2012年 07月 05日
ベルリン・アレクサンダー広場
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アルフレート・デーブリーンの名を知ったのは、ロベルト・ボラーニョの『2666』を読んだときだった。重要な登場人物であるドイツ人作家アルチンボルディがデーブリーンの著作を読み漁ったという記述が出てくる。なんとなく興味を惹かれて、日本語に訳されている作品があるのか確認してみたら、代表作であるらしいこの『ベルリン・アレクサンダー広場』がずいぶん昔に訳されていることを知った。が、その旧版の価格はとんでもないことになっていてとてもじゃないが手を出せない。なので、しばらく前に、この大作が復刊されると知ってから、心待ちにしていた。40年ぶりの復刊ということになるらしい。

訳者の早崎守俊氏の「解説」より。
 本訳著は河出書房新社のシリーズ、モダン・クラシックスのひとつとして、一九七一年に上下二巻で出版されたものの改訂版であるが、改訂にあたってはいくつかの訳のあやまりの訂正のほか若干の表現の不具合いを正しただけにとどめた。したがってこんにちからみれば多少違和感のある差別的用語がみうけられるかもしれないが、この小説がもともと一九二八年のベルリンの裏街社会に住まう人びとの物語、語られている言葉はすべてベルリン方言で、とりわけ卑語も多用されていることなどを勘案して読んでいただきたい。(548頁)

まだ全然読める状況にないので、目の前に置いて眺めているだけ。カバーをとったら角背なのだ。かっこいいなあ。新潮社のピンチョン全集も角背で、雰囲気が似ているかもしれない。

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なんとかこの夏の間に読みたいと思っているのだが...
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by anglophile | 2012-07-05 23:47 | 読書 | Comments(0)


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