2014年 01月 03日
古本初め(ベストテン付き)
ブックオフで正月セールが始まった。セール内容は、もはや目をつむっていてもそうだとわかる「本全品20%オフ」というもの。半額セールなら最高なのに~、と思うが、ぜいたくは言ってられないので、宿題をほっぽり出して、ぐるーっと一回りしてきた。出動前の合い言葉は「ほんとにほしい本だけ買え!」である。

ブックオフはどこも(特に大型店)かなりの賑わいを見せていた。105円棚はあとまわしにして、積極的に半額棚を攻めてみた。結果、買おうと思っていた新刊なども何冊か見つかり、けっこうな収穫&散財となっ(てしまっ)た。

・ウィリアム・ベックフォード 『呪の王 バテク王物語』 (同上) ¥84
 ※こんな文庫があったことに心躍る。文庫は奥が深いぞ。おもしろいのは、カバーなどには『呪の王』と書かれているのに、奥付や訳者あとがきには『呪いの王』と送り仮名が入っている。すばらしきかな、このテキトーさ。

・荒川洋治 『詩とことば』 (岩波書店) ¥84
 ※岩波現代文庫にも入ったはず。こちらはライトグリーンの水玉模様の元版。

・村上春樹 『'THE SCRAP' 懐かしの一九八〇年代』 (帯付、文藝春秋) ¥84
 ※アーヴィングの The World According to Garp を「ガープ的世界のなりたち」と訳している。わるくないと思う。

・松下竜一 『巻末の記』 (帯付、河出書房新社) ¥84
 ※『松下竜一 その仕事』(全30巻)の各巻末のエッセーを一冊にまとめたもの。2002年発行。

・小沼丹 『埴輪の馬』、『小さな手袋』、『村のエトランジェ』 (講談社文芸文庫) 合計¥1600
 ※ダブリだろうがなんだろうがこれらは半額でも買っておく。

・中井英夫 『中井英夫全集[10] 黒衣の短歌史』 (創元ライブラリ) ¥800
 ※これまたダブリだが、名著なので買っておく。

・堀江敏幸 『時計まわりで迂回すること 回送電車V』 (帯付、中央公論社) ¥800
 ※どうせそのうち文庫になるのだが、私はこのシリーズの単行本もブックオフで集めようとしている。ところが全然見かけないので困っている。

・松家仁之 『火山のふもとで』 (帯付、新潮社) ¥800
 ※マルコム・ラウリーの『火山の下』(Under the Volcano)となにか関係があるのかどうかは読んでみないとわからない。

・喜国雅彦 『本棚探偵の生還』 (帯付、双葉社) ¥1160
 ※函入り二分冊&豆本付き。すばらしきかな、この過剰さ。

・山田風太郎 『忍法相伝73』 (帯付、戎光祥出版) ¥1200
 ※ちょっと気になっていたミステリ珍本全集の第1回配本。編者は『本棚探偵の生還』にも登場する日下三蔵。かなりのマニア度に頭がクラクラする。

実際には1dayパスを使ったので、20%引きの値段からさらに10%引きとなった。
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by anglophile | 2014-01-03 17:09 | 古本県外遠征 | Comments(2)
Commented by でっぱウサギの本 at 2014-01-11 17:05 x
あけましておめでとうございます。でっぱウサギの本でございます。風太郎本、よくありましたねえ。私は新刊で購入しましたが、ちょっと悔しいのでございます。しかし、金沢あたりでこの本を買って、しかももう売っちゃう人がいるのにもびっくり。
年末に危険な『古本屋ツアー・イン・ジャパン』を購入しました。読んでると、何もかも放り出して電車に飛び乗り、見知らぬ街の見知らぬ古本屋に「ツアー」したくなって困ってます。
昨日は久々にラブロに出向き、至福の時を過ごしました。もうカウントダウン状態ですね。そういえば御経塚BОがもうすぐ閉店とのことですね。あんまりヒットのない店でしたけど、なくなるのはやはり寂しいものです。
今月の『本の雑誌』はまたしても古本屋特集。しまぶっくのせどり同行取材が面白かったですよ。鏡明氏がひそかに金沢古本屋めぐりをしていたのにも驚きました。
ずらずら書いちゃいましたけど、今年もますます古本呪縛地獄の味噌蔵(意味不明)の奈落に沈み込みそうなのでございます。
Commented by anglophile at 2014-01-12 23:15
でっぱさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

コメント返信が遅くなり申し訳ありません。土日と出張(古本なし)でした。新年早々いい本がいろいろ買え、今年も古本蟻地獄でございます。珍本ミステリ全集はなかなか書店には置いてないので、最初に見た本屋で買おうと思っていたら、ブックオフにあってびっくりでした。でっぱさんが悔しがるだろうことは、見つけた時点でそう思いました(笑)。どうもすみません。

古ツア本は私も購入済みです。あの身の軽さがうらやましいかぎりです。御経塚BOは残念ですね。県内のBOが減っていくのが悲しいです。ラブロもあと数ヶ月ですか。私も明日は仕事がないので、行ってこようかと思います。

『本の雑誌』、さっそく買ってきました。鏡氏の記事、でっぱさんが教えてくれなかったらスルーしていました。ちょっとした金沢古本屋レポートですね。おもしろかったです。ありがとうございました。でっぱさんは今号は三角窓口に登場してませんでしたね。ひそかにチェックさせてもらってます! ではでは。


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