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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

そわそわ

そわそわ_c0213681_21414171.jpg明日、早起きして富山に行く予定だが、それは来週の富山での一箱古本市の下見というわけではない。仕事でございます。なので、古本タイムはなさそう。残念すぎるので、今週その分の埋め合わせとして、前もって古本を買いに行ってきた。

・谷川徹三 『自伝抄』 (中公文庫) ¥100
 ※見開きに著者の写真が載っていて、それが谷川俊太郎にそっくり。と思ったら、谷川徹三はお父さんでした。それにしてもよく似ている。

・伊井直行 『本当の名前を捜しつづける彫刻の話』 (筑摩書房) ¥105
 ※去年、『さして重要でない一日』が講談社文芸文庫で復刊されたぐらいからちょっと気になっている作家。他にも何冊か買ってあるが積ん読中。

・西村弘治 『沈黙と音楽 フィッシャーとグールドの間』 (共同通信社) ¥105
 ※FM選書というシリーズの一冊。グールド関連書はけっこうまめにチェックしてきたつもりだけど、1985年に出たこの本のことは知らなかった。グールドについての文章は一部だけ。それを斜め読みしてみたけど、分かりにくい文章だったのでがっかり。

・コルタサル 『すべての火は火』 (水声社) ¥500
 ※「叢書アンデスの風」の一冊。このカバー(右掲)、かっこいい。

・スーザン・ソンタグ 『良心の領界』 (NTT出版) ¥1150
 ※ずっと探していた本なら半額でも積極的に。有名(?)な序文はずっと前に引用したことがある。ところで、この「領界」という言葉、耳慣れない言葉だが、専門用語か何かだろうか。英語では単に territory なんだけどね。

・永井豪 『バイオレンスジャック 完全版 全10巻』 (中央公論社) ¥2000
 ※『あばしり一家』も読んでみたいが、圧倒的な質感を誇るこれも気になっていた。愛蔵版で10巻もあるのね。タオルケットを上に敷けばベビーベッドぐらいにはなりそうな大きな塊。手頃な値段だったので、迷ったが買うことにした。

さて、一箱古本市の方は、出店申し込みも締め切られたようだ。出店者の発表もあって、なんと40店を超えたみたい。ちょっとしたお祭りですね。金沢からも源法院に出店されている方々が多く参加されるようだ。私も久しぶりなので気合いを入れて臨みたいと思います。どうぞよろしく。
by anglophile | 2013-06-14 21:15 | 古本県外遠征 | Comments(0)