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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

小松のブックオフにて

まだ手に入れてないが、ボラーニョ・コレクションの新刊『第三帝国』が発売されたみたい。で、入荷状況を確認しようと地元K書店のHPを見たら、なぜか書名ではヒットせず。作家名で検索してやっと見つけられたが、よく見ると「大三帝国」で登録されているではないか。こういう入力ミスは困るでやんす。ちなみに、地元の支店は「在庫なし」ということだったので手にできるまでにはまだ時間がかかりそう。この長編は作家の死後遺品から発見されたもので、すでに4年前に英訳がニュー・ディレクションズから出ている。タイトルを見てまたナチスの話かよ、と思ったら、なんか戦争シュミレーションのボードゲームがもとになっているらしい。ボードゲームかよ、と興味津々です。ま、気長に待つことにして、今週は小松のブックオフなどに足を運んだりした。

・皆川博子 『アルモニカ・ディアボリカ』 (ハヤカワ文庫)
・R・ブラッドベリ他 『筋肉男のハロウィーン 13の恐怖とエロスの物語Ⅱ』 (文春文庫)
・連城三紀彦 『変調二人羽織』 (講談社文庫)
・日影丈吉 『幻想博物誌』 (講談社文庫)
・三浦哲郎 『拳銃と十五の短篇』 (講談社文芸文庫)
・エラリー・クイーン編 『犯罪は詩人の楽しみ』 (創元推理文庫)
・ブルース・チャトウィン 『どうして僕はこんなところに』 (角川文庫)
・ブルース・チャトウィン 『ソングライン』 (英知出版) ¥1960
・飛鳥部勝則 『冬のスフィンクス』 (東京創元社) ¥200

よさげな文庫が108円だったので私の中のブックオフ支持率が急上昇しかけたが、『ソングライン』の値段を見てむしろ急降下。なんねんて、と憤慨しつつも買うたったけどな。「迷ったら買え」がある一方で、「迷った末に買ってもまだ迷っている」というパターンもあり。連城の『変調二人羽織』を読み始めた。
by anglophile | 2016-07-31 19:19 | 古本 | Comments(0)