カテゴリ:古本県外遠征( 78 )

2010年 09月 19日
ときには道に迷うことも大事   
今日からブックオフの「20周年大感謝祭」が始まるので少し遠出してその様子を見てきた。あんまり期待していなかったのだが、案の定、どこも「単行本2冊で1200円」とか「文庫・新書が1冊250円」というおなじみのセール内容だった。2、3軒まわって、

・高橋源一郎 『日本文学盛衰史』 (講談社文庫)
・『カフカ・セレクションⅡ』 (ちくま文庫)
・O.ワイルドほか 『ゲイ短編小説集』 (平凡社ライブラリー)
・ピーター・ケアリー 『オスカーとルシンダ』 (DHC)
・ピーター・ケアリー 『ケリー・ギャングの真実の歴史』 (早川書房)
・虫明亜呂無 『虫明亜呂無の本・2 野を駈ける光』 (筑摩書房)

などを拾う。『ゲイ短編小説集』はちょっとストレートな書名だが、「英米短篇集」のひとつとして考えてよい。ワイルドの「幸福な王子」とかモームの「ルイーズ」が収録されていて、へぇーとおもう。これらも広義のゲイ小説ということなのだろう。なかなかおもしろい解釈だとおもう。『オスカーとルシンダ』と『ケリー・ギャング~』はどちらもブッカー賞受賞作。ひとりの作家が2度ブッカー賞を受賞したのは、このピーター・ケアリーとJ.M.クッツェーだけだ。虫明亜呂無の本は、1と3を前に見つけたので、2があってちょうど揃った。でも、私は競馬はまったくわからないのであった。

今日のハイライトは実は上のブックオフではなく、2軒目から3軒目に行く途中、道に迷ってしまったおかげで発見することになった一軒の小さな古本屋である。この店、大通りには面しているのだが、閑古鳥が鳴いていた。私が入っていったときには誰もいなくて、あとからおじさんが入ってきた。このおじさん、さっきまで隣の理髪店の店先にいたおじさんだった。私が店にはいるのを見てあわててやって来たのだろう。まあ、そんなかんじのお店だった。

店内は6畳くらいで狭かったが、それなりに整理されている様子だった。置いてある本は、3分の1が「大人の本」、3分の1が漫画、残りの3分の1が文庫本・単行本だった。文庫棚は2列、単行本棚は1列で、そんなに量は多くなく、さーっと見ていった。ところがそこに思わぬ本が!

・佐藤泰志 『きみの鳥はうたえる』 (河出書房新社)

「えっ!」とおもった瞬間、もう手は本を掴んでいた。地道に探していると出会えるもんだなあ。感無量。その他にも、

・古山高麗雄 『湯タンポにビールを入れて』 (講談社)
・ウェルズ 『トーノ・バンゲイ(上)(下)』 (岩波文庫)
・岸田劉生 『抄録 劉生日記』 (同上)

を購入した。道に迷っていなければこの店にたどり着くことはまずなかっただろう。
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by anglophile | 2010-09-19 00:15 | 古本県外遠征 | Comments(10)
2010年 08月 09日
週末に買った本   
・久世光彦 『蕭々館日録』 (中公文庫)
・庄野潤三 『庭の小さなばら』 (講談社)
・佐藤泰志 『黄金の服』 (河出書房新社)
・須賀敦子 『時のかけらたち』 (青土社)
・『芸術新潮 1994年11月号 特集・洲之内徹 絵のある一生』

佐藤泰志にはびっくりした。古本の神様に感謝。
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by anglophile | 2010-08-09 23:28 | 古本県外遠征 | Comments(1)
2010年 07月 29日
奈良にて   
奈良出張から帰ってきた。あくまで仕事なので空いた時間が取れるか心配だったが、運良く時間の確保に成功。『Sanpo magazine vol.4』をたよりに、きのう古本屋を廻ってきた。宿が近鉄奈良駅に近く、足取り軽く、古本屋が数軒点在するもちいど商店街をめざす。朝倉文庫さん、十月書林さん、フジケイ堂さんの順に見て歩く。残念だったのは、智林堂さんがお休みだったこと。一番たのしみにしていたのだけど、こればかりはしかたがない。以下のような本を買った。

・山田風太郎 『あと千回の晩飯』 (朝日文庫)
・関川夏央 『戦中派天才老人・山田風太郎』 (ちくま文庫)
・安岡章太郎 『月は東に』 (講談社文芸文庫)
・堀口大学 『月下の一群』 (同上)
・川村二郎ほか 『世界の新しい文学の展望』 (白水社)
・佐田稲子 『夏の栞 -中野重治をおくる』 (新潮社)

