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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

6月の古本

今月もいろいろ買ったが、なんといっても『川上澄生全集』全14巻(中央公論社)と『山田風太郎明治小説全集』11冊(ちくま文庫)にシビれた。川上澄生のは文庫版ではなく、函入りの硬いやつ。かさばるので一瞬怯んだが、各108円のこれらをスルーしたら、そもそもこのブログ(月刊化してはいるが)の存在意義がゆらぐのでもちろん買うことにした。したのだけど、ほんとにかさばるので再度シビれている。悪魔的各108円。

その他の主な買い物は以下の通り。

・トム・ロビンズ『香水ジルバ』(新潮社)200円
・松浦寿輝『川の光2』(中央公論新社)200円
・安西水丸『ちいさな城下町』(文藝春秋)200円
・『ルーシー・リー展』1000円
・G.オーウェル『象を撃つ』(平凡社ライブラリー)610円
・G.オーウェル『水晶の精神』(平凡社ライブラリー)610円
・G.オーウェル『ライオンと一角獣』(平凡社ライブラリー)610円
・G.オーウェル『鯨の腹のなかで』(平凡社ライブラリー)610円
・G.オーウェル『ウィガン波止場への道』(ちくま学芸文庫)560円
・各務三郎編『チャンドラー 美しい死顔』(講談社文庫)108円
・松本隆『紺碧海岸』(新潮文庫)108円
・ゼナ・ヘンダースン『果しなき旅路』(ハヤカワ文庫)108円
・高原英理編『ファイン/キュート 素敵かわいい作品選』(ちくま文庫)108円
・上原善広『日本の路地を旅する』(文春文庫)108円
・佐藤ジュンコ『月刊佐藤純子』(ちくま文庫)108円
・堀江敏幸『なずな』(集英社文庫)108円
・莫言『牛築路』(岩波現代文庫)108円
・P・ハイスミス『キャロル』(河出文庫)54円
・ウィルソン『スクールガール殺人事件』(新潮文庫)54円
・皆川博子『花闇』(中公文庫)54円
・皆川博子『光の廃墟』(文春文庫)54円
・佐藤春夫『維納の殺人容疑者』(講談社文芸文庫)1260円
・木々高太郎『人生の阿呆』(創元推理文庫)410円
・M・P・シール『プリンス・ザレスキーの事件簿』(創元推理文庫)410円

全集もの以外では、オーウェルがまとめて買えたのがうれしかった。『ウィガン波止場への道』は長らく探求本だったもの。特に入手難易度が高く、ほんっとに見かけない。20年以上も前に出てたんだなあ。ちなみに、出てたのは「ちくま文庫」ではなくて「ちくま学芸文庫」なのでまちがえないようにしましょう。

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by anglophile | 2017-06-30 10:24 | 古本 | Comments(0)