2011年 07月 10日
桃仙人再登場
今日も猛暑。息子と二人でブなどへ。カードゲームのカードがほしいのだそうだ。望むところである。

・嵐山光三郎 『桃仙人 小説 深沢七郎』 (ランダムハウス講談社文庫)
・赤瀬川原平 『学術小説 外骨という人がいた!』 (ちくま文庫)
・池田満寿夫 『模倣と創造』 (中公文庫)
・高橋啓介 『珍本古書』 (保育社カラーブックス)

数ヶ月前にちくま文庫版の『桃仙人』を見かけたことがあったが、そのときはさして気にもとめずスルーしてしまった。その後、自分の愚かさに気づかず、のほほ~んとしていたら、ちょうど読み始めたばかりの『おかしな本棚』に桃仙人が登場し狼狽えた。「とっておきの本棚」の一冊として紹介されていたからだ。頭をぽかぽかやって、天を仰いだ。数日後、桃仙人の捕獲に向かったが、桃仙人はもういなかった。

今日登場した桃仙人はランダムハウス講談社文庫版。これには、絶版のちくま文庫版にはないさらなる書き下ろしのあとがき「あとあとがき・その後の『桃仙人』」が付いている。『おかしな本棚』に写っているのはちくま文庫版なので、ほんとはちくま文庫版がほしいところだが、この「あとあとがき」があるのでこれでよしとする。
 深沢七郎さんが没してから、二十一年がたってしまった。二十一年前には深沢さんの小説やエッセイ集が書店にいっぱい並んでいたが、いまは、そのほとんどが絶版になっている。
 深沢七郎の名は、一部の文学愛好家のみの記憶にとどめられるようになった。(170頁)
ぱらぱらとめくってみたら、桃仙人が川端康成文学賞を辞退したときの話などが載っていて興味深い。もうすぐ(?)読み終わる旋毛曲りの本の次に読むことにしよう。

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by anglophile | 2011-07-10 23:40 | 古本 | Comments(0)


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