2010年 01月 11日
永川玲二
今日も飽きずに古本巡り。本日は「某100円ショップ」へ。新しい本が補充されているようだった。

・渡辺一夫 『私のヒューマニズム』 (講談社現代新書)
・『日本残酷物語1 貧しき人々のむれ』 (平凡社ライブラリー)
・『日本残酷物語2 忘れられた土地』 (同上)
・山本容朗 『文壇百話 ここだけの話』 (潮出版社)
・山本容朗 『続・ここだけの話 文壇百話』 (同上)
・フリオ・コルタサル他 『遠い女 ラテンアメリカ短篇集』 (国書刊行会)
・分銅惇作/鈴木醇爾編 『近代の文章』 (筑摩書房)
・永川玲二 『ことばの政治学』 (同上)
・『新集 世界の文学30 ジョイス』 (中央公論社)
・R・カーヴァー 『Carver's Dozen レイモンド・カーヴァー傑作選』 (中公文庫)

『遠い女』は持っているが、もちろん買わないわけにはいかない。十一篇中五篇がコルタサルの作品なので、コルタサル作品集と呼んでもいいだろう。

『ことばの政治学』は岩波書店の同時代ライブラリー版は持っているが、元版だったので買う。永川玲二といえば、『ユリシーズ』を丸谷才一、高松雄一と共訳した英文学者である。大学時代に、小野寺健先生が「あの人は放浪癖があってね。今はスペインあたりにいるみたいだ」と仰っていたのが印象に残っている。ウィキペディアにも面白いエピソードが紹介されていた。さもありなん。この方は一〇年前に鬼籍に入られた。

で、横の棚を見たら、『世界の文学 ジョイス』があった。普段は全集ものはまず買わないのだが、この中には『若い芸術家の肖像』の永川訳が収められているので思わずカゴごに入れた。一緒に収められている高松雄一訳『ダブリンの市民』は福武文庫から出ていたが、永川訳『若き~』はたぶん文庫化されていないはずなので貴重ではなかろうか。ちなみに、この全集の二〇頁にわたる解説も永川が書いている。

ソフトカバーよりもハードカバーが多いという私としては珍しい買い物となった。
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by anglophile | 2010-01-11 22:37 | 古本 | Comments(0)


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