2011年 03月 21日
名古屋で買った本など
1泊2日の日程で、名古屋に行って来た。昨日(日曜日)開催予定の「一箱古本市 in 覚王山商店街」に出店を申し込んでいたのだが、一昨日(土曜日)の夕方の時点で悪天候が予想されたため中止になってしまった。楽しみにしていただけにとても残念。でも、これもひとつの経験となりました。以下、2日間をダイジェストで振り返っておこう。

到着した土曜日は、まず円頓寺のほうの一箱古本市の様子を見に行く。大通りを挟んで、左右に商店街が延びている、その空間で、各商店の前に各出店者の方々が箱を並べられていた。出店数は20~25ほどだったか。正午過ぎに着いたのだが、その時点では、お客さんはまだそれほど多くはなかったようにおもう。また、空間が広い分だけ、そう感じたのかもしれない。

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本だけでなく、雑貨類なども売られており、まさに「市」といった感じ。妻と息子は団子を食べながらのんびりと見て回る一方で、私ははやる気持を抑えながら早足ですべての箱を見て回った。

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買った本は次のような感じ。

・ジョージ・オーウェル 『一杯のおいしい紅茶』 (朔北社)
・東京都写真美術館企画・監修 『ファミリーコンピュータ 1983-1994』 (太田出版)
・森山大道 『犬の記憶』 (河出文庫)
・福永武彦 『加田伶太郎全集』 (新潮文庫)

ファミコンの本は日本語と英語の両表記。私はファミコンを持っていなかったファミコン世代の人間だが、パックマンとかスペランカーという大好きだったゲームの説明が英語で書かれていてついつい勢いで買ってしまったよ。

福永武彦の文庫は、京都から出店されていた古書ダンデライオンさんにて。この『加田伶太郎全集』は見たことがなかったので、これもご縁ということで購入。箱には私の狭小なイマジネーションを超えるすてきな本がたくさん詰まっていました。そこのご主人から「京都に来たら寄ってください」と、トリペルというお店の名刺をいただいた。引き続き、イメージトレーニングに励むことにしよう。

そのあと、パルコで昼食をとり、その中のリブロで開催中の「大古本市」へ。錚々たる面々による出品。萎縮してしまい、足下がふわふわしてどうにもならない。写真を撮るのも忘れてしまった。結局、買えずじまいに終わる。なにをやっているんだろう。修行が足りません。

さて、日が改まって、昨日は本来なら一箱古本市だったが、中止なので朝からどうしていいのかわからない。呻吟した結果、名古屋城に再挑戦することにする。昨年のGWは人が多すぎて、正門まで行ったにもかかわらず踵を返したのであった。

こちらは名古屋城のマスコット・キャラクター「はち丸」である。

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「ぜんまいざむらい」に似ているとおもうのは気のせいか。城内は観光客でほどよく賑わっていた。来週からは夜桜のライトアップが始まるとか。

昼を過ぎて、空は曇り空のまま。「古本市できるんじゃないの!?」とつつかれながら、その後、名古屋市美術館でゴッホ展でもとおもったが、混んでいたので、結局帰途につくことに。ここで、中止となった一箱古本市の分までがんばろうと、「家族には悟られずに帰り道は意図的にブがあるルートを辿る」計画を実行に移すことにした。15時過ぎから天気予報どおり、小雨が降り始めた。何軒か寄ったあと、本当の帰路につく。

以下、ほぼ古本のことしか頭になかった釣果を。

<105円>
・中井英夫 『中井英夫全集[11] 薔薇幻視』 (創元ライブラリ)
・本城靖久 『グランド・ツアー-英国貴族の放蕩修学旅行』 (中公文庫)
・片岡義男 『文房具を買いに』 (角川文庫)
・片岡義男 『絵本についての、僕の本』 (研究社出版)
・大村はま 『心のパン屋さん』 (筑摩書房)
・中村明 『笑いの日本語事典』 (同上)
・穂村弘×寺田克也 『車掌』 (ヒヨコ舎)
・R・ブローティガン 『芝生の復讐』 (晶文社)
・宇佐見英治 『死人の書-小説とエッセー』 (東京創元社)
・高峰秀子 『忍ばずの女』 (潮出版社)

<105円じゃない本>
・小島信夫 『美濃』 (講談社文芸文庫) ¥610
・里見弴 『恋ごころ 里見弴短篇集』 (同上) ¥680
・里見弴 『初舞台/彼岸花 里見弴作品選』 (同上) ¥580
・澁澤龍彦 『西欧芸術論集成 上』 (河出文庫) ¥250
・村上春樹 『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 (改装版、新潮社) ¥400

これだけ買えれば十分である。1dayパスなどを駆使して、『美濃』は手頃な値段で入手できた。里見弴は、いまちょうど中公文庫を読んでいて、これがものすごくおもしろい。それは、文芸文庫の2冊が揃って目の前に出現すれば躊躇なく買ってしまうほどのおもしろさである。村上春樹の『世界の終り~』のこんな改装版が出ていたなんて知らなかった。既読だが、きれいな状態だったのでついつい買ってしまった。

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帰りの高速道路の途中、彦根で事故があったらしく、米原JCT手前で8キロほどの渋滞があったりしたが、なんとか無事帰ってくることができた。さあ、次は今週末の「一箱古本市@源法院」だ。
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by anglophile | 2011-03-21 18:19 | 古本県外遠征 | Comments(2)
Commented by 金子彰子 at 2011-03-21 23:23 x
覚王山が中止とTwitterで見たので、まさか名古屋に来られていたとは、驚きました。今年実店舗を開かれる徒然舎さんが初めてお店を出されたのが円頓寺で、今日、準備中の徒然舎さんのお店でその時の看板を眺め感慨深かったです。京都に出向かれる時は、どうぞ告知をお願いします(笑)
Commented by anglophile at 2011-03-22 11:34
金子さん、おはようございます。コメントありがとうございました。覚王山の方は残念でしたが、ナゴヤフルホンツアーは堪能できました。ブックマークナゴヤはまたそのうち挑戦したいですね。

徒然舎さんは岐阜の古本屋さんなのですね。よそのブログではそのお名前をときどき目にします。実店舗を出されるんですか。今度は岐阜県にも行きたくなりました(笑)


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