2009年 11月 29日
本日の収穫   
今日も古本漁りに出かける。道すがら思ったのは、私にとっての「古本屋巡り」は一種のストレス発散でもあるということ。先週は仕事が忙しく、特に昨日の土曜日も一日ずっと出勤で、ストレスの多い一日だった。やはり私には「古本」が必要である。

金沢文圃閣が開いていればと思って向かったが、「準備中」の札が。今日は休みなのか。気落ちして、100円ショップに向かう。あれやこれや買うことができた。

・伊丹十三 『ヨーロッパ退屈日記』 (文春文庫)
・古山高麗雄 『兵隊蟻が歩いた』 (同上)
・『Sudden Fiction 超短編小説70』 (村上春樹・小川高義訳、同上)
・『Sudden Fiction 2 超短編小説・世界篇』 (柴田元幸訳、同上)
・小島政二郎 『食いしん坊1』 (朝日文庫)
・幸田露伴 『辻浄瑠璃・寝耳鉄砲』 (岩波文庫)
・中沢けい 『海を感じる時・水平線上にて』 (講談社文芸文庫)
・ロートレアモン伯爵 『マルドロールの歌』 (前川嘉男訳、集英社文庫)
・オルダス・ハクスリー 『知覚の扉』 (平凡社ライブラリー)
・駒田信二編 『老年文学傑作選』 (ちくまライブラリー)

『Sudden Fiction』の訳者はおなじみの顔ぶれだが、その一人小川高義はジュンパ・ラヒリも訳している。『老年文学傑作選』には、木山捷平、尾崎一雄、藤枝静男、耕治人、野口冨士男らの短篇が収められており、なかなか魅力的な短篇アンソロジーである。

さて、帰り道。もう一度文圃閣に挑戦する。そうしたら、開いていた、開いていた!いい本が買えました。

・庄野潤三 『ガンビア滞在記』 (中公文庫)
・石川淳 『対談集 夷齋座談(上)(下)』 (同上)
・虫明亜呂無 『虫明亜呂無の本・1 肉体への憎しみ』 (筑摩書房)
・虫明亜呂無 『虫明亜呂無の本・3 時さえ忘れて』 (同上)

『ガンビア滞在記』はもちろん一〇〇円ではないが、それがあるとは思っていなかったのでとてもうれしい。以前「古本ソムリエの日記」にも紹介されていて、チェックしておいてよかった。木枠でできた窓を写した表紙の写真が非常に爽やかである。

虫明本は鉛筆の線引きがあったのでどちらも一〇〇円だった。そういえば、先週の毎日新聞で堀江敏幸が『女の足指と電話機―回想の女優たち』(清流出版)を紹介していた。今回拾った二冊はスポーツ小説集とスポーツ評論集。『肉体への憎しみ』の最初に収められている、巨人の伝説の投手沢村栄治を描いた「風よりつらき」という短篇が印象に残った。
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最近はブックオフばかりだったが、文圃閣のような古本屋もやっぱりいいなあと思った一日だった。

◆『2666』読破メーター:735頁
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by anglophile | 2009-11-29 20:51 | 古本 | Comments(0)


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