2012年 01月 02日
百年文庫
ポプラ社から出ている百年文庫は先ごろ全100巻が完結したようで、アンソロジー好きにとってはぜひとも一家に1セットほしいところ。仮に1冊ずつ集め始めたとしたら、けっこう時間がかかるだろうなあ。それに自分は古本メモをあまりマジメに付けていないので、どれを持っていてどれを持っていないかでそのうち余計な混乱が生じそうだ。したがって、狙うはでっかい化粧箱入りのセットとなる。

現在、第1期(50冊)、第2期(20冊)、第3期(30冊)と3つのセットが流通している。個人的には、ブックオフでこれまで2度第1期の50冊セットを見かけたことがある。1回目に見たものは、セット価格が15,000円(1冊300円)だった。定価が39,375円(税込)だから、これは半額以下になる。結構リーズナブルな値付けだなあとおもっていたが、さすがに即断できず見送った。次に行ったときにはもう売れていた。2回目に見たときは、20,000円(1冊400円)だった。これはもちろん高すぎるので問題の外だった。私としては、1冊200円以下で手に入れたい。となると、セットで10,000円以下ということになる。

さて、購入チャンスというのは不意に訪れるものである。年が改まり、現在、近くのブックオフでは本の半額セールを実施している。ただそんなに頻繁に品が入れ替わる感じでもないので、ここ最近は足が遠のいていた。今日もあまり期待せずに家族でそこを訪れた。私たちが入っていくとちょうどタイムセール実施直前だったらしく、過剰なアナウンスが鳴り響いていた。タイムセールの内容は、半額の対象となっていない105円の本が10分間だけ50円になるというもの。一応は105円棚を見て回るがときめくような本はない。と、ふらふら店内を逍遙していたら、文庫コーナー近くの別テーブルのところに大きな塊を発見。それは百年文庫の第1期50冊セットだった。

ここからはクールかつリアルに手順をふんでいかなければならない。この時点ですでにタイムセールのことはどうでもよくて、問題はこの百年文庫の塊を今回の半額セールというチャンスを活かして手に入れられるかどうかということになってきた。値札には19,500円とあった。ちょうど定価の半額ぐらい。もちろんそのままだったら買えないが、これがさらにセールで半額になるとすれば話は別である。次に確認すべきは、この塊が半額対象商品かどうかということ。というのも、ブックオフの半額セールは、なんでもかんでも半額ということではなさそうだからだ。そこには但し書きがあって、

1.105円の商品
2.値札に蛍光ペンで印が付けられている商品
3.高額商品

は半額の対象にならないことが多い。今回の場合、1はすでにクリアしており、2の蛍光ペンに関しても値札を見るとマーキングされていないのでクリア。問題は3の高額商品かどうかである。19,500円は明らかに高額商品のような気がするが、はたしてどうなのか。とりあえず、近くにいたまだ経験の浅そうな女性店員に塊が半額対象商品であるかどうか訊いてみた。ブックオフの店員というのはその対応が一様でないことがときどきある、ような気がする。ある店員はAだといい、別のセクションにいる別の店員はAではないということもある。さて、この女性店員はといえば、塊を様々な角度からチェックしおえてから、「半額になりますよ」といってくれた。とりあえず彼女の言質はいただいたので、あとはレジでの最終戦を突破できるかどうかとなった。

さて、レジにでっかい塊を持っていった。レジにはできるだけベテランの店員がいないほうがいい。さいわい、普通の男性店員がいてくれた。でも、気が小さい私は「これ、半額になりますか」とそのまま訊いてしまった。すると、その男性店員はちょっと迷っている。すかさず私は「向こうにいた方に訊いたら、半額になるといわれたんですが」と気の小さいことをとりあえずはいっておく。結局その男性店員はまわりの店員にいろいろ確認しながら、しかし最終的にはこともあろうか店長らしき男性店員を呼んできたよ。万事休すかとおもったが、塊を精査しながら店長らしき人物は「半額になりますね」といってくれた。ありがてぇ、とカイジならいったかもしれない。

ということで、19,500円(1冊390円)が、半額の9,750円(1冊195円)になり、さらに1dayサンクスパスが利用できたので、さらに10%割引で、8,775円(1冊175円)まで値下げすることに成功。うれしい買い物になった。
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by anglophile | 2012-01-02 23:20 | 古本 | Comments(0)


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