色川武大 『小説 阿佐田哲也』 (角川文庫)
・ジェイムズ・サーバー 『マクベス殺人事件の謎』 (角川文庫)
・安西水丸 『普通の人』 (朝日文庫)
・高木卓 『露伴の俳話』 (講談社学術文庫)
・古井由吉 『水』 (集英社文庫)
・川本三郎 『都市の風景学』 (駸々堂)
・ロバート・ブロック他 『怪奇と幻想① 吸血鬼と魔女』 (角川文庫)
・アポリネール/ツァラ/ブルトン/アラゴン/エリュアール 『世界文学全集 78 短編/近似的人間/ナジャ/文体論/詩集』 (講談社)
・西江雅之 『花のある遠景』 (旺文社文庫)


川本三郎『都市の風景学』は、村上春樹との対談が目当て。『ユリイカ』のチャンドラー特集(1982年)のために行った対談の再録。西江雅之の文庫が一冊増えたのはうれしい。読みたかった「三人の女」をさっそく読む。『怪奇と幻想① 吸血鬼と魔女』(角川文庫)はふらっと寄った文圃閣で。はじめて見る文庫。全3巻らしい。また探求本が増えた。この第1巻にはシュオッブの「眠れる都市」が入っている。そういえば、シュオッブ全集は積ん読のままだ。その代わり、なぜか今さらながら『1Q84』を読んでいる。季節はずれもいいところだが、今ひそかに村上春樹ブームである。英語もたいへん読みやすく、いい感じに英語修行に役立っている。
[PR]

by anglophile | 2015-11-23 23:15 | 古本 | Comments(4)
2015年 10月 15日
揃いました。
今月は大阪などで古本まつりが開催されていて、何年か前に自分も行ったよなあ、うらやましいなあと指をくわえていたところ、偶然にも某所でとある古本情報を小耳に挟み、にわかに心がざわつきはじめた。絶妙なタイミングでその場に居合わせたものだ。

翌日、さっそく偵察に向かった。会場に着くと、古本ワゴンが並べられていた。文庫特価ワゴンもあり、そこの本は1冊100円らしい。むむむむーっと見ていくと、特価ワゴンのひとつに背が黄緑色した旺文社文庫の塊を発見した。「百閒発見!百閒百円!」と心のなかで韻を踏みながら数えてみたら、39冊のほとんどがあった。驚いたねえ。内田百閒の文庫は、揃いものということになると、旺文社文庫、福武文庫、ちくま文庫とあって、これまで安ければぽつぽつと買ってきたが、ブックオフばっかり行ってるせいか、まあ揃わない。5年ぐらいで揃うんじゃね、と若葉マークの頃は思っていたが絶対無理だということがわかった。ちくま文庫のはまだ新しいのでときどき見かけたりするが、福武文庫や旺文社文庫になるとまあほとんど見かけない。旺文社文庫は80年代初め頃の文庫だからなおいっそう見つけにくく、39冊すべて揃えるのは大変困難だと思う。

そんな希少種がほとんど揃いでぼーんと目の前に現れた。これは買わねばなるまいと思って、財布を見たらば2千円しか入ってないもんだから、慌てて郵便局に資金を下ろしに行く羽目に。郵便局に行っている間に全部売れていたらどうしようと思ったがそんなことはなかった。最初の方の巻は持っていたはずなので、6巻目以降をまとめて買うことにした。それ以外に平山三郎の2冊や藤枝静男『志賀直哉・天皇・中野重治』(講談社文芸文庫)、庄野潤三『早春』(中公文庫)などもあわせて買った。いや、すごかった。

c0213681_01213471.jpg


[PR]

by anglophile | 2015-10-15 23:29 | 古本 | Comments(2)
2015年 09月 23日
シルバーウィークの古本
<9/18(金)>
明日、野々市のブックオフが早朝半額セールをやるらしいので、夕食後、気配を消して偵察に行く。偵察だけのつもりだったが、しばらく前まで半額棚にあり、そのまま残っていたら明日の半額セールで買ってもいいかなあと思っていた皆川博子『総統の子ら(上)(中)(下)』(集英社文庫)が108円コーナーに降りてきていたので拍子抜けしながらも買うことにした。同じ人が売ったのだろうが、上巻が旧カバーであるのに対して、中下巻が新カバーという不調和は如何なるものか。しかも3冊とも発行日は同じなのだよ、明智くん。要調査としておく。

<9/19(土)>
今日も朝から仕事だが、ブックオフの早朝セールに合わせて家を出る。仕事はそのあとからでも間に合う。開店10分前に着いてみると、老若男女問わず、すでに50人は並んでいた。自分が並んでからも列はみるみるうちに長くなり、開店直前には100人を超えていたかもしれない。そんな光景を見ながら、ふと昨日買った108円の文庫本は今日買えば54円になっていたことに気づいたところで7時半となり、ぞろぞろと店になだれ込む。せっかくの半額セールなので、108円棚には目もくれず、通常棚を一巡し、狙いを定めていた本を確保していく。文庫棚からは、花田清輝『アヴァンギャルド芸術』(講談社文芸文庫)¥280と田村俊子『あきらめ・木乃伊の口紅 他四篇』(岩波文庫)¥205の2冊を、単行本の棚からは、保坂和志『未明の闘争』(講談社)¥380、ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(河出書房新社)¥255、ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』(作品社)¥780、若島正『乱視読者のSF講義』¥780、ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』¥780、『デス博士の島その他の物語』(国書刊行会)¥630を買った。新価格システムの値付けがやはり今までとちがうのでちょっとヘンな感じ。買いすぎてしまったため家に帰ってから妻に説諭された。今さらではあるが。

