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古本万歩計 Of what is lost, all I wish to recover is the daily availability of my writing, lines capable of grasping me by the hair and lifting me up when I'm at the end of my strength. - Roberto Bolano

今日買った本   

3連休の初日。まずは、午前中、子供のポケモンを買いに行くついでに、近場の新刊書店の古本コーナーへ。

・近藤富枝 『本郷菊富士ホテル』 (中公文庫) ¥120

昼からは家族を(半強制的に)連れて金沢駅構内の古本即売会へ。ここでは年に何回か地元の古本屋さんが集まって即売会が開かれる。文圃閣さんも出品されていた。その文庫コーナーはいい感じだった。しばらくグルグル回っていると龜鳴屋さんがいらっしゃてました。先日のお礼とご挨拶を申し上げる。今週末開催されている大阪の古本祭りのことを龜鳴屋さんもご存じで、二人で「うらやましいですねえ」とか「こっちは金沢でほそぼそとやりますか」などとしばし立ち話。お茶でもどうですか、とせっかく誘っていただいたのに、家族同伴だったため叶わず。次回はぜひ。

ここでは以下の2冊を購入。

・堀江敏幸 『郊外へ』 (白水uブックス)
・寺山修司 『幻想図書館』 (河出文庫)

そのあと紳士服屋を経て、ブックオフへ。セールはあいかわらずの文庫250円と単行本500円というもの。ところが、今日は珍しく欲しいと思う本があって、セールに便乗してたくさん買ってしまった。

<単行本500円>
・吉田篤弘 『圏外へ』 (小学館)
・中島らも 『何がおかしい』 (白夜書房)

<文庫250円>
・『岡本かの子全集 3/4/5』 (ちくま文庫)
・林尹夫 『わがいのち月明に燃ゆ』 (同上)
・東雅夫編 『文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子』 (同上)
・都筑道夫 『都筑道夫恐怖短篇集成Ⅰ 悪魔はあくまで悪魔である』 (同上)
・長田弘 『詩は友人を数える方法』 (講談社文芸文庫)

<105円>
・澁澤龍彦編 『言葉の標本箱 オブジェを求めて』 (河出文庫)
・有本芳水 『笛鳴りやまず ある日の作家たち』 (中公文庫)
・日本ペンクラブ編 『実験小説名作選』 (集英社文庫)
・白洲正子 『近江山河抄』 (講談社文芸文庫)
・丸谷才一 『闊歩する漱石』 (講談社文庫)
・久生十蘭 『地底獣国 久生十蘭傑作選Ⅲ』 (現代教養文庫)

『圏外へ』には上林暁の「二閑人交游図」への言及あり。『何がおかしい』はCD未開封。十蘭の教養文庫とはじめてブックオフで遭遇。うーん、すばらしい。
by anglophile | 2010-10-09 21:31 | 古本 | Comments(0)