2011年 10月 30日
第12回一箱古本市@源法院
今年最後の一箱古本市@源法院の日。狙いすましたように朝から雨が降っていたぞよ。小雨ではあったけれども。ということで、予想通り、本堂内での開催となった。5月も雨で本堂内開催だったが、あのときよりもお客さんの入りはあったような気がする。自分の箱はだいぶネタ切れになってきていたので、これまでに出した本をかなり再利用することになった。案の定、売り上げはそれほどでもなく、まあしかたなかったかなといった感じ。でも、それ以上に、出店者の皆さんの箱を見て回ったり、いろんな話ができたことがたのしかった。時間の経つのが早かった気がする。あまり売れなくても、そういう愉しみがあるのが一箱古本市のいいところなのであった。

私の箱①。
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お客さんはけっこう入っていた。手前は、項垂れる小学5年生。そういえば、キツネの本を持ってくるのを忘れたのだった。山村修のほうではない。
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私の箱②。
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私の箱周辺。向こうにYondaが見える。ほしい。
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突然ブレーカーが落ちて室内灯が消えた。闇の向こうに光が見える。
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本堂内にある本棚。源法院の所有者の方の本棚だろう。宗教関係の本が多かったが、それだけにとどまらず様々なジャンルの本が収まっていて、ひととき出店者の話題を独占していた。奥の段に、『立原道造全集』や『石川淳選集』などがたしかにあった。
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<売れた本>
・松浦弥太郎 『いつもの毎日。』 (KKベストセラーズ)
・中井英夫 『人外境通信』 (講談社文庫)
・内澤旬子 『身体のいいなり』 (朝日新聞出版)
・内澤旬子 『センセイの書斎』 (河出文庫)
・ジェイン・オースティン 『高慢と偏見』 (河出文庫)
・豊田徹也 『アンダーカレント』 (講談社)
・四方田犬彦 『黄犬本』 (扶桑社)
・藤澤清造 『根津権現裏』 (新潮文庫)
・種村季弘編 『泉鏡花集成 5』 (ちくま文庫)

<買った本>
・臼田捷治 『装幀列伝―本を設計する仕事人たち』 (平凡社新書) ¥200
・伊藤計劃 『ハーモニー』 (ハヤカワ文庫) ¥100
・サンティアーゴ・パハーレス 『螺旋』 (ヴィレッジブックス) ¥600
・武田花 『猫・陽のあたる場所』 (現代書館) ¥700
・吉本ばなな 『吉本ばななインタビュー集』 (リトルモア) ¥300

***

終了後、18時から「納会」が開かれた。今年最後の一箱古本市反省会だったので、参加させていただいた。夜の部に出るのは初めてだったが、楽しいひとときがすごせました。場所は、「町屋塾」というお店。徳田秋声記念館からそう遠くないはず。ヨガ教室なども開かれているそうだ。野菜中心のヘルシーな料理をいただきながら、参加者の自己紹介に耳を傾けた。私もなにかしゃべったかもしれない。

さて、このときの目玉企画が、実行委員の方々が計画された「一箱セリ市」。これは、大いに盛り上がった。私も含めてほとんどの方がこういうオークション形式の競り市ははじめての様子だった。なかなか体験できないエキサイティングな時間で、写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。

形式は、希望者が一箱古本市に出した本以外の品を3点まで出品し、その他の方々が希望の金額を言っていくというもの。司会者が値段を3回繰り返すあいだに次の値段の声がかからなければ、そこで終了となる。司会はあうん堂さんがされた。実際の競り市は、もっと進行が早いんですよ、とおっしゃっていたが、十分スリリングに感じられた。

出品者は私を入れて10名で、皆さん、こだわりの一品を出されていたようだった。私の方は、マンチェスター・ユナイテッドの歴史を綴ったビジュアル本、ピンチョンの枕のようなハードカバー、尾崎一雄の本という、本という以外はなんら共通性のない品を出すことに。正直、どんな本を出していいのかまったく見当が付かなかったので、ためしに出してみたという感じ。でも、たぶんどんなものでもよかったのだとおもう。最初の2点をそれぞれせせらぎさんと上関文庫さんに買っていただいた。どうもありがとうございました。一方、買った本は今回はなかった。出品された本はジャンルも様々で、知らない人のものが多かった。ただ、安暖亭さんが出されていた秘蔵(?)の犀星署名本には興奮したが、さすがに値段が予想のはるか上を行っていて、手が出なかった。でも、とても勉強になりました。未知なる体験、堪能しました。

いろいろと企画していただいた実行委員の皆さんにはあらためて感謝申し上げます。来年もまたよろしくお願い致します。

次回の一箱古本市は、来年3月25日となります。
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by anglophile | 2011-10-30 23:21 | 一箱古本市 | Comments(0)


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