2011年 05月 21日
今週の古本事情
ここ1週間ほど、仕事が忙しかったはずなのに、いろんなところに行ってせっせと古本を買い込んでいる私。

・E.ブロンテ 『嵐が丘』 (河野一郎訳、中公文庫)
・高峰秀子 『コットンが好き』 (文春文庫)
・マラマッド 『アシスタント』 (新潮文庫)
・吉田豪 『人間コク宝』 (コアマガジン)
・小海永二編 『現代詩の解釈と鑑賞事典』 (旺文社)
・小田嶋隆 『1984年のビーンボール』 (駒草出版)
・虫明亜呂無 『虫明亜呂無の本・1 肉体への憎しみ』 (筑摩書房)
・『加能作次郎・藤沢清造・戸部新十郎 石川近代文学全集5』 (石川近代文学館)
・『ノーサイド 一九九四年 十二月号 黄金の読書』 (文藝春秋)
・『ノーサイド 一九九五年 五月号 読書名人伝』 (同上)

いつのまにか『嵐が丘』の文庫本を集めはじめていることに気づく。確認したかぎり、『嵐が丘』の文庫は9種類あるようだ。今手元にあるのは、永川玲二訳(集英社文庫)、鴻巣友季子訳(新潮文庫)、河島弘美訳(岩波文庫)、小野寺健訳(光文社古典新訳文庫)の4つ。今回は、この4つに河野一郎訳が加わったわけだが、この中公文庫版はあんまり見かけないのでラッキーだった。ひそかに、原著とつきあわせて、そのうち翻訳の比べ読みをしてみたいとおもっている。ちなみに、集英社文庫版にはカバーが少なくとも2種類あり、私はその1つ、三村淳氏の植物をモチーフにした方をとても気に入っている。

『人間コク宝』はなんだかすごくおもしろそうな本だ。普段は、芸能関係の本を買うことはほとんどないのだが、この本にはヘンなオーラを見た。ひとクセもふたクセもある芸能人たちへのインタビュー集である。例えば、今は懐かしきチャック・ウィルソンの「僕の(不良時代の)ナイフは1メートルあったから」という言葉には笑ってしまった。この本には「続~」と「新~」もあるらしい。脳内購書リストに登録した。

『肉体への憎しみ』はダブリなので、来週の一箱古本市に出そっかな。加能作次郎と藤澤清造の作品が入っている『石川近代文学全集5』は、県内の図書館ならどこにでも置いてあるだろうが、古本屋ではなっかなか見かけなかったのでうれしい。この全集の他の巻ならよく見かけるんだけど。これだけ1050円也。

『ノーサイド』の読書特集号も手に入ってうれしい。あちこちのブログでしばしば耳にする2冊である。噂に違わぬ内容で、お腹がいっぱい。読むのが人一倍遅い私としては、後者のコラムの1つ「読書王ナンバー1は誰か」(文・坪内祐三)に反応してみたり。芥川の速読の凄さについては、小島政二郎の『眼中の人』や『芥川龍之介』を読んだときにも驚嘆した記憶がある。一方で、武林無想庵という人も凄そうなので、あとで山本夏彦『無想庵物語』(文春文庫)を読んでみよう。たしか持っていたはず。
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by anglophile | 2011-05-21 17:45 | 古本 | Comments(0)


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