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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

2月、その他の古本

今月のブログは3日分しか書いてなかったが、その他こまごまと秘密裡に古本を買っている。以下、その記録を。

・東雅夫編 『怪奇小説精華』 (ちくま文庫) ¥680
 ※これは野々市のブックマーケットにふらっと寄って見つけた。買おうと思っていた新刊に近い本があると得した気分になる。

・諸星大二郎 『ぼくとフリオと校庭で』 (双葉社) ¥300
・レイ・ブラッドベリ他 『宇宙SFコレクション② スターシップ』 (新潮文庫) ¥105
 ※ブックオフ諸江店がリプレイスオープンしたので行ってみた。スペースは広くなったものの、期待とは裏腹に品揃えは前の状態からほとんど変わっておらず肩すかしをくらう。今後に期待といったところか。

・柴田元幸 『代表質問』 (新書館) ¥300
・川本三郎 『郊外の文学誌』 (新潮社) ¥300
 ※ブックオフ諸江店で10冊くらい買おうと思っていたのに2冊しか買えなかったという心の空虚を満たすべく、その帰りに加能屋書店に寄る。加能屋さんの値付けはほんとに良心的だ。

・及川正通 『及川正通イラストレーションの世界』 (ぴあ株式会社) ¥1000
 ※ブックオフ小松店で見つけた1冊。著者のサイン入り。大学時代、『ぴあ』はよく買っていた。五木寛之を怒らせたというイラストには笑った。

・チェスタトン 『探偵小説の世紀(上)』 (創元推理文庫) ¥650
 ※ブックオフ北町店にて。ずっとまえに下巻だけを野々市のブックオフで見つけたが、首尾よく上巻も見つかった。こういう場合、ある人が下巻はA店に売り、上巻はB店に売ったということはまずないはずだが、それでももしかしたらそういうふうな売り方をしたのではないかと思ってしまう。絶版の本であればなおさらである。

・庄野潤三 『御代の稲妻』 (講談社) ¥200
 ※久しぶりに二十世紀書房へ。入り口近くに均一コーナーができていた。ご主人はこのブログのことをご存じのようで、楽しく話をさせていただいた。

・Cynthia Kadohata, Weedflower (Simon & Schuster) ¥300
・Orhan Pamuk, The Black Book (Faber & Faber) ¥300
 ※何かの用があって香林坊へ。うつのみや書店をのぞいてみた。2階の一角にある洋書コーナーに行くと、旬をすぎたペーパーバックが300円均一で売られていた。こういうパターンのワゴンセールではほとんど買うものがないのが一般的だが、パムクの英訳本があってびっくりした。この本はまだ翻訳されていないみたい。

・トロワイヤ 『ドストエフスキー伝』 (中公文庫) ¥150
・中島暢太郎 『パタゴニア氷河紀行』 (リブロポート) ¥300
 ※所用で金沢駅へ。久しぶりに本の広場をのぞく。多様な品揃えと多様な値付け。なかなか楽しめました。本の広場は今月でおしまいのようだ。

by anglophile | 2013-02-28 23:02 | 古本 | Comments(0)