個人的には、フジケイ堂さんの棚がたのしかった。本の整理が行き届いており、手作りの紙の案内板がそこかしこに差し挟まれているので、本を探す大きな助けになった。値段もリーズナブルで、迷わず複数冊買うことができ、また来てみたいと思わせてくれるお店でした。

古本屋巡りが一段落してから、「志賀直哉旧居」を訪れた。それでじゅうぶんお腹がいっぱいになった。貴重な時間を過ごすことができた。
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by anglophile | 2010-07-29 21:21 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2010年 07月 12日
半分出張、半分古本   
土曜日の朝の飛行機で一路東京へ。羽田到着後、そのまま池袋に向かう。池袋に行ったのは学生時代以来だったかも。照りつける日差しの下、古書往来座さんがあるらしい方角を目指す。11時頃に到着したら、もう外市が始まっていた。早速あっちやこっちの棚を見て回るが、視点が定まらず、しばらくおろおろしてしまった。

・井伏鱒二 『井伏鱒二対談集』 (新潮文庫)
・高橋輝次 『古本漁りの魅惑』 (東京書籍)
・竹信悦夫 『ワンコイン悦楽堂』 (情報センター出版局)

『ワンコイン悦楽堂』には、不慮の事故で亡くなった著者を偲ぶ内田樹と高橋源一郎の対談が併録されている。凄い人がいたもんだ。これが400円なのはうれしかった。あと、文壇高円寺さんの木箱からは結局何も買えなかったけど、とても勉強になりました。あっ、『活字と自活』を注文しないと。

次に向かったのは荻窪。駅前に何軒か古本屋さんがあります。

・イーヴリン・ウォー 『ブライヅヘッドふたたび』 (吉田健一訳、ブッキング)
・江口雄輔/川崎賢子監修 『叢書 新青年 久生十蘭』 (博文館新社)
・中島敦 『光と風と夢/わが西遊記』 (講談社文芸文庫)

吉田健一の『ブライヅヘッド』ちくま文庫版は探しているが、なっかなか出会えない。このブッキングという出版社から出ているのは、復刊ドットコムの読者リクエストによって復刊されたものらしい。中身はちくま文庫版をそのまま底本としている。800円は安い。『久生十蘭』はもう20年ぐらい前に出版されたもの。初めて見たので思わず買ってしまった。監修の両氏はもちろん刊行中の全集の編集もされている。巻末のお二人の十蘭論もお目当てだった。『光と風と夢』は持っているが、帯付300円なら買う。

その後、駅前のブックオフへ。単行本は105円ではなく、210円だった。

・諏訪哲史 『アサッテの人』 (講談社)
・野坂昭如 『行き暮れて雪』 (中央公論社)
・スティーブ・エリクソン 『彷徨う日々』 (筑摩書房)
・寺山修司 『青春書簡』 (二玄社)

『アサッテの人』は初版帯付。『行き暮れて雪』は荷物になるのが分かっているのに買ってしまう。あの分厚さが逆に魅力。『青春書簡』は、寺山修司が中学時代の恩師である中野トクに宛てた75通の書簡を収めたもの。すべて写真入りなので、寺山の筆跡を楽しむことができる。なかなか素敵な本である。こちらは半額。

ここで時間切れ。それにしても暑い日だった。軽い熱射病かなんかで、途中で頭痛に襲われ大変だった。
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by anglophile | 2010-07-12 00:24 | 古本県外遠征 | Comments(2)
2010年 05月 05日
久しぶりの名古屋   
名古屋に行って来た。何年ぶりだろうか。日曜日に出発して、本日帰って来たばかり。うちの家族旅行はまったく計画性がなく、数日前にホテルなどの予約をする始末。今回はなんとか二日前にホテルを確保した。往きも帰りも渋滞に巻き込まれることなく順調に車を走らせることができてよかった。天気も好かったし。

当初は京都に行きたいと思っていたが、妻に「どうせ古本でしょ、ダメっ」と言われてなんとなく行くことになってしまった名古屋。それでも、私の頭ん中には最初から「古本」のことしかない。しかし名古屋の古本事情についてはよく分からないので、ブックオフ中心の作戦を練ってみた。

