2013年 01月 11日
古本始め
<1月2日>
今年の始まりは緩やか。年明けのブックオフでは20%オフというビミョーなセールをやっていて、北町店などで、なんとなく上野顕太郎『星降る夜は千の眼を持つ』『夜は千の眼を持つ』(ビームコミックス)野田宇太郎『東京ハイカラ散歩』(ランティエ叢書)¥190などを買ったが、あんまりぱっとしなかった。じたばたせず、じっと機会を待つ。

<1月5日>
年末の大掃除でこしらえた段ボール12箱を実家に持っていく。帰ったついでに久しぶりにブックオフ七尾店に行ってみたが、ロレンス『死んだ男・てんとう虫』(新潮文庫)を1冊拾っただけでムネンの退散。せっかく部屋の本棚整理をして本を置くスペースがまたできたというのに! じたばたせず、じっと機会を待つ。

<1月8日>
結局じたばたと、ふたたび北町店と、あとついでに諸江店にも行ってみた。正月セールで多少生じたであろう棚の隙間に新たな本が置かれていることを期待して。店に入っていくと、レジ前の新入荷ラックに何冊か文庫本が並んでいる。その中から、今さらビートルズでもなかろうと思ったが、片岡義男訳『ビートルズ詩集2』(角川文庫)を拾う。カバーの状態が悪いのに、よく廃棄処分にならなかったものだ。次に単行本棚で、田中小実昌『香具師の旅』(泰流社)『文藝別冊 佐野洋子』(河出書房新社)宮本浩次『明日に向かって歩け!』(集英社)を見つける。『明日に向かって歩け!』が105円棚にあってびっくり。見つかる時は見つかるもんだなあ。古本の女神様が微笑みはじめた感じ。最後に、外国文学棚に行くと、見たことのない本がずらりと並んでいるのに気づいた。ビニールカバーの付いた「アメリカコラムニスト全集」というシリーズ。1週間前に来た時はなかったはずだから、ここ数日の間に新しく入荷したのだろう。そのうちの1冊を手に取って、巻末を見てみると、全部で19冊出ていたことがわかる。名前を知っている作家のも何冊か入っている。アメリカの雑誌に載ったコラムを集めたもののようだ。半額棚なのでどうしようか迷ったが、素通りするのはもったいない気がして、1冊だけポーリン・ケイル『今夜も映画で眠れない』(東京書籍)¥850を買うことにする。これは80年代後半の映画評集で、最近はあんまり映画を見なくなったけど、ここに取り上げられている80年代映画には見たものが多い。最初に取り上げられているのが『バック・トゥー・ザ・フューチャー』で、他にも、『ブルー・ベルベット』、『未来世紀ブラジル』、『プリティ・イン・ピンク』とか懐かしい! 買ったのは1冊だけだったけど、なんか得した気分になった。

<1月10日>
帰りにブックマーケットに寄って、内田百閒『サラサーテの盤』『旅順入城式』『冥途』『贋作吾輩は猫である』(福武文庫)小松英雄『徒然草抜書』(講談社学術文庫)ロナルド・ピアソール『シャーロック・ホームズの生れた家』(河出文庫)ヒラリー・ウォー『ながい眠り』(創元推理文庫)を買う。ヒラリー・ウォーのことはまったく知らないが、この創元推理文庫のカバーが気に入っていて全部集めてしまうことになった。7冊並べてみると、やっぱりいい感じ。

<1月11日>
あうん堂さんのHPを見たら、夏葉社の新刊『冬の本』が入荷しました、とあったので、大急ぎで車を走らせた。ネットで買うことはどれだけでもできるけど、実際に手に取ってみたい。お店に入っていくと、あうん堂さんがいらっしゃり、新年のご挨拶を申し上げる。しばし立ち話。年末に一箱メンバーで餅つき大会があったようだ。あと、今年の一箱古本市はこれまで通り3月スタートとのこと。さっそくお目当ての『冬の本』を見せていただく。新書を一回り大きしたほどのサイズ。和田誠の絵がいい。人へのプレゼントにもなりそうな雰囲気を持つ本だ。それ以外の本も見せていただき、田村義也『ゆの字ものがたり』(新宿書房)¥1800も合わせて買うことにした。帰り際に、あうん堂さんに「まっすぐに家に帰らないとだめだよ」と言われてしまったが、こっそり新刊書店で由良君美『みみずく古本市』(ちくま文庫)だけ買って帰ってきた。
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by anglophile | 2013-01-11 23:08 | 古本 | Comments(2)
Commented by みこ at 2013-01-14 12:55 x
万歩計さん、こんにちは!

「冬の本」、私も先日買いに行きました。
内容もいいですが、装丁とサイズがいつも持っていたい感じ。
夏葉社さんの本は本当に素敵ですよねえ。
(買いたくてすぐに買えない値段なので、これが初めてなんですが。)

昨年出された「東西ミステリーベスト100」をよんでいると
あれもこれも読みたくなり、久々に文庫まとめ買いしています。
最近本代もけちって日々切り抜けていたので、懐かしい感覚。
「死の接吻」が美しい表紙に替わっていて、感激でした。
以前のは好きではなかったので。
「皇帝のかぎ煙草入れ」「毒入りチョコレート事件」今更ながら初読でした。
表紙とタイトルに惹かれて買いましたが、かなり楽しめました。
創元の表紙は最近味のあるイラストですよね。
「わらの女」も表紙が替われば買いなおすんだけど。

そういえば昨日野々市ブックオフで文庫2冊500円セールやってましたが、(行かれましたか?)
105円棚の方にずっと読んでみたかった漂流記を見つけました。
ちょっと嬉しかったです。
Commented by anglophile at 2013-01-14 20:24
みこさん、こんばんは。

あうん堂さんには他の書店では手にできない本が入ることがありますから本当にありがたいことです。ブックオフのセールは私も行ってきましたよ。文庫を何冊か買いました。あと、新刊で何冊かほしい文庫がここ最近まとめて出ているので、私も散財しております。本棚に余裕ができた気がするので、当分はこの状態が続くかもしれません。


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