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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

ここ1ヶ月ほどの古本

ブックオフでは単行本で拾えるものが激減中。畢竟、文庫本が多くなる。

・大庭萱朗編 『色川武大・阿佐田哲也エッセイズ③ 交遊』 (ちくま文庫)
・菅野昭正編 『石川淳長篇小説選』 (ちくま文庫)
・皆川博子 『結ぶ』 (創元推理文庫)
・荒俣宏訳編 『ダンセイニ幻想小説集」 (創土社)
・平山三郎編 『百鬼園の手紙』 (旺文社文庫)
・酒井潔 『日本歓楽郷案内』 (中公文庫)
・色川武大 『小説 阿佐田哲也』 (角川文庫)
・ジェイムズ・サーバー 『マクベス殺人事件の謎』 (角川文庫)
・安西水丸 『普通の人』 (朝日文庫)
・高木卓 『露伴の俳話』 (講談社学術文庫)
・古井由吉 『水』 (集英社文庫)
・川本三郎 『都市の風景学』 (駸々堂)
・ロバート・ブロック他 『怪奇と幻想① 吸血鬼と魔女』 (角川文庫)
・アポリネール/ツァラ/ブルトン/アラゴン/エリュアール 『世界文学全集 78 短編/近似的人間/ナジャ/文体論/詩集』 (講談社)
・西江雅之 『花のある遠景』 (旺文社文庫)


川本三郎『都市の風景学』は、村上春樹との対談が目当て。『ユリイカ』のチャンドラー特集(1982年)のために行った対談の再録。西江雅之の文庫が一冊増えたのはうれしい。読みたかった「三人の女」をさっそく読む。『怪奇と幻想① 吸血鬼と魔女』(角川文庫)はふらっと寄った文圃閣で。はじめて見る文庫。全3巻らしい。また探求本が増えた。この第1巻にはシュオッブの「眠れる都市」が入っている。そういえば、シュオッブ全集は積ん読のままだ。その代わり、なぜか今さらながら『1Q84』を読んでいる。季節はずれもいいところだが、今ひそかに村上春樹ブームである。英語もたいへん読みやすく、いい感じに英語修行に役立っている。
Commented by 紅茶花伝 at 2015-11-24 20:14 x
こんばんは。面白いので過去記事まで遡って読ませていただきました。また来ます。
Commented by anglophile at 2015-11-24 21:52
紅茶花伝さま、コメントいただきありがとうございます。最近は更新が滞りがちですが、どうぞまたお立ち寄りください。
Commented by myst_1990 at 2015-12-02 00:03
こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。出張してきました。
つい先日、水木しげるさんの小学館文庫、墓場の鬼太郎 全8巻揃いを20K、
彌生書房、お化け絵文庫1~9巻、10巻欠をブックオフにて35Kで購入してきました。
相場より若干高めかなと思ったのですが、勢いで購入。
ところが、昨日水木しげるさんがお亡くなりになったとの訃報が。
マンガもそうですけど、作家としても、「のんのんばあとオレ」や戦争文学など、非常にレベルの高い著書多数、
夢中になって読んだ覚えがあるので大変に残念です。
水木さんが亡くなる直前に購入したこの本、大切にしていきたいと思った次第です。
Commented by anglophile at 2015-12-02 10:08
myst_1990さん、ようこそ! 
最近は「マイゲーセン部屋」の話を興味深く読ませてもらっています。

ブックオフで古めの本が出ていたりすると胸がときめきますね。なかなか見かけませんが。
小学館文庫などもけっこう珍しいのではないでしょうか。『墓場の鬼太郎』は角川文庫で数冊持ってます。

昨日、とあるラジオで水木さん追悼ということで、つげ義春さんが話をされていたようです。
聞き逃したのがもったいないなあと思いました。すごい人がなくなったんだんあとあらためて思います。
by anglophile | 2015-11-23 23:15 | 古本 | Comments(4)