初日は名古屋港水族館でイルカを見た。そのあと水族館近くにある、名古屋でも一番大きいらしい「ブ」に行ってみた。ミスター・ビーンの輸入盤ビデオが八巻(各二五〇円)揃ってあったのでまとめて買う。むかし同じビデオを買って持っていたが、カビが生えて見れなくなっていたのだ。本ではないけど、これは満足だった。

二日目は東山動物園に向かったが、車の行列がとんでもないことになっていたので、妻と子供を下ろして、別行動をとる(ことに成功した)。それで何件か本屋をまわることができた。私の車にはナビなど付いていないので、地図とにらめっこしながら店を探す。が、それはそれで楽しい。

本日最終日は名古屋城見物をと思って向かったら、入り口の入場券売り場に長蛇の列が。特別展として開かれていた「狩野派と名古屋城四百年」を見てみたいとも思ったが、不条理な人の多さに気持はそこで途切れ、中に入らずそのまま帰ってきたのでありました。妻は「わたしが見た名古屋城は小さかった」とつぶやいていた。

さて、買った本のことも少し書いておこう。相変わらず文庫ばかりだが。

・福永武彦 『ゴーギャンの世界』 (講談社文芸文庫)
・大庭みな子 『浦島草』 (同上)

このあたりの文芸文庫が一〇五円だと買い甲斐がある。

・杉森久英 『天才と狂人の間』 (河出文庫)
・田中小実昌 『ポロポロ』 (同上)
・フィリップ・ロス 『素晴らしいアメリカ野球』 (集英社文庫)
・奥泉光 『鳥類学者のファンタジア』 (同上)

集英社文庫の英米文学は集めたくなる。フィリップ・ロスは、『さようなら コロンバス』はよく見かけるが、『素晴らしいアメリカ野球』はなかなか見ないのでは。

・赤江瀑 『燈籠爛死行 <恐怖編> 赤江瀑短編傑作選』 (光文社文庫)
・フォークナー 『古老たち・熊 他四編』 (旺文社文庫)

フォークナーの旺文社文庫ははじめて見た!

・川口松太郎 『一休さんの道(上)(下)』 (講談社文庫)
・西江雅之 『旅人からの便り』 (福武文庫)
・吉本隆明 『言葉の沃野へ 書評集成・上 日本編』 (中公文庫)
・フィリップ 『小さき町にて』 (岩波文庫)
・戸板康二 『中村雅楽探偵全集4 劇場の迷子』 (創元推理文庫)
・戸板康二 『中村雅楽探偵全集5 松風の記憶』 (同上)
・穂村弘 『にょっ記』 (文春文庫)

単行本も何冊か買った。

・松浦理英子 『犬身』 (朝日新聞社)
・ウィリアム・トレヴァー 『密会』 (新潮社)
・上田三四二 『祝婚』 (同上)
・片岡義男 『音楽を聴く』 (東京書籍)
・J・L・ボルヘス 『創造者』 (国書刊行会)
・『文藝 特集 岡崎京子』 (河出書房新社)

もうすぐ文庫化されそうな気もするが、『犬身』がとうとう一〇五円で手に入った。ウィリアム・トレヴァーは屈指の短篇の名手。『祝婚』の表題作「祝婚」は川端賞受賞作で、大好きな作品。こういう作品が心に響く年齢になったのかと思う。片岡義男の小説は読んだことがないが、英語関係やエッセイなどは結構気に入っている。

明日からまた本の整理が大変だ!

