2012年 05月 29日
第15回一箱古本市@源法院
ほぼ毎月最終日曜日は一箱古本市の日。今回で15回目。先週は仕事が忙しく、そして今週もナンヤカンヤといろいろあって、そのちょうどあいだにあった一箱古本市にはほんとに癒されました。今回も好い天気に恵まれて、源法院前を行き来する人の通りも多く、申し分のない一日となった。ただ帽子を忘れたので、照りつける陽差しに頭のてっぺんが燃え上がりそうだった。『となりのサインフェルド』のクレイマーみたい。麦わら帽子と水枕の持参を次回への申し送り事項としたい。いや、ほんとに暑かった。

今回の出店数は少し少なめ。その分、源法院門前に余裕を持って店を構えることができた。10時開始少し前からちらほらとお客さんも立ち寄って行かれる。出だしから、売れ行きはなかなか好調。いつになくロケットスタート気味。

c0213681_21301646.jpg


一箱古本市といっても本ばかりではない。今回、ミヤタ書店のおじさんがモミジの鉢植えを販売されていた。いいですねえ。けっこうな数が売れていたように思う。私も一鉢おもいきって買おうかと思ったが、育てる自信がなかった。写真右端のよく育ったもの(非売品)でも4年かかってやっとこれくらいの大きさらしい。あと、こちらでは、レンタル落ちのビデオも毎回たくさん出されている。今回はブニュエルの『自由の幻想』があって、最後まで残っていたら買おうかと思っていたが、やっぱり売れてしまっていた。

c0213681_2132102.jpg


今回出店されていない常連の方もいらっしゃっていた。輪島のセプテンバー・ブックスさんとはお久しぶり。モンキー・ビジネスがらみのお話、興味深かったです。午後からはでっぱさんもいらっしゃり、1冊買っていただきました。実は、その1冊はおそらくでっぱさんに買っていただけるのではないかしらと思っていた本でした。

c0213681_015496.jpg


昼頃だったか、暑さに負けてテントのところで涼んでいたら、私が隠れて師匠と呼ばせていただいている大先輩が奥様とともにふらっといらっしゃった。ここでお会いするのは2回目か。普段はなかなかお会いできないので、近況を報告がてら、いろいろとお話しさせていただく。奥様の方がたくさん本を買って下さいました。

c0213681_21314817.jpg


今回の私の箱はこんな感じ。あまり代わり映えしないが、あらたに「50~200円」というビミョーなコーナーを新設してみた。ま、ビミョーなコーナーなわけだが、これが意外と功を奏したように思う。なんだかんだでいろいろと手に取っていただき、それなりに買っていただくことができました。一方で、外国文学がほとんど売れないことに今さらながらに気づき、その課題は今後に持ち越すことにした。

c0213681_21321941.jpg


買っていただいた本は以下の通り。

・曽我部恵一 『昨日・今日・明日』 (ちくま文庫)
・茨木のり子 『茨木のり子集 言の葉2』 (同上)
・泉鏡花 『薄紅梅』 (中公文庫)
・吉屋信子 『自伝的女流文壇史』 (同上)
・つげ義春 『ねじ式』 (小学館文庫)
・つげ義春 『紅い花』 (同上)
・野坂昭如 『文壇』 (文春文庫)
・野坂昭如 『野坂昭如ルネサンス① 好色の魂』 (岩波現代文庫)
・町田康 『パンク侍、切られて候』 (角川文庫)
・片岡義男 『文房具を買いに』 (同上)
・江戸川乱歩 『江戸川乱歩全集 第12巻 悪魔の紋章』 (光文社文庫)
・小池昌代 『屋上への誘惑』 (同上)
・内田百閒 『内田百閒随筆Ⅱ』 (講談社文芸文庫)
・谷内六郎 『谷内六郎展覧会(夏)』 (新潮文庫)
・芥川龍之介 『蜘蛛の糸・杜子春』 (同上)
・夏目漱石 『こころ』 (同上)
・太宰治 『人間失格』 (同上)
・安岡章太郎 『小説家の小説家論』 (福武文庫)
・半村良選 『幻想小説名作選』 (集英社文庫)
・山田正紀/恩田陸 『読書会』 (徳間文庫)
・西村賢太 『どうで死ぬ身の一踊り』 (講談社文庫)
・村上春樹 『羊男のクリスマス』 (同上)
・三浦しをん 『舟を編む』 (光文社)
・多田富雄 『寡黙なる巨人』 (集英社)
・穂村弘 『短歌の友人』 (河出書房新社)
・橋本治/内田樹 『橋本治と内田樹』 (筑摩書房)
・山本容子 『パリ散歩画帖』 (阪急コミュニケーションズ)
・メイ・サートン 『独り居の日記』 (みすず書房)
・ターシャ・テューダー 『ターシャ・テューダー 最後のことば』 (白泉社)
・ゾロリ

