2015年 08月 24日
一箱古本市以後に買った古本
まだまだ暑い古本サマーなわけで、一箱以後も、実家に帰ったついでに七尾のブックオフに寄ったり、せせらぎさんに久しぶりに行ったりして本を買っている。
・蘭郁二郎 『火星の魔術師』 (国書刊行会、帯) ¥200
・鷲尾三郎 『過去からの狙撃者』 (カッパ・ノベルス) ¥108
・小谷野敦 『久米正雄伝』 (中央公論新社) ¥108
・アンナ・カヴァン 『あなたは誰?』 (文遊社) ¥1250
・丸谷才一 『快楽としてのミステリー』 (ちくま文庫) ¥100
・角田喜久雄 『妖棋伝』 (角川文庫) ¥108
・風間賢二編 『フランケンシュタインの子供』 (角川ホラー文庫) ¥108
・皆川博子/岡田嘉夫 『絵双紙妖綺譚 朱鱗の家』 (角川書店、帯) ¥108
・シオドア・スタージョン 『時間のかかる彫刻』 (創元推理文庫) ¥108
・長山靖生編 『海野十三 戦争小説傑作集』 (中公文庫) ¥108
・江戸川乱歩他 『五階の窓』 (春陽文庫) ¥108
・河野一郎編訳 『カポーティ短篇集』 (ちくま文庫) ¥108
・福島正実 『過去への電話』 (旺文社文庫) ¥150
・サルトル 『聖ジュネ(上)(下)』 (新潮文庫) ¥400
・『日本文学100年の名作 第9巻 1994-2003 アイロンのある風景』 (新潮文庫、帯) ¥300
余計な本は買わないようにしている。『久米正雄伝』は分厚い小谷野評伝の1冊。久米正雄についてはほとんど何も知らないが、あとがきを読んだだけで本編も読んでみたいと思わせるような文章。ちょっと前に読んだ『江藤淳と大江健三郎』もよかったし、他もおもしろいのに相違ない。『フランケンシュタインの子供』にはメルヴィルの短編「鐘塔(The Bell-Tower)」が収められているので個人的にはマストバイ。皆川博子の『朱鱗の家』は挿絵と文章が渾然一体となった本。文庫にもなっているが、この元版でしか得られないものがある。下の4冊が昨日せせらぎさんで買った文庫本。本のあふれるいい雰囲気の店内で心ゆくまで本の背表紙を追いかけた。