ところで、『夕暮の緑の光 野呂邦暢随筆選』も買えた。岡崎さんの解説がただただ素晴らしいの一言であった。さっそくグラシン紙で大切に包んだところです。
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by anglophile | 2010-05-05 04:33 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2010年 03月 22日
馬鹿的思考
穂村弘『本当はちがうんだ日記』がおもしろくてやめられない。この人も古本の世界をよく知っていらっしゃるようだ。
 どんなかたちでも本は内容が読めればいい、と云うひとがいる。真っ当な意見で、そう云いきれるのは羨ましいのだが、私には最早そうは思えなくなってしまっている。情報としてではなく、どうしてもモノとしてそれをみてしまうのだ。それもただのモノではなく、オーラに包まれたモノだ。
 そういう目で本をみるようになると、読まないものを買ってしまうのが困る。文庫で読める詩集も、初版本でしかも詩句の一節が著者の自筆で入っていたりすると、特別な御利益があるように感じてしまうのだ。その本を部屋に置いておけば、長い時間のうちに少しずつ自筆部分を含む紙の繊維が空気中に流れ出して、それを吸い込むことで、私も詩人としてレベルアップするのではないだろうか。
 オーラを求める心は、新本よりも古本、しかも定価より安い本には反応せず、高くなっているような本にときめくことになる。そこにはモノとしての付加価値が潜んでいるからだ。(「馬鹿的思考」)
あるとき、外出中に寄った古本屋にサンリオSF文庫がずらっと並んでいた。一冊八〇〇円ということで、興奮した穂村さんは三〇冊以上買ってしまう。家へ帰って、ネットから「サンリオSF文庫全リスト(入手難易度付き)」をプリントアウトする。この時点で相当な腕前の持ち主であることがわかる(笑)。
 本日の獲物のなかにどれくらいレアなものが混ざっているかを確認して、どきどきしたり、うっとりしたりする。本読みとして明らかに邪道、しかし至福のときだ。
 これもこれもこれも買えたぞ。待てよ、ここまでくれば、その気になれば全冊収集可能じゃないか、などと思考が暴走しはじめる。この段階では完全に集めることが目的化してしまうのだ。「全リスト」によって対象の全体像がみえたことで、その欲望に拍車がかかる。(同上)
「集めることが目的化してしまう」というところで私もうんうんとうなずいた。そうやって今日もまたいろいろと買ってきてしまった。

<一〇五円単行本>
・庄野潤三 『子供の盗賊 自選随筆集』 (牧羊社)
・八木義徳 『文章教室』 (作品社)
・野見山暁治 『一本の線』 (朝日新聞社)
・吉田秀和 『人生を深く愉しむために』 (海竜社)
・E・エティンガー 『アーレントとハイデガー』 (みすず書房)
・小林信彦 『コラムにご用心』 (筑摩書房)
・小林信彦 『コラムは誘う』 (新潮社)
・西川正身 『アメリカ文学研究余滴』 (研究社)

私にしては上出来です。

<一〇五円文庫本>
・アラン・シリトー 『ノッティンガム物語』 (集英社文庫)
・アラン・シリトー 『ウィリアム・ポスターズの死』 (同上)
・小林信彦 『東京少年』 (新潮文庫)
・谷内六郎 『谷内六郎展覧会〈秋〉』 (同上)
・江藤淳 『荷風散策 -紅茶のあとさき-』 (同上)
・芥川龍之介 『蜘蛛の糸・杜子春』 (同上)
・内田百閒 『クルやお前か』 (旺文社文庫)
・高島俊男 『お言葉ですが・・・⑦ 漢字語源の筋ちがい』 (文春文庫)
・宮本輝編 『魂がふるえるとき 心に残る物語-日本文学秀作選』 (同上)
・森博嗣 『すべてがFになる』 (講談社文庫)
・野坂昭如 『色即回帰』 (同上)

シリトーの集英社文庫はネット書店では普通に売っているようだが、リアル古本屋ではなかなかお目にかかれないのではないか。谷内六郎はみなさん結構普通に拾っているようですが、私は初めてお目にかかれた。うれしい。芥川のはなんてことはない文庫だが、これは例のカバーがキラキラしたカラフルなやつ。「限定SPECIALカバー」というらしい。全部で一〇冊出た。ひそかに集めている。
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by anglophile | 2010-03-22 22:47 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2009年 12月 28日
本の山、増量中!   
今年最後のブックオフ巡り。買ってきた本の山を眺めて、いったい私はどこへ行こうとしているのかと自分に問うてみるが、答えは見つからない。

・『yom yom vol.1~9』 (新潮社)

これまで『yom yom』にはほとんど注目してこなかったが、南陀楼綾繁さんが「小説検定」を連載していることを最近知り、興味を持ったばかりだった。実際に内容を見てみると、「小説検定」以外でも、「私の本棚」「人生の三冊」「イッキ読み」シリーズが興味を惹く。すべて一〇五円だったので、この機会にまとめて購入。残りのvol.10~12もそのうちどこかで出会えるはず。

・井伏鱒二 『屋根の上のサワン』 (角川文庫クラシックス)
・安岡章太郎 『なまけものの思想』 (角川文庫)
・町田康 『壊色』 (ハルキ文庫)
・富岡多恵子 『うき世かるた』 (集英社文庫)
・佐伯一麦 『川筋物語』 (朝日文庫)

・江戸川乱歩 『江戸川乱歩全集 第10巻 大暗室』 (光文社文庫)
・大西巨人 『深淵(上)(下)』 (同上)

