2014年 05月 04日
GWのブックオフの充実ぶり
GWに突入し、ブックオフでは20%オフセールがはじまっている。今日は仕事が小松方面にあったので、帰りに小松のブックオフをのぞいてみた。完全にあちらの思う壺ではあるが。セールでないときは108円棚から見てまわるが、今日は積極的に半額棚を攻めてみる。ナボコフ『絶望』(光文社古典新訳文庫)J・G・バラード『奇跡の大河』(新潮文庫)の2冊を確保したあと、漫画棚で上村一夫/岡崎英生『夢師アリス(上)(下)』(愛育社)を見つけ、美しいカバーデザインに釣られて買うことにする。続いて108円棚。もはや105円棚と書けないのが残念ではあるが。あんまり見かけない文庫が何冊かあった。檀一雄『夕日と拳銃(上)(下)』(河出文庫)小林信彦『つむじ曲りの世界地図』土屋耕一『土屋耕一回文集 軽い機敏な仔猫何匹いるか』(角川文庫)オコナー『オコナー短編集』(新潮文庫)の5冊。『つむじ曲りの世界地図』はずっと前に一箱古本市でカバーのないものを買っていた。解説は野呂邦暢。土屋耕一の楽しい回文集は珍しいかもしれない一冊。

帰り道にはブックマーケットもあるのでちょっと寄ってみる。小島信夫『墓碑銘』(講談社文芸文庫)ブライアン・エヴンソン『遁走状態』(帯付、新潮クレスト・ブックス)の2冊を約半額で買う。出たばっかの『遁走状態』があってびっくり。どのみち買おうと思っていたのでラッキーだ。そういえば、紀伊國屋の「書評空間」で阿部公彦さんが数週間前に紹介していた。阿部さんの書評はどれもすばらしいのだけど、『遁走状態』の書評はこれまでにないくらいのインパクトがあった。あまりにも決定的だったので、すぐに阿部さんの新著『詩的思考のめざめ』(東京大学出版会)を注文してしまったのだった。これほど知的興奮を感じさせてくれる人はいま他にいないかも。

ほぼ帰り道にはさらに野々市のブックオフもあるので素通りできずちょっと寄ってみた。やはり巡回順は小松のブックオフと同じ半額棚から。川勝正幸『ポップ中毒者の手記(約10年分)』『ポップ中毒者の手記2(その後の約5年分)』(河出文庫)円谷英二監修『怪獣画報』(秋田書店)大伴昌司『ウルトラ怪獣図鑑』(復刊ドットコム)都築響一『ヒップホップの詩人たち』(新潮社)をカゴに入れ、もはや「ちょっと寄ってみた」と言えなくなってしまった。『ウルトラ怪獣図鑑』がなつかしい。私は小学生の頃、カネゴンの図解に胸ときめいた世代。続いて108円棚。忌野清志郎『エリーゼのために』(彌生書房)水道橋博士『藝人春秋』村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)アガサ・クリスティー『推理・探偵傑作シリーズ23 冒険家クラブ』(あかね書房)とこれでもかとカゴに入れてしまう。『エリーゼのために』は角川文庫に入ったばかり。だから誰かがこの元版を売ったのだろうか。

帰ったら、なぜか妻が意表を衝いて『遁走状態』を読みはじめた。
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by anglophile | 2014-05-04 23:30 | 古本 | Comments(0)


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