<9/21(月)>
今日は完全オフのため、富山に出かけることにする。古本ブックエンド2号店を一度のぞいておきたかった。12時開店なので、その前にブックオフで時間をつぶす。時間をつぶすというのはいいわけであって、本当はウォームアップする気満々である。そしてそれはもはやウォームアップですらない。ヴァルター・ベンヤミン『ベンヤミン・コレクション③ 記憶への旅』(ちくま学芸文庫)¥405、『ラテンアメリカ五人集』(集英社文庫)¥175、戸板康二『中村雅楽探偵全集3 目黒の狂女』(創元推理文庫)¥355、皆川博子『花闇』(中央公論社)¥210などを買う。中村雅楽探偵全集はこれで全5冊が揃った。昼をすぎ、いい時間になったので、中心街に向かい、総曲輪通りの近くに車を止める。さきに2号店を見に行くことにする。近くのビルが建て替えをしていて、ちょっと遠回りしないといけなかった。2号店のある場所には以前今井古書店があり、1回だけ訪れたのは一昨年だったか。レジにはひらすまさんがいらっしゃった。以前あった本は減り、オヨヨさんと上関さんのテイストが加味されていたように思う。値札はそのまま今井古書店のもあれば、新しい値札が付いているものもあった。文庫棚がやはり充実していたが、それなりの文庫にはそれなりの値段が付いているので、その間隙を縫って安めのを何冊か買うことにした。日下三蔵編『怪奇探偵小説名作選7 蘭郁二郎集 魔像』(ちくま文庫)、ジョン・ウィンダム『海竜めざめる』(ハヤカワ文庫)、神西清『灰色の眼の女』(中公文庫)、小島信夫『小銃』(集英社文庫)の4冊で1800円。もう2冊ほしいのがあったが、金欠のためあきらめることにした。つづいて、本店の方へ。店前には出張販売の珈琲屋さんがいた。中では上関さんが店番をされていた。こじんまりとした店内だがそれなりの本が凝縮されて置かれている。夏葉社の新刊が入荷していたがそちらは保留とし、文庫棚からマーガレット・ミラー『耳をすます壁』、『心憑かれて』、『マーメイド』(創元推理文庫)を850円で買うことにする。最初の2冊は背に黒猫マークのやつである。帰りにコーヒーを一杯いただく。かろうじてコインパーキングの料金を払えるぐらいにまで蕩尽し、ほとんど所持金が尽きた。

<9/22(火)>
今日は一日家でごろごろする。昨日買ったベンヤミン・コレクションをぱらぱら読みながら。ベンヤミンなんて難しくてこちらの頭が付いていかないのだけれど、たまたま買ったこの第3巻は幼少期の回想記で構成されていて、読んでいて頭がきしむことがあまりなかった。なんとなくゼーバルトの『アウステルリッツ』あたりの文章を読んでいる感じがした。このコレクションはテーマ別に編まれているようで、編訳者が大変丁寧な仕事をされていることが解説などを読んでいて伝わってくる。にわかにこのコレクションのことが気になりだした。
[PR]

by anglophile | 2015-09-23 15:37 | 古本 | Comments(0)
2015年 09月 13日
今日の108円
先週から仕事量がとんでもないことになっていて首が回らない。年に数回ある集中砲火だが、かつてないほど苛烈かも。仕事Aに取りかかりたいのに、仕事Bが横から転がり込んできて、じゃBを片付けたろかいと思うと、あらぬ方向から仕事Cが飛んできて、今回はさらに仕事Dぐらいまで降りかかってくるような感じ。もがけばもがくほど中心から遠ざかる仕様になってるみたい。『充たされざる者』の主人公ライダーもそんな感じでイライラしてなかったっけ。チームの仲間が理解ある人たちなので、それだけが唯一の救い。ほかに救いなんてあったもんじゃない。苦虫噛み潰したような顔してこなすだけ。あと2日、あと2日ガマンすれば終わるんだ、とブツブツいいながら、ブックオフの棚を見てまわる。気分転換も必要ですから。
c0213681_2213273.jpg

当然だが、『喋る馬』だけ108円ではない。では、半額かといえばそれも違う。正解は、謎の1760円だ! 全然安くなってないのが悔しいが、定価で買ってもいいくらいに思っていたからここらへんであきらめて買うことにした。ブックオフの新価格システムになす術なし。次っ! 『60年代日本SFベスト集成』はこれで全部揃ったかな。文庫版と新書版の混合チームだけど。『幻影の書』は今まで読んだオースターの中では一番好きな作品。かっこつけた言い方をすれば、主人公とヘクター・マンの映画との出会い方が、自分とグールドの音楽との出会い方に非常によく似ていて、わずか数ページの描写なのだけど繰りかえし読んでいる。長吉の人生相談は朝日新聞の連載をまとめたもの。トーマス・オーウェンは未知の作家だったが、解説がそれぞれ風間賢二と垂野創一郎なので気になり購入。『ボヴァリー夫人』は山田爵訳。解説が蓮實重彦なので買ってしまう。だからといって『「ボヴァリー夫人」論』にまで手を出そうなどとは思っていない。
[PR]

by anglophile | 2015-09-13 22:14 | 古本 | Comments(2)