2012年 03月 05日
今日の立ち読み
続いて、『池澤夏樹の世界文学リミックス』(河出書房新社)。『アブサロム、アブサロム!』のとこだけさっと目を通す。うーん、こんな解説本、売る意味があるのか? こういうのは文庫目録などと並列して無料で配るべし。
あともう1冊、北川健次さんの『絵画の迷宮』(新人物往来社文庫)を探したが、まだ入ってきてないようだった。それもそのはずで発売は3月8日(水)だった。この本はかつて『「モナ・リザ」ミステリー』として新潮社から発売された単行本の文庫化だが、「驚愕の新事実」が加筆されるのでタイトルを一新された由。『ダ・ヴィンチ・コード』とかは観ておいた方がいいのだろうか。
そういえば、池澤夏樹の『マシアス・ギリの失脚』の英訳版が近々出版されるそうだ。これはアルフレッド・バーンバウム氏の翻訳によるもので、数年前に氏が『翻訳家の仕事』(岩波新書)でその翻訳作業について書かれていて、ずっと興味を持っていたのだった。タイトルは、The Navidad Incident: The Downfall of Matías Guili となるらしい。こちらは購入を検討しよう。