もう完売したと思っていたキツネの絵本が1冊だけ残っていた。それも無事に売れ、全部で32冊(1冊は書名を控えていなかった)となった。いつも通り16時に終了となったが、後片づけをしているときにも、明らかに古本市目当てで来られたお客さんが数人いらっしゃり、ひそかに後片づけの手をスロウダウンしたのは内緒です。

次回もこんな感じで過ごせれば最高である。
[PR]

by anglophile | 2012-05-29 23:13 | 一箱古本市 | Comments(6)
Commented by でっぱウサギの本 at 2012-06-03 08:37 x
はっはっは。おもわずウケてしまいました。しっかり読まれてますねえ。実はあの本は前から引っかかっていた本なのでした。それに関連して、私の箱も何回か買っていただく方がいらっしゃって(少ないながら)、そんな方の好みをあれこれ考えてラインナップを作るのも、楽しいものですね。また、外国文学はみっちり読まなくちゃいけないので、敬遠されがちなんですかねえ。SFならちょくちょく売れるんですけど。
 話は変わりますが、きのう百万石まつりを見に行き、ラブロでトイレを借りたんですが、一階で小規模ながらバーゲン・ブック&古本市をやってました。せかされてほとんどみられなかったのが残念。
 今週末からペーパーショウが催されるので楽しみです。ではまた。
Commented by anglophile at 2012-06-03 12:44
でっぱウサギの本さん、「作戦」が成功してしまい、どうも失礼いたしました。たしかに、いらっしゃるお客さんの好みを予想して品揃えを考えるというのはなかなか楽しいものがあります。このイベントももう15回に達しましたが、複数回足を運んでいただいているお客さんも何名かいらっしゃり、ありがたいなあと思います。

ラブロのミニ古本市、気になりますねえ。百万石まつりにあわせて、少しのぞいてきましょうかね。また、週末のペーパーショウは、去年は行けませんでしたので、今年は足を運んでみたいと考えています。
Commented by みこ at 2012-06-10 00:54 x
万歩計さん、こんばんは。
天気が良くて出店数もほどほどで、いい感じだったんですね☆
前回は多くてにぎやかで楽しかったのだけれど、
自分の箱に数人お客様が来られると、お隣さんの前をふさいでしまったり、
またはその逆だったり、人の流れが多いぶん難しいところもありました。
朝一番で本を気に入ってくれるもこれから散策だから重くて・・・と
残念そうに行ってしまわれる女性のお客様もたくさん。
でも皆さん気に入った本のお話を沢山してくださるのでそれが嬉しく。。。

ところで今日は日帰り京都旅。 初!LONDON BOOKS☆
とても好みの本を新品同様で定価の2割ちょいで買えました。
いいのでしょうか。
美術展の図録も数冊欲しくなったけれど、やはり重さで断念しました。
また四条河原町マルイの FUTABA+ は、こじんまりと見易く、
少ないけれど厳選して、興味が沸くよう工夫して置いてある感じが恵文社寄りの雰囲気に感じました。
初めてのお店はテンション上がります。 それでは。




Commented by anglophile at 2012-06-10 01:22
みこさん、こんばんは。ご無沙汰しております。

京都に行ってこられたんですね!いいですねえ。London Booksもついに行かれましたか。雰囲気がオシャレなお店ですよね。ふたば書房は新刊書店ですか。恵文社も行ってみたいです。ひそかに京都出張を探っているのですが、なかなかその機会が訪れません。日頃の行いがナントカだからでしょうかね(笑)。
Commented by みこ at 2012-06-10 11:31 x
こんにちは!
昨日は霧雨がぱらつく程度で涼しくて人も少なく、歩き回るにはバッチリでした。
京都駅前案内所でスルットKANSAIカードを買って(進々堂のパンも売ってます)、
JR以外の私鉄・京福・地下鉄・バスすべてピッとやれば乗れて、なんて楽チン!と感動しました。
息子連れだったのであまり連れまわすのも悪くて、
メリーゴーランド、河原町ジュンク堂、新京極ヴィレッジヴァンガードはすぐそこなのに断念。
出町柳方面も行ったけど本屋は断念。
まあ嵐山と私の出身校&下宿(20ン年ぶり!!)思い出ツアーに付き合ってもらったし良しとして。

ふたばは新刊書店です。作家別の棚は単行本・文庫・訳書・朗読版CDなどまとめてあり、見やすいです。
腰掛けて読めるコーナー(本もそろえてあり、店からの持込は1冊可)が隅に設けてあって、
カフェもあり、限られたスペースをうまく使ってるなと思いました。
(少数精鋭の本たちなので、見てて疲れません。但し女子寄りですが。
復刻版含めてコミックのコーナーも少しあり、カップルや夫婦で盛り上がれるかも。。。)
Commented by anglophile at 2012-06-11 00:32
スルットKANSAIカードというのは便利そうですね。車で行くことが多いのですが、電車で行くこともありえるので覚えておきます。ありがとうございました!


<< 富来へ      今日買った古本 >>