2014年 01月 22日
古本初め以後
『本の雑誌』(本の雑誌社)の2月号を買った。特集が「古本屋で遊ぼう!」で、最初に載っているブックオフのみで仕入れをされている古本屋さんに大いに共感した。私も迷うことなくブックオフに通い続けることにしよう。
先週末、御経塚のブックオフが閉店になるというので仕事帰りに寄ってきた。この店自体は好立地のはずだが、思ったほど利益が上がらなかったのだろうか。県内から少しずつブックオフやブックマーケットがなくなっていくのはさびしい。最終セールとして本が半額になっていて、棚にはもうだいぶ隙間ができていた。最後の買い物として、堀江敏幸『未見坂』(新潮文庫)¥125、森山大道『昼の学校 夜の学校+』(平凡社ライブラリー)¥275、高野文子『絶対安全剃刀 高野文子作品集』(白泉社)¥150、ジョン・レノン『らりるれレノン ジョン・レノン・ナンセンス作品集』(筑摩書房)¥500を買った。『らりるれレノン』は佐藤良明訳。
ちくま文庫の新刊2冊を買った。岩本素白『素湯のような話:お菓子に散歩に骨董屋』と高原英理編『リテラリーゴシック・イン・ジャパン:文学的ゴシック作品選』。素白はあとまわしにして、今は後者をぽつぽつ読んでいる。編者渾身の一冊。十年に一冊のアンソロジーではないかと思う。贈呈用にも適している。日本文学における「ゴシック」とは何かを知りたければこの本を読めばよい。続編を切望します。
お正月にもらった20%割引券がもう1枚あるので、別に行かなくてもいいのに、まんまとブックオフに吸い寄せられてしまう。ほしい本がなければ買わんぞ!と乗り込んだが、ほしい本があったのでよかった。よかった? 森見登美彦『聖なる怠け者の冒険』(朝日新聞出版)¥680、ミシェル・ウエルベック『素粒子』(ちくま文庫)¥520、加藤郁乎『後方見聞録』(学研M文庫)¥320、谷沢永一『紙つぶて(完全版)』(PHP文庫)¥360、滝田ゆう『滝田ゆう落語劇場(全)』(ちくま文庫)¥400、August Sander, Face of Our Time (Schirmer Art Books)¥84を買う。
昨秋出たシマウマ書房さんの『なごや古本屋案内』(風媒社)を探しているが書店では見つからず。そろそろアマゾンで購入かと思っていたら、大桑のカボスにあったのでびっくりした。旅行案内コーナーに置かれていたため、なかなか見つけられなかったけど。名古屋にまた行きたくなった。
BOOK・OFFでこれだけの質の本が見つかると知り驚きました。
これから少し小まめに見ていきたいと思います。
ありがとうございました。
ブックオフは所詮ブックオフなのでありますが、されどブックオフ、という一面もあり、
そこのところが魅力なのだと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
日曜日に京都善行堂さんへいきました。
「金沢行きたいなぁ、万歩計さんはお元気ですか?会いたいなぁ、宜しくお伝え下さい」って事です。ヨロシク(^_−)−☆
京都に行って来られたのですね。うらやましゅうございます。
山本さんからのありがたいメッセージを届けていただきありがとうございました。
最近は気分が鬱ぎがちでしたが、心にぽっと灯がともりました。
春以降、またよろしくお願い致します。