・宮脇俊三 『途中下車の味』 (新潮文庫)
・堀江敏幸 『河岸忘日抄』 (同上)
・太田治子 『青春失恋記』 (同上)
・幸田文 『北愁』 (同上)

・小林信彦 『怪人オヨヨ大統領』 (ちくま文庫)
・佐野洋子 『友だちは無駄である』 (同上)

・庄野潤三 『絵合せ』 (講談社文庫)
・吉行淳之介 『石膏色と赤』 (同上)
・安岡章太郎 『走れトマホーク』 (同上)

・山本夏彦 『笑わぬでもなし』 (文春文庫)
・江國滋 『アメリカ阿呆旅行 わん・つう・すりー』 (同上)

・『ちくま日本文学全集 福永武彦』 (筑摩書房)
・『ちくま日本文学全集 中野重治』 (同上)

・『ジョン・レノン ラスト・インタビュー』 (池澤夏樹訳、中公文庫)
・色川武大 『いずれ我が身も』 (同上)
・野坂昭如 『戦争童話集』 (同上)
・真鍋博 『発想交差点』 (同上)

・金井美恵子 『あかるい部屋のなかで』 (福武文庫)
・水上勉 『地の乳房 (上)(下)』 (同上)

・堀江敏幸 『いつか王子駅で』 (新潮社)
・古井由吉 『楽天記』 (同上)
・古井由吉 『櫛の日』 (河出書房新社)

・チェーホフ 『カシタンカ・ねむい 他七篇』 (神西清訳、岩波文庫)
・里見弴 『今年竹 後篇』 (同上)
・『岩波文庫解説総目録 1927~1996 全3冊』 (同上)

『目録』は三冊なのに、なぜか一〇五円なのがうれしい。参照用に購入。『今年竹』は後篇だけなのが玉に瑕。チェーホフは昨年出たもので、訳者である神西清のチェーホフ論が二編収められているのでお買得である。

二冊で四〇〇円セールなどはやっていなかったので、文芸文庫は拾えなかったのが心残り。でもまあ、一〇五円でこれだけ買えれば十分である。
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by anglophile | 2009-12-28 16:20 | 古本県外遠征 | Comments(0)
2009年 12月 06日
古本巡り(富山編)   
半年に一度ほどお隣の富山県または福井県に遊びに行くことがある。大体ブックオフ巡りに終始するのだけど。本日は富山県に向かう。またいろいろと懲りずに買ってしまった。

<文庫本(ほぼ一〇五円)>
・古井由吉 『椋鳥』 (中公文庫)
・辻邦生 『背教者ユリアヌス(上)(中)(下)』 (同上)
・宇野千代 『青山二郎の話』 (同上)
・竹西寛子 『管絃祭』 (同上)
・福永武彦 『玩草亭 百花譜(上)』 (同上)

・安岡章太郎 『花祭』 (新潮文庫)
・須賀敦子 『トリエステの坂道』 (同上)
・沢木耕太郎 『バーボン・ストリート』 (同上)

・東野圭吾 『手紙』 (文春文庫)
・向田和子編著 『向田邦子の青春』 (同上)
・野坂昭如 『新宿海溝』 (同上)
・吉行淳之介 『私の東京物語』 (同上)
・阪田寛夫 『土の器』 (同上)

・丸谷才一 『たった一人の反乱』 (講談社文芸文庫)
・幸田文 『包む』 (同上)

・モーム 『人間の絆(上)』 (行方昭夫訳、岩波文庫)
・小林信彦 『大統領の晩餐』 (角川文庫)
・城山三郎選 『経済小説名作選』 (集英社文庫)
・小島政二郎 『食いしん坊 2』 (朝日文庫)

<単行本:すべて一〇〇~一〇五円>
・三浦哲郎 『短篇集モザイクⅡ ふなうた』 (新潮社)
・吉田篤弘 『フィンガーボウルの話のつづき』 (同上)
・カポーティ 『ティファニーで朝食を』 (村上春樹訳、同上)
・吉行エイスケ 『吉行エイスケ作品集』 (文園社)
・鴻上尚史 『ロンドン・デイズ』 (小学館)
・宮本輝編 『わかれの船』 (光文社)

道中、ブックオフ以外にも、数軒ブックオフみたいな古本屋(笑)があって新鮮だった。アンソロジーものが何冊か拾えた。クジラはあまり泳いではいなかった。ふう、疲れた。
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by anglophile | 2009-12-06 03:54 | 古本県外遠征 | Comments(0)