2013年 07月 24日
古本日記(2日分)
<7月18日(木)>
c0213681_211289.jpg夕方から30分間だけボランティアで香林坊へ。古本も買いたいので少し早めに行く。まずはラブロの古本市へ。補充を期待したが、さほど目立った入れ替えはなかった。加能屋さんの方ではない古本屋さんの棚から1冊だけ松村昌家編『『パンチ』素描集 19世紀のロンドン』(岩波文庫)¥200を買う。次回に期待しよう。そのあと小腹が空いたので一等航海士の店に寄って1枚だけ残っていたチョコレートチャンククッキー¥180をあたためてもらった。ファミマの100円クッキーよりおいしいかも。腹が満たされ、ボランティア会場へと向かったが、着いてみると同じようにボランティアにやってきた人たちがたくさんいてなんか息がつまる感じ。とりあえず受付を済ませてみたものの、会場が妙な熱気につつまれていて、それが今の自分の精神波長と合わない。疲れがどっと出てきたので、5分ほどで撤収。いったい何をしに来たのか。受付をしにきたことに意味がある、いや、ほんとはボランティア会場がオヨヨ書林せせらぎ通り店と目と鼻の先だったから来たのである。

晴れて古本モード。夕陽に照らされたお店に入っていくとせせらぎさんがいらっしゃりご挨拶。あまりゆっくりもできないということで、文庫棚はスルーして奥の単行本コーナーを見て回る。新しい本がいろいろと目についた。期待して見ていくと、左側の詩集コーナー付近に日夏耿之介『サバト恠異帖』(国書刊行会)を発見。ちくま学芸文庫版をずっと探しているが、国書刊行会からも出ていたのは知らなかった(あとで調べてみたら少し内容は異なるらしいことがわかった)。かっこいいね、クラテール叢書。800円なのがうれしい。それから右側の方に移動していくと、水色の『加能作次郎集』(富来町立図書館)が面陳されていた。値段はそれなりに付けられていたけど、今では入手困難だろうから、すぐに売れるだろうなあ。その『加能作次郎集』の下方に、あわせて松本八郎『加能作次郎三冊の遺書』(スムース文庫)¥500が置かれていた。これ、探していたんだよなあ。ありがたく買うことにする。帰り際ににわか雨が降り、せせらぎさんに傘を貸していただいたのがありがたかった。


<7月21日(日)>
夏休みの国語の宿題をしていた息子に「考古学」とは何かと訊かれたので、逆に何だと思うと訊き返した。数度のやりとりの後、「古いことを考える学問」というあたりにたどり着いたが、ではここでいう「古いこと」とは何かと問うと、彼は「古本?」と答えた。

c0213681_0222423.jpgはからずも息子に古本心を刺激されたので、ブックオフ諸江店に行ってみた。店に入っていくと、正面あたりに「なつかしいマンガコーナー」みたいなのが特設されていて、『デビルマン』以外の永井豪や『ドラえもん』以外の藤子不二雄とかの一昔前のマンガが並んでいた。どうやらそういう方面での買い取りがあったようだ。1冊あたり105円~250円の値付け。少し興奮して見ていくと、むむむ、なんと藤子不二雄『ミス・ドラキュラ 全4巻』(奇想天外社)各¥250が並んでいるではないか! 復刊された完全版(全7巻)ではなく、奇想天外社のやつだ!! 昔のカバーの方が雰囲気は断然いいなあ。状態も決して悪くない。ブックオフで掘り出し物というのはちょっとヘンだが、でもこれはやはり「掘り出し物」にちがいない。

息子に感謝しながら、マンガコーナーを離れ、あとはいつもの棚を見て回る。文庫棚で正宗白鳥『生まざりしならば・入江のほとり』(新潮文庫)保田与重郎『日本浪曼派の時代』(新学社)澁澤龍彦『ドラコニア綺譚集』(河出文庫)岡本喜八『マジメとフマジメの間』(ちくま文庫)¥650を、単行本棚では古山高麗雄『人生、しょせん運不運』(草思社)種村季弘『贋作者列伝』(青土社)を買った。

家に帰ってきてから『ミス・ドラキュラ』をぱらぱらとめくってみる。1話4ページ構成の展開が何ともあっさりしている。脱力感も満点! どちらかというと4コママンガに近い感じかな。30年以上も前に『週刊女性セブン』に連載されていたという。
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by anglophile | 2013-07-24 02:03 | 古本 | Comments(0)


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