2010年 05月 21日
U書店へ
今日は仕事のあと、いつもの帰路を変更して市内某所にあるU書店へ。たまにその前を通るのだがなかなか開いていない。今日はどんなものかと偵察に行ってみれば、開いていた!

初めてご主人とお会いしたが、九〇歳近いご高齢でお一人でお店をやっているとのこと。店内は文字通り足の踏み場もないほど本が堆積している。奥の方には行きたくても行けない。高齢だから、なかなか整理ができないんですよ、と嘆いておられた。全ての商品を見ることができないのがもどかしかったが、限られた範囲内で何冊か頂いてきた。

・アナトオル・フランス 『長編小説全集1 シルヴェストル・ボナールの罪』 (伊吹武彦譯、一九五一年再版、白水社)
・A・モラヴィア 『軽蔑』 (角川文庫)
・A・モラヴィア 『無関心な人びと』 (同上)
・フィリップ・ロス 『ポートノイの不満』 (集英社文庫)

四冊で二〇〇円だった。棚にある本を見ながら、ご主人と少し世間話のような話もした。息子さんは跡を継ぐ意志がないということで、このご主人の代でお店はたたまれるということだった。とはいえ、ある程度の本が売れるまではがんばりたいですなあともおっしゃっていた。大正一〇年生まれということだから、私の亡くなった祖父とほぼ同い年ということも分かった。もしまた来店することがあれば、電話をして下されば、店にいるようにしますから、と言って頂いた。
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by anglophile | 2010-05-21 18:33 | 古本 | Comments(0)


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